以下を読み進めて、あることに気づけば、あなたは親技上級者と言えます。自分が答えるつもりで読んでくださいね。

じーこさん

本やメールマガジンなど読みまくって頭でっかちになっているバカ親です。読めば読むほど深みにはまって1歩が踏み出せません。

読むものによっては、まったく相反する情報が書いてあり、どっちが本当なのと迷います。

育児ノイローゼなのかしら? 相反することが書いてあるときはどっちを選べばいいんでしょうか。ヒントをください。

育児や勉強に関する本やメルマガなどを読みまくっているじーこさん。悩みは、正反対のことを言っている情報に出会った場合の対応について。

ご自身でも「頭でっかち」と言われるように、いろいろな情報を入れるばかりで頭がごっちゃごちゃになっているようです。

この状態は、ちとヨロシクないですぞ・・・(>_<)

育児に限らず、仕事なんかも同じだと思います。「誰でもできる・・・」とか「3時間でわかる・・・」とかで始まるタイトルの営業ノウハウ本など、巷にあふれかえっています。

これらの本を手にするときって、今の事態を改善しようとする前向きな気持ちからですよね? 読み始めて、「へぇ~、そういうもんなんだー」と知らない情報に出会ったときは、感動もの。

さらに、こっちの本も読んでみようと読み続けます。そのうちに「あ~、これ知ってるよ!」ということもしばしば。無知であった「自分」と営業のノウハウに詳しくなった「自分」を比べると、成長したように感じるものです。

確かに、知識は増えたわけですから成長といってもよいかもしれませんが、問題は本来の目的であった営業がどう変わったか?

これですよね(^_^)

じーこさんの場合でいえば、

育児の本を読む目的は何だったのでしょうか?

きっと何か問題があって、本を手にしたハズ。その問題は少しでも改善したのでしょうか?

もし、気持ちにゆとりを持って子供に接したいと思って本を手にしていたのなら、今の「育児ノイローゼなのかしら?」の状態は、正反対になってしまっていることになります。

ノウハウの知識だけは豊富だけど、成果は出てないといった方を「ノウハウコレクター」なんて言ったりします。随分と皮肉った呼び方です。

このメルマガを読んでいる方の中にも、ノウハウコレクターはたくさんいらっしゃると思います。メンバーのみなさんにも多いですから。

ちなみに、ストロング自身もノウハウコレクターです(>_<)好きなんですよね、そういうのが・・・・・

もうどうにも止まらない!ってな感じで、今となってはそんな自分をどうすることもできず、開き直ってノウハウコレクターの自分と付き合うようにしています。

度が過ぎると「評論家」ですから(^_^)

もうなっている、そうなりかけている人は、どうすべきか? 今の「コレクター」状態の現状をいかに変えるか?

それにはもう

アウトプットを意識し、実行する

これしかありません!

じーこさんは情報を入手する「インプット」の作業はもう十分足りているわけです。あとは、仕入れたノウハウを実行することで、上手くいくも失敗するも結果を出すこと。これが「アウトプット」。

実行する前に次の情報を入れちゃあダメですぞ!新しい情報を仕入れるのは構いませんが、その前に入れたノウハウなり、情報を実行してみる!結果を出すべく実行する!

ストロングがメンバーのみなさんに「トライ&エラー」を実行してもらってるのは、まさにこれなんですね。結果は問いません!やるんです!

言葉で書けばカンタンです。

ノウハウをインプットしたらトライ(アウトプット)する

その結果が

エラーだったら、更にノウハウをインプットしてトライ(アウトプット)する

この繰り返しをすることで、成果をあげていきます。

ここで、注意すべきなのは、インプット(ノウハウや情報)が多すぎるようであれば、意識して減らすこと。

そして、繰り返しますが、「へぇ~、そういうもんなんだー」と知らない情報に出会ったときに、感動するだけで終わるのでなく、すぐに実行することです。

ただ、じーこさんの場合は、もしかすると重症かもしれませんので、誰かに協力してもらうのがいいでしょう。キビしい人にね!

例えば、「コレクター」のストロングの場合は、タイガー山中がそばにいて、常に「アウトプットは?」と聞かれるわけです。

「今日のアウトプットはなに?」と。

タイガー山中の信条は、

アウトプットなき仕事(作業)は仕事とは見なさない!

そうなんです!インプットだけでは仕事じゃないというわけです。もっといえば、インプットがなくてもアウトプットだけは出せ!

そばでチェックされてみるとよくわかるのですが「今日の私のアウトプットはなんだったろうか」と考えてみると意外とない。なかったらどうなるかって!?

それはタイガーにストロングが叱られる…(◎_◎)「今日も仕事のフリをしたんだね」って(≧◇≦)

さて、ここまでの話はいかがだったでしょうか?

インプットやらアウトプットやらと、ありきたりの当り前のアドバイスだったかもしれませんね。それはわかっているんだよ!

でも、ノウハウコレクターさんにとってはそこから進めないんだ(^_^)とかね。

実は、今回お話したのは、みなさんに「あること」に気づいてほしかったからなのです。気づいた方は、何人いらっしゃるでしょう?

もちろん、子供たちの勉強についてですぞ!

