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こんにちは、ストロング宮迫です。

だいぶん温かくなってきましたね。そして、4月になりました。受験生はいよいよこれから本当に「受験生」になり、受験を終えた子供は新しい学校で新たな一歩を踏み出す。

そんな時期の最近よく寄せられる相談の1つにこんなのがあります。パパさんのメールを紹介します。
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ストロングのメルマガと【親カツ講座】のお陰で、無事中学入試を乗り切ることができました。

いよいよ私立中高一貫生活がスタートします。

ウチの息子がお世話になる中学は自由な校風で、「鶏舎に例えると、ウチは全部の鶏に丁寧に水やえさ、栄養を与え、運動をさせ、規則正しい生活をさせるようなところではありません。自分の足で水やえさを探し、野を駆け回って生き抜いて行く地鶏を育てるところです」と先生がおっしゃる学校です。

この自由な校風が気に入り、両親・本人ともこの学校への入学を楽しみにしています。

ただ、ここへ来て、春休みの子どものダラダラとした生活、ゲーム三昧の生活を見ていると、自分でちゃんと水やえさを探し回ってくれるのか? 野を駆け回ってくれるのか? 上手く水やえさが見つけられず、餓死してしまうのではないかと心配になっています。

受験が終わり10日で次の勝敗が決まる!」も聞かせていただいて、「合格してそれをステップに更に伸びる子」目指していますが「めんどくさい」「しんどい」「いや」の連続攻撃です。

受験の前、小学校6年生のときは、ストロングさんのアドバイスで「とにかく今はやるしかない!」とはっぱをかけていましたが、(悪)知恵もつき、受験という目標もなくなり、そのうえ反抗期という三重苦の中学生にモチベーションを持たせるアドバイスをいただけませんでしょうか。

似たようなメールが10通近く届いています。

春休みに羽が生えて飛んでいっているんですな。

パパさん以外で、酔う子さんからのメールでは、

進学する中学校では校長先生から

日本で一番校則が少ない学校と自負しております。

携帯電話もゲームも自由です。

いろいろなタイプの子供たちがいますので間違いなくおもしろい学校と思っていただけると考えております。

と学校登校日に話があったと書かれていました。

こういう「自由さ」を前面に押し出す学校がある一方で、以前ここでも紹介しました

ヒトデーマンさんのお子さんが進む学校は、

ゲームもパソコンも与えないでくださいと言われました。

ゲームはするな!パソコンも自分の部屋で一人でするな!

パソコンをするならリビングなどの家族の共有スペースでというお達しがあり、親はびっくり、子供はがっくりでした。

というのもありました。

多くの受験生が志望校を決める際に「校風」というんでしょうか、各学校の「考え方」を見ている場合も多いでしょう。

学校によってはパパさんのお子さんが進学される学校とは真逆で

塾は必要ありません。すべて学校が面倒を見ます。

授業は7時限やり、土曜日は毎週授業、
部活は週3回ほどにとどめ、
しっかり勉強を学校が管理していきます。

なんてきび~しいスケジュールを提示される学校もある。

パパさんのたとえ話で言うと「鶏舎に例えると、全部の鶏に丁寧に水やえさ、栄養を与え、運動をさせ、規則正しい生活をさせるようなところ」ですよね。

ざっくり言ってしまえば、伝統校は「自由」さを謳い、新興校はキッチリ勉強をさせて大学実績を出し、伝統校に追いつき、追い越せとやっている感じかもしれませんね。

話をわかりやすくするために学校の校風を「自由」か、「管理(又は強制)」かの2つに分けて考えてみましょうか。

子供の人気はやっぱり「自由」でしょう。

では親はどうか?

気分的には「自由」だが、できれば「管理」できっちりやってねという感じでしょうか。

もちろん人それぞれですが、どっちのレベルが高いか(偏差値じゃないですよ)と言われれば、やっぱり「自由」な学校でしょう。

なんでかって!?

だって、これは勉強面に限って言えばですが、「自由」は「0」になる可能性もあるわけでしょう。

事実、パパさんのお子さんは「ダラダラとした生活」「ゲーム三昧の生活」をしていると。そういう意味で「自分の足で水やえさを探し、野を駆け回って生き抜いて行く地鶏を育てる」環境のところは非常にレベルの高い場所と言えるわけです。

一方で、「丁寧に水やえさ、栄養を与え、運動をさせ、規則正しい生活をさせる」ところでは、学校がやらせるわけですから、勉強が「0」にはならない可能性が高い

それらを全体で考えていくと、勉強面においては「自由」な学校の勉強「0」の子供が最下位になる可能性が大と言えるんじゃないでしょうか。

入った学校のレベルや偏差値に関わらず、中学校ではヨーイドンなわけですが、全体をひっくるめると、やっぱり勉強「0」がドン尻になるのが宿命です。

じゃあ、トップは誰が取るかっていうと、それは「自由」な学校で自分からガンガン勉強をしている連中でしょう。

強制されるわけじゃない。遊んでもいいよという環境の中で、自らの意思で勉強をするわけです。これは強いですわな。

強制的に管理されて毎日10時間勉強している連中よりもはるかに意識も高い。集中力も吸収力も断然こっちが上でしょう。

トップを取って当然といえます。でも「自由」な学校に入れば、皆そうなるんじゃないですよ。

多くの方は「自分の足で水やえさを探し、野を駆け回って生き抜いて行く地鶏を育てる」環境に憧れるけれど、その中で「地鶏」に育つのは一定数だけでしょう。

それは中学校が始まってみるとすぐにわかる。

パパさんの心配する

自分でちゃんと水やえさを探し回ってくれるのか?

