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こんにちは、ストロング宮迫です。

この前、調べものをしていて、たまたま

ベンジャミン・フランクリンの言葉として、こんなのを見ました。

One today is worth two tomorrow.
今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちがある。

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どう思います?

あなたは、今日という日が明日の2倍の価値があるとは本当なのか。信じられるかどうか。

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信じないって人がいても全然おかしくないですな。特に子供にはさっぱりわからない格言であろうと思います。

たぶん子供にとっては、今日も明日も等価値なんじゃないでしょうかね。子供に限らず「明日がきっと来る」という前提の人にとっては今日も明日も等価値になりうるのかもしれない。

ある人は「今日という日に価値はないし、明日が来なくてもイイ」なんて思っている人がいてもおかしくないけれど、「今日という日は明日の2倍の価値がある」と「信じて生きる」人にとっては、人生の価値が倍々ゲームで膨らんでいる・・・なんてこともあるのかもしれない。

そういう意味では、この格言は悟りの境地なのかもしれませんね。

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もう1つ、前回紹介した30年も前に書かれた山本七平先生の本に「一歩一歩歩んでいく、その歩みが大切である」と書いてあったことは紹介しましたが、他にもたとえば「自業自得の法則」の話があります。

これも信じるって人もいれば、信じないって人もいれば、ふざけるなって思う人がいてもおかしくない話なんですが・・・

「色即是空」の研究 般若心経の読み方

因果については、仏教では原則がはっきりしている。自業自得というのが、動かすことのできない大原則だ。

仏教の基本思想は「縁起」ということで、これは相互依存関係を示している。いわゆる縁である。

この中に、論理的相互依存関係、空間的相互依存関係、時間的相互依存関係があるが、この時間的相互依存関係が因果であり、自業自得の法則である。

では、仏教のいう「悟り」とは何か。

いろいろいい方はあるだろうが、この時間的、空間的、論理的相互依存関係の法則が、ちゃんとあらわに見えるのが悟りだ、ということができる。

時間的相互依存関係については、因果の法則、自業自得の法則がちゃんと見えることが悟りである。

では、どうしたら見えるか。

自分に欲があったら、それは見えない。あるいは、自分があれだけ恩をかけてやったのにという気持ちを持っていては見えない。

それが見えるようになるのは、あらゆる執着を絶ち切って無我の状態になり、「空」の状態に立ってはじめて可能なことである。おそらく釈迦の場合は、長い時間をかけて、こういうことがすべて見えたのだろうと思う。

しかし、それは一般の庶民、凡夫にはなかなか難しいことだ。

それでは、見えない、悟れない凡夫はどうしたらいいのか。

そこに出てくるのが、「信」という問題である。

自分には見えないけれども、自業自得の法則は厳然として存在するのであって、自分のいまあることはすべて自分のまいた種子の結果であると信じる以外にないのである。

ところが、自分はちっとも悪いことはしていないのに、どうしてこんな目にあわなければならないのかということがよくある。

実はそのときはもう、信が失われているのである。

自分の運命をあくまでも自分のものとして受けとめるのが、仏教の信なのだ。だから、信じることは耐えることである。自分のいま置かれている運命に耐えることが、仏教の生き方である。

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「自分のいまあることはすべて自分のまいた種子の結果である」なんて、なかなか認めがたいって人も多いことでしょう。

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まさに

自分はちっとも悪いことはしていないのに、どうしてこんな目にあわなければならないのか

ってやつですよね。

でも、悟れないなら、信じるしかない。あとは「なにを信じるか?」ですね。「なにを信じるか?」それは皆さんの自由です。

仏教では、「自業自得の法則は厳然として存在する」と信じて、「自分のいま置かれている運命に耐える」ことだと七平先生はおっしゃる。

「今日という日が明日の2倍の価値がある」と信じられるなら、そう信じていくしかない。

勉強のやり方でも、子供への接し方でも、「悟り」がないなら、「信じて」やっていく以外にない。

もし、信じていた「法則」が間違っていたら、エライ目にあうわけですが、それもまた人生ですな。

この話に通ずるなあと思いながら、先日テレビを見ました。

子供の頃に自閉症と診断されたテンプル・グランディンが「自分の脳の働き方」について話すテレビ番組です。

この動画にはテレビ番組では紹介されなかった最後の質疑応答までついていますので、興味があれば、ぜひご覧になってください。

時間がない方は、文字起こしもされていますので、そちらを読むのもいいでしょう。

文字起こし【TED】テンプル・グランディン: Interactive transcript

内容の詳細はこれらを見ていただくとして、この方が言っているのは、自閉症の症状として顕著な「こだわり」や「執着」、これらを子供のやる気を引き出すために利用しなさいとおっしゃっていました。

