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こんにちは、ストロング宮迫です。

今回は1つご相談を紹介してそれに対してボクの考え方を書いてみたいと思います。

さっそく読んでいただきましょうか。

小3 ランさん

相談内容:「偏差値60を超える為にはどこを見直したらよいのでしょうか」

いつもお世話になっております。子供の勉強方法(算数)の見直しについて相談をさせて下さい。

以前相談させて頂いた、「勉強時のバトル」も現在はほとんどなく、嫌がらずに毎日できる範囲の量を続けて勉強ができています。

しかし、学校の宿題が多いため、どうしても30分前後の勉強時間しか取れません。宿題に2時間以上かかる場合もあり、15分しかとれない時もあります。

学校の宿題は教科書に沿ったものではなく、自分で課題を見つけ提出するというものです。「自学自習」の精神が根本にあり、どの教科も、先生が勉強を教えるというよりは、大学のゼミのような感じです。

そのため、小学生で習う基本的な内容を学校で学ばないため、自宅で基礎的な事から勉強をしています。

相談といいますのは、塾のテストで算数がどうしても偏差値60を超える事が出来ない為、現在どのように勉強方法を見直したら良いのか悩んでいます。

塾のテストは小2の6月から受験しています。

【算数】(2年6月)56→(2年11月)57→(3年6月)55

【国語】68→56→60

4月に算数のケアレスミスをなくす為の工夫や勉強の鮮度を保つため、勉強方法を見直しをし、塾のテスト受験しました。しかし、今回も算数の偏差値が60を超える事ができませんでした。

テストを受け取る際に成績を上げるために具体的にどのような勉強をしたら良いのか相談をしたのですが、「基礎的な問題はすべてとれています。応用的な問題が解けていないようです。国語は物語文の心情理解ができていないので、本を沢山読んでください。」と曖昧な答えで終わり、具体的なお話しが聞けませんでした。

算数で、できなかった問題は(時間がなくて空欄解答の問題)立体図形、平面図形の問題で、使用している問題集でも類題を見た事がありませんでした。

塾の先生は、「今までの範囲の知識があれば解ける問題を出しています。実際に通塾していない生徒さんでも解答出来ているお子様もいます。試験範囲は2年生~3年生1学期までです」とおっしゃっていました。

3年で習う図形は、3学期範囲なので、2年生までの図形の知識で問題を作成しているようです。それを伺って、私達の今までの勉強のやり方が間違っていたのか、今後どのようにすれば良いのかわからなくなってしまいました。

算数は、その他にマークシート記入ミスが2問、ケアレスミス1問ありました。その3問の間違いについては、今までの方法でミスをつぶすよう見直しをします。それ以上に学力を上げるにはどのような勉強をしたら良いのでしょうか。

現在使用している問題集は、「ピラミッド3年算数」と「最レベ3年算数」です。

「ピラミッド」で基本的な内容を理解して「最レベ」で問題をノートに張り付け2~3回解いています。

「最レベ」の問題は問題指定の時間に終わり、間違えも初見で「最レベル問題」を1、2問を間違えるくらいです。

レベル的にも子供にはあっているかと思います。自宅での勉強の進度は、学校授業よりも1~2単元先取りをしている状態です。

国語に関しては、自宅では漢字の練習しかしていません。

本人はとても本が好きでよく読んでいますが、ジャンルが「ノンフィクション」「自然科学」「生物」が多く、今のお気に入りは「江戸川乱歩の少年探偵団シリーズ」です。

まだ物語の心情理解ができるほど心の成長ができていないため、国語に関してはしょうがない部分もあるのかと感じています。

目標は偏差値60~65はにはしたいです。

主人は「解けないのは、パターンを知らないからだ。類題を沢山とかせれば良い」といいます。

学校のお友達でも、家庭教師や通塾している生徒さんが多くいます(もちろん家庭教師、通塾+自宅勉強もしっかりしていらっしゃいます)。

自宅で問題集のみで勉強している子が少ない中、この勉強方法で良かったのか、私が間違った勉強方法を子供にさせていたのか悩んでしまいました。

次回の塾のテストは11月にある予定です。算数の偏差値を60以上にする為にはどのように勉強したら良いのでしょうか。

悩みを長々書いてしまい申し訳ありません。何卒よろしくお願い申し上げます。

この相談者のランさんは昨年1月に親技の『10の鉄則』を購入して下さり、ちょうど今で1年半ほど経った頃ですね。

『10の鉄則』では3ヶ月で成果を上げるをテーマにしていて、書く人だけが書く「変身シート」というのがあります。

「変身シート」は、3か月を目安の目標に(もしくはもっと短い期限を設定して)「目標・期限」「決まり」「実行する鉄則」などを書き、自分自身に意識づけるものであり、提出しなければならない宿題ではありません。

だから「宿題が出てないよ!」とは言われないんですな(*’ω’*)
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じゃあ、提出しなくてもいい宿題は、どうなるか?

