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こんにちは、ストロング宮迫です。

中3受験生、頑張ってますなあ。あと少しだからね。

しかーし、入試2週間前になっても「まだやる気が出ない」中3生にまた出会っちゃった。

何回か前に中3のオカちゃんのことを書きましたが、オカちゃんは最後の最後に尻に火がついて猛然とラストスパート中ですが、上には上がいた。

入試2週間前になっても尻にまるで火が付かないハンニャ君。

成績も悪くないし、受ける学校は地域でも2番手校だ。学校の先生になりたいらしい

「ハンニャ君さ、君が受ける学校、倍率1.6倍だよ。新聞見たよね? 320人受けて200人しか受からないの。三人に一人は涙を呑むんだよ。わかってるよね?」

いろいろと話してハンニャ君の口から出てきたのはオカちゃんと一緒で「やらないといけないとは思っているんですが・・・」です。

でもやれない…..

こういう子が学校の先生になるほうがイイですよね (^^)♪

生徒の気持ちがわかってさ。だって入試2週間前になってもやる気がまるで出ないんですよ、ある意味すごい!ボク級です!

でも、なれないんだよ、なかなか学校の先生に。たどり着かない。ハンニャ君が勉強をやれない理由を探っていくと、こう言いました。

滑り止めで私立高校を2月の最初に受けて合格してるんですが、その滑り止めでの入試は出来がイマイチだったらしい。ヤバイとはまでは思わなかったらしいんですが、いつもよりはできなかった。

でも合格発表でふたを開けてみれば、合格でなおかつ特待で授業料免除の特典まで付いてきたらしい。

本人曰く「え~ぇ、あの出来でかよ~」と。

同じ中学校の同級生にも一人いたらしいけれど、たくさん受験して漏れなく特典がついてきたのは二人だったらしい。

その結果、ますますやる気が出なくなった…(;_;)と、

本人が言ってました。受けたのはその私立高校の1つだけだから、公立高校がダメならそこに行くことになる。

ムチいれたら走るけどね、こういう子は。やらせたら、そこそこできるだろうし。

事前に受けた入試を最高の形で結果を出して、それを糧に勢いをつけて本命に殴り込んでいくのが親技の基本路線だけれど、勢いを完全に消しちゃって臨む受験生もいるんだなあ。

こういう子は入試がどうのこうのよりも、高校に入ってからのほうが心配ですな。高校の定期テストを中学校の定期テストくらいのつもりでいると、あっという間に置いていかれちゃう。

まあ、そんなことを心配しても仕方がないんだけど、もったいないというか、これでいいのか!と他人事ながら思う。本人も親もそれでイイっていうのを無理には変えられないもの。

それでいくと、親子がなんとか変えたい!と思っているのが基本ラインなんですよ。出発点。

他人に言われても出発できない。「それでイイ」と言われたら、それは間違ってるなんていえないし、本当に間違ってるのかもわからない。

ボク自身は受験で実際に頑張らなかったし、頑張れなかったから、結果がどうあれ頑張るべし!と今は思って、そう子供たちにも言い、やらせようとするけれど、それが正しいのかと言われればわからない

もったいないとか、これでいいのか!は、あくまでもボクの視点だから。そういう子供を見ると、シャカリキになっている自分がなんだかなあと思えてしまうから不思議だ。

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そういう子はそういう子の人生があるのかもしれない。勉強しなくても特待生で受かっちゃったりできたりするのかもしれない。そして学校の先生にでもカンタンになっちゃうのかも…

それならそれでいいと思うのか。入試はね、いろんなことを考える材料を与えてくれます。そして最後は正しいか間違っているかではなく、どうありたいかによって道は決まる

やっぱりボクは結果としてなにになれたかよりも、合格したかよりも、そうしようとしていろいろと工夫する道を選ぶ。なににもなれなくても、不合格でも、その過程での努力と工夫を尊ぶ。それを自分の人生で学んできたから。

あなたもあなた自身が学んだ道を進んでください。こうでなきゃいけないってことはないんだから。

サンスポで連載されている「私の失敗」シリーズを読むと味わい深い。

「太陽の子」長嶋一茂氏が自分が野球で成功できなかった理由を語っています。

長嶋一茂 私の失敗(1)

野球で成功できなかった理由?

