小5 キャラメルマキアートさん

目標 : 定期テストの算数で90をとる
一言でいうと : また、ドボン

90点、何でこの点数にこだわるんだろう?と、自分に問いかけてしまいます。うっかりミスがなかったらクリアーできるのに。

また、新たな発見です。間違ったのを見直すと、いつものように計算ミス。

「いつも計算しなおしなさいっていってるじゃん~」でも、子どもの反応は「問題の解き方はあってるからさ~」「え~~!!」本人はどうも今まで、解き方は間違ってないからそれでいいと思っていたようです。

解き方がわかって、計算もできて正解で点数になる、というのが頭になかったようです。

悔しくなかったのかな?

90点を超えられなかったのは、ここにも原因があったように思えます。

どのように子どもにこの悔しさ?欲のなさ?を伝えて、次回につなげればいいのか悩みます。

キャラメルマキアートさんの場合は、「また、ドボン」(>_<)

ちなみに、前回の報告はちょうど3ヶ月前。

目標も今回と同じで「定期テストの算数で90をとる」でした。

結果は、あと2点足らない88点!そして、今回も90点には届かなかったとのこと。だから、また「ドボン」というわけです。

「ドボン」ってイイ感じの言葉でしょう?

「ダメだった」とか「達成しなかった」というとなんか暗い感じがします。

それを現象は同じなんだけど「ドボン」って言うと、なんか穴ボコにでもはまった感じでやられたーー感がよく出てると思うんですがどうでしょう?

ぜひダメだったときは、「ドボンだったかあーーー!!」と言ってみてください。

失敗したのに、ちょっと笑いがこみ上げてきますから。

さて、2回続きで「ドボン」だったキャラメルマキアートさん。

普通であれば、ここで目標点について見直しをする必要があります。

キャラメルマキアートさん自身も、

90点、何でこの点数にこだわるんだろう?

とあります。

目標というのは、達成する見込みがないと目標ではない

からです。

できれば「90点がいいな~」は、ただの「理想」です(^_^)

その点、「うっかりミスがなかったらクリアーできるのに」とありますから問題ないようですね。

でも、なぜクリアできないのか?

いいえ、クリアしますよ!しかも、近い将来に(^_^)

ストロングは、そう確信しています。

というのも、キャラメルマキアートさんは毎回の報告の中に、多くの収穫を感じ取っています。

今回も新たな発見があったようですが、前回はこんな発見があったそうです。

一言でいうと : あと少し、ドボン。

結果は88点。でも、収穫は大きかったです。それは、返ってきた答案用紙を見たときでした。

いつも、最後まで解いたら見直しじゃなくて、もう一度解こうね。と言っていました。

今まで返ってきた答案用紙って細かく見ていませんでした。反省です。

式、筆算は用紙に残っていたのですが、もう一度解いたならそれが2つあってもよさそうなのに1つずつしかなかったのです。

唖然としたのはAレベルの問題を1問間違えていたのですが、それが計算途中の、くり下がりのない引き算での間違え。

もう一度書いて解いていたら気づきそうなのに。

子供には、もう一度解いてみても、見直しをするのも結局は同じことで、さーっと、目で見ていただけなんだということがわかりました。

伝わっていなかったんですね。反省です。

でも、これは大きな収穫、次回への対策が立てれそうです。

どうですか?

キャラメルマキアートさんが、進化しているのがわかるでしょ!

子供のそばで勉強を見れば、それで点数が上がるわけではありません。

いろいろな問題点に気づくこと。

気づいた問題点を解決すべくトライすること。エラーになれば、なぜエラーが出たかを考え、またトライ。

1つ1つ子供の答案を見ながら、条件を変えて見ながら、試行錯誤。そうすれば、目標は必ず達成される。

大事なのは、このトライ&エラーを繰り返して達成した目標は、今後も安定して続くということです。上がったり下がったりジェットコースターみたく乱高下しない。

よく、苦労せずに目標がクリアしたと思ったら、また次はドボンだったということがありますが、これは「たまたまクリア」したからです。

つまり、本当の意味での問題は解決していなかったということ。

親からすれば当たり前のことでも、「あー、こんなことしてるんだ~!」ってことが見つからないと解決にはならないことを頭に入れておいて欲しいものです。

さて、キャラメルマキアートさんの今回の新たな問題は、

悔しくなかったのかな?

90点を超えられなかったのは、ここにも原因があったように思えます。

どのように子どもにこの悔しさ?欲のなさ?を伝えて、次回につなげればいいのか悩みます。

とあります。

過程があるから、そして経過がわかるから、解決策も出てきやすいというものです!

キャラメルマキアートさんの場合「子どもにこの悔しさ、欲のなさ」をいかに伝えるか。

ここで1つ頭に入れておいてほしいことがあります。

それは、

子供たちは、想像だけで悔しさは感じない

特に、学年が下になればなるほどなんですが、大人みたいに「この問題が合っていたら、○○点だったのに!」なんて想像だけで、悔しくは感じないのです。

わかります??

だって、想像は「体験」に基づくものだから。体験しているからこそ、想像もできるわけです。

前回のテストで、もし90点をクリアしていたなら、キャラメルマキアートさんのお子さんも、きっと今より悔しく感じるでしょう。

でも、クリアしてないから、悔しさも出てきにくいし、想像もできない。ある意味、正常なんです

では、体験したことがない場合は、どうするか?

「疑似体験」させるのです(^_^)

テストが返却されて、「惜しい!」と思ったら、間違ったとこだけを直させるのではなく、全部を再テストするのです。

同じ問題を解かせるわけですから、時間は短めに設定します。テストですから、親が試験監督です。

そこで、90点取れれば、子供たちは気づくでしょう。

「オレ、90取れたのに・・・」

それで、そこで初めて「悔しさ」が湧き出るかは別にして「悔しさ」を知ることになるでしょう。

しかも、その悔しさは、次につながる「イイ悔しさ」でもあります。

いつも言っていることですが、気をつけておくべきは、60点のテストだったけど、ミスがなければ80点だったときに、評価としては80点としておさめてしまうこと。

中学生ぐらいになると、テストはどうだった?との問いに対して「ミスがなければ、80点だったよ!」と答えるようになってしまうからです。

でも、「実力」は間違いなく60点ですから!

一応、悔しがってはみせてますが、これは「タチの悪い悔しさ」です。次に向かわない「悔しさ」もあるから注意してくださいね。

これでは、何度やっても目標はクリアしない。

みなさんも、実際のテストでまだ「体験」できなければ、「疑似体験」からいきましょうね!

目指すは次に向かう「イイ悔しさ」の演出ですぞ!!!