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こんにちは、ストロング宮迫です。

今は中学受験がメインですが怒濤の受験シーズンをばく進中です。すでに終えられた方もいますし、これから本番の人もいます。東京の2月1日がメインイベントの方にとってはあと10日前後。

塾なんかでは入試問題も「もしできなかったら・・・」という配慮から入試問題を通しでやらず、1番と2番だけとかやるなど気を遣ってやる場合もあるとか。

さまざまな層がいて、性格もまちまちな集団が対象の場合、その塾の措置はよくわかります。

が、ここまで子供のそばで見てきた方は、それではもったいない。

だいたいまだ10日もあって、なにをやるのか。

これまでに蓄積したまとめノートをやるといっても、何度も繰り返しやっているまとめノートはかかっても数時間。

入試まで時間をもてあますことになるのでは?

先週末もそうですが、今週だってガンガン入試問題で演習していきましょうよ。

入試問題に対する時間配分も、問題の取捨選択もやればやるほど子供はうまくなるし、入試が近づけば近づくほど子供の神経も鋭敏になって入試問題に対する対処はさらに良くなる。

入試本番2日前に受験する学校の手をつけてない問題だってボクはやります。

入試2日前、本番と同じ時間でやって合格最低点をクリアできれば、さらに自信もアップするっていうもんです。

ただこれは誰もができるわけじゃない。だって本番2日前に合格最低点が取れなかったら、自信もなくなっちゃいますから。

逆に言えば、それができる家庭は強いってことにもなる。

これができるのは、これまでそばで見てきて子供をよく知り子供の力を把握している人だけの特権。

子供を知り、計算が立てられる人だけができる技でもあります。

繰り返しここでは述べていますが、入試直前まで子供たちは伸びます

力が付くという意味での伸びもあるし、入試演習に対する対処がさらにうまくできるようになるという意味での力も付く。

ツイッターでこういうのがありました。

1/17 大前研一BOT@ohmaebot

結局、モチベーションというのは、あと何回それができるかに左右される。

あとわずかしか機会がないことに気づくと、取り組み方が濃密になります。

「日経ビジネスアソシエ」(2010年12月21日)

まさにこのことが子供たちにも起こる。

あと何回できるのか。数が少なくなればなるほど、子供のモチベーションは高まり、本番に近いシミュレーションも可能になる。

もう1つおもしろいのがあったので紹介します。

1/16 大前研一BOT@ohmaebot

なぜかという疑問を解決するのは、理論でなく、”観察”、すなわちフィールドワークである。思い込みや既成概念をとっぱらう、つまり自分の中でメンタルブロック・バスターを行うにはこの方法しかない。「ニュービジネス活眼塾」

入試前、今までのまとめをしようという気持ちが高まります。

それはいいとして、そうだとしても時間を持てあましたら、もったいない。

なにする?することないね?なんて、もったいない!

まだ子供は伸びるのです!

今こそ「あとわずかしか機会がないことに気づ」き、「取り組み方が濃密」になるのですから。

入試が近づくにつれて、どんどん右肩上がりでのぼっていってピークでぶつかる。

当たり前っちゃ当たり前のことなんですが、小さくまとまってしぼんで入試に向かうことがないようにしたいものです。

さて、話は変わりますが、以前ここで紹介した鉛筆の「F」の話って覚えていますか?

鉛筆の芯の「F」は「firm」なのか「fine」なのかっていうお話で、昨年の9月にここで「英語のエキス」の佐香さんのお手紙とともに紹介しました。

詳しくはこちら

まあ、多くの人にとっては、どうでもいいことなんだと思いますが、こうした素朴な疑問を追求していくのが「学ぶ」ってことなんだとボクは思っています。

すべての素朴な疑問について追求しなさいという意味ではありません。自分が興味のあるものに対してですね。

そして、英語に興味を持つっていうのは、こうしたことがキッカケになる場合もあります。なので、英語に興味がある方は、ぜひご覧下さい。

佐香さんの素朴な疑問から始まった今回の問いについて、三菱鉛筆株式会社からお答えいただいた回答はこちら

三菱鉛筆株式会社さん、どうもありがとう。

なんだかスッキリしない結末ですが、学ぶ際にはよくあることですので致し方ありません。

子供の発する「なぜなぜ?」を大事にするのは親技にとっても大きなテーマですが、いつまでも大人になっても、そして佐香さんのように年を重ねてもいつまでも持っていたいものです。

佐香さん、今年6月で79歳になられます。

まだまだ負けられませんぞ!

