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子供が興味を持つキッカケとは?

2009年4月9日です。こんにちは、ストロング宮迫です。

新学期を迎えるにあたって、英語に関する相談がいくつか見られます。

以下のメルマガ、英語だけでなく、いわゆる勉強に対するスタンスについて書いたつもりです。

子供には何がキッカケになるかわからない。

キッカケになるネタを探すのは誰か?

それを考える材料としてぜひ改めて読んでみてください。

それではどうぞ!!


さて、先日のニュースでこういうのがありました。

「なぜ大声で叫ぶの?」英女王、伊首相に不快感

ロンドンで開かれた主要20カ国・地域(G20)金融サミット(首脳会合)を記念し、エリザベス英女王と各国首脳がバッキンガム宮殿で記念撮影した際、ベルルスコーニ伊首相の大声に女王が不快感を示していたことが分かった。

報道によると、1日夜の撮影終了時、ベルルスコーニ首相がオバマ米大統領に「ミスター・オバマ!」と大声で呼び掛けたため、女王はいら立ち「なぜ叫ぶ必要があるの」と言ったという。

宮殿内では写真やビデオの撮影は原則禁止だが、この場面をとらえた動画が投稿サイト「ユーチューブ」に流れ、話題になっている。

2009年4月4日

「ユーチューブ」には、それらしき映像がいくつかアップされていました。

そのうちの1つがこれ(41秒)


たしかに場違いなトーンで「ミスター・オバマ!」という声が聞こえますなあ・・・

これまでに何度か「問題発言」で知られているイタリア代表。

まあ、それはいいんですが、このときの不快感を示したエリザベス女王の表情を英語で表現すると、

「black look」

と言うそうですね。

これはストロングの奥さんが先日、イギリスの方と「色」についての話をしているときに出た話題だったそうです。

ああいうとき「Black look」と言うんだと。

普段は、奥さんの話に無関心なストロングも、この「ニュアンス」の話は食いつきました。

フ~ン、なるほどおもしろいねえ、「ブラックルック」かあ。

たとえば、英語で「yellow」は「黄色」ですけど、「yellow」はちょっと「臆病な」「怖がり」というイメージがあるとか。

黄色の服なんか着ていると、一見、派手に見えるけど、実は伝わるメッセージとしては

「私、臆病なんです!」

なんてなったら、なかなかおもしろじゃないですか!

このへんの感じ方は、人それぞれだとは思いますが、あえて理屈をつけるとそうなったりします。

では、皆さん、「green」緑はどうでしょうか?

「green」緑ってどんなイメージですか?

「green」といえば、まさに今、春で新緑です(ストロングの場合はですけど)。

手元の簡易辞書を引くと、「green」は、形容詞として使って、

「新鮮な」「若々しい」「元気な」

という意味があると書いてあります。

これってストロングが持っているイメージと合致します。

ただ、さきのイギリスの方の話だと

「green eyes」グリーンアイズ

と使うと、

「恨みがましい」感じだったり、

少し「嫉妬した」感じで見る

というふうに使うんだそうです。

皆さんがどうかは別にして、ストロングなんかは、こういう英語の言葉のニュアンスに、すごく反応します。

とにかくおもしろい!って思えるんです。

そして、もっと他にも教えて!っていう感じになる。

もう1つおもしろいと思ったのは、日本語で言うところの

「真っ赤なウソ」

というのは、英語では、

「a white lie」、つまり「真っ白なウソ」って言うそうです。

これってみんな知っている常識かもしれないんですが、もうストロングなんかはヘェーー!って感じで英語に対する意欲っていうものが喚起されたりします。

確かにテストには出ないのかもしれません。どうでもいいことなのかもしれません。

トリビアですよね。

でも、こういうところに「興味を喚起する宝」があるようにストロングは思っています。

これから新しく本格的に英語を習う中1生。

中1生の多くが最初に「色」の単語を習ったりもするでしょう。

そのときに、こういうちょっとした「色のイメージ」なんかの話を先生が授業でさりげなくしてくれると、子供たちのイメージってググっと広がったり、湧いたりすると思います。

ストロングもこれまでたくさん授業をしてきましたけれど、こういう話は、30人とか40人のクラスに話しても、みんながみんなピンともきませんし、心にも残らない。

ほとんどの子供はスルー!!

