志望校の合格判定テストが次々と行われ、その結果にドキドキする季節がやって きました。範囲は広くなるわ、問題のレベルは上がるわで対策についても、イマイチ要領を得ない。その上、点数や偏差値が下がり続ければ、気分は落ち込みます。
子供も本番を前にして意気消沈して戦意喪失。親はフォローもできない。家の中は真っ暗です。
この夏まで受験生は懸命に頑張ってきました。歯を食いしば ってついてきた。サバイバルレースにも残ってきた。
夏が終わり、残暑が厳しい 秋を迎え、合否判定もイマイチ。ここからもう1つレベルの高いサバイバルレー スが始まっているわけです。受験は諦めれば、意外とラクなものです。学力に合った学校を探せばいい。
しかし、それは逃げたことにならないか?
一抹の不安が押し寄せます。今回の受験はそれでいいとして我が子は今後の人生においても、「自分に合った」をキャッチフレーズに頑張らずに勧める道に進むのではないか。
ゆえに「逃げずに闘う」という秋以降のサバイバルレースは人生にとっても重要な分岐点になります。
受験は入試で選別されるのではなく、受験を迎えるまでの過程で「闘った」か「逃げた」かの選別がされるのです。泣き言もいいたいでしょう。愚痴もいいたいでしょう。すべてを放り出したくもあるでしょう。それでも石にかじりついてでも、受験まで踏ん張る。最終的に志望校をどこにするかは まだ先に話です。戦い抜かなければなりません。
だって人生の分岐点なのですから!
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