毎日親技「完壁に適応したら教えることはできない」

こんにちは、ストロング宮迫です。

先日、タイガー山中が復テ対策講座に記事をアップすべく資料を作っているのをそばで見てました。

復テ対策講座生の方は会員ページでご確認ください。

【別解を考えるメリット】親技上級者のための応用力を身につけるコツ

ここで取り扱っていたのは中学入試ではベタな問題で、

兄と弟の所持金の比は3:2でした。

その後、兄が弟に900円あげたら所持金の比が3:5になりました。はじめ兄ははいくら持っていましたか?

というもの。

たいていのお子さんは、特に受験生ならきっとできるでしょう。

ただ、「できる」で止まってしまっていてはもったいないとタイガー山中は言うんですな。

もっと難しい問題を!と言う前に、この手のベタな問題を丁寧に処理しろと。

たとえば、この問題なんかは親技で何度か言及している「応用力を身につける」にはもってこいの問題だとタイガーは考えているようです。

どうやってこの問題で「応用力を身につける」のか?

一言で言うとタイガー山中曰く

別解を考える

子供たちに別解を考えさせるのは、

・忘れにくくなる
・問題を解くスピードが上がる
・他の単元もできるようになる

などのメリットがあるからとタイガーは言う。

別解を考えると勉強時間も余計にかかるわけですが、その分、子供たちには印象づけられます。記憶に残りやすく忘れにくくなります。

別解を考えて余計に時間はかかる一方で、こうすると、普段であれば3回やるところを2回でOKにできるようになったりする。

親技でいうところの「最速で解く」が2回目で可能になったりするわけですね。つまりここでは「最速で解ける」ようになるためにかかる時間が短縮できる。

大事なことなので繰り返すと、別解を考えると勉強時間は余計にかかるけれど、「最速で解く」ためにかかる時間は短縮されて、子供がもう二度と忘れないとなるとすれば、この問題に対するトータルでの勉強時間は減らせるというわけなんです。

こうしたことが積み重なっていけば、それは半年も経てば大きな差になって、単純に勉強時間を倍にしても、別解を考えて工夫して勉強している子供には二度と追いつけないってことにもなり得る。

1ヶ月後、3か月後に再びやって忘れていて、もう1回最初からやらなければならなくなるなんてことは、しょっちゅう起こっているでしょ。それがなくなる。

タイガー山中は「説明を極力しません」

先生が説明すれば、子供は「あ~あ」ってなるけれど、先生が説明すればするほど、子供の頭の中に「傷跡」が残らなくなるから。

その「傷跡」を残すことが「別解を考える」であり、自分で気づかせるってことです。

タイガー山中曰く

人から聞いたことと、自分で気づいたこととでは、自分から気づいた方が断然記憶にも残りますし、より定着させることができます。

そばで勉強を見る者がこれを意識しているかしていないかで、子供はまるで「別人」になる。

そばで見ている者次第です。

親技では、ただそばで勉強を見るなら普通であり、初級です。だから【別解を考えるメリット】は「親技上級者のための応用力を身につけるコツ」と題名をつけてある。

みんなはできないですから。でも、できる者は子供を「永遠に伸ばす」可能性が高まる。あとはやるのかやらないのか。やる気があるのかないのか。そこだけなんです。

あなたのお子さんの先生がそれをしてくれないなら、あなたがするしかないからね。

子供はみんな無限の可能性があるけれど、その無限の可能性を伸ばすには、その可能性が無限となるためには、誰かが環境を整え、子供の能力を引き出してやらなければなりません。

そうしないと、もし無限の可能性を秘めても、眠ったままになりますから。それには労力がかかる。時間も費やさないといけない。面倒くさい。

めし食わせて、学校に行かせて、塾にお金をかけても、たまにしかその「能力の花」は開かないから。

あとは誰の時間を費やすのかですね。

3回繰り返して問題を解いても、テストでできないって問題だって、いかに1回目を工夫して取り組めるかにかかってる。

工夫してやらなければ、1ヶ月後には忘れているし、3か月後には「そんなの習ったっけ!?」ってなるに決まってるから。

特に、問題を3回は必ず繰り返してやっている親技メンバーさんはそんな過ちを絶対に犯さないようにしていただきたいですな。

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さて、この前ニュースでこんなのを見ました。

科学史上初の「恒温魚」、深海の生存競争で優位に

銀色の丸い体をしたアカマンボウは、科学史上初めて存在が確認された恒温性の魚だとの研究結果が14日、発表された。この特異な能力により、低温の深海で生存競争の優位性を獲得しているという。

米科学誌サイエンス(Science)に掲載された論文によると、マンダイの別名でも知られる、車のタイヤほどの大きさのこの深海魚は、車のラジエーターとほぼ同じ方法で自分自身を温めることができるという。

すごいですなあ、「車のラジエーターとほぼ同じ方法で自分自身を温める」なんて・・・

でも、ラジエーターよりもアカマンボウのほうが先ですからね (^^)♪

人間の新しい発明なんて、「その芽」はもう大昔から自然界にきっとあるんでしょうね。

この記事を読んで、なんでか1つ思い出した話があって、その思い出した話を以下に引用します。

ルコント デュ・ヌイ著『人間の運命』を翻訳された渡部昇一先生が本の最初の「訳者のことば」に記されていた話です。

ルコント デュ・ヌイ著『人間の運命』

・・・・遠い昔、恐竜が全盛をほこっていた時代があった。

恐竜は、確かに当時の地球の状況にはきわめてよく適応していた。その協には人間の先祖になる動物や、のちの哺乳類の先祖になる動物がかすかにいたはずだが、その時代においては、ぜったいに恐竜の適応のほうが、哺乳類よりもすぐれていたのである。

