英語のエキス > 第84回選抜高校野球大会 選手宣誓と大会歌「今ありて」

第84回選抜高校野球大会 選手宣誓と大会歌「今ありて」

佐香さんよりお手紙をいただきまして、そこに


さきほど、選抜高校野球大会の開会式が放映されていましたが、石巻工業高校の阿部キャプテンの選手宣誓といい、大会歌の「今ありて」の歌詞といい、感銘深いものばかりでした。
とありましたので、以下に紹介いたします。


阿久悠作詞 谷村新司作曲 選抜高校野球 大会歌「今ありて」

作曲谷村新司による大会歌「今ありて」


大会歌「今ありて」歌詞



1、新しい季節(とき)のはじめに
  新しい人が集いて
  頬(ほほ)そめる胸のたかぶり
  声高(こわだか)な夢の語らい
  ああ 甲子園 草の芽 萌え立ち
  駆け巡る風は
  青春の息吹か
  今ありて 未来も扉を開く
  今ありて 時代も連なり始める

2、踏みしめる土の饒舌(じょうぜつ)
  幾万の人の想い出
  情熱は過ぎてロマンに
  花ふぶく春に負けじと
  ああ 甲子園 緑の山脈(やまなみ)
  たなびける雲は
  追いかける希望か
  今ありて 未来も 扉を開く
  今ありて 時代も連なり始める

  ああ 甲子園 緑の山脈(やまなみ)
  たなびける雲は
  追いかける希望か
  今ありて 未来も 扉を開く
  今ありて 時代も連なり始める
  今ありて 時代も連なり始める


神戸山手女子高校による選抜高校野球 大会歌「今ありて」合唱


第84回選抜高校野球大会に21世紀枠で初出場した石巻工(宮城)の阿部翔人主将(3年)による選手宣誓全文


宣誓

東日本大震災から1年。

日本は復興の真っ最中です。被災をされた方々の中には苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。

しかし日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。だからこそ日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔を。見せましょう。日本の底力、絆を。

われわれ高校球児ができること。それは全力で戦い抜き、最後まで諦めないことです。今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います。