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こんにちは、ストロング宮迫です。

現在、千葉県でサッカー日本代表欧州組合宿が行われているそうですね。

ハリルホジッチ代表監督は、3月の合宿で招集した選手の体脂肪率を計測して、その計測資料が丸出し公開になったとかで話題になりました。そして、今合宿では心拍数について指摘したとスポーツ新聞に出ていました。

※この毎日親技は2015年6月4日に配信したものです

2015年6月3日 サンスポ

・・・午前の練習では欧州組8人が胸や手首に心拍計を巻き、ピッチ半周を30秒で走るインターバル走を12本敢行。その計測結果をグラフ、数値で表していた。

緻密なコンディション作りがハリル流の特徴。前回3月の合宿では体脂肪率を計測し、指揮官が求める「12%以下」の基準に満たないFW宇佐美(G大阪)らに苦言。そして今回は、心拍数だ。

「しっかり管理されている感じ。大事なことなので、積極的に取り組みたい」。

清武が表情を引き締めれば、新体制で初招集の原口は「まさかここまでやるとは…。厳しいけれど、もっと上に行くため」と納得した。

もちろん、選手を叱責する材料を集めることが目的ではない。個々の体調を十分に把握し、最適な練習メニューを作成するため。

この日は合宿初日に計測した心拍数を基に、選手によってインターバル走の距離を2メートル単位で微妙に変えた。酒井宏が最も長い165メートルで、GK川島は159メートル。

甘やかさず、厳しすぎず。計算ずくで負荷をかける・・・・

こんなふうに数値で把握して、計測グラフを作成して選手に見せるというのは、選手に目的意識を持たせたり、モチベーションを高めたり、課題を意識させたりするためにやっているんだろうと想像します。

また就任間もない監督が「何を求めているのか」を数値でハッキリ要求することで招集されていないときでも気にしてほしい点を提示する意味なんかもあるのでしょう。

とてもいいことというか、他のスポーツでも習い事でも、もちろん勉強でもモチベーションが高く、成果を出しているところは同じようなことをしているでしょう。

まさに勉強も同じで、テストがあって、単元別や個別の正答率が出て、平均を上回っているかどうかが示してあり、偏差値や順位が出て、志望校の判定結果が出る。

数値で把握すると弱点や課題が明らかになり、そしてその数値は有無を言わせぬ説得力があります。

説得力があるからこそ、みんな躍起になるんだし、偏差値がイイとか順位がイイとかそれ自体が有無を言わせぬ存在提示にもなりえ、「成績がイイ」が人間性で悪い方面に出る連中も中にはいる。

それくらい数値結果による提示はある種のガツン効果があるっていうことです。日本における学歴誇示の風潮はまさにこれを地でいくような話ですね。

でもね、この新聞記事をよく読んでほしいんですが、体脂肪率も心拍数も練習における過程の数値把握ですよね。

テストというのは結果です。学校や塾が処理して分析して、さまざまな数値を提示してくれるわけですが、それは結果の数値把握です。

勉強だって、結果の数値把握だけでなく、過程の数値把握をするべきだというのが親技の考え方です。

問題を解く時間を計ろう!

やっている人にはごく当然でも、やっていない人のほうが断然多いです。

なんで問題を解く時間を計るのか?

それはサッカー選手の体脂肪率や心拍数と一緒で、「この時間の半分の時間で解けるようにならなければならない」ということを把握するためです。

「解けました」と「2分43秒で解けました」では、同じ「解けた」でも意味が違う。

子供たちはテストでは頭をフル回転させて全力&最速で挑みます。

もし、普段の勉強で時間も計らずにダラダラ解いているのに、テストで全力&最速で解こうとすると、ミスが起こる、事故が起こるわけです。

だって普段からやっていない速度で解くわけだから。そんなことがあっちゃいけないわけです。

普段の家庭学習から最速で解く練習をして、それをアドレナリンが出るテストでも同じようにやる。でもね、テストではアドレナリンが出るから、もうそれだけで家庭学習と状況が違ってきているわけです。

本当の理想は、家庭学習の際にアドレナリンが出た状態で、最速で解こうとする必要があるわけです。まあ、それは家庭学習ではなかなか難しいけれど。

でも、タイガー山中がそばに座っていたら、生徒はみなアドレナリンが出ちゃう。

止まらず最速と最善の解き方が常に求められ、「それがお前の考える最高の解き方か?」なんて優しく冷たい声で子供たちは問われるから、勉強中はピリピリした状態です。

だから、普段の勉強でもアドレナリンが出ちゃう。だから「普段着のまま」テストに行けば、タイガー山中と勉強するくらいテスト受けたほうがラクなんだから、そりゃあ成績は突き抜ける。

別に不思議なことじゃないですよ。

この前、ウチの息子がバスケの試合中に軽い肉離れを起こして途中退場になったらしい。結構な頻度でそれが起こるわけです。

で、じゃあ、なんでそういうことが起こるかっていうと(素人考えですが)、試合で「のみ」、全力&最高のジャンプをするからです。

リバウンドを取るためにジャンプするでしょ。そのジャンプも誰もいないところでジャ~ンプする垂直飛びじゃないわけです。

相手も自分が取ろうと身体を寄せてジャンプしてくる。身体をぶつけあいながら、態勢を崩されながらも全力&最高のジャンプをしてボールを取ろうとするわけです、試合ではね。

