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こんにちは、ストロング宮迫です。

先日、NHKで「総合診療医 ドクターG」という番組を途中からですが初めて見ました。

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番組のサイトによると、新感覚!病名推理エンターテインメント番組「総合診療医ドクターG」。病名を探り当てるまでの謎解きの面白さをスタジオで展開する!あなたの症状も解き明かされるか!

で、これを見ていて面白かったのは、民放でもやっている再現ドラマを見てタレントがクイズ形式であれこれ言うのではなく、研修医が再現ドラマを見ながら病名を推理するという形式だったこと。

それを先生役の医者が病名を推理するポイントを研修医に質問を投げかけながら導いていく。

ボクが見た回では3人の研修医の推理はみんなトコトン間違っていて仮に研修医が診断を下していたら患者は手遅れで確実に死亡に至っていただろうなあと予想される戦慄の結末でした。

そういう意味ではNHKの番組紹介で書いている「新感覚」はホントで、できればタイトルは

「研修医の戦慄病名推理エンターテインメント」

としてほしいくらいです。

それはさておき、印象に残ったのは、研修医の一人が「問診でここまでわかるんだ」と感心したように言ったことでした。

問診とは、ご承知のとおり「医師が患者を診察する際、本人や家族の病歴、現在の病気の経過・状況などを尋ねること」

番組では、痛みの表現を聞き出すことで問題の臓器を推測したり、患者本人や家族などの周りの人が気になったことやかがむと圧迫されるなんていう動作や姿勢についても病名を推測する要素の1つとして重要な手掛かりになっていました。

実際の病名診断でもそうでしょう。番組で先生役の医師は「問診でここまでわかるんだ」という言葉に「声なきシグナル」を探るだったか、「声なき声を拾う」だったか、そういうようなことを言いました。

そして、そのやり取りを見ていたダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが帽子を回して「クルリンパ」とは言わずに「先生は名探偵ですね」と至極まっとうな締めの言葉を言ったのでした。

私たちは医者ではないけれど、子供たちにこの「問診」をもっともっとしなければならないと思いますね。

痛いのはわかったけど、もっと突っ込んでどう痛むのか? キリキリするのか、ズドーンなのか、冷や汗が出るのか。

日本ペインクリニック学会のサイトにある「痛みを持つ患者の診察法」によれば、

ざっとあげても以下15コの痛みの表現がある。

ズキンズキンと脈打つ痛み
ギクッと走るような痛み
突き刺されるような痛み
鋭い痛み
しめつけられるような痛み
食い込むような痛み
焼け付くような痛み
うずくような痛み
重苦しい痛み
さわると痛い
割れるような痛み
心身ともにうんざりするような痛み
気分が悪くなるような痛み
恐ろしくなるような痛み
耐え難い、身のおきどころのない痛み

ただし、子供はこうした表現できる言葉を持っていません。

痛いんだけど、それを表現してみろと言われても、ただ「痛いんだよ」としか言わないことも多いんじゃないでしょうか。

そこで「問診」です。

問診は、ただ尋ねるだけじゃなく、子供の表情や姿勢、言動などを診るのも「問診」でしょう。

そうして子供の「声なきシグナル」を探り、「声なき声」を拾っていく。

なんで勉強をしたがらないんだろう?

なんで30分しか勉強できないんだろう?

どうしていきたい学校があるのに勉強はしないんだろう?

どうして勉強も部活も投げやりでやる気が出ないんだろう?

これらはすでに症状や痛みが出ている状況ですよね。あなたが医者じゃなくても問診が必要です。

問診をするときに大事なのは子供の「声なきシグナル」を探り、「声なき声」を拾っていくこと。言葉以外に態度や言動や行動に出ている意味を考えてみること。


学校でなんかストレスがかかる状況はないか?

友達関係は順調か?

余計なお金を持ちたがったり、使っていないか?

帰りの時間が遅くなっていないか?

基本的に何か問題が起きる前に必ず子供の「声なきシグナル」は出る。それらをすべて内にとどめておくほど子供は強くない。必ずかならずシグナルは出ます。

そのシグナルをたいしたことのないものと診るか、「声なき声」と診るかは大人次第。

先生や友達や周りはそのシグナルを気づいても、ほとんどの場合誰も手を打ってはくれないと考えておくのが妥当な世の中になっているのではないか。

中3生が自殺した報道の見出しを見てその思いは強くなりました。

中3自殺 LINEに「死ぬ準備」「さようなら」

同級生アンケで「悪口」 両親に説明せず

一部同級生「みんな共犯者」当日朝教室で

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私たち親は一緒に暮らしている子供の身長が伸びていることに気づかない。

一緒にいることで見えなくなっているものもあるでしょう。

ゆえに第3者の目で見て、知らせてくれる人も必要なのでしょう。

自分だけが頼りと力む必要はないのでしょうが、たくさんの目と知らせてくれるネットワークを持つとともに「問診者」が一人は必要です。

私たち親は資格はないけれど、「研修医」ではいつまでもいられないのですから。

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

中1 himaさん

どの内容も理解はしているつもりですが、実際に実行できて いることはほとんどありませんでした。

やはり言うだけで、毎日チェックするのもめんどうなため、 ガミガミと説教してばかりで・・・。

子供の勉強に対する姿勢と一緒ですね。理解はしていても、 実行はできていないんですから。

私自身が短気なため、すぐ感情的になり、子供を追い詰める ことばかりしていたと思います。

あせらず欲張らず子供の成長している部分を認めながら、一 緒に頑張っていこうと決心しました。

解決策は正直まだ分りません。でも今のままでは何も変わら ないし、自分を変えることから始めるしかないと思っています。

変われないんだなあ、これが・・・

そして、思うだけ、理解しているだけですぐに中3で受験。

子供からは相談もされず、具体的にどうすればいいのかもわからないまま、なんとなく受験。

これがだいたいのパターンです。

親がアドバイスをしようとしたときに、子供がまだ耳を傾けてくれるなら、ここまでお子さんにしてきたことを考えるなら、率直に言って学年的にもう最後のチャンスとなるでしょう。

「あせらず欲張らず子供の成長している部分を認めながら」

これはたぶんできないと思いますので、毎日少しの時間でいいからそばに座る、チェックしてみるがスタートになるでしょう。

鉄則9、成果のある勉強、これは30分でも、いや15分からでも、今日からできます。

それができるかどうかですね。今日15分できるかどうか。それだけなんです。

大きく変わろうなんて考えないことです。今日15分成果のある勉強が実行できるかどうか。

成績が悪ければ親が悪いという前提で見てやることです。

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