こんにちは、ストロング宮迫です。
春の風が吹いてますなあ。今週は高校入試の怒涛の合格発表の週です。
結果が出たらすぐ戦闘態勢へ。すぐに戦闘態勢に入れない方は1年間を振り返って今のやり方そのままでいくのか、少し変えるのかの検証をすることです。
各学年が進むということは、または小学校から中学校、中学校から高校へ進むということは、レベルが一段階上がるってことです。上がることはあっても下がることはない。
レベルが上がったらすぐ対応ができなくなるようじゃ困る。そうならないためには「かけた労力と成果」を常に天秤にかけて量っておく必要があります。
目指すものが違えば、かける労力と時間は変わってこなくちゃならない。みんなが偏差値70を目指す必要はない。
勉強とスポーツをやって偏差値60を目指すことがあっていいし、勉強よりも習い事重視で偏差値55を目指してもかまわない。
とにかく勉強したけど成績が悪い!これが一番ダメってことです。すべてのやる気がなくなってしまうから・・・
かつて長嶋茂雄がテレビコマーシャルで問うたように
親技でも「毎日問う」投げかけを始めました。
あなたに問いたい
「毎日、親技、してますか?」ってね。
できているならそれでイイし、するつもりがないならしなくてよろしい。ぜ~んぶできているならご卒業だ。
一昨日100円貯金しても、昨日100円使ったら、今日の貯金箱は0円になります。今日100円貯金しても残高は100円だ。
一昨日ノリノリで頑張って勉強しても、昨日の勉強がグダグダで成果がなければ、今日の勉強貯金残高は0円ってのと一緒。毎日貯金してるんだか、使ってるんだかわかんない。
多くの人は子供との勉強において、日々プラス、マイナス、プラス、マイナス、マイナスとかになっていて、結局、勉強貯金残高がいつまでたっても0円とか下手するとマイナスになってる家庭がたくさんある。
こういうのを「横跳び」と申します。自分たちは前に進んでいるつもりなのに、1年前からいる位置は変わらない。だって横跳びをしてるんだから。
ご覧下さい、こちらが煌帝国第1皇子の炎帝こと練紅炎の華麗なるレペティションサイドステップ(反復横跳び)です。 pic.twitter.com/0nZnn6f5Mq
— ひとみゃん (@hitomyann7) 2013年6月6日
「横跳び」のタチが悪いのは、親も子もすごく努力しているつもりなとこです。
一昨日100円貯金しても、昨日100円使ったら今日の貯金箱は0円なのは自明なのに「うちの貯金箱はどうしていつも0円なんだ」って思っているからタチが悪いっていうんです。
それくらいなら1日に100円でなくてもイイ。1日10円でイイから毎日きちんと貯金することです。
1日10円なら10日で100円だ。「1日100円」よりも10倍かかるようにみんな思っているけど大丈夫です\(^o^)/
1日100円貯金している人は次の日にその100円を使っちゃうから
そんなすぐ翌日に使っちゃうような無理な貯金は本当は貯金て言わないんだけどさ。
「成績が良い、もしくは良くなっている」と「成績が悪い、もしくは落ち始めている」の差はどんどん開く。諦めたくなるくらいにあっという間に差が開く。1年経ったら放り出したくなるくらい。
1日100円を入れたり出したりしないで1日10円は貯金箱にキッチリ入れましょう。
それは勉強でいえば、繰り返しになるけれど10問やって明日それができるかどうかわならない勉強ではなく、たった3問でも明日やっても明後日やってもできるようにして進むことです。
理解する→解ける→速く解ける→上がり!
「速く解ける」は成果だけれど、「上がり」は「貯金」とか「財産」になる。
今日勉強したけど、成果がなにだったかがわからなければ「貯金した」とはいえません。貯金せずに1年経って総まとめで難しい入試問題ができるわけがない。
英単語を今日は10個をそれぞれ10回ノートに書きました!
↑ ↑ ↑ これは成果じゃないよ…(;_;)
ノートに10個×10回書くという宿題は終わったかもしれない。でもそれは成果じゃない。労働ですな。
3回しか書かなかったけれど15分で10個は覚えました、書けるようになりました!