このメルマガを愛読してくださっている方には、絶対に頭に叩き込んでおいてほしい勉強についての3つのプロセスがありました。

ハイ!

理解する→解ける→速く解ける

これですね。これまで何度も、塾で授業を聞いてくるだけでは成績なんて上がりませんよと言っていきました。

なぜなら、テストで点を取るためには、上記の3つのステップが必要だから。中でも、多くの方が納得できず躓くのは、最初のステップ。「理解する」と「解ける」は別ものですよというところ。

最近はこの3つのステップ以外にもう1つ加えて

理解する→解ける→速く解ける→上がり!

ここまで持っていけるかが、範囲の広い公開テストや実力テストに対する武器になるとも書きました。

毎日親技「速く解ける」その意味ちゃんと理解してますか?

大人だって同じことをしてることに気づいてほしいのです。たくさん情報やノウハウだけは入手した。どうやったら成績が上がるかは、頭の中では理解できた。

しかし、それだけでは成果はまず出ませんよね。だって、問題を解いてないわけですから(^_^)

子供なら問題を解く作業、親なら理解したことを実行、これがステップでいうところの「解ける」の作業なわけですから。もし一度解けたらもう1回やってもできるかを見てみる。

「上がり」になったものは定着したといえるし、行動では習慣化したと考えても良い。

実は理解する作業だけを続けていくと頭がゴチャゴチャになって誰でもノイローゼになる・・・みんなそうなります!!だってテストしても全然できないんだもん。

で、言われちゃう「やる気がない」「頑張る気がない」とか。で、本人は思っちゃう「私って才能がないんだわ」「どうせやっても無駄」とかね。

勉強ではなく、ただ机に座るだけで成績は上がらないように、あらゆる理論が頭に入っても、子供にはまるで通用しないし、自分の言うことさえ聞いちゃくれない現実。

問題を解けるようになっていないのに、新しい単元ばかり習ってくる。授業のシャワーを浴びる。子供も、やっぱり最後には勉強ノイローゼになってしまう!

同じです!!親も子供も。

なんでもいいんです、1つのノウハウなり、情報をインプットしたら、自分と我が子にあてはめてトライする。そうすれば、新たなノウハウを入れなくても自分たち親子の解決策や課題はおのずと見つかる。

じーこさんなんかは、トライする前に、ここが問題だとあそこが問題だと思って、情報を探すのでしょうが、実は本当にそれが問題かどうかは、やってみないとわからないのです。

与える問題が難しすぎたんでしょうか?
与える問題量が多すぎたんでしょうか?
我が子は問題を理解せずに覚えているんでしょうか?
これをやったらできるようになるんでしょうか?

などなどについて相談されます。

もちろんそれなりに状況を見て返答するわけですが、問題は答えはボクが持っているわけではないということ。

答えは目の前の子供自身が持っている!ということなんです。

目の前の子供がすでに出ている「答え」であり、テスト結果なんです。

「与える問題が難しすぎたか」と思えば、翌日すぐに昨日よりも少し簡単な問題を与えてみれば答えが出るんです。「与える問題量が多すぎたか?」には、翌日すぐに昨日よりも少し問題を減らしてやらせてみれば答えが出るんです。

だからこそ、親のみなさんには、ノウハウはそこそこでいいから、トライ&エラーを繰り返して欲しいというのがボクの願いなのです。

やってみて、その出た現象から学んで、修正してまたやる。「どうだった?」って子供に聞いたっていいんです。聞けば言ったりするもの、子供は。

超能力者じゃないんだから透視なんかしないで目の前の子供を観察する、話す、反応を見る。それで今やっていることに対して子供がどう思っているかなんてすぐわかるんだから。

あれと思えば、その部分を少しだけ変えてやってみれば目の前で答えが出るんです。

どんなノウハウでもいいんです。1つのものをインプットしたら、あとは親子で言葉だけではない、しぐさや様子のキャッチボールをしながら、親子で作り上げていく。

あなただけの、他の子どもには通用しないけれど、我が子のノウハウです。毎日が改善なわけですから。お互い失敗にくじけずに、がんばっていきましょうね!

あっ、そうそう!最後に、じーこさんからの相談にある

相反することが書いてあるときはどっちを選べばいいんでしょうか。ヒントをください。

なんですが、簡単か、もしくは楽な方を選ぶようにしてください。

たとえば「子供の勉強をそばで見た方が成績は上がる」という人もいれば、「子供の勉強をそばで見ない方が成績は上がる」という人もいる。

どちらも、自分の経験からのアドバイスでしょうから嘘をついているわけではないでしょう。

そんなときは、カンタンでラクなほうを選ぶ!ここでは「子供の勉強をそばで見ない」を選べばイイ。

なにもしなくていいわけですから、簡単で楽ですからね。

で、成績は上がったか!?

ここからが、大切なわけです。

本当に上がったなら、万歳!!それでOK!

上がらなかったら!?

上がらないときだって、すぐに方向転換する必要はありません。再度、親がそばで勉強を見なくて成績を上げるためには、何かほかに必要なことはないか?と探してみるのです。

そばでは見ないけど、じゃあ、なにをしているのか?と。それをやって、やっぱりうちの子には合っていないとなれば、方向転換をすればいいのですから!

で、あなたの今日のアウトプットはなんでしたか?