毎日親技「夏休みは親の目が子供から最も遠くなる季節」

oyawaza399
こんにちは、ストロング宮迫です。

リオ五輪はメダルラッシュでなによりですねえ。

※この毎日親技は2016年8月11日に配信したものです
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かつて世界と互角に戦っていて没落しそうになった競技が復活したり、今までは世界なんて・・と思っていたけれど力をつけて互角に戦えるようになったリと4年単位のオリンピックでその盛衰が見事にわかる。

これってすごくない? 個人としても団体としても各競技の連盟にしても、数年かけてやってきたことが正しかったか、適正であったかが明確になる

明確になる場合、良い結果ならいいけれど、悪い結果が出るとやっぱりキツイ。だって刃が自分や自分たちに突きつけられるのだから。そこから逃げたら次の東京オリンピックの芽はなくなり、突きつけられた刃を自分に向ければ、少なくとも芽は出る。

結果を受け入れるということはかくも難しい。自らを正当化せずに客観的に見ようとすることはかくも難度が高い。

日本柔道は前回ロンドンの五輪でのメダル獲得数は前々回の北京五輪と同じく7個だったそうですが、男子で金メダルはなく、女子で金メダル1つと男女通じた金メダル獲得数の国別1位を初めて他国に明け渡したのが前回のロンドン五輪でした。

じゃあ、選手は頑張らなかったのか? コーチは何もしなかったのか?

「そうじゃない」とテレビの特集で言ってました。それどころか「世界で一番練習した」と。それなのに金メダル獲得数の国別1位を前回五輪で他国に明け渡した。

練習は世界一したはずなのに、なにが足りなかったんだろうか?

そこから考えて考え抜いて、新しいものを取り入れ、今回のリオ五輪に挑んでると38歳の井上康生男子代表監督が言ってました。井上康生監督については12年前にここで選手時代の話を書いた
oyawaza398
やれたかどうか、考えに考え抜いたことが正しかったかどうかが今まさに、もうすぐ結果として出ようとしているってことですよね。そして、また4年後にわかる。

そういう意味では数年ごとに結果を問うオリンピック、もしくはオリンピックに準ずる試合や大会や試験がなければ、ボクたちは自らを修正する機会を失ってしまうのかもしれない。

金メダル獲っても、その栄光だけでその先何十年もメシは食えないしさ。
oyawaza396
政治家には選挙があり、スポーツ選手は選考試合やランキングや年俸や契約交渉、会社員や自営業には売上や利益の成績、経営者には市場からや業績評価があり、子供には定期テストや入試がある。

だからね、入試や試験は良いキッカケになるってことです。

キツイけれど、次の4年間をどう過ごすかの題材や糧を与えられるのだから。

逆転だって4年間経てば十分に可能になる。今回オリンピックに出場した選手の試合後のコメントでは今までと比べて次回のオリンピックへの思いを語る選手が結構多いように思います。なんといっても次回は自国開催ですからね。

自国開催になったら通常メダル数が増えるわけだけど、それはたしかに地の利もあるだろうけれど、この「次のすでに決まっている自国開催でもう1回出場したい」って気持ちが今のオリンピック中も、オリンピックを終えてからも継続して保ちやすいから、だからこそメダル数が増えるんだろうってボクは思っています。

オリンピックが終わっても、気持ちは終わってないってことです。すぐ次に向かってどうするべ?って方向に、次回が自国開催の場合は向きやすい。

これって受験生が今入試が終わったのに、もう次の「4年後」に目が向けられて走りだせてるってことですから。

合格発表があったその日から勉強を開始しはじめるみたいなのと一緒。そりゃあ、強いよ。

入試が終わったばかりの「頑張った受験生」がすぐに次に走り出したら、これから4年かけて逆転するぞ!って決意した選手にとっては、オリンピックに出場した実績のある選手を今から追うんだから、しんどい作業になる。

先に行っている者が、先に再び走り出したら、物理的に追いつかないからさ。ウサギとカメの昔話で、ウサギが休憩せずにずっと走ってるって話になっちゃうからね。カメは追いつかないの・・・・

こういう闘いになるということは、競争のレベルが上がる、上がったことを示してる。
oyawaza229
先に行っていた者が先に再び走り出し、それにどうやって追いつけ追い越そうとするかを考えに考え抜いて工夫する、こうしたレベルが高い闘いが数年間繰り広げられて、なおかつ自国開催という地の利があると、そりゃあメダル獲得数は当然のごとく断然増える。

