こんにちは、ストロング宮迫です。

前回、タイガー山中の「応用力を身につけるコツ」についてのレポートの話を書き、皆さんには、この問題をやっていただくようにお願いしました。

たくさんの方に参戦していただきました。ちゃんと数えていないけれど、400名を越える方が実際に親子で解いて報告をしてくれました。

一部では中学生のお子さんも参戦してくれてうれしい限りです。今回は小学生の問題を取り上げていますが、その考え方は中学生、高校生にもストレートに通じる話なので親の方はそのつもりで読んでくれるといいんですが。

前回のお話を読んでいない方はまずはこちらを読んでから以下を読み進めてください。

さて、400名以上の親子が参戦してくれた問題は、これでした。この問題に取り組んでくださった方々のタイムとコメントはこちらで、どうぞ!

分数を習った小4であれば解ける問題とはいえ、チト面倒くさい問題ですよね。実際、

小4 tomokokoさんからは

親はなんとか正解にたどり着きました。

子供は途中で「わかんないーー」と暴れギブアップです。

小4 はるひろさん

4年の息子は、途中で計算間違いから答えがでず、ギブアップです。

小4 ふなふなさん

むずかしかったです、子供はできませんでした。ペコリ

などなどが続出していました。

解けた人を見ると、

小4 sambalさん

子供の解答時間 : 5分20-29秒

これなんかお子さん頑張っていますね。すばらしい!

まあ、真正面からガリガリ解いていくと、猛スピードでも4分から5分はかかってしまう問題ですよね。

小5でみていくと、

けんぴんさん 子供の解答時間 : 5分40-49秒
ののうえさん 子供の解答時間 : 3分20-29秒
くまさん   子供の解答時間 : 3分50-59秒
りれるるさん 子供の解答時間 : 3分 0- 9秒

中には

くらさん   子供の解答時間 : 0分50-59秒

という方もいましたが。

でもって、

小6を見てますと、

ぽかさん   子供の解答時間 : 1分20-29秒
モモママさん 子供の解答時間 : 0分50-59秒
けらぴさん  子供の解答時間 : 1分30-39秒
あいちゃん  子供の解答時間 : 0分40-49秒

などとなっていきます。

特に計算問題は学年が上がるにつれてタイムも早くなる傾向があるでしょう。

ちなみに正解の答えは「1/4」でした。

では、前回も書きましたが、大事なのは、この問題、どのくらいの時間で解くべき問題なのか?なんですね。

「伸び続ける応用力」を提唱するタイガー山中に言わせますと、この問題であれば、

小5で偏差値60を目指す子であれば1分30秒以内が目安

小4だと2分以内

小6の受験生の秋ぐらいになれば1分を切るようになって欲しい

これがタイガー山中の見解です。

タイガー山中は言います。

「応用力を身につけるコツ」には大切なチェックポイントの1つ、それは、正解だった問題の解き方はベストだったか?ということです。

テストでは正解すればOKと考えがちですが、さらに点を取るためには「解き方」にもこだわる必要があるのです。

特に、偏差値60を超えても伸び続ける力を身につけるためには。

1つの段階としてこの問題がいくら時間がかかろうが正解できる、それはすばらしいこと。それで十分だという方はそれでいい。

しかし、この問題に5分以上かかって正解した段階で止まっていたら、いずれ成績は頭打ちになります。

そこから正解したけど、もっといいやり方はなかったかどうか、そこを考えるのがポイントです。

レポートでタイガー山中は、こう書いています。

私が子供たちに「解き方の改善」をすすめる1番の理由は、時間短縮ではありません。もっと大きなメリットがあります。

それは、ミスが減る、なんですね。

時間短縮するための解き方とは、言葉でいえば、「シンプルな解き方」または「無駄のない解き方」となるでしょう(一緒のことかな)。

「シンプルな」「無駄のない」なんて聞くとすごくハイレベルな感じがしますが、それほど難しいことでありません。

式を書くなら長いよりも短い方がシンプル。余白に筆算をするなら問題分の遠くよりも近くに書く方が無駄がないといえますから。

そんなちょっとした工夫をしていくことこそが、「応用力を身につけるコツ」になります。いろいろな工夫を1つ1つ積み重ねていくことで「伸びシロ」を広げ、レベルアップするのです。