打席で体が開くとか内角球を打てないとかバッティングの技術的なことをよく指摘されたけど、最大の理由は「どんなプロ野球選手になりたいか」という明確なビジョンをもっていなかったことだろうね。

「プロ野球選手になりたい」。子供の頃からただそれだけで、「こんな選手になりたい」というプロ入り後の目標がなかった

プロ入りがゴール。

その後をイメージしてこなかったから、「やっぱりプロはスゴい」で終わっちゃって対応ができなかった。

ハンニャ君~、人生の先輩が「学校の先生になりたい、そこがゴールじゃダメ」だってよ。「こんな学校の先生になりたい」っていうなった後のイメージをしないとダメだって!

入試で学校に入った後にも通ずる話ですよね。憧れの学校に入れた場合は特にね。合格がゴールじゃ「周りがすごい」で終わっちゃうから。

もう1つ、この連載ではぜひ皆さんに読んでおいてもらいたものがありましたので紹介しておきます。

【長嶋一茂 私の失敗(3)】

ヤクルト時代の監督だった野村(克也)さんは、テレビや講演会で俺のことをよくネタにしている。「あいつはミーティング中、ノートに漫画を描いていた」ってね。

否定はしないよ。野村さんには3時間ぐらいぶっ通しで説教されたこともあったし、嫌な思いもさせられたけど、怒りや憎しみの感情はない。

当時の問題の原因は、だれの指導や助言にも耳を傾けなくなっていた自分自身にあったからね。

俺は周囲の人が助言したくなるタイプなんだと思う。ありがたいことなんだけど、どんな金言でも消化吸収できなければ意味がない。

栄養のある食べものでも、詰め込みすぎたら、腹をこわすのと一緒。助言のフォアグラ状態になっていた。

監督やコーチ、評論家だけじゃない。プロ入り後、オヤジと俺の写真を持ってきたカメラマンから、打撃フォームの違いを10項目も指摘されたこともある。

もう、うんざり。助言の良しあしなんて、どうでもよくなる。放っておいてくれ、と受け付けなくなった。

考えてみてほしい。素晴らしい本を読んだ後、普段の生活に生かそうと思っても、せいぜい3つか4つが限度だよ。それをバッティングだけで毎日やらされる。成績も残せないから悪循環に陥り、心と体がパニックを起こした。



ベロビーチではアイクさん(生原昭宏・当時ド軍のピーター・オマリー・オーナー補佐、92年に享年55で死去)の世話になった。

毎日のように叱咤激励の手紙をくれるアイクさんとは対照的に、コーチたちは細かいことを一切言わない。

たとえば守備に関しては「グラブを地面につけろ」の一点張り。ノックでも正面のゴロを繰り返し捕らされた。これだけ教えてくれないと疑問が湧いてくる。日本ではコーチの助言に耳をふさいでいた俺が、質問するようになった。

すると、壁にぶつかり、尋ねてくるのを待っていたかのように答えがダーッと返ってきた。あきれるくらい細かく教えてくれた。

課題が自分でもはっきり分かっているから、説明がよく頭に入る。これこそがコーチングだと思った。

授業でもボクなんかは一人で機関銃のように喋りまくるけれど、あれはダメな先生です(>_<)

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ボクの授業をやり切った満足感は高いし、ビールもおいしいけれど、生徒の理解度が上がらなかったら無意味ですよね?

それと一緒。

子供が「うるさい親」と思うのも同じじゃないですかね。

グーグルで「親 勉強」に関連する検索キーワードで出てくるのを見ると、

親 勉強 強制
親 勉強 うざい
親 勉強の邪魔
親 勉強しろ
親 勉強 見られたくない

親 勉強しろ うるさい
親 勉強うるさい
親 勉強 強要
親 勉強しろ やる気なくなる

と見ているだけでつらくなる検索ワードが出てくる…(;_;)

まさに子供は長嶋一茂状態「助言のフォアグラ状態」になってるってことですよね。

ただそうなると「だれの指導や助言にも耳を傾けなく」なって「もう、うんざり。助言の良しあしなんて、どうでもよくなる。放っておいてくれ」となる。

成績がイイ子が「親に勉強しろって言われなかった」って話をよく聞くと思います。あれってね、親が何も言わなかったんじゃなくて「細かいことを一切言わ」なかったんということじゃないでしょうかね。