佐香さんの英語のエキスもよろしくです。
ekisu

『英語のエキス』の応用・実践版『ホントの英語』も絶賛発売中!

『ホントの英語』より

『ホントの英語』 はじめにより

大勢の皆様にお世話になって、これまで英語と取り組んで参りました。折々に発表のチャンスもいただき大きな幸せを感じました。本当に有難うございました。

お陰様で「英語英会話の盲点」に始まった出版も「英語のエキス」シリーズに至り嬉しい限りでした。

でもそんな中で、正直に言いますと「これで終わりにしよう」と思いながらも、「なぜ私たちの英語が通じないのだろう、どうして難儀をしているのだろう、英語嫌いが一向に減らないのはなぜだろう」という悩みから抜け出せなかったのも事実です。

放って置けない私は、スーパーアンカーシリーズの英語の辞書を編纂している著名な英語の学者と度々意見を交わしました。彼は「当たり前のことを当たり前に主張していく必要を英語教育の様々な点に感じます」と言っていました。業界の重鎮でも難儀していることが分かったものです。

また英語圏の国の大使館の広報部に手紙を害いて質問したり確認を取ったりしたこともありますし、知り合いのATL(外国語指導的手)と激しい議論を交わしたこともあります。彼との議論で今でも忘れられないのは「ハートフル(p26)」という和製語を批判し、強い調子で異論を唱えていたことでした。穏やかな彼でも、そんな造語がいつまでも放っておかれることに耐えられなかったのでしょう。

私たちは、浮かれて、得体の知れないバブルを追いかけているような気がして、そのATLには返す言葉もありませんでした。

英語も含めて言語には移り変わりがあり、その意味では鮮度がありますから常に勉強しなければならず、英字新聞に記載されている新しい語や言い回しにも取り組みましたし、英語関係の辞書も頻繁に買い換えて、常に新しいものを求め、それを学習者に紹介するようにしてきました。彼らは「新しい英語、通じる英語、ホントの英語」を知ると、人懐っこい笑顔を見せ、大変嬉しそうにしていました。

私は欲張りなものですから、そんな中でも「何とかしたい、誤解を無くしたい、通じる英語をもっと広めたい」という気持ちは、なかなか無くなりませんでした。

英検の二次試験で、受験生が出す多くの誤答に触れたせいもあって、一層そのように思ったのかも知れません。

英米人にとっては基本的なことであるからと何度も出題されるのですが、受験者たちは何度も間違いを繰り返すばかりで・・・自分が出した答えが間違っていることを知らず、気が付かず、自分では正解を出したものと思っていたようです。可哀そうで仕方がありませんでした。

このたび思い切って5冊目を上梓しました。お陰様で、現時点で考えられるそれなりの参考書を作り上げることができました。

「ケースバイケース(p18)」や「コンプレックス(p18)」などを初め、巷には誤解されたままでいるものが数え切れないほどたくさんあります。

英語圏の人が使っているものと私たちが使っているものには大きな違いがありますから、和製英語がはびこっている現在、いくら懸命に英訳しても「流通している”もの”に基づいていたのでは誤解が広まるだけだ」と思ってしまうのです。

「ホントの英語を理解することは上達への近道でもあるのですから、皆で誤解やすれ違いをなくしましょう」と叫びたい気持ちでいるというのが偽らざるところです。

昨今「自分さがし」などと盛んに言われていますが、これなどは直訳できないものの例ですし・・・。

私は若い頃から、時には叱られたり、戒められたり、恥をかいたりしてきました。認識違いを指摘されることが多く、格好とりの私には辛いことでしたが、今では「他人よりも多く恥をかいたお陰だ」と思っていますし、振り返って見ると、それらも全て糧になつています。

編集に当たっては、何よりも先ず英米人の考え方や日常生活に注目し、それらを踏まえた上で「実践」と「応用」を心がけました。

今回取り上げたものの中には、以前取り上げていたものもあります。くどいようで、どうしたものかと迷いながら、大事なことだからと再度取り上げた次弟です。

また【mind】のように複数回取り上げたものもあります。

当初ある程度系統立てて編纂しなくてはならないのではないかと思っていたのですが、あまりに多岐に亘ったものですから上手くまとめられず、ランダムなまま思い切って(章ごとに)全て五十音順にしました。

