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広報みやこ 平成23年6月1日号

岩手県宮古市の広報紙「広報みやこ」は宮古市の事業や催し、身近な話題や活躍している人などを紹介している広報誌です。

広報みやこ No.139 平成23年6月1日号 一括ダウンロード/37.4MB
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広報みやこ No.139 平成23年6月1日号
 
内 容
●6月1日号一括ダウンロード/(37.4MB)
●天皇、皇后両陛下が本市避難所を慰問/1 (828KB)
●目次●写真特集「津波」/2~45 (33.8MB)
●災害弔慰金、災害障害見舞金の支給●市税務課からのお知らせ/46・47(296KB)
●健康プラザほか/48・49(290KB)
●子育て情報、情報掲示板/50・51(420KB)
●お知らせ/52・53(426KB)
●ふるさと博物館●図書館/54・55(694KB)
●みやこ災害エフエム/56 (647KB)
 
 
 


2011年6月11日 岩手日報

【宮古】津波写真号が市民に反響 復興願いHPでも掲載
 宮古市が発行した写真特集「津波」が市民に反響を呼び、配布用に増刷した約9千部が10日までの3日間で「完売」し、配布を終了した。特集は、津波被害を受けた古里の記録を後世に残そうと企画。「広報みやこ」を編集する職員4人を中心に海沿いの被災地を撮影した。「絶望を希望に」と、復興へ向け願いを投影した写真の数々が心を打つ。

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【写真=「被災状況をありのまま後世に」。広報担当4人の思いが詰まった写真特集「津波」=宮古市】

 配布窓口の市役所には同日、列をつくるほど市民が殺到。同市舘合町の山村顕さん(78)は「広島の弟らに送りたい。ありがとう」と大事そうに受け取った。

 特集は、広報みやこ6月1日号(56ページ)の中面43ページを充てた。「市外に住む親戚や家族に惨状を伝えたい」「支援者への礼状に添えて送りたい」との声が多数寄せられ増刷した。

 撮影したのは市企画課広報担当の藤田浩司さん(50)、川内義昭さん(43)、中村寛亮さん(34)、中村尚道さん(32)。宮古、田老町の両漁協や2人の市民も写真を提供した。3月11日から5月中旬にかけ撮影した市街地や田老などの被災状況を地区ごとに編集。市役所に「黒い波」が襲来する瞬間、更地と化した地域の惨状などをとらえた。

 3月28日に航空写真を撮影した中村尚道さんは「声が出ず、あぜんとした。シャッターを切ろうと思っても最初はできなかった」と揺れた思いを振り返る。

 締めくくりは津軽石川にサケの稚魚を放流する赤前小児童の姿。「サケは4年後に必ず帰ってくる。宮古市も必ず復興する」。藤田さんは写真に込めた復興への願いを静かに語った。

 市ではホームページでも写真を紹介している。アドレスはhttp://www.city.miyako.iwate.jp/