↑ ↑ ↑ これなら成果
算数の問題を10問やりました!
↑ ↑ ↑ これは成果じゃないよ…(;_;)
算数の問題10問が途中式も書いて丁寧に書いて1回目よりも速く解けるようになりました!
↑ ↑ ↑ これなら成果
学年が進んでレベルが上がって難しくなると、覚えなきゃいけない英単語は10個から30個に増えるし、算数の問題は10問から30問に課題が増えていく。
英単語を覚えて今日30個書けるようにした、算数の問題を頑張って30問速く解けるようにしたけれど、じゃあ1週間後にも書けるのか?解けるのか?っていう課題が必ず出てくる。
1日で多くの量をこなすようになると鮮度の持ちが悪くなる。
当然だ。だから鮮度が持つように1週間経つ前にどこかで確認しようって発想が出てくる。モグラ叩きだ。
そのモグラ叩きが始まると、モグラ叩きに疲れる親子が出てくる。叩いてもたたいてもモグラが出てきやがる!ってやつです。
そこで最初に戻る。
理解する→解ける→速く解ける→上がり!
「上がり!」とは「もう必ずできる!」っていう「財産」であり「貯金」です。
「この英単語は、この算数の問題は、上がりです!」というのが日々の勉強の中で出てくるようにならないと、先に進めば進むほど「鮮度を保つ」ためのモグラ叩きがタイヘンになる。叩いてもたたいても収まらない。
受験生の夏過ぎて入試演習が始まってパニックになるのは「終わらないモグラ叩き」が始まるからです。ゲームのモグラ叩きなら3分くらいしたら終了しますよね? 3分で何個叩けるかって勝負だから。
でも勉強のモグラ叩きは終わりがこないのよ。だから気が狂う。まあ気が狂う前に人はたいてい諦めるんだけどね。
小5のことができていなければ小6で狂う。中2のことができていなければ中3で狂う。モグラが出てくるから。加えて今日のことも終わらなくなるし。2倍じゃなくて2乗だからね。勉強ってそういうシステムになってるから。
「受験生になったら頑張ります!」この決意がたいてい挫折するのはそのためです。
特に受験生になる前の小5や中2で頑張っていなければ受験生になってから「自分が頑張ると想定していたもの」の2倍以上はやらなくちゃ現実は追い付かない。
遅くスタートしたら、今やっていることに遅れた分を取り返す分がもれなくついてくるからね。それらも想定したうえでの「受験生になったら頑張ります!」ならいいよ!
結果として、去年頑張ることができなかった子供は今年も頑張れないという現実に襲われるわけです。
親のみんなが経験したテスト前の一夜漬けを考えてみればよくわかるでしょう。
たとえば授業もいい加減に聞いていて、普段の学習もそれほどしていなくて、試験1週間前に怒涛の勉強をする。すごく頑張った感じが本人はする。深夜2時までとかやるとさ。
とにかく覚えてしまうというようなやり方だって可能でしょう。明日まで覚えておけばテストでは通用するんだから。その一夜漬けの勉強はテスト後1週間もすればきれいさっぱり忘れてしまっている。
ですよね?
すごい労働はしたけど「貯金」はしないって感じか。
もちろん少しは覚えている(少額の貯金)こともあるけれど、入試で使えるほど「財産」にはなっていないし、頭にも収まってはいない。だって「上がり!」になってないから。
それを考えると、授業をちゃんと聞くってことがどれほど大事かわかるでしょう。
授業中に「上がり!」となるものが多く出ると、家での労力は減らすことができる。授業を聞いているときに頭に収めるのが一番効率がいいんだから。
授業中に「上がり!」となるものが出るように真剣に聞いている連中は家での勉強で労力が減るけど、減った労力分は難しい問題や違うことを勉強するから、応用も初見の入試問題も解けたりする。また差が開いた!!