あなたのお子さんだったら、どうするか?

もちろん、提出しない、出さない。

提出じゃない宿題を出さない子供の親はどうする?

もちろん、提出しない、出さない。

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じゃあ提出しないけど宿題はやるのか?

もちろんやらない。子供もやらないけれど、親もやらない。

じゃあ意識づけはどうなるのか?

意識づけしたつもりになれるけど、ほとんど気にしない!すぐ熱い気持ちは忘れてしまう。

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でも、それで変われるのか?

もちろん変身できない!昔のまんま!

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ということは・・・

成績も変化しない!ってことになります。

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学年を経るとだんだん対処が難しくなって、まあお手上げになってどこか外部に丸投げするようになる。

これがまあよくあるパターンですね。

唯一変わるのは「なにか知った気分になっただけ」ってわけです。

この「なんちゃって親技」も意外と多いんですよ。

成績がイイには理由があって、その理由は10コだけなんだけど、10コ知っても、やらないの・・・(≧◇≦)

ワオォーーでしょ?

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つまりどういうことかっていうと、今の子供がしているのは親をそのまんま真似ているだけってことです。あなたがしたようにしたら、こうなったってわけ。

子供は悪くないと思うけどね、ボクの感覚では。

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子供が約束を守りません」って親は言う。守らせれば終わりの話なんだ。

守れる約束をする、これが1番目。次は守れる約束は死守する、これが2番目。

した約束が守られているかどうか、チェックする義務は親にあるとボクは思う。

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だって守ってもらいたいのは親のほうが望んでいるんだからさ。

だから「子供が約束を守りません」と聞かされれば「あなたのお子さんだけが守らないんです。守らせたらいいですね」って答えることになる。

守れる約束を親子で話し合って納得してしたのか、できる約束なのか、死守するようにチェックしているのかは、もちろん漏れなく付いてくるセットだ。

ポケットに手を突っ込んだまま「約束守れよ」って親だけが希望する無理な約束をさせて、約束を破ったことを5度ほど見逃しておいて、突然怒り出す。

そりゃあ、約束なんか守りませんわな。普通でしょ、それは。

どうです、あなたの意見は?

親が変われば、子供も変わるっていうのは間違いない事実だ。親技のメンバーさんが日々それを証明してくれている。

じゃあ、なんで子供の成績が微動だにしないのか?

そりゃあ、親が変わってないからだ。

昨日と同じ、1か月前と同じ。下手すると1年前と同じだからだ。なーんも進化も変化もしていない。教育系の知識や問題集ばっかりに詳しくなって、なーにも変わってないから、子供の成績は微動だにしない。

繰り返し書いているように人間による「鉄の意志」なんてもろいんですよ。3か月たっても変化がなければ、その動きは止まってしまう。やってられないんだ。通常は「鉄の意志」なんてよほどのことがない限り、成果がなければ3ヶ月も持たない。

そしてまた見つけてきた新しいものを何か始める。でも始めたって良くなりゃしない。親が変わらなければ

親の子供への見方やアプローチが変わって初めて子供のリアクションが変わるんだから。また、変わるつもりなのに3日で元に戻る親も多い。3日坊主だ。子供のことは言ってられない。

変身シートもそうだけど、『10の鉄則』の感想だって、別に書かなくてもいいし、提出する必要はない。

自分のためのものだから。
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自分を戒めるために書く。自分のために書くんだ。書いたものをいつも見る。書いたものがどうなったかをチェックする。うまくいったのか、いかなかったのか。

うまくいかなかったことは問題じゃない。次に書くときにそのうまくいかなかったことを分析して検証して織り込んでから目標なり、決まりなり約束なりを書けば、無駄にはならない。でも、分析も検証もしないから、また同じ過ちを繰り返す、繰り返し続ける。

過ちはどうしてこんなに根気があるんだというくらい、ずーーーーと繰り返している。

親自身が過ちを繰り返し続けるのは別にいいんですよ。あなた自身の失敗だから。あなたの借金だからね。

でも、親は相手がいるんですよ。

子どもという。

これを忘れてはいけない!!

話を戻します。

ランさんの相談の話でしたね。このランさんは「変身シート」を昨年の1月から3か月ごとに毎回出してるの。

義務はないのに出してるんですよ。やらなくてもイイ宿題をちゃんと自分に課してやってる。

去年なんか、3か月先を念頭にやって、1月に出したものを2月に中間報告して、4月でまとめ検証してから新しく4月にまた出す。6月には「改善報告」があって「達成報告(4月~6月)」、そして次の「目標・決まり(7月~9月)」、9月に変身シートの提出、今年に入ってからは1月と4月にも報告をもらって、3か月毎に自分で確認して進んできた方です。

すごくないですか?

