こんにちは、ストロング宮迫です。
11月も中旬で受験生のピリピリ感も結構上がってきましたね。
毎年経験していても胃が痛くなるこの感じ。
初めて経験される親の方は、胃がせり上がってくる感じなのかもしれませんね。
今回はしばらく前にいただいていた、今春中学受験を経験したなつこさんからメールを1つ紹介させていただきます。
長いことこのメルマガを読んで下さっているなつこさん。
このメルマガが受験生の背中を後押しする親の方へ、なんらかの力になっていたとすれば、こんなにうれしいことはありません。
それではどうぞ!
ストロングさま
御無沙汰しております。なつこです。
ず~っと前に「自分が嫌いだったスキーを上手なコーチについたおかげで好きになって、少し上達できた。その事から、勉強が嫌いな子が、少しずつステップを登りながら進歩していける道筋が見えた気がした。」
という内容のお便りをして、メルマガに取り上げてもらった者です。
あのお便りをした頃は、息子はたしか小学2年生だったかと思います。
この春に中学受験を終えました。
随分ご報告が遅くなってしまって、申し訳ありません。
結果から言うと、なんとか第1志望校の●●中学に合格できました。
合格を塾の先生に電話で報告すると、祝福の言葉よりも先に「え~っ!?」って驚かれちゃいました。
そのくらいぎりぎりの状態で、本当に運が良かったんだと思います。
運を引き寄せるところまで頑張りきれた息子と、最後まであきらめずお尻を叩き続けた自分がいたのは、小学2年生の頃から「新・勉強の常識」を読み続け、自己流ながらも実行してきたおかげです。
ストロングさま、タイガーさま、本当にありがとうございました。
まず、このメルマガに出会わなかったら、中学受験をしようとしたかどうか、わからないです。したとしても、情報収集開始はぐっと遅くなっていたことでしょう。
その結果、入学できる学校も、偏差値的にはもっと下の方だったに違いないです。
最初から、首都圏で一番偏差値が高い学校を目指す、という事は避けただろうと思います。
「無理だよ~、もう少し適当なところで手を打とうよ」
って思ったに決まってます、自分の性格、子供の性格を考えると。
「子供の限界を親が勝手に決めるな」って内容が、繰り返しメルマガに出てきますよね。
ダメかもしれないけど目指してみる、と考える事ができたのは、ストロングさま、タイガーさまのおかげです。
子供の偏差値の推移はこんな感じでした。
6年生の夏休み前には、第1志望校合格圏内に入り「この調子!」と喜んだのもつかの間、夏休み明けの模試4回は1回も合格圏内に入れず、下降線をたどりました。
でも諦めきれない、こうなったら最後の手段、というわけで1月は小学校を欠席して最後の追い込みに入りました。
小学校を休んでまで中学受験の対策をする、という選択肢も、恐らくらくメルマガを読んでいなかったら考えもしなかったと思います。
親の体裁よりも、「最後までやれることは全部やった」と言える満足感のほうを取りました。
他にメルマガに触発されて実行したのは、「受験前日に泊まる予定の宿で、勉強合宿をする」というイベントです。
ホテルでお勉強して効率アップ、というお話を参考にして、GWと秋の連休の合計2回、やりました。
家で勉強するよりも集中できた上に、受験前日は慣れた宿でリラックスして過ごせたので、実行してプラスになったと思います。
きっとメルマガを読んでいなかったら、「中学受験に、そこまで入れ込むなんて~~」って斜に構えていた事と思います。
子供が最大限の力を発揮できるように、親のできるサポートに全力をつくす、という貴重な経験ができました。
これは本当に、ストロングさまとタイガーさまのおかげです。ありがとうございました。
入学後の様子ですが、通学時間は少々かかりますし、比較的ゆるい部活に入りました。
1学期の期末試験では、順位ははっきり出ないのですが、平均点に届かなかった点数からすると、80番から100番の間あたり、と予想されます。
「家が遠い分、時間をうまく使わないと、落ちこぼれまっしぐらだよ」と言い聞かせてはいますが、うまい生活リズムがつかめません。
英語のCDを往復の電車内で聞くために、という事で与えているiPodですが、英語以外のゲームやらなんやらに使っている時間のほうがはるかに長そうです。
算数が得意科目で、ジュニア算オリ、算オリではファイナル大会に出場していましたが、今年は予選落ち・・まったく、ぱっとしません。
塾の先生に、「どんな勉強を、どれだけやったら良いのか、優先順位がわかりません。」と相談してみました。
「数学は、それほどあせらなくても大学受験に対応できるだけの力はつくはずだと見ている。家で勉強時間を取らなくても、塾の日に私の目の前でやる勉強だけで今のところは大丈夫です。家で勉強するなら、とにかく英語を優先してください。」との事でした。
英語優先、という方針がはっきりしたので、取り組みやすくなりました。
塾で毎週出される「例文20個暗記」という課題を優先してやらせています。
塾の英語の授業は毎週1回なので、土日に「どれだけ覚えたか」家で確認テストをしてます。
一方的にやらせるよりは、と思い「私も覚えるから、勝負ね!」ということにして、私に勝つと「2000円GET]というルールで射幸心を煽ってます。
今のところは、やる気アップにつながっているようです。まだ2回しかやってませんが、私が連勝してます。嬉しくないですけど。
私は本当に英語嫌いで苦手だったんで、手加減したら覚えられないので、本気でやってます。
なんで30年前に本気出さなかったんだろ・・と思いつつ、です。うるさがられても、手を変え品を変え、当分関わっていこうと思います。
ひとつ、正直な感想なんですが、聞いてください。
首都圏で一番偏差値の高い中学に通う子ってどんなにすごいんだろ~、ってずっと思ってました。息子が入学するまでは。
でも今我が家にいる「実物」は全然すごくもなんともない、放っておいたら怠け放題の子供です。
もちろん中には本当にすごくて、親の手を必要としないお子様もいるかもしれないですが、意外と悩みは「親にかくれてゲームばかりする」とか、ありふれたものかも・・って気がしてきました。(仕事があって保護者会に出たことがないので、想像に過ぎないのですが)
最終的に目指すところは高くても、今始める一歩は、その子供にあったレベルの、小さい一歩なんですよね、きっと。
次に目指すところは「東大!」と大きく掲げましたが、当面の目標は「時間を有効に使う、とりあえずトイレに隠れてゲームしないこと、トイレタイムは英文暗記」という事でいきたいと思います。
続けてメルマガは楽しみに読ませて頂きます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
なつこさん、率直な見解、貴重な体験談をありがとうございました。
いろいろと示唆に富む内容がいくつも含まれていましたとストロングとタイガー山中はなつこさんのメールを読みながら、大いに話し合ったのですが、皆さんにとってはいかがだったでしょうか?
