こんにちは、ストロング宮迫です。

GWもそろそろ終盤戦にさしかかろうとしています。

そして、今年も届いてました!それは、ちょうどこの時期から増える質問。入試問題の取り組みです。難関校を目指している方ほど、つまりGW中でも【難しい問題】ではなく【難しすぎる問題】に取り組みすぎ、親子でイライラ・・・というパターンの相談ですね。

「すぐに難しいと投げ出してしまいます・・・(*_*)」というのが一般的な相談で、「塾の宿題」または「塾でやった復習なので」という親の言葉が続き、「どうしたらもっと頑張らせることができるでしょうか?(ライバルはみんなやってるのに」というものです。

それについても散々ここでは触れてきた。この前も触れた「萎縮」がこれによって起きる。つまり「できないの連続は萎縮につながる」です。

だから、やるのはかまわないけれど、今の時期にやる入試問題や【難しすぎる問題】をやらせるときは与える側が気をつけないといけない。取り扱い注意ってわけです。

今のうちは「できなくてもいいんです。当たって砕けろ。考え抜くことがこれから先に活きてきますから」と塾の先生に言われたって!?

それがこれから先活きてくるのは「今やっている勉強がほぼ掌中に収まっている受験生だけ」になります。どんなクラスにだって上から下までいます。別にクラスの中で、いま上でも、下でも、かまやぁーしない。階段は1つづつ上がればいいだけなので。

大事なのは、どのクラスに在籍していようが、子供の立ち位置を把握することです。ギリギリ授業には付いていけてるけど、宿題が時間内に終わらない子供と、しんどいけれど出された宿題は時間内に終わりますという子供では、同じクラスにいても立っている場所が違います。そのことなんです。

塾ではクラス分けしてるから「同じクラス」ってことで一律に考えるけれど、親は、親技を駆使しようとする者は「同じクラス」でも分けて考えてあげてほしいんです。

今【難しすぎる問題】をやって、この先活きてくるのは「同じクラス」の中でも20%の子供だけで、あとの80%は「萎縮」して、できる問題も間違うようになる。「どうしてこれを落としたの?」ってね。その部分の子供の精神状態というか、立ち位置というか、そこを細かく見ておいてやらないと、当たって砕けた!になる。必然です。たいていはあなたのお子さんは80%の中にいるのですから。

それをわかりやすく言い換えたら、難し過ぎる問題はやらなくていい。できる問題を増やして、速く解ける、解説もできるようにしたほうがいいって親技では言ってる。それは基本を自分のモノにするってことです。掌で自由に扱え、出し入れも自在にできる状態にするってことです。

ここで↓↓↓書いてる「奇跡の起こし方」は「すごいことをやれ!」って話じゃない。立ち位置を正確に把握して、できることをとにかく増やして、成果を出して行けってことです。シンプルです。

時期的にはちょうどいいので、ここ↑↑↑で書いた「奇跡の起こし方」のエッセンスのみを再掲しておきます。いきますよ!

奇跡の起こし方 その1

1.やることをコロコロと変えないで、子供とよく話し合う

2.作戦はシンプルに、決まり事は最小限にして共感と一体感を出す

3.とにかく先制する(小さい成果を出す)こと。そう心掛けること。

4.ミスとチョンボは最小限度に押さえる(カンタンでできる問題は落とさない)こと

これが奇跡を起こすときの前提条件です。ここがグチャグチャだど、奇跡は起きないですから。

これ↑↑↑を前提に・・・

奇跡の起こし方 その2

5.袋だたきになっても、決してパニックにならないこと

6.自分がなすべきことを理解し、足を止めずに忠実に実行すること

7.袋だたきにあいそうになっても、自分のリズムで最後まで戦うこと

8.勝とうと無理せず、焦らず、引き分けに持ち込めばいいやと考えて対処すること

9.わからない問題に出会っても、飛ばして集中して続けること

10.「負けるのではないか」というよりも、「もっとプレーをしたい」「楽しくて仕方がない」という気持ちになれるようにすること

11.家族全員が同じ方向を向いて勉強に取り組み、地に足をつけて戦い抜くこと

★これらを試験時間50分間、そして受験シーズン1年間継続すること

これで奇跡は起きる!少なくとも勉強では起きます。

【自分がなすべきことを理解し、足を止めずに忠実に実行する】ためには子供の立ち位置の把握は欠かせません。夢や目標を語りたければ語りなさい。でも、それを達成するためには【自分のリズムで最後まで戦うこと】です。

じゃあ、自分のリズムって何ですか? わかってますか?

親技の「親カツ講座」は【親で勝つための受験講座】の略称ですが、ボクの言う「親で勝つ」の「勝つ」はこのことを指します。

いいですか、【勝とうと無理せず、焦らず、引き分けに持ち込めばいいやと考えて対処】してください。コテンパンにやっつけてやろうとかしないの。

引き分け上等ですから。

「もうしたくない、やりたくない、わからない」の負の連鎖を起こす勉強を根性で継続しないで、「しんどいけど、やるわ。もうちょび頑張るわ」って負荷のかけかたを親は探っていかないといけません。

子供は、いや人間は3回コテンパンにやられたら、やる気を失います。強靭な精神とか諦めない心とか、そんなものはない。強靭な精神も諦めない心も成果という実績がある者だけが持つことができる財産なのですから。

「毎年、この時期に受験生はこの問題を解いてきました!」なんていうご託に付き合うのはもうたくさんだ。他人は他人、我は我!