学習塾の動向2
"新「勉強の常識」" No.582号を配信させていただきます。
こんにちは、ストロング宮迫です。
今年の冬は塾のチラシが全然入らないですねえ。
お宅はどうでしょうか?
それもそのはず、2009年11月26日付の日本経済新聞によれば、
学習塾の業績に不況の波が及んできた。2010年2月期と3月期決算の主な上場学習塾10社のうち、4社が9月以降に通期の業績予想を下方修正した。
教育費を削る家庭が増え、生徒獲得に苦戦しているからだ。
当面、厳しい経営環境が続く可能性もある。
としています。
また、物価が継続して下落する状態をデフレはついに教育業界にも、押し寄せ、授業料を半額にする塾も現れたとか・・・
2009/11/ 7 J-CASTニュース学習塾が大幅料金値下げ 不況と「塾離れ」に対応
不況の影響で、学習塾の料金値下げが広がり、地方でとりわけ目立っている。
「家庭の負担を減らすため」として、中には半値にまでするところも現れた。「高校全入」によって起きている「塾離れ」をなんとかしのごうという狙いもあるらしい。
記事詳細は、2009/11/7付のJ-CASTニュースを見てください。
いつも引用させてもらっている長谷川慶太郎さんによれば、
かつてのデフレは
1873年から1896年までの24年間、人類の当時の活動の主たる舞台であったヨーロッパで起こり、24年間、物価が下がり続けたと。
「明日からの30年」(抜粋) 国際エコノミスト 長谷川 慶太郎
かつてのデフレ下のヨーロッパでは、
毎年2%強物価が下がり続け、消費者物価はこの24年間でピーク時の40%にまで下落。
鉄鋼の価格は半値、小麦は三分の一、砂糖にいたっては四分の一の価格にまで下がった。
長谷川さんのこの発言は平成10年10月9日のものですから、今から11年前です。
下がるのは物価だけじゃない。
右肩下がりに物価も地価も金利も公共料金もその一部である税金もさらに賃金も全部下がっていくという事態になったら、経済の面では売り手に「地獄」、買い手に「天国」をもたらします。
買い手は黙って座ってさえいれば、じっと買い控えてさえおればいくらでも自分の好みに合った商品が手に入る時期が近くなるということでありまして、売り手にとっては買い手の気持ちをどうやったら掴めるか、全力をあげて暗中を模索しなければならない時期がまいります。
買い手の気持ちを現在鷲づかみにしているのがユニクロってことになるのでしょう。
こういう時代ですから、就職だって、
「自分が何をしたいのかということよりも会社のネームバリュ ーが大事だった。」
「勉強をこなすように、就職もなんとなく決まるものだと思っていた。就活がこんなに厳しいなんて、誰も教えてくれなか った…」
とか思っている学生には相当厳しいはずです。
このコメントは産経新聞の2009年12月15日の記事からです。
【凍える就活 内定率急落の現場】一流国立大を出たけれど
企業の買い手市場となっている就職活動。
だが、この景況下では企業も学生を厳選したうえで採用せざるを得ない。就職活動で、大学のブランドや偏差値がものをいう時代は、過ぎ去っている。
学生に人気のある運輸系企業の採用担当者は「大学名はある程度参考にするが、それだけではダメ」と語る。
「成功体験よりも苦労や挫折した経験のある学生がほしい。そういう人は自分で考え、行動し、課題を乗り越えていく力があるからです」
そういうことを踏まえて、このアンケート結果が出ているなら、いいんですけどね。
学習塾「栄光ゼミナール」が「中学受験」に関し、関東、関西在住で、中学受験を検討している小学生の子供を持つ男性500名、女性500名、合計1000名のアンケート結果です。
2009年12月15日 プレスリリース
◆中学受験で「公立中高一貫校」を検討、関東49.6%、関西34.9%◆「公立中高一貫校」受験を検討中、小学校低学年男子53.7%◆中学受験をさせたい理由1位、「将来のため」5割弱◆受験校選びで重視するのは「質の高い授業」がトップで52.1%
細かく見てみると、
中学受験を検討している小学生の子供を持つ、関東、関西在住の父親、母親にどの種類の中学校の受験を検討しているかを複数回答にて聞いたところ、
全体では
「私立中学」 66.7% で3分の2が検討しており、「公立中高一貫校」 45.1% と半分弱、「国立中学」 21.3% と5分の1
となっており、調査地域内のこの3種類の中学校の学校数比率から想定すると、全体としては国立及び公立中高一貫校の人気が高いものと考えられる。
これを、対象者の居住地別で見ると、
「私立中学」では大阪府が72.2%、兵庫県が80.9%
と他の地域に比べ高い一方、
「公立中高一貫校(大阪府32.3%/兵庫県28.1%)」が低かった。また、親の年代性別で比較すると、「公立中高一貫校」受験を検討しているのは、
親が30代では51.2%、40代では39.3%となり、
また30代母親が最も高く、51.7%という結果となった。
また、子供の学年、性別では、「公立中高一貫校」受験を検討している割合は、
小学校高学年(4〜6年)男子 38.6%、小学校低学年(1〜3年)男子 53.7%
小学校高学年(4〜6年)女子 41.4%小学校低学年(1〜3年)女子 48.3%
という結果となった。
さらに、「公立中高一貫校」受験を検討している割合を地域比較した場合は、
関東49.6%関西34.9%
という結果となり、大きな差が見られた。
世間で評判の学校がイイ学校ではなく、あなたのお子さんを入れてくれた学校がイイ学校!
出会いと縁と心の葛藤を経た上での前向きな気持ち、これさえあれば、メシは食っていけますから!
違います?
デフレに子供の世話で毎日大変だと思っている方、ぜひこの曲(※音が出ます!!!)を聞いてリラックスしてくださいませ。
注)夜遅くの車の中では聞かないように!泣けてきますからね!
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