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こんにちは、ストロング宮迫です。

GW真っただ中、海外に飛び立った子供もいることでしょう。聞けばね、「いいなあ」と思っちゃう。

特にこのGWに予定がなく、勉強をするのみ!というご家庭では、子供たちから文句が出ることが予想されます(*_*)

そのときは、「精神の旅」の話をしましょう。

まあ、ウチの子なんかにはとても評判の悪い話なんですが、3年くらい話していると、もう諦めてグダグダ言わなくなりますから。お試しあれ!

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さて、学校の新学年が始まって1ヶ月弱。もう新しいクラスなんかにも子供たちはなじんできているでしょうかね。

正高信男著「いじめを許す心理」によれば、

【162ページ】個人的な印象なのかもしれませんが、むしろ反対に4月に新学年になって第一学期が始まったのちに、いじめ関係が定着することの方が多いように思えます。

新学年の始まる4月から学年末の2月のあいだで、いったいいつ、いじめが始まることが多いのかを大規模に調べた結果など、公表されていないことでしょう。

ただ私が今回、この調査のために聞いてまわったなかでは、いじめがあったという話全25件のうち84%(21件)でいじめが4月から5月の間に始まったというのです。

しかもクラス替えの行われた後が危ない。このことは、クラスメート間の対人関係が確立していないことと深く結びついているのでは、と感じています。

相互信頼の欠如がいじめと結びつくことを支持する証拠なのかもしれません。

とあります。まさに今「クラスメート間の対人関係が確立していない」時期こそ要注意ということですね。

ちょうどこのGWはそういうことに話すにはいい機会ではないでしょうかね。

対人関係の確立について、正高さんは、

【166ページ】われわれは他者と何らかの交渉を持つとき、相手について全く白紙で臨むわけではありません。そんなことは不可能です。

そうしないでおこうと思っても、有無をいわさず「相手は、この問題をどう考えているか」とか「自分をいかに見ているか」という、他者の視点というものを自分の心のなかにとりこんで、コミュニケーションを展開していくことになります。

つまり頭のなかに、相手のイメージを常に作りあげていることになります。さらに、イメージの上での相手が自分をどう思っているかを想像しています。そして相手が自分に好感を抱いていると判断すると、その判断に基づいて自分も相手が好きになる。

反対に嫌われていると感ずると、それだけで相手を好ましく見られなくなってしまいます。

つまり、現実に存在している他人に対し、実に勝手きままに想像力をはたらかせて、イメージを投影することができるわけです。

ただし、実際には生身の他人は、自分が予想したようにふるまうとは限りません。ですから、こちらから相手に働きかけを行っても、相手の反応は自分が予期したものとはくい違い、しばしば齟齬をきたすこととなります。

大人も同じですよね。だから、新学年、新クラスにおいて子供たちが「相互信頼」を確立するまでは実に不安定になる。

じゃあ、そんな子供を不安定にするようなクラス替えにそもそも意味があるのか?

正高さんは言います。

【181ページ】そもそも、クラス替えにあたって先生は、どういう原則で生徒を入れ替えるのでしょうか。寡聞にして私は知りません。

推察するに、個々の生徒の学業成績が、再編成の際の判断材料として大きな比重を占めているのではないでしょうか。

個々のクラスの生徒の成績の分布が均等になることをまず配慮して、あとは新顔同士と旧知の間柄の者を適当にミックスしていっているように思うのです。

ただ、学年の替わる節目に新しい先生が生徒を引きつぐにあたって、どの程度緊密に引きつぎが行われているのでしょう?

クラス替えが行われると、今まで個々の生徒が築きあげてきた対人関係のネットワークが分断されるのは必定です。

当面のあいだは、クラスメートがどういう人間なのか、心ひそかにうかがいつつ毎日を送らざるを得ません。自分の頭の上を飛ぶ蠅を払うのに精いっぱいとなって、他人がどういう目にあっていても、「我関せず」に陥る傾向が高くなると推察されます。

クラス替えをするなと言うつもりはありません。生徒の交友の輪を拡げることも大切です。

けれども今の状態では、新しいクラスには仲のいい友人が前のクラスからたまたま誰も一緒に移ってこなかったという事例も多くあると思います。あるいは、一緒に来たのがいちばん仲が悪い者同士だったということも起こってきます。

まずは旧学年の各担任の先生が、それぞれ自分のクラス内の生徒の関係を十分に把握していることが前提ですが、それを前提にして新しいクラスにどう振り分けるのかを熟慮することが不可欠でしょう。

この1か月ですっかりなじんでしまった子供はイイとして、まだ「クラスメートがどういう人間なのか、心ひそかにうかがいつつ毎日を送」り、「自分の頭の上を飛ぶ蠅を払うのに精いっぱい」の子供たちも一部ではいるかもしれません。

いじめ関係が定着するこの4月5月、気をつけて子供を見てみましょう。

紹介した正高信男著「いじめを許す心理」は実に示唆に富む本で、クラス内に占める傍観者層の割合の増加がいじめの生起に深い関係があるとか傍観者タイプの家庭環境や状況などアンケート調査に基づいたいじめのメカニズムを丁寧に説明してくれています。

あなたのお子さんはいじめる方ではなく、正高さんが述べている「傍観者タイプの子供」の家庭環境にドンピシャ!という可能性もあるかもしれませんよ。

機会があったらぜひ手にとって読んでみてください。

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うれしい報告

復テ対策講座の成果報告

小5 ゆーみんパパさん

今までとやり方を変え、手ごたえをつかみました。翌週に行われる復習テストの点数がアップしてきました。

3/22:172点
4/5 :185点
4/12:200点
4/19:196点

問題の処理速度はかなりスピードアップしてきましたので、この蓄積をもって実力テストへ臨みたいと思います。

今までとやり方を少し変えることで、手ごたえをつかんだゆーみんパパさん。お子さんも点数が上がることが実感できたようです。

これから今のやり方をもう少し変えるというか、今よりも少し勉強量を減らしてでも同じ点数が出ないことかを考えてみたらいいですね。

なにを変えたら、なにを効率アップしたらそれが実現できるのか。もし時間が余ったら、その分は実力テストに向けて鮮度を腐らせない時間に振り分けたらいい。

絶えず「進化していく」これが一番大事なことです。止まれば澱む!まだまだ頑張っていきましょう!

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