つまり、普段の練習からそういう相手も身体をぶつけてくる状況の中で全力&最高のジャンプをしてボールを取る練習を「していない」ってことなんです。

練習では「7」のジャンプ、試合では「10」のジャンプをすれば、それを3回すれば故障する。

テストだって同じ。テストで「だけ」最速でやろうとすると、ミスと事故が起きる。

だから、普段から、可能な限りテストと同じ状態でいかに臨めるかが問題なんですよね、多くの子供にとって。

そうするために、目的意識を持って、課題を意識させたりするために、問題を解くときには時間を計る

「2時間勉強しました!」でも、その内容と意識によっては、まるで違うものになる。

テストだって、1枚目、2枚目が何分何秒で通過したかを記入しなきゃいけない。数値把握です。

「この1番、3分で終えているのはいいけれど、5問中3問間違いしてるよ。倍の6分かければ全問正解できるだろ。やってみな、6分で」ってもう1回やらせる。

「この1番、6分で終えて全問正解しているけど、3分半で正解できなきゃ、あとが時間が足りなくなるな」

そう言って数値で話したり、実際に時間を計りながら、テストを終えたら検証していくわけです。

正解したか不正解だったも、そりゃあ大事だけど、テストなんだから、何分で解き終えたのかをわからなきゃ、対策も課題もわからない。

勉強では、みんな正解できるかできないかの競争をしてるんじゃない。時間内にどれだけできるのかを競ってるんだから。

その1枚目、2枚目の通過時間を書くことさえせずに、突き抜けたいんですがっていったって、ムリでしょ。

サンスポの記事にもありましたよね。

もちろん、選手を叱責する材料を集めることが目的ではない。個々の体調を十分に把握し、最適な練習メニューを作成するため。

この日は合宿初日に計測した心拍数を基に、選手によってインターバル走の距離を2メートル単位で微妙に変えた。酒井宏が最も長い165メートルで、GK川島は159メートル。

甘やかさず、厳しすぎず。計算ずくで負荷をかける。・・・・

「個々の体調を十分に把握し、最適な練習メニューを作成するため」に数値把握をしているんです。

インターバル走の距離をたった「2メートル単位で微妙に変え」るために数値把握をしているわけです。

「お前、あいつより6メートルも短いぞ!」なんて意地悪言うために数値把握をしているんじゃないんです。

でも、みんなしない。家庭学習の数値把握に誰も興味や関心を持たない。

上のレベルに行くためには、家庭学習の質を上げていくしかない。

「できましたか?」「ハイ」

これは小学校低学年ならいいですよ。

でも、高学年以上になって、一定レベル以上の場所を目指すなら、家庭学習の内容を数値把握して、そこの質を上げていくしかない。

「できましたか?」「3分24秒でできました。すぐに2回目をやったら2分12秒でした」

こんなふうにレベルが上がっていくと、ドンドン答え方が定量的なものになっていかざるを得ない。

「やったの?」「やったよ」「そうか、頑張ったね」「うん」なんていう会話はお互いがお互いを追及しない、干渉しない、「他人」の関係ですから。

それでよくなると思う方がどうかしています。

そうした関係でも通用する世界は勉強でもどこでもあります。

でも、勉強でいえば、偏差値60以上を目指すなら、また次のステージに進んでも、上位にいたければ、変えないと。

親技ではそれを中3までにやって、子供一人でもできるようにしてから、あと1年は要観察のうえ、旅立ってもらいなさいって言ってる。

だから、成績がイイ子の親と親技で認定できる家の子は高校から、早ければ中3からは自分一人で勉強する。

でも、それは自然になったわけじゃなく、それまでに数値で把握して見せて、目的意識を持たせ、モチベーションを高め、課題を意識させて、「個々の体調を十分に把握し、最適な練習メニューを作成」する緻密な過程があってのことです。

試合で肉離れなんてなるのは普段の練習の質に「だけ」問題がある。それ以外はない。

練習で負荷をかけないと試合のパフォーマンスは上がらない、というか上げられない。

勉強も同じです。

前回紹介した【高校入試 これ知らないとヤバいよ英文358】は、これから夏休みまでにじっくり仕上げていってくれたらいいんですが、この6月に公立中学校では実力テストがあるところも多いでしょう。

すこし簡単めの実力テスト5教科をメンバー専用ページにアップしましたから、時間がある方はやってみてください。時間を計ってね。

家庭でテストをやる意義はいろいろとあります。

◆テストを実際に解く様子を見られる
◆すでに習った範囲でごっそり忘れている単元の穴が見つかる
◆己の実力をおおまかに把握できる
◆ヤバイなあ、これは勉強しないとと危機意識をあおる、又は、よくできたら自信になる…etc

中3「6月実力テスト」やってみよう!
キミは「ゆとり世代」のテストができるか?

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うれしい報告

小5よこママさん

復テ生よこママです。

毎週テストがあるので、時間に追われています。最初は欲張ってシートにはった問題が多く残っていましたが、最近は、問題の取捨選択をしてできる分量がつかめてきました。

夏までに算理で偏差値55越えを目標にしていましたが、初めて達成しました。

2回続けての55越えに向けて頑張ります。まずはご報告まで

算数:51.2→ 52.2→ 54.9→ 56.0
理科:54.0→ 49.4→ 52.7→ 56.1

55には大きな壁がありますからねえ。ご立派です!!

目標を達成した後のやる問題の選択を慎重に。欲張りは禁物ですぞ!!

どうして目標を達成できたのか?について、カンタンでいいので必ず分析して仮説は立てておいてくださいね。

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