なかなできないんですよ、これが。

昨年の3月に「永遠の私の課題。すぐにバトルになってしまう」という課題も出たけど、

6月には

●算数・国語問題集基礎編(算数はかけ算手前まで)をとく

→順調に問題集をといている

<鉄則3>も順調に、激しいバトルなく勉強する姿勢がついてきている

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素晴らしい!!

お気づきですか?「激しいバトルなく勉強する姿勢がついてきている」のはランさん自身が、まず変わったからです。

3か月ごとに「変身シート」の提出を続け、「あれれ、できてなかった」とか「あれれ、やってなかった」「これはできるようになってる!!」を確認することで着実に変身し、お子さんも変わってきている。

「算数の偏差値を60以上にする為にはどのように勉強したら良いのでしょうか。」という課題についても、そのための決まりをつくり、まずはランさんがそれを守っていくことで必ずクリアしていかれるはずです。

10の鉄則

成績が上がらない理由を子供のせいにしていたのでは何も解決しません。成績は、親次第で上がりますから!

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成績がイイ子の親だけが実践している!『10の鉄則』の詳細

 

小6のりょうかなさんの報告を1年半前からのメールを半年ごとに時系列で紹介します。

小5 5月『10の鉄則』購入

小5の息子です。今年の1月に中学受験する(今まで準備してきてなかった)と言い出したものの成績は全くの中間です。

勉強も今まで本人に任せきりだったので、私がそばでみてやるようになったのですが、とにかく効率が悪いです。

頑張りが成果に現れるようにしてやりたいです。

↓↓↓↓8か月後↓↓↓↓

小5 1月 親カツ前期コース開始

志望校も決まり、子どももなんとなくやる気になってきたけれども、勉強方法が今ひとつわからない。

子どもは時々手を抜いて勉強するが総合的に勉強するようになっている。子どもに問題があるのではない。

どの勉強をどれだけするようにさせているかという親の自分の問題を解決できていない。(これでよいのか、いつまでに何をさせようとしているのか不安だし見失いそうになる)。

↓↓↓↓半年後↓↓↓↓

小6 6月 親カツ報告

こんにちは。成果ありました!

小6になるまで全国模試というものを受けたことがなく、3月に3科47.9だったのが、5月51.5(算数52.3→54.7国語48.4→52.0理科43.8→47.5)です。

理科は本人の好きな科目なのでほったらかしていましたが、ここが上がればさらに上がるので夏休みまでに最優先で今後も進めてアップ狙っていきます。

今まで同じところをグルグルめぐっているような気がしていましたが、今回成果を実感でき子どももやる気になってきています。

今まで塾では大きな模試、復習テストというものがなくなんとなく上がってるような気がするといった感覚できてましたが、実際数字で表れると本当に嬉しいものですね。なんといっても子どもの反応が違いました。

第1志望にはまだまだ(目標偏差値60)、よそさまとくらべたら笑われそうな偏差値ですが、これがまぐれにならないようにもう一度親カツ講座見直して着実に(夏休み前に偏差値54狙っています)あげていきます。

↓↓↓↓半年後↓↓↓↓

小6 1月 入試報告

こんばんは。無事第1志望合格しました。ありがとうございました。

夏休み後のスランプ(けっしてさぼったわけでなく、しゃかりきに頑張ったのに)で私が落ち込み、やる気をなくしてしましましたが、息子はそんな母を尻目にこつこつ頑張り続け最終模試では自己最高、判定も合格80%とり本番に弾みをつけました。

終わってみると、何が大変だったかというと親の私自身の精神コントロールが一番苦労しました。

秋以降やる気をなくし、ここまできたら、子どもと楽しんで勉強しようと思ってから子どもの成績もあがったように思うし、子どもって思ってる以上に親の言動行動に反応しているので、ほんと必死こいて勉強教えるとかより、穏やかに併走して環境整えてやることが一番成績アップにつながるような気がします。

これも子どもに教えてもらったことです。とにかく合格できてよかった。これからも下の子も含め成績のいい子の親目指して頑張ります!!

「新学年になったら頑張る」「受験生になったら頑張る」そうはいかないんだな、これが。

今頑張らないと、先でも頑張れない。受験は早く貯金しておいて、走る方がラクではないけれど、戦いは優位に進められる。

途中、多少の貯金を取り崩しながらでも、貯金があれば頑張れる。貯金がなく、借金が多いと、道中がやけに苦しく、長く、暗くなるものです。

ぜひ子供には「今」頑張らせて下さい。