地の利だけを考えた者はオリンピックに出場すらできない可能性があるもの。

成績だって良きライバルがいて闘うと、そのときは相手を見て鎬を削っているように思っていても、全体から見れば闘いのレベルが自然と上がり、勝つために工夫に工夫を重ねるから、お互いの成績はさらに高いレベルで押し上げられていく原理と一緒だし、ライバルがともに金メダルってことになりうる。

出身学校の先輩が総理大臣になったり、ノーベル賞を獲ったというニュースを聞けば、「身近な先輩ができた」のならオレだってって思いやすいし、先生から「彼ら彼女らは学生時代に英語の辞書を覚えていたぞ」っていう話を直接聞けば、仮にそれが都市伝説であったとしても「オレもやってみるか」って気になる。

具体的にイメージができて、グッとそれが自分の土俵に引き寄せられて考えられて、自分に取り込むことができると、かようにモチベーションを高める効果が顕わになる。

「やればきっとできるよ!」っていう叱咤激励よりも、「なんかやれそうだ!」って手に取ってわかるイメージを持てるほうが子供の推進力を高める

今オリンピックに出場してて、その結果いかにかかわらず、次回の東京でも「私は出てメダルを獲りたい」って思っている選手がいる競技はこれからの4年間で飛躍的に闘いのレベルが上がることになる。

「今年のわが校(または我が塾)の○○への合格者数は50名である!」こうした告知が声高にされるのはもちろん宣伝の意味もあるけれど、そこに属している連中の「なんかやれそうだ!」って手に取ってわかる具体的なイメージを子供たちに与えようとしているのだと良い方に解釈するとできるでしょう。

最初の1名が難しいんだ。初出場に持っていくためには壁がある。この壁を越えるのが難儀なんです。この壁を越えると翌年からはダダーッと行ってしまえる場合もある。

それはわかるんだ!こうすればいいんだなって。こうやればいけるんだなって。

逆に言えば「こうすればいいんだな」「こうやればいいんだ」っていうイメージがテンでわかないものは、いくら子供に吹き込んでも子供は踊らないってことです。

ここまでの話を聞いて、なんかもうダメだってなっちゃった!?

ああ、嘆く必要はないですよ!「あなたやあなたのお子さんが「メダル」を目指さないならばね。
oyawaza395
あくまでも子供に、または親子で「メダルを目指したい」って思っている方への話であって、「ウチは関係ありません」って方がいても全然不思議じゃないですから。そしてあなたの家庭にとって「なに」が「メダル」に該当するかもみんな違うからね。

前回のロンドン五輪で銅メダルを獲ったハンマー投げの室伏選手の話「メダルの裏側に書かれていた【真実の母オリンピアよ】から始まるピンダロスの詩のことを4年前にここで書いてる

今日はこれをもじってここに記しておきます。

真実の親よ

あなたの子供達が

入試に向かって努力を積み重ね、お子さんにとっての勝利を勝ちえた時

結果如何にかかわらず永遠の栄誉(黄金)をあたえよ

それを証明できるのは

真実の親であるあなたです

オリンピックのメダルはオリンピックに出場した者だけが授けられる資格があるものだけど、ボクらはボクらにとっての金メダルや銀メダルや銅メダルを掲げて進めばイイ

なにをもって「勝ち」とするのか、なにをもって「勝利」とするのか、それはボクたちが自分で決められる

よその家では「敗け」となることがボクの家では「勝ち」となることだってある。でも、子供はちゃんと見てないと、「なにをもって」の基準さえ決められず、世間や周囲のものさしだけで子供のメダルの色を決めてしまうことになる

夏休みはね、親の目が子供から最も遠くなる季節になります。親と子供の距離が最も離れる季節といってもイイ。子供たちがなにを見て、なにを聞き、なにを感じて、そして勉強を頑張っているのか。しっかり目を見開いて見てやってください。

子供は、どの子供であっても見てもらいたがってる。「見てみて!」って言いたがってる。限られた時間の中でイイ。ぜひしっかり観察して、子供が体験していることを聞き、「ほう」とか「はあ」とか言ってやってください。

この前、テレビを見てたら、とってもおもしろいCMがやってた。あなたもきっと見たことがあるやつです。

花王の洗剤アタックのCMで「信じた人から白くなる。~実験篇~」というらしい。

さっき、ボクはどの子供であっても見てもらいたがってる、「見てみて!聞いてきいて!」って言いたがってると書いたけれど、「ウチの子はそんな素振りも片鱗も見えません」って明確に、確定的に、強く断言する親の方にこの前出会いました。

