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こんにちは、ストロング宮迫です。

もう高校入試を終えた方もいるんですが、全国的には今週が高校入試の出撃の最終週ってことになります。

この前、受験生の入試演習をした答案を見たんですが、答案が明らかにチビた鉛筆で書いているように見えたんで聞いたら「入試なんで鉛筆で書くほうがイイかなって思って」と中3受験生。

最初はトガっていた鉛筆も入試演習の最後の科目ではチビてしまったようで、答案に書いた字がつぶれてるの

「お前さあ、シャーペンでやれば。シャーペン持ってるだろ? いつもはシャーペンでやってるよね? 筆箱出してみろ」ってなったんだけど子供は思うんですよね「入試だから」とか。

もうしばらく前ですが、大学のセンター入試前に鉛筆のFを買いに行っている受験生と会いました「センターのマークシートは鉛筆のF使えって先生に言われたんで」と。「2軒行ったんですけどFって置いてないんですよ」なんてね。

センターは鉛筆推奨で、それはマークシートの機械の読み込みの関係だと思いましたが、FじゃなくてもHBでも良かったと思うけど・・・

まあ、なんでもいいけど、鉛筆でやるなら普段から鉛筆で解くようにならしておかないと、シャーペンと鉛筆だったら手に持った感触が違うでしょ?

ずっとシャーペンで勉強してきたのに、本番の入試の時は鉛筆でやるなんて怖くないのか、子供は。それでセンター前に初めてFを買いに行くとか、大丈夫かよ。

また鉛筆でやったのはいいけれど用意が足りなくて、入試の最後の科目は鉛筆がチビてしまって書いた漢字がつぶれて一画一画がぼやけてる。

あのね、戦闘態勢の問題です。

中学入試で3連戦がある受験生は本番前に何度か予行演習で3連戦もしくは4連戦を実施しておく必要がある。やってみて初めてわかることもあるから。

そういう意味では入試前の演習で鉛筆でやって途中で鉛筆がチビて書いた字がつぶれたのは、やってみてわかったことだったんでしょうが、子供本人はボクが言うまで全然そのことは気にしてなかったからね。

「お前さ、この漢字、×になるよ。つぶれて点があるのかないのか見えないもの」そんなことは全然思ってもみたことがないんですよ、子供は。

子供は自分で答案には「○」してたもの。だってちゃんと書いた記憶があるからね。

これって空から爆弾が落ちてきているのに防空頭巾をかぶっているから大丈夫っていって防空壕には入らないようなもんですよ、ボクの感覚からすればね。

入試は「狩り」だからね。狩りに行くのに水鉄砲持って行っても役に立たない。みんな準備もなく戦闘態勢にも入らず、行っちゃう。ボクはそういうのがすっごく気になるんですよ。性格かなあ。

受験生には準備万端で会場に行ってもらいたいだけです。真の実力勝負に持ち込んでもらいたい。実力以外の予想外のあれこれで実力が十分発揮できなかったとだけならないでほしい、それだけなんですけどね。

まあ、電池交換したばかりの腕時計が試験中に止まるまでは想定できませんけどね・・・

でも、だいたいのことは始まる前に準備できるし、想定もできる。

今行われている中学生の学年末テストもそうです。

【参考】「学年末テストの惨敗は想定済み」

「よしやるぞ!」って思った時期が一番範囲の広いテスト、総まとめテストってなると、子供はツライ。だって成果が出にくいもの。

【参考】「どうやっても落ちない城がある」

この春から受験生になる家庭ではいよいよ受験生かと。そのためには今回のまとめのテストは!ってなる場合も多い。

頑張るつもりになった最初のテストが一番大変で、一番難易度が高い総まとめの組み分けテストだったり、学年末テストだったりして、頑張ったのに成果がなかったって泣いている人がいる…(;_;)

成果がなかったんじゃなくて、対象になるテストじゃなかったってことなんですけどね。

まあ、人生いろいろ、タイミングもあるから。でもそれはタイミングが悪かっただけで、成果が出にくかった理由はまた別だからね。そこは間違えないでほしい、諦める理由にはしてほしくないって思います。

成果が出にくいっていえば、サッカーのなでしこジャパンがリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で中国に敗れ、3戦終えて2敗1分けといまだ白星がなく4大会連続の五輪出場が絶望的になったとか。

※この毎日親技は2016年3月7日に配信したものです

報道によれば、なでしこジャパンは2011年のW杯優勝からほぼ同じメンバーでここまできたそうです。5年という歳月は一大変革が起きうる年数ですよね。

子供だって5年経ったら、すごく変わってる、良くも悪くもです。子供は5年経ったら違う人間になる。

そういう意味では5年間もよく同じメンバーでここまで実績を出してきたって言えるのかもしれない。それだけ今のメンバーは5年前からすごい人たちだったともいえるでしょう。

でも、5年代り映えしなかったら、やられちゃうってことなんじゃないでしょうかね。そこが難しいところであり、おもしろいところでもある。

親もそうですよ、5年前に言ってたことをまだ子供に言っている(>_<)とすれば、やられちゃう。親も子も成長してないってことだから。

どんどんレベルが上に行けば行くほど、この壁にはぶち当たる。勉強もそうだから、スポーツでもたぶんそうなのでしょう。

なでしこジャパンの主将の宮間あや選手はこうコメントされたとか。

「3試合通じてうまくいっていないという感覚はあまりないと言いますか、結果を出せないというところだけがうまくいっていないところだと思います」

「死に物狂いでやってるつもりですが足りないと言うことなので頑張ります。チームがばらばらにならないように、全てここにかけているのでそれを最後までやっていきたい」

この悩みって相当レベルが高い悩みですよね。

たぶん言葉通り「死に物狂いでやってる」ことにウソはなく「うまくいっていないという感覚はあまりない」のも本当にそうだと思うんですが「結果を出せないというところだけがうまくいっていないところ」と。