子供たちが興味をそそられるものを提示してあげる

興味深いものを見せるんです

として、一例として「車が好き」なら、それを利用して「距離や時間の計算」をやったらいいとも。

教える内容が古くてもかまわない。
引き金となることが大切なんです。
子供たちのスイッチを入れるんです。
新しいことは自ら学ぶでしょう。

これは自閉症に関わらず、すべての子供たちに言えることなんじゃないでしょうかね。

親が1つの型にはめようとしても子供が型にはまらないなら、「子供たちが興味をそそられるものを提示してあげる」。でもそれをするには「指導者がは必要不可欠」です。

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ただ指導者といっても、最先端のことを知ってなくちゃならないってことはない。

教える内容が古くてもかまわない。
引き金となることが大切なんです。
新しいことは自ら学ぶでしょう。

多くの子供たちはスイッチがあるけれど、誰もそのスイッチを押さない。

親は自分が見えるところ、自分が興味あるところ、自分が行ってほしいところしかみないけれど、そこにスイッチがあるかどうかはわからない。

みんなスイッチがない、ないって言ったり、悩んだり、相談したりしているけれど、自分が見ていない場所にスイッチがないかどうか見てみる、探ってみる価値はある。

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タイガー山中が子供たちのテストの答案を見て、子供たちが書いた式やメモや鉛筆の痕跡を通して、「この子はテスト中に何を考えてやっていたのだろうか」を見るとき、

子供の頭の中に入って見る

という表現をよくします。

それってテストのことだけじゃないですよね。

子供が発する言葉や行為や反応を見て、まさに子供の頭の中に入って、子供がどう考え、どう認識をしていたのかを見られるわけです、親は。

親しかできないですよ。そんな面倒なことは。

そうやって見たときに、子供のスイッチは見つかるでしょう。

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みんな、どの子供にもすぐ見える場所に付いているスイッチもあるんですよ。

そのスイッチを以前、ここで紹介したことがありますが

この動画の中で横峯さんは「子供の特性」として

できるとおもしろい。
おもしろいから練習する。
練習すると勝手に上手になる。
上手になると次の段階に行きたくなる。

こう言っていますが、このスイッチはすべての子供にある。あるんです。

だから親技でも「できることからやりなさい」と言っている。

このテレビ番組で、横峯さんが言われている「子供をやる気にさせる4つのスイッチ」をまとめると

1,子供は競争したがる
2,子供は真似したがる
3,ちょっと難しいことを与える
4,子供は認められたがる

これもすべての子供のすぐ目に見える場所にあるあるスイッチと言ってもいいでしょう。

テンプル・グランディンさんが言っているスイッチは、ちょっと見えにくい場所にあるところに、子供によって違う場所にあるスイッチなので、注意してみてあげて下さいって話だとボクは解釈しています。

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「世界はあらゆる頭脳を必要としている」けれど、それを見出してやるのは誰なのか。子供が持っているスイッチ、持っているけれど隠れているスイッチを押すのは誰なのか。

スイッチはある。子供の頭の中に入って見たら、すぐわかる。子供の頭の中には誰でも入られる。入りたいと思うならば。言葉、行為、反応を観察さえすれば、すぐわかる。

でもね、そこに「自分に欲があったら、それは見えない」。

あるいは、自分があれだけ恩をかけてやったのにという気持ちを持っていては見えない

んです。

こんなに一生懸命やっているのに、面倒を見ているのに、どうしていうことを聞かないかって視点からは一切のスイッチは見えない。それはハッキリしている。

あるんですよ、スイッチは!