試験1週間前に寝ないで一夜漬けする勉強はすぐゴミ箱行き(浪費)だけれど、毎日コツコツ授業を大切にして貯金する勉強は頭の引き出しに所狭しながらも整然と収まってる(財産)。
違いはこれだけだ。
・・・というようなことをここでは繰り返し書いてきたし、子供たちにも一貫して言ってきた。
しかーし、足元が揺らいでる・・・
高校生の我が息子が昨日帰りの電車で寝ちゃったままずいぶんと遠くの駅まで運ばれていたことが連絡が来てわかった。
まあ、ボクだって東京駅から新大阪駅で降りる予定なのに博多駅まで寝過ごした「前科」があるので人のことは言えないクチだ。
それはいいとして途中の駅まで迎えに行って合流して、帰りの車の中で息子としゃべった。ちょうど英語のテストが返却されたそうなんですが、高校生になってから最も悪い点数だったらしい。
ワォー!(>_<)
息子にはここまですでに書いた「浪費と財産」の話を、特に今回は見ていて「普段はそこそこで、テスト前に一気に取り返そうとする姿勢」を感じていたので「ちゃんと寝ないとダメよ」って言ったんです。
点数がどうこうよりも日々の生活をどうこなしていくかの問題だと思ったから。
息子は朝6時過ぎの電車に乗っていくので5時半過ぎには起きなきゃいけない。それなのに深夜の2時に寝たりする。だから寝過ごしたりするわけなんですが・・・
わかりますよ、頑張らねばならないって気持ちはね。その意気やよし!でもね、それは続かないんですよ。一定の長い期間、一定以上の成績を出したいって思うなら、なおさらだ。
だからたとえば12時には寝るって決めたら「勉強が終わろうが終わるまいが寝ろ!」って言ったんです。寝る時間を確保するってところからほかのことも決めていくべきだって。
「12時に寝てたら終わらないんだけど・・・」それは12時に終わらないような計画で進んでいたことが問題なんであってね\(^o^)/
その日の問題じゃないんですよ。その日「まで」の問題だから。
勉強が終わらないから深夜2時までする。5時半に起きて学校に行く。
「眠たいやろ?」
「いや、それが意外と大丈夫なんだよね」
ウソつけー!
3時間睡眠が5日続いたらやっぱり効率も集中力も落ちるよ。授業だって眠たくなるに違いない。覚せい剤でも打たない限りね…(;_;)
つまりそれは許容量こえた無理をするってことだから。無理をしようとするからシャブでも打っちゃうかとかなる。普通はならないけども。
でね、英語の先生が答案を返してくれる時に「最近授業に集中できていないからどうかなって思ったけど、やっぱり点数に出てるよ」って言葉を添えて返却してくれたらしい。
ありがたいね、先生のお言葉!
まったくその通りであって、親以外の子供を見ている誰かがこんなこと言ってくれたらうれしいや!
「そうかあ・・・う~ん、やっぱりそうかあ・・・う~ん」って息子は何回も言ってましたがね。昨日は12時10分に「ねま~す!」ってきてましたが今後どうなることか。
「3時間睡眠が5日続いたら」とか寝不足が続くことのデメリットは「とにかく眠たい」っていう以外にもあって、ストレスが溜まることなんじゃないかって息子を見てボクは思っています。
頑張った感はあるけれど極度に負荷がかかったストレス状態って「やらねばならない」と「やりたくない」の誰にでもあるせめぎあいや葛藤の中では「やりたくない」が勝っちゃう。
ボクの場合は、そういうとき「やらずに寝ちゃう」タイプなんです。ぐっすり眠れちゃうんですな。
でも息子の場合はそこまで横道ではないので「やりたくない、勉強を始められない」が2時間とか3時間とか続いてスマホで動画を見てる。で、夜の11時すぎくらいから、やっぱり「やらなくちゃダメだよな」ってようやく重い腰をあげて勉強を始めるっていう感じでしょうかね。
一言で言ってしまえば「なげぇーんだよ、動画見てる時間が!」ってことなんだけど、この葛藤が見てておもしろいんですよね\(^o^)/
今の子供はまじめな子供が多いから、ボクみたいに「やらない」子供ならいいけれど、「やっぱり遅くなったけどやる」子供は気をつけて見てやらないと壊れちゃう。