ただですね、たった一人だとしても、それをおもしろがったりする子供がいたり、そのことをいつまでも覚えていて、強烈に意識したりする子供がいるし、出てくるんですよね。

言っているストロングが忘れていることだってあるくらい。

授業中はシレっとした顔して無反応に見えても、授業が終わったあとに、こっそり「おもしろかった!」って言いに来たり・・・

だから、たいていはどの先生だって、いろいろと調べて、興味を引くような要素をしっかり仕込んで授業に臨みます。

先生もそうでしょうが、親だって、そういう「もしかしたら」または「トリビア」のネタや種を子供にいっぱい振って播いていく。

いろいろなスポーツを体験させたり、自然を体験させたりするのも同じだと思います。

それって役に立つからとか将来のためにだけではないでしょう。

たくさん触れて、なにか1つが子供の中でスパークする。

そのために数を打つ!

この間ノーベル賞を取った方は「子供の科学」という雑誌を子供のころに与えられたという話を聞きましたが、これだって同じことでしょう。

でも、我が子に「子供の科学」を渡しても、一切見ない、スルーされてしまうことだって多々あります。

それで諦めない!

根気よく、確信を持って、コツコツ100も1000もこれはと思うものを親は子供にぶつけていく。

多くの親の方はそれを

「なにに我が子は反応するでしょうか?」
「何が我が子にあっていますでしょうか?」

なんて聞いたりする。

でも、それって誰にもわかりません。

わからないから、いろいろ仕込んで種を播くんですからね。

あなたのお子さんも、なにか反応するものがあるハズです。

そう信じてさまざまなことやものをぶつけていくんでしょう。

そのうちのなにか1つに子供が反応する、もしくはよく覚えていて、数年後に反応する。それがスパークする。

以前このメルマガでも紹介したことがある「英語のエキス」という本を出版している佐香武彦さんが先日、続編となる「続 英語のエキス」という本を出版されました。

とてもイイ本なので、新聞でも大きく取り上げられました。

s23.gif


その佐香武彦さんの「続 英語のエキス」を読んだwamiさんからこんなメールをいただきました。

この本、素晴らしいです!!

見やすいし、読みやすいし、例文や説明がまた分かり易いです!

ずっと持っておきたい本の一冊になりそうです。

主人にも見せたら、

「GOOD!普通に使う口語表現が満載。ジャパニーズイングリッシュジャナイデース」としばらく読んでました。

わたしも、

「でしょ?ほらほら、ここ。

『どうして君の部屋は汚いのだ。Why is your room messy?』
『彼の机はいつも汚いです。His desk is always messy.』
『彼の字は汚い。His handwriting is poor.』

って読んでいったら、

「Oh、それってぜ~んぶ僕のことじゃないか!
こんな本はしまっておかなきゃ・・・・・・・」

ってなっちゃいました(笑)

本当に通じますね!

私、職場では「受験英語」満載の押しつけがましい参考書たちに囲まれ、うんざりしているので、この『英語のエキス』を読むとほっとします。

仕事上、教科書を教えながら

「これがテストに出る!重要!」

と言わなきゃいけないけど、

本音は「こんなの使わない!覚えても意味がない!」と本当は言いたいんです。

そんなこと言っちゃ商売にならないので、言えませんが・・・。

そんな私を癒してくれる本ですね。

「続 英語のエキス」、私も周りにも広めていきたいと思います。


特に後半部分は、ドキっとしませんでした?

これって現役の高校教師の発言です!!!

そう、wamiさんは高校で英語を教えてる!
アメリカでも暮らしていました。

そんな方が、繰り返しになりますが、

教科書を教えながら「これがテストに出る!重要!」と言わな
きゃいけないけど、本音は「こんなの使わない!覚えても意味がない!」と本当は言いたいんです。
と。

その意味するところを考えてみてください。

多くの方がこれはテストに出るから勉強しろ!やれ!覚えろ!と言っていますよね?