この工夫は、「偏差値60以上」の話に限ったことではないことにお気づきになるでしょう。

偏差値50の子にとっては、工夫の余地なんてまだまだあるでしょう。偏差値40であればさらに簡単に見つかるはずですし、その分成果を早く出すことができます。

この話、興味のない方には全然興味がわかないと思います。それでいい。

興味のある方は考えてみてください。

子供たちは毎日この手の計算問題を1日10問とか宿題でやらされていないでしょうか?

ここまで複雑でなくてもこれに類する問題を毎日毎日やっている。ではこの手の問題を毎日やってそれで子供に力はついているのか?ってことです。

タイガー山中は子供に毎日計算問題なんかやらせない。そんなことをするくらいなら、ほかのことして早めに勉強を終わっちゃおうぜ!なんて・・・

なぜ毎日する必要がないのか?

それはこうして出た1問を深く掘り下げて考えて、やるからですよね。正解したけど、もっといいやり方がないかって考えさせるってことです。

別に毎日考えなきゃあいけない問題ではないですから。

「シンプルな解き方」または「無駄のない解き方」をすると、時間短縮は大幅にでき、その上、ミスも減る。狂ったように繰り返す必要もなし。

1回解れば、次回もそう考えようとする。勉強はいつだってやっているんです。ならばいつもやっているその勉強の中でこうした試みをすればいい

それをしていれば、わざわざ計算問題を毎日する意味がないといのがタイガー山中の考え方ですね。

この手の問題を5分以上かけて10問もやって、正解する。そりゃあ充実感はあるでしょう。やった感もあるかもしれない。毎日やっているという自負が出てくるかもしれない。

しかし、それは応用力とは全然関係ないことです。誤解を恐れずに言えば「ただ頑張る力」があるだけなんですね。

「ただ頑張る力」があれば、時間をかければ、ある場所や段階までは行き着けます。しかし、それ以上は・・・・

すなわち、「伸び続ける応用力」は見ている視点が違うってわけです。

親がそばで勉強を見ている人でも、丸付けだけをしている人だっているでしょう。そこには正解した、不正解だったという観点だけで子供を見ている場合も多い。

繰り返しますが、ウンウンうなって頑張って正解した、それはまずはすばらしいことです。

が、そこで止まっていては先がつかえるってことです。ウンウンうなって頑張ることが勉強になっていては、限界がくる。

この手の問題をウンウンうなって10問やれば50分かかります。その上、疲れます。くたびれます。もう今日は疲れた・・・なんてね。

中には正解できなくて暴れたり・・・する子供もいる。

しかし、1分でササッと済ます子供はどうでしょうか?

こういう工夫をいつも考えている子供、いつも考えさせている親、そういうことを教えてくれる先生の中で育ったらどうなるか?

わかりますよね?

正解し不正解だったで一喜一憂している間はすぐに成績には限界がくる。それはわかりきったことなのです。すでにわかっていることなのです。

小学生から中学生、中学生から高校生への進む中で勉強のステージはグッと上がる。その上がったステージでスムーズに対応できる子供とできない子供が出るのも、こうした問題、今回は計算問題を事例に出しましたが、できるかできないか、正解か不正解かの違いじゃない。

小5であれば、時間がかかっても基本的にみんなできるんですから。

ああ、これは計算問題だけの話じゃないですよ。

文章題だって同じです。すべての科目に通じる話です。

正解不正解で終わらずにもう1つ踏み込む過程があると、繰り返しやっても間違うとか、1か月前にやったことを全部忘れてしまっているなんていうことも少なくなる。

勉強のストレスが少なくなっていくんです、親子とも。

中学受験、高校受験にかかわらず、入試後に同質の集団でえらい差がつく原因、またあまり勉強時間が多くないはずなのに成績がイイ子の要因の半分以上はこの部分が大きくかかわってきます。