押せよ!

スイッチを見つけた人にはこの格言の本当の意味がわかるのかもしれません。

One today is worth two tomorrow.

今日という一日は、明日という日の二日分の値打ちがある。

だって楽しいもの!

その上、スイッチさえ押せば、いくつかのスイッチを押せば、子供は

新しいことは自ら学ぶ

から、さらに楽しくなる。

スイッチが見えない人にとって、子供の面倒を見るのって、勉強を見るのって地獄なんです。

「信じる者は救われる」の意味をもう1回考えてみる必要があるのかもしれないですね。
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うれしい報告

復テ対策講座生からの報告

小6 zukizukiさん

中学受験専門塾に通っております。

6年生に上がったばかりの頃は7クラス中トップのクラスにギリギリでおりましたが、その後成績がふらふらと落ち、2番目のクラスでもギリギリだと実感するようになりました。

4月からは家庭教師もお願いしましたが、全く成果は上がらず、5月に入り、偏差値50を切った時にストロング先生の本とこの方法に出会いました。

■実践したこと
5/27からスタート。5月末に「テスト」があり、そのテストを基準にABC分析をしました。同時に二週間後6月初旬の「テスト」のためのいけドン法を開始。

娘は典型的な「フンづまり」タイプでした。今までには考えられないことでしたが、C問題は捨てました。

3週間前、始めたばかりの頃は、勉強を見られることを娘が嫌がりました。

「30分だけ、絶対怒らないこと」という約束で渋々一緒に勉強することを始めてくれましたが、3日目くらいからノリ始め、「今日もママ勉やって!」と頼むように。だんだん時間数も増え最終的には毎日2時間くらいやりました。

作ったいけドンシートは182枚、卒業したシートは73枚。

■成果の報告
テストではAB問題合わせて57%の正解率。偏差値は今まで受けたテストの中で最低の49.1でした。(家庭教師にもテスト対策をお願いしておりました)

いけドン法をAB問題で実践したテストはAB問題合わせて84%の正解率。偏差値も久しぶりの59.8で、150点満点中100点という、今年初めての3ケタです!

娘が久しぶりに生き生きと楽しそうに算数に取り組んでいることが何より嬉しいです。

塾でも、家庭教師でも「定着」してますか?何度も問題を繰り返して定着させるんですよ」と聞いていた気がします。

では実際どのように繰り返し、誰がどのような作業をしたら定着させられるのかという具体的なお話は、ストロング先生のいけドン法で初めて教えていただきました。

受験勉強にはノータッチの主人に「こんな怪しげな名前のヤツがネットで販売してる教材、よく買う気になるね」(失礼お許しください!)と言われ、「じゃあ、これで娘の偏差値が62を超えたら、私にこの教材の料金分の賞金を下さい」と交渉しました。

頑張るのは親だけなのだから、自分が頑張り続けるための目標です。観察して、やり方やペースを考え、より効率的に勉強を進められるように、私が!頑張ります。

次の講座も楽しみに待っております。

もっと早くこの方法に出会いたかった!でもここから頑張って行きます。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

「こんな怪しげな名前のヤツがネットで販売してる教材、よく買う気になるね」

ご主人のおっしゃる通りです!!言葉もございません。

でも、上がっちゃったと。うれじぃぃぃぃーーーーーーー!!泣いちゃうから!

次回のテストでご主人から半分もらったらいいですね。そのためには「欲張らない」ことです。

「AB問題合わせて84%の正解率」ここが目の付け所です。いけドンシートをもっとたくさんやろうではなく、丁寧にきっちりやる。

AB問題の正答率が今回以上が出れば、2回連続の3ケタが見えてくる。

今回の勉強でやった量と同じで精度をあげる!これが王道。

偏差値60から62までの間には壁がありますから、今回のような勉強が次回もできたら、もうワンステップで62となるのではないでしょうか。

ファイト!ご主人によろしくお伝えくださいませ。押忍!

中学入試で勝負するなら塾で習ってきたことを確実に落とし込んでいくノウハウは5年生までにはきっちり確立すべし!

  • 復テ対策講座
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)
  • 親カツ講座(入
試実践コース)