世界最高峰の悩みだと想像します。週刊親技の購読者の悩みでここまでの悩みは正直ほとんどないです。

だいたい「死に物狂い」でやってないからね (^^)♪

「親が勉強を見たほうがイイでしょうか?」って悩んでるから。

親技の方の悩みは「チャチャッと一緒にやるだけ」でだいたい解決するから!

ホントですよ\(^o^)/

カンタンに解決するために大事なのは「チャチャッと一緒にやる」とき「こうでなくちゃならない!」って理想の目標を掲げてそこから子供を見て子供を責めないことです。

階段の一番高い「理想」に自分だけが先に昇って「ここまで来い!ここでなくちゃならないんだ」って上から、まだだいぶん下の階段にいる子供に叫ばないことです。

親がいったん理想は置いておいて、階段を下りていくんですよ。「階段はね、こうして左足から足上げて踏ん張って右足を上げると昇れるよ」って言ってやる。最初は手を握って上がってもよい。それができたら、手すりがあるからそれもって上がってみろっていえばイイ。

手すりなしでも上がれるよ、走っても上がれるようになったよ、2段飛ばしもできちゃったって階段を上がっていく。

勉強でそれをやればイイ。すぐできる。「死に物狂い」でなくてもそれはできる。やらないのは無責任だとボクは思うけど。

だって子供は困ってるんだから。

とがった鉛筆を数本用意して試験に臨む!その当たり前のことから始めよう。家でも外でも可能な限り同じ形で勉強しよう。

できない問題をうんうん考えるのだけが勉強じゃない。できる問題をすらすら解けるようにしよう。解けるならどうしてそうするのか説明してごらんって言って聞いてあげてください。

なーにも働きかけをしてないのに、どうしたら勉強ができるようになりますか?なんて言ってちゃいけません。

春になるとみんな決意するけど、子供の勉強で決意するなら「小さなことからコツコツと」です。

まともに走れもしないのにいきなりハードル走は子供にはさせない。

ボクらはまだなでしこジャパンみたいな最高峰の戦いのレベルじゃないんだから、勝てそうな相手をちゃんと選んで、できそうなものをきっちり選んで子供にやらせる。

難しい、できない。やりたくない、おもしろくない…etc

全部与える側の問題だから。

【参考】週刊親技「楽しく継続することが一番大事」

もし学校や塾がそんなの関係なく子供にジャンジャン勝てそうにない相手を子供にぶつけて来たら、即座に親がその間に入って選別してやってください。

親は子供の盾にもなり、矛にもならなくちゃいけない。なのに味方のはずの親が子供を矛で突いてどうするんですか!

春になって「よぉーし!」と決意するのはいいけれど、子供に迷惑がられないようにご注意くださいませ。

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親技では「お子さんの、やる気、は関係ありません」 とありましたが、わが子の場合、やる気がない状態が根本原因で、「約束」もできず、ノリノリにもならなっかった・・。

私の、もって行き方が悪かったのでしょうか?

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小4と小3よくばりかーちゃん

目から鱗、というよりショックで言葉も出ませんでした…。

自分が子どもの時にこの鉄則を親が知っていてくれていたらと思うと親を恨めしく思います。

今までは私が与えた課題を嫌々ながらもこなしてくれていましたが段々露骨に嫌がるようになってきました。このまま5年生になった時、今よりもっと勉強量も増えるだろうに、このままではいけない!とおもいきって『10の鉄則』を購入しました。

買ってよかった!!これから本格的受験勉強に取り組む前に知る事ができたのは大きな収穫です。鉄則2と5で計画的に目標を達成していきたいです。

最初からあまり窮屈にたくさんしないで軽めに達成する形を作って進めていったらいいですね。負荷はいくらでも多くできます。

まず軽めを達成してから!

小4nigawaさん

一つ一つの内容も参考になりますが、自分が娘の状態をもっとしっかり把握して行かなければならないと感じました。今までは塾に任せておけばいいのかと思っていましたが、実際に目の前で問題をやらせてみて、まず何をしなければいけないかが良くわかりました。

塾を替えるか、父親がサポートしてなんとかするか、個別指導塾を併用するべきかまだ悩んでいます.

転塾はしてもいい。ただし、家庭で成果が出る勉強が今出来ているのかどうかをしっかりと見極めないといけません。

そこがしっかりしていれば、転塾してもうまくまわる。そこができていないと転塾しても、うまくまわりませんから。

小6キューダスさん

自分なりに子育てには力を入れてきたつもりでしたが、大きくなるにつれうまくいかないと思うことが度々でした。

特に勉強に関しては、どうやれば効率が良いのか、どうすれば子供が自然とやる気になるのか、この点に関して大変ためになりました。

自然とやる気になる子供もいますし、受験になってもやる気にならない子供もいます。大事なのは、やる気がなくても成績を上げること。

そうでなかったら「受験1週間前にやる気になった!」としても、間に合いませんからね。

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