こんにちは、ストロング宮迫です。

中学入試が粛々と進んでいます。すでに終わった方、真っ最中の方、これから入試を迎える方、それぞれですが、最後まで気を抜かずに頑張っていきましょう。

ボクの知る限りでは、幸いインフルエンザも流行とまでは感じられずというところですが、何が起こるかわからないのが入試ですから。

さて、今回は1つ非常によく寄せられる相談をここで取り上げてみたいと思います。相談者の事情はそれぞれ違えど、本質的に問題になっている点は同じものが多いように思いますので。

まずは読んでいただきましょうか。

中2 悩める母さん

はじめまして中学2年の息子の事でご相談をお願い致します。

成績や勉強について、というよりそのずっと以前の問題にブチ当たってしまい、大変悩んでいます。

小学校6年のときに英検3級をとり本人も英語には自身を持っていました。中学に上がり1年生の2学期の頃にだんだんとやる気をなくし、塾に言っているにもかかわらず成績も下がっていきました。

2年生の夏休みにはとうとう塾を止めてしまいました。

はじめは進研ゼミのチャレンジをやるといったもののインターネットやゲームばかりして、今では得意だった英語も怪しくなってきてしまいました。

また2年生になって時々学校をずる休みもしたりしてます。

初めはちゃんと行くように促していたのですが、何度か休みが続きこれは彼の踏ん切りがつくまで待つしかないと思い、お腹が痛い、頭が痛いと言うたびにお休みをしていました。(月に2-3回)遅刻もあります。

昨日の夜、宿題を思い出したらしく夜の11時ころから始めました。

午前2時の時点で宿題も終わらない、暗記のテストも覚えていない…「明日は休む」と言って眠ってしまいました。

案の定、「頭が痛い、お腹が痛い、気持ち悪い、休む」……と全く起きようとしません。

さすがに今日は「昨日の頑張りが無駄になるから学校へ行こう」と何度言ってもダメでした。本人もずる休みを自覚していて、「今日だけ」などと言って全くおてあげ状態になってしまい……結局終わっていない宿題を片付けることを条件にお休みさせてしまいました。

息子も終わっていない宿題や暗記していないテストがイヤで、この状態が耐えられなくて、「休みたい」の逃げに走っていると本人も自覚している様子なんですが・・・。

「今日休んでは昨日の頑張りが無駄になる今から起きて残りの宿題を片付けよう」と言っても、「無理」と言って全く聞き入れません。

甘いのは重々承知していますが昨日は休ませてしまいました。

これまでの自分の判断が間違っていたのか、もっと違う対処をしたほうがよかったのか…

息子自身、このままでいいとは思わないと感じてはいるようで、「1、2学期の成績が2でも100点取れば5をくれるかな」と聞かれたので「1、2学期の総合判断で3学期の成績がつくから5は無理かもしれないけどね、がんばる意味はあるよ」と応えました。

『10の鉄則』、30点上げよう会を何度も確認し、年末から週に3回毎回15~30分程度ですが、少しずつ進研ゼミのチャレンジをやり始め、息子も素直にやり始めていました。

このまま3年に上がるまでにはぐっと気持ちを持ち上げて行こう!と取り組み、息子の気持ちも変わりつつあるかなと思っていた矢先のことでしたので、ほんの少し芽生えつつあったやる気がきえてしまわないか、不安で仕方ありません。

3学期が始まり、今回点数を上げようと決めた理科の授業の箇所を聞けば知らないと言って逆切れしたり・・。

私の最初の対処がいけなかったのか。これから大丈夫なのか。昨夜は、いろいろ先々のことを考えたら不安で眠れませんでした。

どうすればいいのでしょうか? アドバイス、宜しくお願いします。

この手の問題はボクには毎日のように寄せられる相談といっていいくらい多い。

これまでもメルマガや音声セミナーで度々答えてきたつもりですが、改めて回答してみようと思います。

まず、悩める母さんがご自身でおっしゃるように、「甘いのは重々承知」ということですよね。

ボクのような育ちの悪い粗忽な人間がすれば、悩める母さんは良い人、いや立派な人と言えます。

これは決してイヤミで言うのではありませんよ。心からそう思うのです。

なぜか?

それは、もしボクが悩める母さんのお子さんと同じ状況に遭遇したら子供に対して決して我慢できないからです。

ボクなら確実に子供に対して暴れてしまうでしょう。

我が子ならもちろんですが、指導に行った他所の家庭でも、目の前に親がいようがキレてしまうボク。

なめるな!と。

「先生、落ち着いて下さい!」

「これが落ち着いていられるか!コラー、クソガキ」・・・なんてね。

インターネットやゲームばかりしてと約束も守らずに子供がするようなら、その場でパソコンもゲームも壊しちゃいますから。

ボクが情熱がある人とかでは決してないんです。

恥ずかしながら、自分を抑える、我慢することができんのです。

なめたまねをしたり、言ったりする子供を見ると・・・

しかし、悩める母さんは、いかなる事態でも、じっと耐え、我慢し、待つことができる

ゆえに立派であると思うわけです。

たとえば、「これをしなければならない」というものが目の前にあったとして、「やりたくない」と子供が言ったとしても、やらせる。

やらなければならないことであると思うならなら、無理矢理でもやらせたらいい。

ボクなんかは、そういう思考回路ですから、そこに悩む余地はありません

やらせた上で、それが大前提で、悩むとすれば、「やりたくない」目の前のものをいかに気持ちよくやらせるか、簡単に思わせるかなどには頭を悩ませますが。

一方で、悩める母さんは「やるか、やらせるか」どうかに悩んでいるわけですね、ある意味では。

しかし、子供はやりません。

今回だけは・・・

今度だけは・・・

と言いつつ、次回も間違いなく金輪際やりません。

でも、悩める母さんには見えている。約束もしたのでしょう。

週に3回毎回15~30分程度ですが、
少しずつ進研ゼミのチャレンジをやり始め、
息子も素直にやり始めていました。

このまま3年に上がるまでにはぐっと気持ちを持ち上げて行こう!と
取り組み、息子の気持ちも変わりつつあるかな

などですね。

でも、これまでもたいていは「今回は・・・」と思いながらも裏切られてきた、その繰り返しだったのではないでしょうか。

もっと待ってみるか、何かを変えるか。

それは各ご家庭が決めたらイイと思うのですが、ボクのように決してすぐに暴れない思慮深い方には選択できる道はどんなものがあるか?

