今回の相談「子供が塾に行きたがらない」

塾に行くことを子どもが「うん」とは言わない場合、その理由の多くは、塾に行けば「時間的な拘束が増える」「勉強時間が増える」などです。

親が子どもを塾に行かせたい場合、「一人で勉強するよりも、塾で分からないことを習ってくる方が勉強の効率がいいよ!」という提案をすることです。

それにあわせて、普段の勉強についても、親が協力してやることで勉強時間を短くしてやれるといいですね。

塾に行っても勉強時間は今より短縮できる工夫については、親技を参考にしてみてください。

どこまで親がやるかのレベルは家庭内の価値観もあるだろうし、目指すところで違ってきます。

私たちが提唱する「親技」では、子どもの頑張りはそのままで、親の頑張りで成績を上げるノウハウを紹介しています。

興味のある方は、一度参考になさってみてください。

ではここからは、塾に行きたがらない子どもの塾通いを検討しているお母さんの相談をもとに、これから塾に行く場合の注意点を紹介していますのでこちらも是非参考にして下さい。

中1 ちーさん

いつもメルマガに励まされたり感心させられたりしています。

いろんなことをお聞きしたくて、何からどう書けばいいのかわからないので、読みづらい、伝わりづらい文になっていたら本当に申し訳ありません。

公立中学に通う中1のひとり息子です。

私は母親で、英語ではない語学を生業としておりまして、夫はほぼ主夫、という少し変わった家庭だと思います。

家族の主導権は、決して望んではいませんが実質私にあります。

公立高校の上位校を目指したいと私が思っています。

息子はまだ受験に意識がないどころか、特に夢もなく大学進学も自発的には希望していません。

塾は個人経営の国語塾に通った経験がありますが今は行っていません。

今年、○○塾の夏期講習に4日間だけ行って、本人も楽しみましたが9月から通うことは結局拒否されました。

小学校の頃から、テストはクイズを解く感覚で楽しんでやってきました。

中学も1学期は、私の脅かしが効いて、中学というものにも緊張していたのでいうことをよく聞いたため、5教科はおしなべて良い成績でした。

でもまだ1年だし、と思って夏休みに弛め過ぎたんだと思います。

2学期に入ってからも、私自身も忙しく、1学期ほど身を入れなかったのもあります。

小テストや宿題を隠すようになって、先日カバンから見つけた数学の確認テストは1次方程式で50点でした。

理解できいないこと、点数が悪いことを知られるのがプライドを傷つけられるんだと思うので、テストを見つけたことも指摘したり叱ったりはしていません。

でもどこかで軌道修正しなくてはいけないと感じています。

塾に行きたがらないので英語は私が教えています。数学はわたしは苦手なのですが、参考書を買ってきて一緒に勉強しています。

でもこのやり方が続くとは思えません。

当然、親子ですので感情的になります。私は割と切り替えが速い方で息子が小さい頃から、怒っていることと機嫌は別、怒る方は論理的に怒って、不機嫌をひきずるなと教えて、自分でもそれをがんばって実践するように心がけています。

今は、カッとなってもその後収めることができますし、息子もワガママでめちゃくちゃな理屈を言うのですが、ふたりで話しているうちにだいたい収まります。

ただ、横で聞いている夫が、私をかばって非常に不機嫌になり、息子はその夫の機嫌をうかがっては不機嫌が伝染してしまいます。

基本的には仲のいい親子ですが、夫に対しては思春期らしい反発を見せ始めています。

夫のいないところで息子とふたりでやれば今はいいのですがそれでは今度は私に対して息子が反発を始めたときにもっと悪い事態になると思いますし、私も仕事もあって自分自身理想どおりにはいきません。