いろいろな角度から話をしてみたつもりでしたが話の途中で何度も「ありえない」とボクの話はさえぎられまくった。
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つまり、あの方は「信じない人だったんだな」と今は理解しようと努めています。

「ありえない!」って思っている人に、「見てみて!聞いてきいて!」は起こりえない

「見てみて!聞いてきいて!」って間違いなく言いたがってると思っている前提のボクには子供たちからの「見てみて!聞いてきいて!」が始終起こる
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そりゃあ学年が上がれば、直接的な言葉で「見てみて!聞いてきいて!」とは言わないけれど、なにか言いたがってることはあるよ

「やる気が起きない」だってそうだし、「宿題が終わりそうにない」だってそう。親のあなたにそうした「負のメッセージ」が子供の言葉で届いたなら、それはまさしく「見てみて!聞いてきいて!」の類の話だ。

そのときは「やる気を出せ!」という前に子供の話を聞いてやってほしい。「宿題をやれ」という前に「どんな宿題が出て大変になっているのか」を聞いてやってほしい。

夏休みは「指示」ばっかりしがちな季節でもある。学校がない分、時間もあるってなるから、たぶんそうなるんだろうけれど、指示しても子供からの支持は得られませんから。

盆休みに改まって「なにか言いたいことがあれば言ってみなさい」なんて真正面から聞き出そうなんてしちゃダメですよ。

会話を、くだらない話をしてほしいだけだから。それは夏休みこそなんです。

あなたは信じる人? 信じない人?
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過去の【親技オリンピック特集】親技の視点からも参考になる題材が満載はこちらにまとめています。

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うれしい報告

Mさん

数年のご無沙汰をお許し下さい。娘の受験では親技に出会い、ご相談もさせていただき、お陰様でスタートが遅かったにも関わらず合格することが出来、今でも本当に感謝しております。

あれから娘はどっぷりと部活に浸り、毎日が楽しくてたまらない様子で、通学しています。

先日行われた全校マラソン大会では学年で一位、中高総合でも四位という成績をいただきました。勉強はぱっとしない娘ですが、マラソンの後から頑張り始め、英語の暗唱では一発合格になりました。

本人の努力によって進路を勝ち取ることの大切さを私もひしひしと感じております。

ところで、今年は次男の中学受検でした。数年前に○○中学を受けたいと言って、ストロング様に2度ほどご相談申し上げた子です。

あれから塾と相談したりテストの結果を見て、○○中学の受験は諦めました。学校に見学に行った印象も原因の一つでした。私達の考え方とは少し違うと思ったことも事実です。

息子はそれから気持ちを切り替え、●●中学を第一志望校に定め、挑戦校として△△中学も受験しました。

△△中学が●●中学より早い日程だったためです。△△中学は残念な結果に終わりましたが、●●中学からは、合格の通知をいただきました。

家ではなかなか勉強が進まず、塾でしっかり指導していただくタイプの子供なので、正直私もかなり不安だったのですが、先生が上手に気持ちを前向きにして下さり、入試が終わった後の一声が「全力で出来た」でした。

上の子を見ていて、合格した後が大事だということを実感したので、しっかり学校選びが出来たことも良かったと思っています。

ちなみに、我が家にはまだ三男が残っていますので、もうしばらくストロング様にお世話になります。

いつも拝読してばかりでご連絡も差し上げず、申し訳ありません。でも、毎回隅々まで読んでいます。これからも、ホットな情報を楽しみにしております。

引き続き、よろしくお願い致します。

それでは、取り急ぎご報告まで。いやな風邪が流行っています。どうぞお体ご自愛下さい。いつの日か、本当にストロング様にお目にかかれたら嬉しいです。

受験っていうのは本気で関わった人には、その家の歴史ですからね。

その中に子供への思いや気持ちやうまくいったことやうまくいかなかったことや成功や失敗や後悔や笑顔や涙がいっぱいつまっています。

実はこうした受験体験、その家や親の真意が丁寧に書いて下さっても伝わらないっていう忸怩たる思いもあります。

が、Mさんの気持ちの一端が皆さんに伝わればうれしいです。

受験は大変な思いをして家族で総力戦を戦うのですが、実は受験が終わったあとが大事なんですよね。

終わった人にだけわかることです。

皆さんはまだ終わっちゃいない!だからまだまだ走らなくちゃならない。

でもね、受験はゴールじゃないんですよ!それでも今日精一杯走る!それが受験生。

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