でも、特に英語に限っていえば、

「こんなの使わない!覚えても意味がない!」
と。

wamiさんはお子さんがいらっしゃいます。

皆さんが「こんなの使わない!覚えても意味がない!」ものを子供に叩き込んでいる間、wamiさんはきっと別のアプローチを我が子にはするでしょう。

「日本人は何年学んでも英語ができない」とよく言われます。

その日本人に今度はさらにプラスして小学校5年生から英語を教え始めます。

文部科学省は「とても立派」な省ですから、きっとその辺は、十分わかっているでしょう。

でも、「エリート」の文部科学省の方々がもし心の中では、「こんなの使わない!覚えても意味がない!」と思っていたとしたら・・・・

もし思っているとしたら、我が子にはこれまた別のアプローチをすることでしょう。

テストに出る勉強をする、テストでイイ点数を取る!

これは1つの、そして大事なモチベーションを保つ方策です。

しかし、一方で、テストに出るものはやるが、テストに出ないものはやらない!なんてことになっていないでしょうか?

そんな「勝手な」判断をしていないか?

もしかしたら、テストには全然関係ない身近なトリビアがあなたのお子さんにとっての「宝」になるかもしれません。

「テストでイイ点数を取るための勉強法」を一生懸命皆さんにお伝えしているストロングがこんなことをいうと、???かもしれません。

でも、テストも大事、合格も追求する、それはやるんです!
徹底的に!!

しかし、それは、子供の好奇心をくすぐったりする身近なトリビアを切り捨てるということではありません。

新学期を迎えました。

どうぞどうぞお子さんの好奇心をいつまでも深める種まきを怠りなく。

ちなみに、最初にお話しした「色」の話で、さききほどの佐香さんの「続 英語のエキス」には違う例文があります!

たとえば、

彼は私の原稿に赤を入れました。
赤ペン先生ですな!

これってわかります?

佐香さんの本には、こう書かれています。

動詞の「赤を入れる」「修正・訂正・加筆する」は英語では、

blue-pencil

赤を入れるのに「blue-pencil」!!!

いいねえ、こういうの!

よって、さっきの例文は、

彼は私の原稿に赤を入れました。
He blue-penciled my manuscpipt.
となります。

その他、中学生向けでは、

every dayとeverydayの違いは?
なんていうのもあります。

わかりますか??

わからないって!?

では、辞書を引くか、佐香さんの「続 英語のエキス」1冊1575円(税込み)をお買い求めくださいませ。

好奇心が強い方、言葉を愛する方、ヘェーを大事にする方....etc
損はさせません(キッパリ)!

ただ佐香さんの「続 英語のエキス」は、残念ながらお近くの書店でも、アマゾンでもお買い求めいただけません。

ご注文の際は、佐香武彦さんのご自宅に直接お電話いただくようになります。

問い合わせは佐香武彦さん(0193・62・5646)へ

ご自宅ですので、くれぐれも夜遅くのお電話はお控えくださいませ。

以下、本の内容とこの本を読んだ方の感想を紹介しますので、買おうかどうしようか迷っている方は参考になさってください。


「続 英語のエキス」内容は、

第1章同じではない(have to と mustなど)
第2章どう英訳?その言い回し
第3章盲点(ポイントはここ)
第4章英語のトリビア(知って嬉しい事柄)
第5章医療(その近い関係)
参考資料
から成り立っています。

仕事で2か月に一度は2週間近く海外に行くビジネスマンいっけいさんからは丁寧に1章ごとの感想をいただきましたので抜粋して紹介します。

「英語の取組み」という観点からも参考になる点があると思うので、少し長いですが、ぜひ読んでほしいと思います。

いっけいさんの「続 英語のエキス」感想

実際に留学を経験し、ある程度英語に慣れ親しんだ立場での所感
である事をご了承下さい。

学生時代に学んだ部分と社会人になってから日々使用している部分では使用する英語の内容・表現が違う場面が多々あり、特に専門用語や公式な文章に関しては一般的な書籍ではカバーできない部分が多くありますので、その見地から見れば参考になる事は少なかったと感じます。