量が増え、レベルが上がると、今までの時間では対応できなくなりますが、それを乗り切るために時間を増やす対応だけで臨むか、それとも工夫して考える作業を増やして臨むかもタイガー山中の言う「伸びしろ」に大いに関係してくるでしょう。

頑張っても頑張っても、繰り返しても繰り返しても、ちょっと数字が変わるとダメ!という場合も、「応用力を身につけるコツ」が欠けている場合がほとんどです。

なお、今回なにゆえに親の方にも解いてもらうようにお願いしたのか?

わかりますよね?

小5 蒼星さん

親の解答時間 : 1分40-49秒
子供の解答時間 : 1分40-49秒

家族3人で同時に解きました。時間は娘・私・主人の順(それぞれ1~2秒違い)でしたが、3人とも解答が違い、お互いに確かめ算をしたところ、私のみ正解でした。

娘は終わった瞬間はとてもうれしそうでしたが、答えが間違っていることがわかり、一転、ショボン。

それでも家族で同じ問題をやるのは楽しかったようで、「またやりたい!」とのこと。わたしとしては、普段の様子から娘がこんなに早く解けるとは思っていなかったので驚いています。

ただ、この問題をどのくらいの時間で解くべきなのか、については、自分を基準にしてしまうと、もう少し早く解けなきゃいけないのかな…と思いました。

小3 くりまんさん

親の解答時間 : 2分50-59秒
子供の解答時間 : –分–秒

子供はまだ習っていないので「解けない」の一言。普段から子供には、計算は速く正確にとうるさく言っている割には、自分では上手くできないものですね。

親子が真剣勝負する価値はなにものにも代えられません。そうして初めて子供の頑張りもわかるし、成長も実感できる。

できもしない指示をガンガン飛ばしてしまいがいちな自分を律する基準もわかる。親ができなくても、子供の目線で共に考えるという視点も生まれるでしょう。

小4 はるひろさん

親の解答時間 : 3分20-29秒
子供の解答時間 : –分–秒

問題の取り組み方を細かく見ていくことで、より効率的に問題を解け、時間が浮き、結果より多くの問題が解ける。これも応用力なんですね。

ウチは毎日数時間勉強に費やしていますが、N研偏差値55が上限です。問題数を解くだけでなく、工夫を凝らす必要性を感じました。

工夫して楽しようぜ!工夫したらミスも減った!楽してミスが減るなんて!それが原点。その喜びを知っているかどうか。

小6 hikaさん

親の解答時間 : 0分30-39秒
子供の解答時間 : 0分30-39秒

いつもメルマガを読ませていただきながら、参考にさせていただいております。ありがとうございます。

子供と同じ答えで1/4となりました。因みに親が32秒、子供が34秒でした。息子は、今年受験を終えたばかりで4月より第1希望ではない学校に進学します。

しかし、本人悔いはないそうで、今自分で中学の勉強を予習し始めています。塾とのご縁は不思議なもので、勉強する楽しみを教えてもらったそうです。

この方のお子さんなんか楽しみですよね。

あとは計算だけでなく、文章題でも図形でも応用していくだけ。計算は早いけど、他はねえ・・・・なんてならないようにしていただきたいですな。考え方は同じですから。

今回のタイガー山中の話があなたの今日からの勉強の参考になればうれしいです。

復テ対策講座の講座生の方は、この計算をどう考え、どう落とし込んでいくかの「応用力を身につけるコツ」をさらに詳しく解説してきますから、レポートにあった課題の問題5問にチャレンジして送ってください。

復テ対策講座生はこちらのレポートを見てくださいね 

そして、計算以外にも、次は中学受験でも重要単元の速さの文章題を取り上げていく予定ですから、各単元で考えるべき「応用力を身につけるコツ」に役立ててください。

これを機に復テ対策講座を受講したいという方はこちらから

たくさんの参戦、ありがとうございました!!

全6回「応用力を身につけるコツ」シリーズ

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