テストでも宿題でも、入試でも試合でもそうですが、完璧な状態で受けられるものってほとんどないでしょう。

合格可能性の判定50%であったとしても、入試は待ってくれません。完璧な準備ができなくても、受けなければならない。それが入試、テスト、いや人生ってもんでしょう。

だから悩める母さんがお子さんと約束するのは、

「毎日勉強しようね」とかではなく、とにかく準備不足でも、0点を取ってきても、結果はイイからまず受ける

この点を最も重視してお子さんと話すのがいいのではないかと思います。

なぜそれが最重点かというと、悩める母さんのお子さんは、小学生で英検3級を合格したこと、

また、「1、2学期の成績が2でも、100点取れば5をくれるかな」という発言から、子供自身は自分のことを「賢い」と思っているのではないかと推測するからです。

「賢い」、少なくとも「自分は結構できる」「やればできるさ」という自信はかなりの確率で持っていると思われます。

そこですよ!問題点は。

調子をこいているわけです。できる!と。

根拠はありません。

もしかしたら小学生で英検3級を取ったことが大きな根拠になっているかも。

でも、そんなの受けたらすぐにバレちゃう。

そりゃあそうです。勉強を一向にしていなければ、英検3級を持っていたとしても、賢くても、イイ点数は取れませんから。

だから、受けない。

しかし、その間に授業はどんどん進んでいる。「中1の2学期の頃」から下り坂で何もしていなければ、もう1年ちょっとになります。

ますます受けられなくなる。

テストのすばらしいのは、「今のそのまんま」それが出ちゃうってところです。

準備不足ならそれが、やっていなければそれが、頑張っていればそれが出る。

まあ、頑張ったそれが出ない場合もありますけどね。でも、それなら解決のしようがある。

「準備しない」「勉強しない」はイイ。やらなくてもイイ。その代わり、やっていないなら行って悪い点数を取ってくる。すべてはそこからスタートです。

悔しければ勉強を頑張ってやったらイイ。
オレはこんなにできないのかと知ればイイ。

が、その前に現実を知らねばなりません。

親ができるのは現実を知らせてやること。

そこにかつてはできたとか英検3級を小学生で取ったとか、本当はやる気があるとか幻想を持たない

勉強で言えばテストが「毎日やっていることの鏡」なのです。真夜中まで起きておく必要はなし。準備不足のまま行く。

今すぐにやること、やらなければいけないことは、悩める母さんのその「我慢」や「辛抱」があだとならないためには、「ほんの少し芽生えつつあったやる気がきえてしまわないか」の心配でも、「100点取れば5をくれるかな」でもなく、準備不足のまま行って現実を知るということです。

悩める母さんができないなら、お父さんでも、先生でもイイ。

準備不足で15点を取ってくる。

やっていないから悪い点数を取る。

シンプルですが非常に大切なことです。

ある意味では「勉強する」ことよりも大切なことかもしれません。

本当の意味で夜も寝られなくならないといけないのは、「現実を知らないまま」で、「オレはできる」と思いつつ、世の中に出ていったら・・・そっちの不安を感じるべきなのではないでしょうかね。

ぜひ早いうちに受けさせて下さい。

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うれしい報告

合格したよ!

小6 みゆきさん

いつもお世話になります。

本日、第一志望校の●●中学校へ合格しました。

先生には電話やメールでアドバイスしていただき本当にありがとうございました。

今は、放心状態で受験を冷静に振り返ることができていませんがとりあえずお知らせしたく、メールをいたしました。

本当にありがとうございました。取り急ぎ御礼まで。

小6 カバ吉さん

無事、第一志望校に合格することができました。

反復、反復、反復・・・を何度も心の中でつぶやき、挑みました。

息子同様、記述力に乏しく・・・感謝の気持ちを上手く表現できないのですが、メルマガ、親技のメッセージが心強く、励みになりました。

新たなスタートラインに立った今、反復、反復、反復・・・!!
がんばります♪

1月9日がお誕生日だということも、ずっと頭の中にあったのですが、合格発表を見て、ココロから『おめでとうございます!!』と、言いたかったので今日になってしまいました。ごめんなさい!

ありがとうございました!!

受験生には雪がよく似合う。カイロ握って手を温めて、今まで長い間勉強してきたことを全部出せ。

勉強していないことは決して発揮できないもどかしさを知れ。

泣いて笑って七転び八起き。

七転八倒と間違うな!!

受験の鉄則は誰が何と言おうが、「先手必勝」。

先行逃げ切りこそが受験体制の理想形です!

を行います。

だから、親カツ講座は現在すでに志望校の合格レベルに達して、順調に進んでいる方には必要ありません。

とにかく子供のやる気を待っていたら手遅れになる。受験は先行逃げ切りが鉄則!子供が自覚するのを待つのは時間の無駄。子供がやる気になるのは受験直前ですから!

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コース)
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