が、しかし企業実務とはいえ、出張時や海外来賓にて、相手との「一般会話」となると、実に改めて「なるほど!」といった部分はかなりあります。

これまで「正」と思い使用していた表現が微妙に違っていたり、異なった環境内で使用する「単語」の誤認識はいくつか学べた事は感謝の賜物です。

専門辞書は日々活用しているが、一般的に英語の勉強をした後に辞書以外の参考書的な書籍を見るケースが少ない中で、今回の書籍拝見は自身にとって改めて参考になりました。

今回の書籍は「初心者編」ではなく、ある程度英語を使用している人への「再認識編」としての価値はかなりあると感じます。


●第一章【同じではない】に関して

この章は「基礎」的な内容ですが、非常に分かり易く、初心者の方々にとっては、英語への入口段階での間違い認識を防ぐ事が可能な内容だと思いますし、全てを説明しようとしている参考書によくありがちな「ゴチャゴチャした感じ」がなく、非常にシンプルで分かり易い表現・凡例だと思います。


●第二章【どう英訳?・その言い回し】に関して

実は自身にとって一番参考になり、再認識させられたのがこの章です。

なぜなら通常の会話の中で一番使用頻度が高く、また基礎になる部分ですので、初級段階でここを間違った認識で進んだ場合に後で苦労するだろうと思います。


●第三章【盲点】に関して

この章の感想はズバリ「その通り!」の内容で、日本人にありがちな間違い・盲点を端的に説明してありますので、非常に分かり易いです。

日本人は文法は得意だが、会話はチョット・・・と一般的に言われていますが、実際はその反対で、基礎になる冠詞や動詞・形容詞・助動詞などの「使い分け」「意味の理解度」で会話にも大きな差が出てくる部分です。

実際に日本人の英語を隣で聞いていて「通じない」とか「間違った表現」を感じる一番大きな要素が詰まっている項目かと感じます。

特に「in」や「of」、「for」などは使い方や熟語を覚えておけば、ほぼ間違った会話にはならないケースが大半です。

が、正直自身も数個ほど誤認識で使用していた項目がありました・・・

(省略)

●第五章【医療】に関して

医療に関しては、いわゆる「旅行者」には縁のない部分かもしれないですが、自身のように留学を経験したり、海外出張へ出向く人にとっては、予想以上に重要な部分だと自身の経験からも言えます。

自身も実際に出張中に病院へ駆け込む場面を経験し、「もっと勉強しておけば良かった」と実感した一人です。

通常の会話であれば違う表現、単語を駆使して想いを伝える事はあるレベルで可能ですが、医療となると専門分野ですので、YESかNOの世界ではないでしょうか?

特に私のように一人で病院に行った経験がある方は、少なからずこの章はカンペとしてかばんにコピーを入れておく事でしょう。

(省略)

とまあ、まだまだ続くのですが、この辺で・・・

いっけいさんの感想の中で、

日本人は文法は得意だが、会話はチョット・・・と一般的に言われていますが、実際はその反対で、基礎になる冠詞や動詞・形容詞・助動詞などの「使い分け」「意味の理解度」で会話にも大きな差が出てくる部分です。
この部分、よくよく噛みしめてみてください。

高校時代、英語が大の苦手だったいっけいさん。

まさかその人が英語をメインに使う仕事を今しているなんて・・・

ありえない!けど、現実の話。

人生の不思議でもあります。だから、おもしろい!!

英語を生業としている方に圧倒的な評価を受けている佐香さんの本、ぜひ手にとってみてください!

この本がたくさん売れること、それがストロングのこの春の願いです!

問い合わせは佐香武彦さん(0193・62・5646)へ

「英語のエキス」または「続 英語のエキス」,、どちらが自分に向いているかは佐香さんに直接聞いてみてください。

※連絡先、ご自宅ですので、夜遅くのお電話はお控えくださいませ。

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