野を駆け回ってくれるのか?

上手く水やえさが見つけられず、餓死してしまうのではないか

はすぐに現実の心配なっていく場合がほとんどです。

本当に餓死しちゃのか!?

しちゃう・・・実際にしちゃうんですよ(*_*)

餓死はイヤだとなれば、モチベーションがアップするのを待つまでに家庭でやらせないといけませんな。

「自由」を与えられて勉強「0」になっちゃってるんでしょう?

普通の子供なんです。

だからせっかくいただける「自由」は学校だけにして、家庭では「不自由」にして強制してでもやらせないと入って苦労するのは目に見えています。

なんだか夢も希望もない話となりましたが、「自由」な中学校に入学予定の連中のうち、学年でいえば小6の3月末時点ですが、すでに中学1年の公立の英語の教科書の細かい部分は除いて終え、数学は連立方程式の応用まで終わっている子供たちだっているんです。

昨日、そのうちの一人の子供のノートを見ましたが「A CLASS中学代数問題集」の例題をやり、練習問題を連立方程式までやっているのを確認しました。ノートは2冊目でした

「このやり方でいいですか?」って言っていました。受験が2月上旬に終わっている子供ですから、約2ヶ月ですよね。

中1の公立中学校の教科書は日本語訳にし、その日本語訳を英文にほぼできるようになっていました。

受験後、1日2時間から3時間の勉強で2ヶ月とその子は言っていました。

4月6日くらいですか、入学式は。さあ、4月からヨーイドン!じゃないですよね、こういう子供たちにとったら。

4月6日にスタートラインに集合したら、あれ・・・誰もいないやって。どうしたんだろう、みんな。

だってもうスタートして、もしかしたら10キロも先に行っちゃってるわけですから。

同じように「自由」な伝統校に入る子供たちです。「自由」な伝統校に入るのだからとのんびりしているのではなく、「自由」な伝統校に入るのだからこそ、差はあっという間につくとピリピリしている。

「自由」な伝統校のハードルは高い。勉強をする子供たちにとっては「自由」な校風はプラスになる。しかし、「自由」になって勉強しない子供にとっては自由は、地獄の1丁目の入り口になりうるということですね。

まあ、これはあくまでも勉強面でのお話ですけど。

まだ4月の頭。夏までは学校の進みもゆっくりでしょう。だから十分時間はあります。

どうするのかを決めるのはあなた!

最後に偉人からの言葉の贈りものです。

芥川龍之介

自由は山嶺の空気に似ている。

どちらも弱い者にはたえることはできない。

夏目漱石

吾人は自由を欲して自由を得た。

自由を得た結果、不自由を感じて困っている。

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うれしい報告

ノリ勉数学を終えての感想

中1 トモさん

ストロング宮迫先生

初めまして。こんにちは。

中1の娘と取り組みました。中1の学習内容の「一次方程式」で行いました。

性格が真面目なので「約束」は、完璧でした。

むしろ、途中で間違えたからといって全部丁寧に消さなくても・・・と、もどかしい思いで見守りました。

本人は、数学をとても苦手と思っていますが、今回見守っていて、感じたことは、繰り返せばちゃんとできる!ということでした。

確かに、苦手なので、自信がある問題にてこずっていたり、絶対無理な問題は、すっかり分かった気になっていて、結局説明できなかったり、かなり手ごわかったのですが、何回も100点目指してとりくませることで、最後のテストで、やったことのない問題のうちの1問を解くことができました。

親はすごく感激したのですが、本人はふふんという感じでした。

真面目で素直な性格なので、これからも嫌がらずに取り組めそうです。

今まで、塾に通わせたことがなく、困っているような時に、私が教えてきたのですが、教えるのでなく、見守ることで子どものやる気がアップすることを実感しました。

今回のやり方が成果の出るやり方であると本人がますます実感できるように2年生の1学期のテストに向けてこつこつ取り組みます。

ありがとうございました。

数学の1学期の範囲は、ものすごく数学が苦手な子供でも高得点が十分可能な範囲で、努力がすぐに報われる範囲でもあります。

しかし、中2以降は、前学年の1学期の内容が押さえられていないと努力した割には・・・という結果になることもある。

4月までは学校もゆっくりの進みでしょう。その間、前学年のやり残しがある場合は今がチャンス。

努力したことが成果ですぐ出れば子供のやる気も前向きになる。

その最高のチャンスがこれからやってくる。

逃してなるものか!!ですよね。

トモさんも中1の1学期の範囲、今のうちにノリ勉で撃破しておきましょう。

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