「守備に関してはグラブを地面につけろの一点張り」のように細かく言わずに1つのことを言い続けてきたってことなんじゃないでしょうか。

あんまり細かいことを言われないと、子供は逆に不安になるんじゃないでしょうか。だから自分から「質問」したり聞いたりする。

言われるばっかりじゃなくて、自分から聞いたり質問するから、言われても「説明がよく頭に入」り、その説明は「うるさく」も聞こえないし、うざいとも思われないし、強制でも強要にも感じられない。

それをザックリいうと「親に勉強しろって言われなかった」って表現になるんじゃないでしょうかね。

「親と勉強の話をしなかった」っていうわけじゃないと思いますよ。

勘違いすると、親は子供に何にも言わないけど、成績が悪い!になる。

「親に勉強しろって言われなかった」子供の中に成績がイイ子も悪い子もいて、「親に勉強しろって言われれ続けた」子供の中にも成績がイイ子と悪い子がいる。

「素晴らしい本を読んだ後、普段の生活に生かそうと思っても、せいぜい3つか4つが限度だよ」はまさにその通りでその3つか4つが習慣化したら、次の3つか4つを付け加える。

親技の初級者の基本はノリ勉で、する約束は3つだ!

▼ 優先順位:1位 → 「途中の式を省略しない」

▼ 優先順位:2位 → 「丁寧に書く」

▼ 優先順位:3位 → 「テストのつもりで取り組む」

※これは算数の場合です

たった3つです。

この3つができてないのに、あれこれ言っても「助言の良しあしなんて、どうでもよくなる。放っておいてくれ、と受け付けなく」なるんじゃないでしょうかね。

この精神状態で↓↓↓

親 勉強 強制
親 勉強 うざい
親 勉強の邪魔
親 勉強しろ
親 勉強 見られたくない

親 勉強しろ うるさい
親 勉強うるさい
親 勉強 強要
親 勉強しろ やる気なくなる

一緒に勉強しようっていうのはあの手この手を駆使するこのボクでも難しいです。親はもっと難しでしょう。

余計なことを言いすぎなんじゃないでしょうか。杞憂ならそれでイイ。

でも説明は聞く気になったら消化率が一気に上がる。消化不良に陥っているのなら、今言っていることに余計なものがないか、一度考えてみたらイイですね。

長嶋一茂氏のノートに触れた週刊親技「ノートについて考えてみましょうか」もどうぞ!

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本人は公立中学には絶対行きたくないから中学受験すると申しておりますが、勉強のやる気はありません

また11月より塾に通い始めましたが、まだ効率の良い家庭学習方法、上のクラスへ上る勉強方 法が分からず困っております。

メンバー専用【音声セミナー】

うれしい報告

小6Mさんからは受験直前に

「責めを負うのは親だけでよい」「できるできるの感覚=自信をつけさせる」

本当に心に響きました。メールの返事頂いてから妻と話し合い、塾の先生と話し合い、そして、子供とも話し合いました。それ以降娘の表情は明るくなりました。会話も元気な声になり、笑顔もみられるようになりました。

この受験を通して娘の将来に真剣に考え取り組むようになり、娘は勉強のおもしろさ、復習の仕方を学んだと思います。受験に取り組んで本当に良かったと思います。

同じ状況を経験するのはもう勘弁して欲しいという気持ちもありますが・・・(笑)

といただいておりましたが、その後、

思えば全く塾に行ったことのない長女が5年生の10月から塾に通い始め、受験塾なので「おまけで受験がついてきたんだよね~」といいながら望んだ中学受験でした。

無事第1志望受かったこと、娘を誇りに思います。続けて2日の受験校も合格を頂きました。合格をもらってさらに努力するのが親カツ生ですよね。

中学入学まで漢字・計算トレーニングは続けていこうと思います。英語は近くの塾ではじめてセミナーみたいな物があるようなので参加してみようと思います。

本当にありがとうございました。これからも多くの方に勉強のコツを伝授していって下さい。

受験生、受験生親の味方ストロング&タイガーにますますの発展・栄光を!

とうれしいメールをいただきました。ありがとうございます。

受験に取り組んで良かった!そう思えるためにも、入試までの過程を、親子の関わりを大事にしたいですね。

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