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岩手日報「実用的な英会話参考書」

2009年2月4日 岩手日報  宮古市南町の英語講師佐香武彦さん(69)は、英会話でよく使う単語や文章など、表現のポイントをまとめた参考書「英語のエキス 続」を自費出版した。2007年に出版した前作より例文を増やし、より実用的に編集。医療関係者の要望を受けて、医療でよく使う動詞や患者との会話の例文もまとめた。佐香さんは「外国人と相互理解を深めるきっかけにしてほしい」と呼び掛ける。


「英語のエキス 続」はB6判、369ページで、5章構成。1~3章は広く勘違いされているような表現を取り上げた。


英語の「please」は「どうぞ」など丁寧な表現に多く使われるが、
頼む場合に「please」、
勧める場合は「Go ahead」、
差し出す場合は「Here you are」
を使う方が適切だという。


第4章は英語のトリビアを紹介。


第5章は医療関係の表現を特集した。医師や病院の科名、臓器名などの単語のほか、熱や血圧を「測る」(take)、注射や点滴を「打つ」(give)などの動詞を紹介している。

7a4336e5-s.jpg「英語のエキス 続」を自費出版した佐香武彦さん


「Lie on the bed」(ベッドに横たわってください)など処置室、受付、入院病棟などでよく使われる会話文も収録した。


佐香さんは英語塾を開く傍ら、県立宮古高等看護学院の英語の非常勤講師などを務めている。今回が4作目の著作。「医師、薬剤師や英語指導助手の協力を得てまとめることができた。専門的なものではなく、分かりやすくなるよう心掛けた」と語る。


同書は1冊1575円(税込み)で宮古市内の書店のほか、盛岡市のさわや書店、花巻市のブックス銀河、釜石市の大森書房、大槌町の信栄書店で販売している。


問い合わせは佐香さん(0193・62・5646)へ。

2009年2月4日岩手日報