小4 ねねさん

お久しぶりです。ノリ勉でお世話になったねねです。

前回算数偏差値63という成果を出すことができ今後の家庭学習にもやる気が沸いていた矢先の出来事です。

「お母さん離れてください」警報が塾の担任から出されました。

「勉強を教えているわけじゃない」「問題を選択して解かせていくのが何が弊害なの」と尋ねてはみました。

答えは、「M君の指示待ちが直らない」「最難関校の問題を解くためには自分で考えて発展させて基礎の知識から導き出す力が必要です。お母さんがそばでついてこれをやったらこれをしなさいと組み立てるとM君は自力で考えなくなる。」

そこで私は息子が「やっているか」という結果内容だけをチェックし、以前マンツーマンでがっつりつきまくったノリ勉を「息子だけ」にやらせてみたのです。

結果は算数63→53!!はい!逆戻り~

できるはずの問題もことごとく計算ミスをし、本人「手がとまらないくらいやったよ(怒)」と言う理科も49…

理科は確かに確認テストも復習テストも何度もやり直しているように見えました。終わるたびに見せには来させていたので間違い直しのチェックもいれました。でも結果はこれでした。

確かに息子は指示待ちの傾向がものすごく強いです。私ががみがみ言い倒してあの子がなにかをするより先に先回りして目を光らせていました。

正直息子の自主性の開花を待ってたら受験は終わってしまう!!!というのが私の意見です。

でも先生は「算数は必死でやらなくても平均して55は固いのでとりあえず理科社会を伸ばさせます。国語も音読を聞いてあげてお母さんは問題の意見など一切M君には明かさないで下さい。先入観ができてしまうので。けれどノートを見て「これはじっくり考えてないな」と思われたらもう一度、一人で解くよう声をかけてください」と言われました。

理科社会においては暗記してしまわないといけないもの(はっきり言って暗記ばっかりじゃないか?)は私がきっちり覚えてしまうまで確認しやり直しをさせという風にむしろつきまくってくださいとのこと。

塾の講師は受験のプロですよね?

当然何千人という子供たちをみてきたと思います。下手に塾側に不信感を抱くのも嫌なのですがこれでいいの??という不安がないといったら嘘になります。

このジレンマに対するアドバイスお願いします。

ねねさんは4ヶ月前に、親子ノリノリ勉強法を実践されました。「マンツーマンでがっつりつきまくったノリ勉」とあるように、子供のそばで勉強する問題を指示したりすることで、成績を上げる勉強法を体験してもらうプログラムです。

ただし、親が勉強を教えたりはしません。親が準備をしてやり、子供本人は勉強に専念させることで勉強の効率を上げるのです。

このやり方で、算数の偏差値63という成果!手応えを感じた矢先に、塾の先生から「お母さん離れてください」と警告があったそうです。

そして、先生に従った結果、偏差値53(>_<)

誰もが???と思います。

警告を受けた直後、

「勉強を教えているわけじゃない」

「問題を選択して解かせていくのが何が弊害なの」と尋ねてはみました。

とありますが、塾の先生も意味プーだったでしょう(◎_◎)

確かに、塾では多くの生徒に授業をしますので、実質多くの受験を経験することになります。つまり、多くの結果に遭遇することになるのです。

そこで、このぐらいの成績だったら合格するという目安がつくようになるわけです。「塾の講師は受験のプロですよね?」というのは、その目安をよく知っているプロという風に捉えた方がいいと思いますよ。

「この問題が小4のときにできた子供が合格した」なんていう事例をたくさん知っているプロということですね。まあ、それさえも、一生で自分の子供の数しか受験を経験しない親にとっては、かなわないところではあります。

ただし、これは何度も言っていますが、ほとんどの塾の先生は、家の中の勉強の様子については知るすべはありません。ストロングも塾講師時代は全然知りませんでしたから。

「こいつ、やってるな!」とは気づくことはありますが、具体的になにやっているかまでは、わからない・・・・確認テストや授業で質問した様子で「よく復習しているな!」「ちゃんと勉強しているな!」とわかるだけ。

この先生のことはよくわからないので、ストロングの話でいえば、宿題だって単に「やってこい!」って言っていただけです。

全部やるのか? どの問題を優先してやるのか? 1回なのか2回なのか?などなど塾講師時代に具体的に指示したことはなかったです。

ドカーーンと出して、子供がやってきた宿題を見るには見ますが、ちゃんとやっているかどうかは、集団授業の場合は、実質確認テストで宿題をやっているかどうかを確認することになります。

宿題の量もそれは先生としては、多いに越したことはないですから、多く出します。その量が果たして適量なのか、妥当なのかというよりも、受験するなら、これくらいやって当然だ!現にこなしてきている子供がいる!という感覚でした。

つまり、塾の先生は家庭学習のプロではないということです。なかには、それも兼ね備えている先生もいますけどね。でも、大半は知らない・・・

ねねさんのメールにあった

算数は必死でやらなくても平均して55は固いのでとりあえず理科社会を伸ばさせます。

という先生のコメント。

「算数は必死でやらなくても平均して55は固い」とありますが、何をもって判断してるのでしょう?