だから寝る時間が決まってるっていうのがやっぱりイイと思いますね、ボクは。
何時に寝てもいいけれど、12時が来たらもう寝る!って決めたらそれは守る。
できるだけストレスを溜めずに12時に寝て獲れる点数をまずは基準にすればイイ。そこを基準に工夫したり、効率を上げることを考えるべきです。
誰にでもストレスなんてあると思うけれど、寝不足からくる余計なストレスを蓄積すると、勉強を始める前にそのストレスをまずは発散することから始めなきゃいけなくなる。
寝不足→ストレス発散→勉強の開始が遅くなる→勉強→寝不足→ストレス倍増→もっとストレス発散→・・・どんどん悪くなりますよね、サイクルが。
子供たちって若いでしょ。少々の寝不足なんて耐えられちゃう。でもそれは身体が頑張って耐えてくれるのであって、実際は身体が悲鳴を上げてストレスとしてもう出てるからね。
貯金でもストレスを貯金すると、ストレスを発散する余計な時間が必要になる。「上がり!」の貯金は財産になって金利がついてまわってくれる。
貯めていいものと溜めちゃいけないものがある。現実の生活できれいサッパリっていうわけにはいかないけれど、息子のような寝不足の状態で仮にイイ結果が出たら、そしてその結果を良しとしてたら先はない。
長い旅なんですよ、子供が歩む旅はね。
春先ですから、ぜひ子供の睡眠時間や勉強の貯金について一度考えてみてください。
ああ、これは子供だけじゃなく、親の方もまったく同じことですからね。身体を壊すようなやり方って、先がないですから。
いままではどうしてもあれもこれも…となってしまい問題を捨てることができませんでした><;
本人と話し合って、とにかく計算問題のようなものは絶対落とさないようにしようと誓い合い、私もC問題はすべて捨てました。本当に勇気が要りました。
しかし蓋を開けてみれば、数学の大問1の計算問題はパーフェクト。英語も単語の発音や対話文などもパーフェクトでした。ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ
親カツ講座を受講中の受験生の親の方は「この7月を1つのゴール」として走っています。
親カツ卒塾生のエイコさんは言う
お蔭様で第一希望の高校に合格しました。7月まで本気で走るを子供がしてくれたことが大きかったです。ありがとうございました。
親カツ卒塾生のヤスさんも言う
先生、なによりも志望校に受験できたことに、ほんと感謝です。
風邪も引かず。夏休みまでに、そのレベルに上がる。これが効きました。
と。
1月20日にスタートした親カツ講座夏までコースはまもなく第三弾4月号を発送します。
4月号のテーマは「夏休み前までに何をすべきか?」早いでしょう・・・・・もう「夏休み」なんて出てきて。
夏休みまであと4か月です!!そう、あと4か月!受験生は夏休み前までをどう過ごすかが勝負の分かれ目になる!というのが親技の持論です。
初回2月号「受験1年前に確認すること」
3月号「志望校をいかに決めるべきか?」
4月号「夏休み前までに何をすべきか?」←今からココ★(今日発送)
5月号「公開・実力テストの結果を合格につなげるためには?」
6月号「夏休みの準備として親がすべきこと」
最終号「後悔しない夏休みにするため」
親カツ生のポチさんは言う。
親カツ講座の課題で一番よかったのが4月号の成果を感じるための3ステップのシートです。
日記のように記入しました。記入するために勉強させる、のようになっていたかもしれません。
後で何をやったのか確認できるし、コピーした用紙にいろいろ記入されて溜まっていくと少しずつでも勉強してることが分かるので、書くということが良いのだと思いました。7月24日まで細々と続いていました。
親カツ前期講座において【3日1単元勉強法】と【成果を感じるステップシート】は二本柱。
夏までこれで突っ走る!夏休みまでが勝負だから。
そんなバカな・・・いやいや・・・
信じるか信じないかはあなた次第です。