「一番偏差値の高い中学に通う」が、「我が家にいる実物は全然すごくもなんともない、放っておいたら怠け放題の子供」というところなんかは、「そうでしょ!」っと拍手した感じですな。
メルマガでは私達が試して良かったことをいろいろと提案していますが、その提案を実際に実行して下さっている点も大いに感心しましたが、私達と同様の「効果」も実感くださっていることを聞くことができてうれしかったですな。
また、
「中学受験に、そこまで入れ込むなんて~~」って斜に構えていた事と思います。
部分も大いに納得できます。
勉強や受験をストロングは、習いごとやスポーツと同等に考えていまして、やるなら徹底的に追求してやることが子供にとってはプラスになるという考えから、皆さんにも、こだわって、トコトンやってほしいという思いでいます。
たかが勉強、されど勉強!
たかがスポーツ、されどスポーツ!
たかが習い事、されど習い事!
なにであっても、時間をかけ、努力を懸命にし、悩み、喜び、考え、こだわってやっていくことでつかむものがある。
山の頂上を目指すのにさまざまな道があるように、しかし、行きつく先は勉強でも、スポーツでも、習い事でも似たような場所にたどりつくのではないかと思います。
最後に「まじめに生きるのを恥じることはない」という本の中で、バスケットボールの指導者ジョン・ウッデン氏が紹介している作者不明の詩を紹介します。
目の前の苦しい現実から逃れたいという強い欲求と闘っている受験生に、そしてそんな受験生を見ても、心を鬼にして伴走している親の方、貴重な報告をしてくれたなつこさんに捧げます。
『人生はゲームだ』作者不明
これは君の最初の試合だ。君が勝つことを私は期待している。
それは君のためだ。私のためではない。
なぜって、勝つことは素晴らしいことだからだよ。
勝つことは気分がよい。
全世界が自分のものになったような気分になる。
でも、その気分はすぐに消え去る。
あとに残ったものが、君の学んだことだ。君が学ぶのは人生だ。
それがスポーツのすべてさ。
君は人生の幸せ、惨めさ、喜び、失望感を学ぶのだ。何が起こるかは、わからない。
五分で引っ込められるか、あるいは長丁場を経験させられるかは、わからない。君がどういう活躍をするかはわからない。
ヒーローになるかもしれないし、影の薄い存在になるかもしれない。
まったくわからない。
あまりにも多くのことが偶然だ。
ボールがどうバウンドするかで明暗が分かれるのだから。ゲームのことだけを言っているのではない。
人生について言っているんだ。
しかし、ゲームというのは人生だからね。
すべてのゲームは人生だ。そして、人生はゲームなのだ。
真剣なゲーム。とても真剣な。真剣なことをするとき、君はベストを尽くす。
何が来ても、それを受けて立つ。そして、それを乗り越える。
勝つことは楽しい。それはたしかだ。
しかし、勝つことが大切なのではない。勝ちたいと思うことが大切なんだ。
あきらめないことが大切なんだ。
自分がしたことに絶対に満足しないことが大切なんだ。
気を抜かないことが大切なんだ。
自分に期待している人をがっかりさせないことが大切なんだ。勝つためにプレーする。もちろんそうだ。
でも、負けるときはチャンピオンのように負けろ。大切なのは勝つことじゃない。
大切なのは挑戦することなのだ。「まじめに生きるのを恥じることはない」47ページより
小6 しゅりんぷさん
音声講座のアドバイスをもとに対策をとり、合不合2回目と日能研のセンター模試3回目を受けました。
結果はできすぎです。
4科目偏差値はともに70。前回問題となった日能研模試の算数も今回は150点満点中130点!偏差値も70を出しました。
正答率を見ても、落としたのはすべて(第1志望校受験者の正答率で)10%台以下のもの。
本人曰く、「教えてもらったやり方にしてからうまくいっている」とのことです。
現在は今ひとつの正答率のものをメインに学習を進めています。この結果に慢心せずに、気を引き締めていきます。
本当にアドバイス、ありがとうございました。
ここにある音声講座のアドバイスとは、
音声セミナー【親カツ後期】
http://www.oyawaza.org/60/
子供がやっている入試演習で親が見ておくところその1
子供がやっている入試演習で親が見ておくところその2
のことです。親カツ生の方は大いにご活用ください。