数回分の成績で最低でも偏差値55は取れてるため、あまり時間をかけずに偏差値55はいけるだろうという判断かもしれません(>_<)

偏差値55だって、全力でやっての成績かもしれないでしょう?

これもストロングの経験ですが、成績優秀な生徒が風邪で授業を休む。授業では、新しい単元を毎回やるので遅れることを心配してたわけです。そして、その生徒が休んだときの単元が出題された確認テストが行われました。

結果は、クラスで1位だったわけです・・・

ストロングは思いました。「俺の授業って、意味あんの!?」ってね。

授業なんて受けなくっても、家でちゃんとやってキッチリ取ってくる。しかし、繰り返しますが、どうやってそれをやっているのかは、わからない・・・ということなのです。

今回、ねねさんにアドバイスできることといえば、これらの事実を踏まえて、塾の先生といかにうまく付き合っていくかです。塾の先生は、敵ではありません。心強い味方になってもらわなければいけませんから。

そこで、ねねさんに考えて欲しいのが、そもそもなぜ塾の先生が「お母さん離れてください」と言ったのか?なんですね。

先ほども言いましたが、家での勉強は先生にはわからないものです。

なのに、なぜ「これは問題だ!」と気づいたのかです。

塾の先生が言う

最難関校の問題を解くためには自分で考えて発展させて基礎の知識から導き出す力が必要です。

は、まさにその通りです。

しかし、それと

お母さんがそばでついてこれをやったらこれをしなさいと組み立てるとM君は自力で考えなくなる。

は、まったく関連性がありません。

「勉強の段取りをする」のと「問題の中でいかに基礎を発展させて応用を解くか」はまったく別物。

「勉強の段取り」を親がすることで、「基礎を発展させていかに応用を解くか」を勉強時間内で効率よく短時間ではやるわけですから。

それをあえて塾の先生が言ってきたとすれば、考えられるのは、

・塾の解き方と違うやり方で解いていた

・どうせ家でやるからと授業をよく聞いていない・・・etc

いくつか考えられます。

塾の先生には、お子さんが頑張っている家庭学習の負の部分が授業で見えたのではないか?

勝手ながら、そうストロングは推測します。

もしかしたら、指示待ちになってると指摘を受けるのは、授業を積極的な態度で臨んでいないからかもしれません。つまり、ストロングが心配なのは、家での勉強ではなく、塾での勉強の仕方に問題はないかということなのです。

もっといえば、塾の時間が無駄になってないか?

まずは、ここをすぐに確かめるべきです。

授業を受けてちゃんとお土産を持って帰っているか? 家でどうせやるからと授業がいい加減になっていないか?

国語も音読を聞いてあげてお母さんは問題の意見など一切M君には明かさないで下さい。先入観ができてしまうので

このあたりの記述はイマイチどういう状況かわかりにくいのですが、先生がねねさんのお子さんに??な目を向けている部分を示しているのかもしれません。国語の授業でなにか問題が起っているのではないか?

良くある例は、家庭でガンガン勉強させられる子供が授業ではチャチャを入れて雰囲気を乱したりする。先生が説明していたら、家でやっているからと先生よりも先に答えちゃったりとか・・・

「もうわかってるもんねえ!」とか「そんなのカンタン!」とか言っちゃったり。まあ、これは低学年なんかに多いんですけどね。ねねさんの場合は、なにかわかりませんが、塾の先生が授業で感じた「指示待ち」というのがどういう現象かが一番のポイントでしょう。

それを確認した上で、理科、社会については先生が「理科、社会を伸ばさせます」と言ってくれてるわけですから、指示通りに従って、責任持って上げてもらればいいでしょう。

上がった際には、「先生のおかげです!」ってお礼も伝えて(^_^)

で、算数はなぜ今回は下がったのかという原因を分析するのです。

偏差値63のときと何が違ったのか?

お子さん一人で臨んだテストも勉強をしなかったわけではなく、「手がとまらないくらいやった」にもかかわらず、偏差値が10も下がったワケをハッキリさせる。

やったけど詰めが甘かったのか? 親と一緒の時とはやり方が違ったのか?

今の学年で、こういうことが検証できるというのは非常に価値があるし、受験期を迎える前段階としてはベスト。ぜひこれを好機と考えて、次回のテストで復活を目指すのです。

今回の10下がった原因がねねさんの中で明確になれば、次回も思い切って子供に任せてみるのも手でしょう。また、明確にならなければ、子供一人に任せつつ、子供が一人でどうやっているのか、様子や問題をやったノートなどを細かく観察する必要があるでしょう。

この試行錯誤は今の時期にしかできません。

そして、最終的に塾の先生が言った

最難関校の問題を解くためには自分で考えて発展させて基礎の知識から導き出す力が必要です。

お母さんがそばでついてこれをやったらこれをしなさいと組み立てるとM君は自力で考えなくなる。

これについて、ストロングは別物、関連性はないと言いましたが、ねねさん自身の答えを試行錯誤の中で見つけてください。

塾の先生は敵ではありません。いかに味方につけるか。そのためには、塾の先生がなにゆえそういうことを言われるのかを考えてみないといけませんから。

その上で、塾を頼りはするが、あてにはしない。自分の子は自分で責任を持つ。こういうことです。 

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