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こんにちは、ストロング宮迫です。

第18回統一地方選挙は前半戦が終わり、後半戦に入りました。皆さんのところでも選挙カーが走っていますでしょうかね。
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※この毎日親技は2015年4月21日に配信したものです

その統一地方選挙の後半戦では、全国の89市長選と295市議選、東京の特別区の11区長選と21区議選などは実施されるそうですが、89市長選のうち、27市長選が無投票となるとか。

実に30%の市長選が無投票!!

こういうのを聞くと、入試と同じですなあ。そう、全入であります。

全入になると、やっぱりレベルが下がります。レベルが下がるというより、ヘンな人がたくさん紛れて入ってこられるようになるんですよね。

「やめられない、止まらない」じゃなくて「大人げない、止まらない」・・・

ヘンな人が入って、暴れる(ヘンな人にとっては普通の振る舞いなんですが)と、議会でも学校でも塾でも評判は落ちる。

評判が下がれば、ますます全入傾向となり、いずれ定員割れを起こす。議会は倒産しないし、学校もそこそこ踏ん張るから、ゆえに無法地帯が荒れたまま長く続く・・・とまあ、こういったことでしょうかね。

全体の流れが全入傾向が強くなってヘンな人が普通に出現できるところも出てきますが、議会も入試も激戦区はやっぱり激戦区なんであって、結局競争力が働いているところとそうでないところは埋めがたい溝を隔ててキッチリ二極化していきます。

どっちに属したいかって言われると、やっぱり激戦区のほうに行きたいのは人情で、学校でも塾でもイイっていわれるところ(そこは激烈な競争があるってことですが)には人が群がり、ゆえに業界の一人勝ちというのも生まれやすくなる。

しかし、人気がある激戦区は当然ながら落選があり、不合格があり、当然、合格をしても落ちこぼれることだってある。競争原理が働いているからね。

競争原理が働いているから上のほうにいると輝いて見えるのだし、よさそうに見えるのだから。そこで築かれる死屍累々にはみんな目を向けたがらない。

見て見ぬふりをしているか、それは仕方ないと考えているのか、自分はそうはならないと思っているのか、それはわからないけれど、激戦区で勝ち上がるには、かつそこで「議席」を維持するには、間断なく努力をし続けなければならない。

間断のない努力に対する評価には、いつかここでも書いたように「相対評価」と「絶対評価」があって、選挙や入試のようにライバルとの戦いでは否応なく「相対評価」が下される。

「相対評価」は世間とのズレや実力差を知る大事な指標であるけれど、「相対評価」ばかりを見てたら、人間は疲れるものです。大人でも疲れるんだから、子供はもっと疲れるでしょう。

だから、世間やライバルとは関係ない、あることに対しての習熟度で下す「絶対評価」はセットで使わなくちゃいけない。間断なく努力をし続けるためにです。

親技ではその「絶対評価」を「昨日よりも今日、今日より明日」といい、過去の自分よりもよくなっていることを示して、親は子供の点数「だけ」ではなく、内容・中身を見て「絶対評価」を下してやってほしいと提案しています。

過酷な勉強は子供を疲弊させるだとか受験戦争だとかよくいわれるけれど、疲れてしまう子供は「相対評価だけ」で評価されている子供がほとんどです。

今回負けたら次に勝つ努力をすればイイだけなんだけれど、1回の負けが一生の負けのように思えて、ダメだこりゃあと今までしてきたことを放り投げてしまう。

1回の負けを生涯の負けと判定してしまう親もいる
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まあ、こんなふうにわかっちゃいるけれどできない理屈を言う者は、後藤又兵衛がそうであったように藩を追われる道をたどるのでしょうがね。

それは言い方を変えれば「絶対評価だけ」を基準に生きていくと、「相対評価」で動いている世間では隅に追いやられるってことなのかもしれない。

だから、相対評価にしろ、絶対評価にしろ、どっちかだけに偏ると生きにくくなるってことでしょう。

面倒くさいですなあ、いろいろな手法で評価したり、褒めたり叱ったりしなければならない。

でもね、この前ここで書いた「快適度」「子育てがしやすい」といった各種調査で「日本一」に輝き、今も人口流入が続いている住みやすい町日本一の愛知県長久手市の市長は言ってたじゃないですか。

