小6(受験生)の勉強悩み相談Q&A


こんにちは、ストロング宮迫です。

入試が進むにつれて、悲喜こもごものメールをいただいております。

3年前に中学入試を終えたTクンが入試真っ只中の先日、こんなことを語ってくれました。

「先生、オレが入試ダメだったのはやっぱ授業のお土産が少なかったからですよ。中3の今になったらそれがよくわかります。」

「あのときも一生懸命やっていたんですよ。でも、授業を聞いても難しくて全然わからなくて。家に帰って復習して親とやってみるとわかるんですが・・・」

「今は授業をとにかく一生懸命聞いて、先生のいうことがわからなかったらもうすぐその場で聞くんです。でも小6のときは聞くこともできず、ただ座っていたんですよね。」

「今の感じで小6にもし戻ったら合格できたとは言わないけどまた違った結果が出ると思います、過ぎたことですが」

入試が終わってすぐ感じることもあるでしょう。

でも、年数を経て、振り返って感じられることもある。

「お前、後悔してるのか?」

「いえ、今は楽しくやっていますし、勉強もまあ頑張っていますので後悔というんじゃないんです。反省というか、今ならわかるというか・・・」

「まあ、今、お前結構頑張っているからなあ。頑張っているからこそ、振り返って反省もできるんじゃないか?」

「先生、やっぱりボク頑張ってますよね? 安心しました。なんかそう言われるとすごくうれしいです。」

「ええーー、どうした、お前。気色悪いな。」

「中学入試がダメで、この3年間はあっという間でした。偏差値の低いところだったし、周りの評価も低かったし。本当にいいのかな?ってずっと思ってたんです。」

「母ちゃん、お前の勉強に熱心だからなあ。少しでもイイところにと思っていただろうし、まあそれも親心といつか思えるようになったらいいけどな。」

「1つだけハッキリ言えることは、母ちゃんはお前が3年間必死で勉強と部活を頑張って、その上でちゃんと成果も出し、キッチリ中学生活を楽しく送っている、そのことで救われたということだよ。」

「私立の子だけが受ける模試の偏差値だって今は60くらい出てるよな。お前が行きたかった学校のいったい何人が今、その偏差値60を出してると思う?上位だけだよ。」

「母ちゃんがこの前、この子には良かったって言ってたから、オレは母ちゃんに言ったんだよ。そう言えるのは、息子が頑張って、自分だけじゃなく、お母さんも救ったということなんじゃないですかってね。」

「私が育ててきた、ここまで引っ張ってきたなんておこがましいですよ。お母さんは息子の頑張りでこれで良かったんだと言えるようにしてもらったんですよってね。」

「母ちゃん、泣いてたで。すいません、すいませんって。」

「お前はこれまで3年間、よく頑張った。その頑張りは本来は変えられない過去の事実、お前ら家族にとってはさぞかし悔しかったろうその事実を「良かった」と言わせるまでに変化させた。すごいことなんだよ、それって。」

「それはそうと、お前、英語はもうちょっと頑張らないとダメだなあ。こんな問題間違っているようじゃあ、高校生になってもビンタぞ!」

「ええっ、今さっき、お前よく頑張ってるって言ったところじゃないですか!?」

「アホか。3年間トータルではよく頑張った。でもすぐ目の前のこの英語は頑張ってなかったということだよ。わかる?」

「ちょっとなに言ってるのかわかんないんですけど・・・」

「そうか、じゃあデコピンしてやるよ。痛い痛いと涙目で思いながら、考えてみろや。」

※「デコピン」by Wikipedia
デコピンとは、相手の額に向けて主に中指で攻撃する遊び・ゲームである。

「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さいよ。先生のデコピン、この前血がにじんだんですよーーーー。ヒェーー!!」

こうしてTクンのこれから高校での3年間はもうすぐスタートします。

大人が思う以上に子供っていうのは頭の中でいろいろと考えているものです。

入試という大きなイベントがあれば、いつも以上に考えることでしょう。

ただし、子供っていうのは、それら頭の中で考えたこと、感じたこと、思ったこと、それらすべてを吐きだすことはほとんどありません。

それは隠しているというよりは、「言葉にならない」ということなんだと思います。

3年経って表現する言葉を獲得すれば話すこといもあるでしょう。

うまく伝えられると感じれば、話すかもしれない。

大事なことを3年経って、「あのとき考えたこと」「感じたこと」「思ったこと」などを話す場所が3年後にもまだあるか?ってことなんだと思います。

では5年経ってもあるか?10年経ってもあるか?

入試が終わってすぐに表に出てくるのは「氷山の一角」です。

入試が終われば最近の子供たちは「感謝」を口にします。

それはすばらしいことですが、ほとんどの子供はその「感謝」の本当の意味がわかっていない。誰かに言わされているんですな。

それはこれから新学年に進むにつれて明らかになる。

しばらくすれば「あのときのあの感謝の言葉は何だったのか?」と思うようなことを口にしたり、行動に出たり。

どうぞ入試について、結果のことだけでなく、いろんなことをお子さんと話してみてください。

入試が終わった後だけでなく、これからもずっとね。

それぐらい大きなイベントなんですから。