こんにちは、ストロング宮迫です。
受験真っ只中で、メンバーさんからの相談や質問も多く、怒涛の日々を送っているストロングです。
そんな中、ブログでせっせと親の方に参考になりそうな教育関連のニュースを取りあげて紹介していますが、全然追いつきません(≧◇≦)
ボクのアンテナに引っかかったものだけを取りあげていても、それでもホント毎日ものすごい量の教育関連ニュースが流されています。
ニュースの波に流され、影響を受け、翻弄され、自らの持つ経験や勉強に対する考え方を揺さぶられて自らを失っている親の方も多いのではないでしょうか?
自分を見失うだけならいいのですが、そのままの状態で、子供に接すれば、左右両極端のことを子供にやらせようとしたり、つじつまの合わない言葉を浴びせたりして、子供を混乱させてしまうことにもなりかねません。
また、それ以外にも、親が経験してきたことが状況や流れの大幅な変化によって、今の子供にはまったく通用しなかったり、違ったものになってしまっていることもあるでしょう。
だから、ありきたりですが、まずは親がしっかりする。自分の考えや思いをきちんと整理しておくということがこれからはますます大切になってきます!
では、どうやって整理していくのか?
それは、「書いてみることだ」とボクは、以前から言っています。
親技のメンバーさんにも、報告やテスト結果などを送ってもらっていますが、この第一義の目的は書くことによって、自分の考えややっていることを整理してもらうことです。
親が頑張っている気になっていたものの、意外とやった内容を書くことがないというのはよくあることで、やったことは結局「勉強しなさい!」と言っていただけ・・・とかね。
子供にやる気がない!
子供が本を読まない!
と嘆いている人は、京都の公立高校で取り組んでいる試みを真似してみたらどうでしょうか?
※この毎日親技は2008年1月24日に配信したものです
1月11日 読売新聞
勉強の極意、読書歴など「伝授」…京都・公立高校
教師が自らの子ども時代を振り返りながら、勉強に取り組んだ体験や読書歴を生徒に伝えようという試みが、京都府内の公立高校で始まった。
「先生も苦しみ、悩みながら学んだんだよ」。教師のありのままの姿を隠さずに見せることで、生徒たちを刺激し、学習意欲を引き出すのが狙いだ。
「自分の学習体験を手記に」。
京都府立網野高校の教師たちに、そんな宿題が与えられたのは昨年の夏休みのこと。
宿題は「学問のススメ網野高校教員の体験的勉強論」と題した小冊子にまとめられ、在校生約600人に配布された。
A4判、60ページに教師ら46人の手記が収録されている。(省略)京都市立堀川高校でも、教師が生徒に薦める本を小冊子「読めるものなら読んでみろ堀川の429冊」にまとめて、1年生6学級の教室に備えている。
とてもいい試みだと思いません!?
こういうのをやって、あれこれやって、悩みを言うのなら、その悩みは具体的だろうし、問題点もはっきりしている。
それで相談すれば、答える相手も答えようがあるでしょう。でも、そんなものはなにもなく、「やる気を出させてください」と言われても、困っちゃうわけです。
そういう方に対して、ボクは「親のやる気が最初でしょ?」と申し上げているわけです。
とても味気ない言い方ですが、勉強に悩んだら、勉強をするしかない。
勉強で悩んでいるのに、勉強せずに解決する方法はないんです。
成績がイイ子の親は皆知っていることです。だから、成績がイイ子の親は、勉強の「導入」や「動機」や「進めかた」や「接し方」や「与え方」を常々考えているわけです。
ぜひあなたも書いてみてください!「自分の学習体験」を!
「読めるものなら読んでみろお母(父)さんが薦める10冊」を!そこから何かが生まれる可能性は高いです!
ノリ勉の途中経過報告
小5 カービーさん「7日間(5日目)算・数」の報告
「できない問題」へ取り組む様子はどうでしたか?:
お互いの都合で開始の時間が夜10時近くになってしまい、イヤじゃないかなと心配しておりましたが、嫌がらず進めることができました。できない問題という意識は今日の様子では全くなく、楽しいことをやっているような雰囲気でした。親の気づき・反省・問題点:
いつも高い立場からコレはこうだからこうなると説明するより、もしかしてこういう風だからこんなことするのかな?この考えでいいですか?なんて下から誘導したほうが子供の気持ちが下がることなく勉強ができ明らかに効率がいいと感じました。
勉強開始がおそかっただけに5分の休憩にはチョッと横になると疲れを見せたものの、嫌がる様子もなく素直に問題にチャレンジしていてくれました。
本当に子供のエネルギーの不思議さを感じますが、明らかにこの勉強は子供の負担にあまりなっていないことに驚くばかりです。
今までも家庭学習には大体そばで見ていることが多かったんですが、どうしても簡単な問題や何回か解いた問題につまずくと「前にやったじゃん」とか「こんなのもできないと受かんないぞ」とかなんという暴言を吐いていたんでしょうね。
子供に気持ちよく勉強してもらう、その努力はおしんではいけないんだと痛感しました。
今はストロング先生に報告しなくちゃという思いから気持ちをコントロールできますが、イライラ感を抑え、常に子供におおらかに接するのは難しいことです。
まだまだこちらの課題を常に100%正解でいられる程余裕がありません。
毎日、子供のそばにつけば、何らかの課題が見つかる。
課題が次々生まれることはやっていることに意味があるからなんですが、それを苦痛に思う方もいる。
もったいない!とストロングは思います。
子供をノリノリにさせるとは、子供の機嫌を取ることではありません。そんなことをすれば、永遠に期限を取り続けなければなりません。ありえない・・・
子供に気持ちよく勉強してもらう、その努力はおしんではいけないんだと痛感しました
カービーさんにそう思っていただけたことはなによりもうれしいことです。
子供ではなく、ぜひ「親の努力」を!