うまくやるな。できれば、失敗しろ

・・・わずらわしい課題を住民に投げかけ、議論を起こし、時間をかけて考えながら合意を作り上げていく。その繰り返しが「自治の力」を高める。

市役所は、そんな「場づくり」に徹する。

「遠回りした方がいい。ケンカしながら、時間をかけて落とし所を見つけていく」。そして振り返れば、そこに地域再生の物語が生まれているという。

市の職員にも、遠回りの道を求めている。「うまくやるな。できれば、失敗しろ」と繰り返す。

子供たちが生きていく「場づくり」は「ケンカしながら、時間をかけて落とし所を見つけていく」面倒くさいものです。

子供たちに絶えず「投げかけ、議論を起こし、時間をかけて考えながら合意を作り上げていく。その繰り返し」がやっぱり子供の力をつけることになると思います。

そうそう、忘れないうちにここに書いておきますが、先日、NHK「課外授業ようこそ先輩」を見たんですが、ぜひ皆さんにもどこかで動画を探してでも見ていただきたいと思いました。

NHK「課外授業ようこそ先輩」 水道橋博士

今回の先輩は、漫才の水道橋博士。小学校時代から日記をつけてきたので膨大な記録が手元にある。

去年、それを利用して博士は自分の年表を作ったところ、意外な自分を発見した。後輩たちにも12年間の年表を作ることを提案する。

ただし、その年表にはクラスメイトの意見や両親の記憶も書き込まれることになる。出来上がった年表を見た後輩たちの感想は思いがけないものだった。

こんな番組だったんですが、小学6年生の「たった12年史」でも、必死に記憶を掘り起こせば、いろいろなことがあった・・・

「嫌いな食べ物を克服した」
「初めて人を好きになった」
「初めて新幹線に乗ったこと」
「あのときうれし泣きしてたよ」
「友達に無視しようと言われて断れなかった」……etc

この授業を提案した水道橋博士が言っていましたが

修学旅行とか海の学校とか大きなイベントなんかのことだけが印象に残るけれど、たった12年だとしても、ずいぶんといろいろな人に関わり、いろんなことがあったはず

そして子供たちも、小さい頃の記憶にないこと、忘れていること、覚えていないことを年表に書きだす作業をするなかで

自分のことで自分が知らないことがいっぱいある
いろんなことがわかっておもしろかった

と言っていました。

自分にとって些細なことだっとしても、それを友達が思い出させてくれる。覚えていないことは親に聞かないといけない。

でも、こうした自分の年表作りを通して、照れてなかなか認められないこともあるけれど、自分っていう存在にいろんな人がかかわっていることを知る。

面倒くさいけれど、これも1つの「場づくり」になるんじゃないかと思いました。

歴史の年表を子供たちが頑張って覚えようと頑張っているけれど、キミたちだってもう立派な自分史年表ができるんだぞ!

苦しくなったら、ときどき昔を思い出してごらん。

好きな歌でも歌いながら・・・

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うれしい報告

中2 言い訳ママさん

やりました!ストロング先生

4月の春休み明けのテスト、英語93点でした!

問題自体が簡単だったのですが、うれしかったのでご報告します。

(省略)中1の2学期末までは80点台で踏みとどまっていた英語でしたが、3学期の冬休み明けテストと中間テストで70点台に、学年末テストで60点台にだんだんと下がっていきました。

英語はもう大丈夫かなあと思った先からの転落に焦ってご相談申し上げた次第でした。

点数が下げ止まらずへこみ、ストロング先生の喝でさらにへこみましたが、諦めてしまうわけにもいかず、春休み前から取りかかり、2日おきに、春休み中も仕事から帰ってからの1時間を復習に費やしました。

1年分の復習で、忘れているところも多くありでどうなるものかと途中で思いましたが。

ストロング先生からご指摘していただいた「怒らずにやりなさい」「忘れて当たり前」は守りましたよ!

何度私が説明しても娘の頭には入っていなかったんですね。春休みの復習をして身にしみました。

テストが返却された日、私が仕事から帰ると、娘がすぐに英語のテストを見せにきてくれました。涙をためて。それを見て私も泣いてしまいました。

英語の苦手意識がこれでやわらないでくれたらいいのですが。今は次のテストに向けて2日おき勉強を続けています。

今回は英語に力を入れたぶん、社会と理科は今一歩(数学はわりととれているほう)で課題は残りますが、新学期からは1週間に一度日曜日に理科と社会はまとめの時間をとるようにはじめました。(省略)

中間テストで成果を出して報告できればと思っています。

93点取れたら、以下に問題がカンタンであろうと、うれしいものです。点数が下がり続けていて、やる気が出にくいところを春休みに頑張ったのならなおさらです。

頑張って成果が出たら、また頑張ろうと思えるからね。

キッカケです!キッカケを作ってやる!

キッカケを作って、成果を出して、その成果が出たやり方を習慣化する。そこに向かって走り出すまでが一番大変なんだから。

そういう意味でカンタンなテストが最初であったのなら、こんなラッキーなことはない。頑張った成果が出やすいから。

エンジンに火はついた。あとはエンジンが切れないように親が燃料を燃やすべし!

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