小5 tomoさん

質問は塾の国語の先生についてです。

子供の国語の成績を心配してくださって、「私の空いている時間で補習をしましょう」と、言ってくれるんですが、子供が嫌がるんです。

不得手な国語だし、もっと勉強しようという気持ちにならないみたいなんですが、どうも、先生に馬鹿にされるみたいなのです。

「こんなのもわかんないの?」的な反応をされるみたいで、なおさら過剰に被害者意識になっているみたいです。

「O先生とするぐらいだったら、ママと勉強するほうがいい」と、毎回言っています。

しかし、そんなことはO先生には言えず、子供にも”成績が良くなったら補習がなくなるんだからがんばりなさい。”と言っています。

いやな先生と嫌な勉強しても、成績は上がらないかあ・・・・・と、思いながら、ほかの教科の先生とはすごくうまくいっているので塾自体は変えられません。

O先生には、国語と社会を教えてもらっているのですが、社会での授業態度と国語でまったく違うといわれました。(社会では意欲的に取り組んでいるみたいです)

国語嫌いから、補習は嫌だとか、先生が嫌だとか言い訳しているんでしょうか…

先生を好きになることはできないと思いますが、効果的(子供に合ったやり方で)に国語を教えてもらっているかも疑問なのです。塾長に相談しようかとも思いますが、微妙な話なので、迷っています。

このまま、なんとか子供を説得し、国語の先生の申し出を受け入れさせたほうがいいのか、体よく断ればいいのか、迷っています。

これから受験までおそらくお世話になる先生だし、一番いいのは、好きになってもらいたいのだけど。

私も「O先生はあなたのために時間を作ってくれてる。心配してくれている。」みたいなことを言っても、響かないみたいです。どうしたらいいでしょうか・・・・・

O先生には、家庭で学習も協力してください、と言われていて、予習(宿題)で課題文を読むところも設問も解いてきてもらったら授業もしやすい。と言われました。

子供を何とか説得したほうがいいのでしょうか。

塾の国語の先生が、「私の空いている時間で補習をしましょう」とせっかく言ってくれてるのに、子供が嫌がっている・・・と。

拒む理由は、その先生に馬鹿にされてるみたいで嫌がっているみたいだと。とはいっても、苦手な国語だし・・・だからこそ、過剰に被害者意識を持ってるのか?とtomoさん自身は思われています。

さて、どうすべきか?

まあ、塾の先生自らが補習を申し出てくれるなんてラッキーなこと!ストロングとしても、塾を最大限に利用すべし!なんていつも言っています。

先生たちに協力をしてもらえることは、成績アップに大きく近づくことが多いですから。

絶好のチャンス(^_^)

やはり、ここは子供を説得すべきか?

ストロングの意見はこうです。

子供の拒否を無視すべきではない

これからtomoさんの結論がどうなるかわかりませんが、ここでは親が結論を決めるべきではないとストロングは思います。

子供が嫌がらなければ、すぐに塾の先生に補習をお願いすべきなんです。でも、今は先生との勉強を拒んでいる。

ならば、

子供の言い分を聞いてやる

ここで注意なんですが、子供の言い分を聞くというのは子供の望む通りにさせてやるのとは違いますからね。

ここはご注意下さい。

tomoさんの場合でいくと、国語が嫌いで、苦手でしたくないから、補習は嫌だとか先生が嫌だとか言い訳しているのではないか?

ここはきっちり話を詰めていかないといけない部分です。

なので、お子さんにこう聞いてみるといいでしょう。

社会でも補習は嫌なの?

もし、「社会なら補習してもイイ」と答えれば、単に国語の勉強が嫌だから、先生が嫌といっている可能性も出てくるでしょ?

それなら、国語の勉強方法についてどうすべきかを話し合いすべきです。話し合いといっても、補習を勧める方向でですね。

繰り返しになりますが「子供の言い分を聞いてやる」一方で、勉強から逃げてイヤとか言い訳をしていないかは常にチェックが必要です。

さて、では国語の勉強はするけど、塾の先生が嫌いだから一緒にしたくないとすれば、どうすべきか?

親としては、補習を望むわけですが、嫌がる子供に無理に言うことを聞かせても逆効果なことだってあります。tomoさんからは、塾長に相談すべきかとありますが、今回のケースは相談すべきではないでしょう。

すでに国語の先生に相談に乗ってもらってるわけですから。こうなったら、親子で話し合って決めるしかないのです。

子供の意思を尊重する方向で。

先ほども言いましたが、思い通りにさせてやるのではありません。

どうするか?

子供が大変な方を選ぶときは、認めてやる

これを基準にするといいと思います。

塾の先生と勉強するのは嫌!お母さんと勉強したい!と言ってる場合、お母さんと勉強する方が過酷であると思われる条件を提示してあげるのです。

これでもいいの!?ってね(^_^)

だって塾の先生よりお母さんの方がラクだったら「お母さんと勉強したい!」って子供は言いますから!

だから、お母さんと勉強するほうが過酷な条件を子供に提示する!ただし、その場合も寝る時間を削ったりはダメですよ。

オススメなのは、楽しみなテレビの時間を我慢して勉強する!!「ええっ、マジかよ~っ」て考え込みそうな提案です。

それでもお母さんとの勉強がいいと言えば、よっぽど先生が嫌いなんでしょうね
(>_<)

お子さんの強い意志を尊重して、まずは親子で勉強してみるのです。その場合も、期限を決めることをお忘れなく!

「次のテストまで、精一杯対策に取り組もうね。それでも、ダメだったら先生の補習も考えてみようよ。」と取り決めることで、「あの先生とは補習したくない!」なんてやる気にもなったりするかもです。

また、ダメだったときも諦めがつくというものです。

こうして子供の意志を尊重しつつ、それが決してラクな道にならないように考えるのが親の役目ですね。

先生には「子供自身、今までの国語の勉強のやり方に反省することがあるみたいで、次のテストまで自分のやり方でやってみたいと言いますので親も協力しながらやってみたいと思います。それでもダメだったら、是非とも先生にお願いしたいと言っておりますので・・・」と言えば十分なんじゃないでしょうか。

今回の話は、小学生、中学生すべての子供に当てはまる話だと思います。

子供の望み通りにさせる代わりに、厳しい条件を提示したりと少し酷だと感じた方がいるかもしれませんが、だからこそ「親が結論を決めるべきではない」ということなのです。

頑張って成果を出せば、自分の思い通りにできるんだと子供に認識させながら進むことが、自立にもつながるとストロングは思います。

「いいよいいよ、好きに決めたらいいんだぞ!」って、ガンガン勉強を頑張らして、成績が上がる楽しさを知ってほしいものです!