それにそもそも私がこれ以上息子ベッタリになってはいけないと思います。

やっぱり、本人が嫌がっても塾に行かせるべきでしょうか。

小学校のときに、塾へ行くと言って家を出て、結局行かずに外で時間をつぶして夜に帰ってきたことがありました。

そのときは塾の先生と相談してクラスを変えてもらったりして解決しましたがそれ以来、塾、習い事は本人が行くかどうかを決める、という約束にしてしまい今に至っています。

まだ1年だから、というのもあります。

2年生になったら塾には行くんだよということは話していて、本人は厭そうですが頷いています。

塾にいくタイミングを「そろそろかな?」とお考えのようです。

お母さんとの勉強で、英語はまだまだ大丈夫なようですが、数学がこのままではいずれ家では手に負えなくなってしまう・・・と心配な様子。

ストロングの考えを書く前に、ちーさんの相談を考えるとき、

私は母親で、英語ではない語学を生業としておりまして、夫はほぼ主夫、という少し変わった家庭だと思います

と書いてある点について触れておきます。

今はお母さんが働いている家庭はいっぱいありますし、今まで当たり前に考えてきた夫婦の役割が逆転している家庭も思っている以上にあります。

そういう意味で、ちーさんの相談を考えるとき、ちーさんの家庭の事情は相談の回答にほとんど影響を与えないとストロングは考えています。

ある意味で、お父さんが子供の勉強を見ている家庭と形態としては変わらないと思います。

また、ちーさんのご家庭では、小学校の時の塾をサボった経験を子供との話し合いの上での約束に落とし込んだり、お子さんとの距離感の考え方なども妥当なものだとメールを読んで感じます。

そういう観点から以後、ストロングの考えを述べてみたいと思います。

塾に通うタイミングは、

「親との勉強では手に負えなくなる前」

である点が大事です。

ちーさんは、

このやり方が続くとは思えません。

と書いていらっしゃる。

先を見通し、少なくとも高校受験まで続けられるやり方を今確立すべく動いておくべきという考え方に賛成です。

そう考えれば、今のタイミングで塾に通い始めるのが良いかもしれません。今ならまだ塾探しにじっくりと時間をかけることもできるでしょうしね。

ただし、今抱えている問題が

「塾にいけば問題は解決する!」

と考えるのは、いけません。

もちろん、このメルマガの読者であるなら、そう考えているでしょう(^_^)

だって、塾に通って成績が上がるのは一部の生徒ですから。いつも言ってますが、いくら良い塾に通っても家庭学習がちゃんとしていなければ成績は上がらない!

塾」と「家庭学習」が両方そろって成績は上がる

車の両輪が揃っていないのと走らないのと同じことです。

えっ、わかってるって!?

失礼しました。では、それを踏まえて考えてみましょう。

現在、ちーさんは、

学校→家庭学習

で勉強をされています。

もし、塾に通うとすると大きく2種類の流れのどちらになるはず。

学校よりも先取りで学習する塾であれば、

塾→家庭学習→学校

補習型の塾であれば、

学校→塾→家庭学習

両者の違いは、「最終の確認」を

学校にするのか、それとも家庭学習にするのか

です。

難関校受験を目指す場合は塾の勉強が柱になってくるでしょうから前者。学校の勉強の定着が目的な場合は、後者となります。

ただ、1つ気になることがあります。

中学生になって、最初はがんばってちゃんと点が取れていた。でも2学期になってストンと落ちてしまう。

しかも、悪かったテストは見つからないよう封印・・・

そこで最初に考えるべきことは、お子さんに今足りていないのは、

「理解力」なのか、それとも「聞く姿勢」なのか?

という点です。

これは、塾に通ってるのに成績が上がらないと悩んでいる親の方にも同じことがいえます。

親は、本人の「理解力」を心配しますが、先に心配すべきは「聞く姿勢」であるとストロングは思っています。

タイガー山中は、「どの子も理解力にはさほど差はない」という考えで、生徒の指導の際は最初に「聞く姿勢」を整えてやるだけで成績は上がると言います。

塾に通う前に、学校の授業を聞く姿勢は大丈夫なのか?

塾に通ううんぬんの前にそこに目を先ず向ける。

これがちゃんとしてなければ、いくらいい授業を受けても、すばらしい塾に出会ったとしても、吸収がないことになるので、塾探しの意味がなくなってしまいますからね。

まさに、時間とお金の無駄遣いです(>_<)

だから、お子さんの今点数が落ち込んでいる原因、いろいろとあると思いますが、親子の関係性の前に、我が子は学校の授業を聞いてきて、実際のところ、

「理解力」が足りないのか、

それとも

「聞く姿勢」が問題なのか?

ここにこだわってみることが相性の合う塾選びにもつながると思うのです。

理解力が足りないとなれば、これは例えば子供の問題だけではなく、学校の先生の力量の問題も出てくるかもしれません。

一生懸命聞いているが、全然わからない・・・
授業がうるさくて、授業以前の問題である・・・etc

そうであれば、新しい単元が出てきたときの導入部分をきちんと教えてくれるところを塾という外部の力を使って補ってやるという視点が必要になるでしょう。

一方で、ちゃんと授業を聞いていないのではないか?

