こんにちは、ストロング宮迫です。
いよいよ6月、親技では、受験生にとって夏休みが天王山ではない、受験生にとっては夏休み前のこの6月・7月が天王山月間であると常々述べてきました。
夏休み前の7月までの成績が最終的な受験校の決定に大きな影響を及ぼします。
大逆転をする子供はこの時点でその前兆が出てくる。前兆なき者に成績アップも大逆転も望めません。
そういう大事な月になったというわけですね。
特に中学受験においては、高校受験よりも一足早くその天王山が訪れる。中学入試の受験生はこれから入試演習が入ってきて「入試演習の壁」が立ちはだかる。
受験生だけでなく、小5生には、内容とレベルがもう一段上がる「小5の壁」が待っています。それらの壁を乗り切れるかどうかは、これまでどうやって過ごしてきたかとこの2か月間でどう過ごすかにかかっていると言えるでしょう。
1年のうちでもっとも引き締めてかからねばならない時期になったというわけです。
中学受験ではいかなる受験生も3つの峠「基本の峠」「応用の峠」「発展の峠」をそれぞれのレベルに応じてクリアしなければなりません。
これからは「雪崩」に遭遇する受験生も多数出ます。3つの峠についてはこちらで確認しておいてください。
受験生はみんなもう頂上の近くの「発展の峠」くらいを登っている気分でしょうが、「基本の峠」を越えたことがない者が準備もなく酸素ボンベなしで「発展の峠」なんて登れやしない。
受験生はいったん登り始めたら、なかなか途中で下山したり引き返したりできないものです。今まで遊ぶ時間も我慢して、時間とお金を費やしてきたからね。
だとしても、準備もなく頂上まではたどり着けません。「高所で動ける訓練」をして、しっかり装備をつけて登るべし!
なにゆえそこまでうるさく、細かく言うかというと、受験という山を登ったら、目の前にもっと高い山がそびえたっているから。
受験の山は、最も高い「エベレスト」なんかじゃ全然ないからね。
さて、中学入試は天王山。では高校入試はどうか。
親技では高校入試も中学入試同様、この6月・7月が天王山月間であると考えていますが、高校入試の場合はまだこれから習う単元が多数あって、未習の最重要の単元もまだ多く残っているので、中学入試より少しあとと考えてもよいと思っています。
越える峠の話でいえば、中学入試は「基本の峠」「応用の峠」「発展の峠」と順番に上がっていくことになりますが、高校入試では先に述べたように入試頻出でこれから習う単元がまだ未習であるため、高校入試の受験生は、「基本の峠」を登ったら、この時期から同時に「応用の峠」と「発展の峠」を撃破していかなくてはなりません。
高校入試における「応用の峠」とは「定期テスト対策」で、「発展の峠」とは「実力テスト対策」になります。
中3になって習う入試頻出の定期テスト対策をやりながら、同時にそこまでに習った中1・中2の復習も並行して進めなければなりません。
部活がある子は部活もしながら、塾に行っている子供は樹稀有の勉強やテストもあるでしょうから、なかなかタイトなスケジュールになりますな。
5月末でだいたいの中学生は定期テストが終わったと思います。やれやれ・・・一休みってわけにはいかない。
受験生はみんな6月の実力テストに向けて、今中1と中2の復習をやって対策をしているのが普通です。競争倍率が厳しい高校を受ける子供はみんなやってる。
一休みできないのかって!?
できない。
だって、6月末から7月の初めには再び定期テストがあるでしょうから、その間は学校で習う重要単元を復習しつつ、実力テスト対策をするという同時並行になるからね。
また、実力テストの対策勉強は学校の授業ではやらないのがほとんどですから、それは自分で自主的にやらなくちゃならない。
それをやった子供が6月の実力テストで結果を出すってわけです。
おそらく学校からはワークが配られて、中1・中2の範囲のページ数が指定されて「ここからここまでやっておいてね」という指示が出てるでしょう。
この前話した中3生は「6月に実力テストはないですけど・・」って言って、定期テストが終わって、のんびりしていたけれど、まあ、志望校が競争倍率が1倍を少し超える程度なので、特に何も言いませんでした。
目指すところが違えば、やることも根の詰め方もちがってきますからね。
だから、それほど厳しい受験にならないのであれば、それほど焦って何かをやる必要もないでしょう。
でも、競争が厳しい学校やハイレベル校を受ける子供、志望校と今の実力の乖離が大きい子供はこの6月はめっちゃ忙しい。
定期テスト対策に実力テスト対策に部活に塾だからね。
中1・中2で習ったところ、みんな結構忘れていますよ!
(;_;)
いつ思い出す作業をするの?