ただ、独りよがりなところが多々あろうかと思いますから、不行き届きは何卒ご容赦ください。

自分で作りながら驚いたのは、第一章の「ホントは違う」の欄を終えたときでした。「英語にはそんな意味は無いのに世間では違う意味で流通していて、それが誤解を生む原因になっている」というのが書き始めた動機でもあったのですが、書き終えてみたら200項目にも及んでいたのです。

集めた和製英語は1,000ほどもありましたので「さもありなん」とも思いましたが、大変驚いたものです。

第二章は英作文の際に大きく貢献するはずだと思っています。第四章の「どう英訳する?」では、身近な題材を取り上げて、その英訳を紹介することにつとめました。

また本の中ほどには、気分転換のために「一休み」という欄も設けて色々書きました。「学習者たちが必要としているものや知りたがっていることを書こう」というのが出版の趣旨でした。

そして今般の出版は学習者の一人である私のためでもありました。取り組むに当たって心がけたのは”勇気”と”謙虚”ということです。浅学の身ですので、お叱りをいただくことは覚悟の上で、思い切って足を踏み込んだ次弟です。ご一読くださいましてご意見やお考えなど色々お聞かせ願えましたらこの上ない幸せでございます。何卒お力をお貸しくださいませ。どうぞ宜しくお願い致します。

これまでのご厚情に心からのお礼と感謝を申し上げ出版のご挨拶と致します。有難うございました。

佐香武彦

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うれしい報告

小6 Mさん

数年のご無沙汰をお許し下さい。娘の受験では親技に出会い、ご相談もさせていただき、お陰様でスタートが遅かったにも関わらず合格することが出来、今でも本当に感謝しております。

あれから娘はどっぷりと部活に浸り、毎日が楽しくてたまらない様子で、通学しています。

先日行われた全校マラソン大会では学年で一位、中高総合でも四位という成績をいただきました。勉強はぱっとしない娘ですが、マラソンの後から頑張り始め、英語の暗唱では一発合格になりました。

本人の努力によって進路を勝ち取ることの大切さを私もひしひしと感じております。

ところで、今年は次男の中学受検でした。数年前に○○中学を受けたいと言って、ストロング様に2度ほどご相談申し上げた子です。

あれから塾と相談したりテストの結果を見て、○○中学の受験は諦めました。学校に見学に行った印象も原因の一つでした。私達の考え方とは少し違うと思ったことも事実です。

息子はそれから気持ちを切り替え、●●中学を第一志望校に定め、挑戦校として△△中学も受験しました。

△△中学が●●中学より早い日程だったためです。△△中学は残念な結果に終わりましたが、●●中学からは本日、合格の通知をいただきました。

家ではなかなか勉強が進まず、塾でしっかり指導していただくタイプの子供なので、正直私もかなり不安だったのですが、先生が上手に気持ちを前向きにして下さり、入試が終わった後の一声が「全力で出来た」でした。

上の子を見ていて、合格した後が大事だということを実感したので、しっかり学校選びが出来たことも良かったと思っています。これから入学までの間、また準備講座が始まります。新しい気持ちで親子で頑張って行きます。

ちなみに、我が家にはまだ三男が残っていますので、もうしばらくストロング様にお世話になります。

いつも拝読してばかりでご連絡も差し上げず、申し訳ありません。でも、毎回隅々まで読んでいます。これからも、ホットな情報を楽しみにしております。

引き続き、よろしくお願い致します。

それでは、取り急ぎご報告まで。いやな風邪が流行っています。どうぞお体ご自愛下さい。

いつの日か、本当にストロング様にお目にかかれたら嬉しいです。

Mさん、ご丁寧なメールをありがとうございました。

受験っていうのは本気で関わった人には、その家の歴史ですからね。

その中に子供への思いや気持ちやうまくいったことやうまくいかなかったことや成功や失敗や後悔や笑顔や涙がいっぱいつまっています。

実はこうした受験体験、その家や親の真意が丁寧に書いて下さっても伝わらないっていう忸怩たる思いもあります。

が、Mさんの気持ちの一端が皆さんに伝わればうれしいです。

受験は大変な思いをして家族で総力戦を戦うのですが、実は受験が終わったあとが大事なんですよね。

終わった人にだけわかることです。

皆さんはまだ終わっちゃいない!だからまだまだ走らなくちゃならない。

でもね、受験はゴールじゃないんですよ!

それでも今日精一杯走る!それが受験生。

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