ところが適応しすぎたために、地球の地質学上の条件が変わって「季節」が生じたりすると、それらは一挙に滅び去ってしまう。

その場合、哺乳類は恐竜の時代には、恐竜よりも適応がうまくできなかったが、次の時代にはうまく適応できたので、生き残れたということになるのである。

昆虫が地球にたくさん現われた時期は、地質学的に見て、数千年にわたりきわめて安定した時代だったと考えられる。そのために、昆虫は完壁に適応してしまった。

だから、われわれは今日、生き残った昆虫にものを教えることができない。そうすると、それは「袋小路」であるというのが、ルコント・デュ・ヌイの説なのである。

山の頂上から海まで流れていく流れを進化の本流であるとすると、かなり太い部分が途中の沼などに止まってしまうということがある。それを進化の流れにたとえてみると、結局、それが恐竜であったり、昆虫という沼であったりするということになる。

そして、細い流れでも止まらずに流れつづけて最終的にいたったのが人間である。したがって、サルも人間に似てはいるが、結局は「袋小路」に入ってしまったのである。

では、われわれはなにをもって「人間の発生」と言うことができるのだろうか。

生命の発達から何億年もかけて、ようやく進化の流れが到達したのは、人間の知性、あるいは良心の発生を待ったということなのである。

人間としての知性、あるいは良心の発達のためには言語が必要であり、そのためには、サルとはほんのちょっと違った喉の骨が必要だったりしたわけである。

そしていま、ようやく「人間の時代」になっているわけであるが、「進化の流れ」ははじめから、人間ができる目的で流れてきた。

人間以外の流れは、どんなに完璧に適応した存在であっても、すべてそれは「袋小路」に入り込んでいる、これがルコント・デュ・ヌイの基本的な考え方なのである。

そして、この「袋小路」に入り込まないためにはどうすればよいのか。

それは、【適応しきってない】ということが重要なのである。適応しきったとたんに、それは「袋小路」に入ってしまうのである。

ルコント・デュ・ヌイは、これを地質学にもとづいてもっと厳密に述べているが、このことを谷沢永一氏(関西大学名誉教授)に話すと、氏は「それは、比喩的な意味で人生にもあてはまりますね」ということを言われた。

小学校で完全に「いい子」であっても、中学・大学で伸びるとはかぎらない。大学生活にすっかり適応した人が、社会で伸びるとはかぎらない。

いま、なにか事を成す人がいるとすれば、初期段階で適応しきらない人、どこかに不満を残したり、はみ出たりした人で努力をつづけた人である場合が多いのである。

つまり、この「不適応感」があるということが進歩のもととなる。それと同じように、壮大なスケールで進化を捉えれば、適応しきれなかった動物のみが進化をつづけたということなのだ。

いわゆる低級動物が初期の段階で完全に適応するのにくらべて、高級動物ほど後になってから適応する。そして、人間だけが適応しおわっていない証拠として、人間にはつねに精神のなかに不満をもっている。

良心はたえず苦しめられ、努力しなければ生きていけないということである。

【意識的な努力】が必要なのである。それが進化の最終形態としての人間という、ルコント・デユ・ヌイの見方なのである・・・

完璧な勝利があるとして、それを得た瞬間から私たちは「袋小路」という名の沼に入り込んでしまうのかもしれませんね。

勉強で問題が起こるのは、それは「適応しきっていないから」といえるでしょう。

いいんですな、それはまだ「袋小路」に入り込んでいないってことだから。

「不適応感」があることこそが「進歩のもと」になるから。

問題は子供が「適応しきっていないから」とすでに諦めている親が多いことですな。「何回言ってもダメだわ、こりゃあ」と。「先生お願いします」とかね。

でも、あなたと違う人が言ったら子供が「うんうん」と聞いたりする。そういう人から見れば「もったいないなあ」と思います。

諦めている親はもう1回考えてもらいたい。自分のアプローチが悪いだけなんじゃなかろうかってね。

「この子には無限の可能性なんかない」なんて嘆くのではなく、親であるあなたの子供へのアプローチが「無限の可能性を消しているのでは?」と少なくとも人生で一度は真剣に考えてみるべきじゃないでしょうかね。

自分は「昆虫」や「恐竜」になっていないか・・・

それをせずに、仕事や地域の世話や趣味で子供で得られない満足を得ようとしても失敗します。

なにか事を成す人がいるとすれば、初期段階で適応しきらない人、どこかに不満を残したり、はみ出たりした人

であるとともに、

努力をつづけた人である場合が多い

のだから。

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うれしい報告

復テ対策講座の成果報告

小5 ゆーみんパパさん

今までとやり方を変え、手ごたえをつかみました。翌週に行われる復習テストの点数がアップしてきました。

3/22:172点
4/5 :185点
4/12:200点
4/19:196点

問題の処理速度はかなりスピードアップしてきましたので、この蓄積をもって実力テストへ臨みたいと思います。

今までとやり方を少し変えることで、手ごたえをつかんだゆーみんパパさん。お子さんも点数が上がることが実感できたようです。

これから今のやり方をもう少し変えるというか、今よりも少し勉強量を減らしてでも同じ点数が出ないことかを考えてみたらいいですね。

なにを変えたら、なにを効率アップしたらそれが実現できるのか。もし時間が余ったら、その分は実力テストに向けて鮮度を腐らせない時間に振り分けたらいい。

絶えず「進化していく」これが一番大事なことです。止まれば澱む!まだまだ頑張っていきましょう!

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