今でしょ! (^^)♪
この間ね、「お兄ちゃんはアタマ悪い」が口癖の中3生がいましてね。お兄ちゃんを知っているんですが、たしかに要領は悪かったし、覚えも悪かった。でもね、真面目な子だったんですよ。
「ボクは何回もやらないと覚えられないから」って泣きながらでも、やる子でね。
ここでもいつか紹介した「サルでも知っている英単語700」なんかも、間違えたらボクが「お前はサル以下か!?」なんて言うもんだから、紙が涙と鼻水でヨレヨレになりながらも何回も何回も繰り返しやるような子でした。
その子も今年大学2年生。「英語は得意です!」なんて言ってます。あの「涙と鼻水」男が「得意です!」まで自分で言えるようにしたんですよね。
そんな男を誰がバカになんかできるもんですか(;`O´)o
そんな兄貴の苦労も努力も知らない弟が「お兄ちゃんはアタマ悪い」とあちこちでふれまわっている。たしかに「サル単」やっても覚えるのも早いし、長く覚えてますわ。
じゃあっていうんで、兄貴がかつて学校で中3の6月に受けた実力テスト、ちょうど同じこの時期にやらせてみた!\(^o^)/
総合点が少し弟が上だったけれど、科目によっては兄貴に負けているものもあり、「兄貴のアタマが悪いってあちこちで言っているようだが、てめぇーのアタマも相当腐ってんなあ」って言って、兄貴がやってきたことを話したら、泣いてやがった。
どうして親が言ってやらないんだろう―ねえ(;`O´)o
上の子はさあ、手探りで、もがきながら、やってきたんだから。下の子がちょびスムーズにいったのは兄貴のお蔭だろって、ウソでも親は言うべきだと思うけれど、兄貴よりもちょっと成績がイイと兄貴をバカにする。
でも、そんな奴は実力テストやらせたら、まあ同じくらいですよ。バカにしてる奴とね。
「てめぇー、なんだこの英語は!?」って特に悪かった英語の答案をこいつに投げてやって、「すぐ覚えろ!」って出したのが前からここで予告していた「これ知らないとヤバいよ英文358」。
「サル単」の続編ですな。
「これ知らないとヤバいよ英文358」は、特に種も仕掛けもありません。文部科学省による文部科学省平成20年7月 中学校学習指導要領解説 外国語編の中に例文として掲載されているものからの抽出。
皆さんがお子さんのテストで見る内容も、ここに書いてある方針に従って作られていますから、一通り目を通す価値はあると思いますよ。
ここに書いてありますが、外国語の「教科の目標」として
外国語を通じて、言語や文化に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り、聞くこと、話すこと、読むこと、書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う
とあり、具体的な目標設定として以下の4つの領域別に分けて目標を掲げています。
(1) 初歩的な英語を聞いて話し手の意向などを理解できるようにする。
(2) 初歩的な英語を用いて自分の考えなどを話すことができるようにする。
(3) 英語を読むことに慣れ親しみ、初歩的な英語を読んで書き手の意向などを理 解できるようにする。
(4) 英語で書くことに慣れ親しみ、初歩的な英語を用いて自分の考えなどを書く ことができるようにする。
これらを習得すべく挙げられているのが中学校学習指導要領解説にある英文の例文というわけです。
だから基本として「これくらいは知っておいたほうがいいよ例文」ともいえるわけですね。
メルマガの読者にはここに挙げられている「英文358」のうち、ボクが「中1のうちに」と勝手に区分けしたPDF「これ知らないとヤバいよ英文358」中1編を紹介します。
メンバーさんはそれぞれメンバー専用ページでご覧いただくと「全英文358」を見ることができます。
見るだけじゃダメで、お子さんのチェックに使ってください。
■30点上げよう会メンバー専用ページ
■公開・実力テスト対策メンバー専用ページ
■親カツ講座(夏までコース)専用ページ
中学校学習指導要領解説では、コミュニケーションの手段としての英文以外にも中学校の英語で押さえておくべき文法事項に関連する例文も挙げられているので、実力テスト対策、高校入試対策をする際の必須英作文と考えて書けるようにチャレンジしてみてください。
英語だけじゃなくて、去年の実力テストなどは先輩に貸してもらったり、塾なんかはたいてい持っているでしょうから、ぜひ実際に問題を解いて、「過去に習ったものは忘れてる」ことを体感したらイイですね。
舐めてちゃダメだ!「自分の実力」を知って精進しないと。
大事な大事な夏休み前の2か月なんですから。
メンバーさんからの報告
中2の娘の母さん
覚えていますか? 「見捨てないで~」の中二の娘の母です。
つきっきりで勉強を見て3ヶ月がたちました。
娘の態度が、今回の中間テストでは今までとは全く違ってました。
いままでは、こっちから聞くまでテストが返ってきたか言わなかった子が・・・
今回は、帰ってくるなり 「テスト全部返ってきた。すごいよ」と満面の笑みです。
国語10点UP、理科19点UP、英語5点UP、数学29点UP、社会21点UP 合計84点UPしました。
これには、私もびっくりです。
これからも、つきっきりで頑張っていこうと思います。次の目標は、2回連続 点数UP目指します。このメルマガと出会って本当に良かった。
ストロングありがとう。これからもアドバイスよろしく。
中2まるっこさん
点数報告:
数学30up,英語24up,理科19up,社会2down,国語10dowm今回「10の鉄則」&「30点上げよう会」で中間テストの成績アップを目指しました。科目は数学のみに絞り、いけドン法を実践しました。
本人はいつもと違う手ごたえを感じていたようです。いつもはミスを「次はしっかりね」で終わらせていました。
(省略)子供は最初、指摘されたり変えようという提案を「自分のやり方があるのに」としぶっていましたが、何回問題をやってもなかなかすべて○にならないのでやっと話し合いに応じました。
変えたとたんにミスがグッと減ったので気を良くして勉強をしていました。でも計算が中心のテストとはいえポカミスの目立っていた息子のことなのでテスト返却までの1週間はもどかしいものでした。
結果30点アップの93点という記録更新の点を取ることができました。分布表がまだなので順位はまだわかりませんが本当に30点アップとは驚きでした。メールでのご指導ありがとうございました。(省略)
チャンスがあり、それをちゃんとつかんだ!
そばで観察した成果が出ましたね。気分をよくしたことを糧に、すでに十分気合が入っている期末テスト、正念場ととらえ、頑張っていきましょう!
2度続けてイイ点数を取ってはじめて本物ですからね!