つまり、我が子の授業を「聞く姿勢」に問題はないかという視点が必要なら、そこに目を向けることも必要です。

学校で習った。家でやってみた。全然できない・・・

なぜなのか?

やり方をどう教えようか、うまく教えられないと考える前に、なぜできないのかを考えてやる。

例えば、ちーさんのお子さんが隠していた1次方程式のテスト。

これはストロングの経験からですが、小学校の普通の計算ができる子供であれば、ほぼ100%皆できるようになる単元です。

しかも、すぐにです。

やり方を教え、演習をすれば、誰しもが

「こんなのカンタン!」

と言います。

これはストロングの指導力が優れているわけではなく、どんな先生でも可能なことです。

計算の単元ですからね。誰もが等しくすぐにできるようになるのです。

できないのは能力が不足というよりは、努力不足であることがほとんどです。

もしかしたら、そこで小学校時代の計算でよくわかっていないものが出てくるかもしれません。

もし、そうであれば、一斉授業の塾のクラスに子供を放り込めば、一生懸命聞いているがわからないという問題も出てきます。

例えば、そういう状態で、塾の先生に「なぜこれができないんだ!」なんてサクッと言われたら、「もう塾なんてイヤだ!」とすぐなっちゃう。

そういう1つ1つの小さいことをキッカケに子供はイヤになる。

今の家庭の状況であれば、ちーさんが塾を探すことに賛成なわけですが、なんとなく雰囲気が気に入った塾に入れてしまって、子供がもう塾には行きたくないなんて失敗を犯してほしくないということです。

だからこそ、繰り返しますが、「理解力」か「聞く姿勢」に目を向け、今のお子さんの問題点はなんなのかをまず探るべきであると。

そこに目を向けて原因を探っていった段階で、それを踏まえて、「最終の確認」の部分を学校にするのか、それとも家庭学習にするのかと考えて塾を選べばいいでしょう。

そういう意味でも、

まずちーさんにお勧めしたいのは、今の

学校→家庭学習

といった勉強で、どれだけ授業の「お土産」を持って帰っているかのチェックです。

学校の授業で「聞く姿勢」を養う。

あくまでも理想ですが、その聞く姿勢が100%できて、もっといえば、習う以上に学校の先生に質問して120%を持って帰るようになって、塾に通いはじめる。

これができれば、塾に通うことはどんどんプラスに働きます。

ただこれはあくまでも理想です。

なかなか100%にならないかもしれません。

でも、学校で聞いてくるのが50%以下では、新しく塾に行き始めてそれが80%に、100%になる可能性は低いのです。

さらにいえば、

学校→家庭学習

これが子供との話し合いで納得でき、これがきちんとできれば、塾には行かなくてもイイということに喜びを感じる可能性がちーさんのお子さんにはあるのではないでしょうか?

あの行きたくない塾に行かなくてもイイ。そのためには・・・

そう考えるほうがお子さんにはプラスに働くことだって考えられるでしょう。

ホント毎日忙しいのに、そこまで考えられるか!とお思いでしょう。

でもね、親が「考える」ってことはそこなんです。

うまく教えられない、この先もう難しくなって手に負えなくなるなあという部分はあまり考える必要はないのです。

そこは外部の力に頼ったらイイ。

しかし、それ以外、今まで書いてきた部分は、親しか考えてやれない部分ですし、そこを考えるのが勉強を教えるよりももっと大事な部分であることを理解してもらえればうれしい限りです。

いや、聞く姿勢は大丈夫。

でも、理解力に問題が・・・となれば、クラスを自分に合ったクラスにすることに主眼を置けばイイ。

塾に行かせるべきでしょうか

この質問の回答を持っているのは、今一番近くで見ているちーさんしかいません。

ぜひ今回書いた視点からもう一度お子さんのことを見てみてください。

どこまで親がやるかのレベルは家庭内の価値観もあるだろうし、目指すところで違ってきます。

私たちが提唱する「親技」では、子どもの頑張りはそのままで、親の頑張りで成績を上げるノウハウを紹介しています。

興味のある方は、一度参考になさってみてください。