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小6の親カツ生だったもち子さんから「受験期の報告」と題してメールをいただきました。以下に紹介します。

親技を駆使する人はそれぞれ自分のやり方や方法論を持っているでしょう。真似をする部分、考え方を取り入れる部分など自分がやっていることなどと比較しながら読んでみてください。

参考になる点が多々あると思います。それではどうぞ!

小6 もち子さん 中学入試「受験期の報告」

【5年の冬に】

「子どもが勉強の面でのびる時期が小学校だとは限らない。もっとあとから伸びるのかもしれない。きたるべきときのために、小学校の時点で勉強嫌いにさせてはいけない。」

「ものごとを突きつめて考えることによって得られるパズルがとけたときのようは爽快感?楽しさがわかる子になってほしい。」

上記の二点が私たち夫婦の考えです。

(省略)中学受験が目的ではなく、その先があるのだから、手ごたえのない、なにをやっているのかわからない勉強を続けさせ、勉強嫌いにさせてはいけない。

小学生で努力してもダメだったという経験をさせるよりも、努力したらむくわれるという経験をさせて、次の活力にするべきではないか?という結論に達し、合格できて、なかだるみせずコンスタントに勉強させてくれる学校を選び、受験勉強に突入しました。

【勉強方法】

塾の宿題と毎週の単元テスト、模擬テスト等を節目にして勉強しました。

塾のカリキュラムについていくこと、復習することが中心でした。

【質問ノート】

わからなかったこと、質問、おぼえがきetcをノートにかき、わからない問題をそのままにしておかないようにしました。

教えてもらったら解答をかき、確認印をおしました。

【計算10分、漢字10分賛数仙人】

朝に計算(朝日小学生新聞のぱぱっと計算)と漢字(学研の3500や四谷大塚の1500?)を10分ずつやりました。

賛数仙人の相似比編、図形編をしました。

その日の1の桁の数のついた問題をやるという方法で、暗記したり問題をさせたりしています。

例えば12日なら1の桁が2の問題をやっていくという具合です。2、12、22、32,42,52・・・・と。(私は英単語を覚えるときにこれで覚えていました。)

何度もやり直し、漢字でどうしてもおぼえられないものは階段に一段ずつはりました。

【わんこそば方式】

塾から配られるプリント(テスト対策の単元プリントなど)をコピーし、一問一問きりとり、子どもに一問ずつわたして解かせます。

解ける問題、同じタイプの問題、時間がかかりそうな問題、解説を要するような問題etcを選び、リズムがくずれないようにどんどんわたして休む暇を与えないようにしました。

間違った問題は、原本(塾から渡されたプリント)に印をつけました。印がついた問題をテストまでに何度もやり直させました。

やり残した問題をジプロックにいれておくと、あとどれぐらい解かなくてはならないかが見えて便利です。

この方法は夏が終わるごろまでやっていたと思いいます。秋以降は、自分で問題を選ぶ練習が必要なので、この方法を減らしました。

【間違い集め】

子どもに勉強する目的は「間違いを集めること」だと言い聞かせました。

間違うことがないのなら、塾にいく必要もないし、勉強する必要もない。間違ってからがスタートだから、できるだけたくさん間違いを集めなくてはならないとことあるごとにいいました。

間違いを消さないことを徹底させました。

【白プリ】

模擬テスト、塾の問題、朝日小学生新聞の問題etc…やり直しても間違った問題をB6(B5の半分)に手書きでうつさせました。

裏に解答をかかせ、日付を記しました。

100円均一のメッシュの袋に入れ、済の袋、やり直しが必要な袋とわけました。

隙間時間にやり直させ、再度間違ったら、その間違いの理由を記し、やり直した日付を記しました。

このプリントを受験直前期に何度も何度もやり直しました。

子ども自身も効果があったといっております。実際、このプリントからテストに出た問題もありました。

【テストのやり直し】

テスト類は、受けた日、解答が返却されたときにもれないようにやり直させたつもりです。

特に秋以降は、全部のテストを単元別にそろえ、水溶液、天体、地学・・・とやらせていきました。(特に理科)

算数は日曜特訓のプリントを全部、年末年始にやり直させました。

近畿の中学入試問題シリーズ(英俊社)の単元別も選んでやらせました。四谷大塚の演習問題も何度もくりかえしました。

【メモリーツリー】

息抜きにメモリーツリーもつくりました。生物の暗記ものに使いました。子どもは絵が好きなので喜んで描いていました。

時間の無駄のようですが、絵が印象に残るので効率よく暗記できるように思います。

もっとなにかやっていたような気もするのですが、今思いつくのはこれぐらいです。

ノルマを絶対にこなす子どもの根性には、本当に驚かされました(親ばかです)。

塾の宿題をやらずに行ったことはないと思います(私自身は塾の宿題をやらずに行くことはざらでした)。あのコツコツと馬鹿正直さが、子どもの伸びの大きな要因だとおもいます。

塾の夏期講習算数は4科のまとめの標準編を全部自分で解きなおすというものでした。

こんな簡単なものでいいのか・・・と思ったのですが、あの夏期講習のおかげで、私も標準の問題を徹底的にさせることができたのだと思います。

受験前々日と前日、過去問や朝小の問題を組み合わせてオリジナル問題を作成しました。70点強とれるようにつくり、見事?予想通りの点数がでて、私の家庭教師の腕もあがったなぁ♪と私自身に合格を出しました。(笑)

送っていただいたCDで、「前日に過去問は、タイガー山中先生級の技」と教わっていたのですが、私の受験のつもりで作成しました。幸い、子どもは自信がついたようです。

【受験後】

受験後、合否にかかわらず、勉強をストップさせないようにと、受験勉強でストップしていた漢字検定(2月5日が試験日)を申し込んでおきました。

そろばんもお休みしていたのですが、試験がおわったらすぐ受けられるよう試験を申し込んでおきました。

子どもは英語経験が全くありません。受験が終わった日から英語をスタートさせました。フォニックスをさせています。

中学からの宿題でペンマンシップもでました。フォニックスのおかげで、単語が読めるようです。

中高一貫用の進研ゼミの講座とZ会の数学を申し込み、はりきってやっております。

今は英語を中心にみています。今まで塾というペースメーカがありましたが、今後、どうしようかなぁと考え中です。

本当にありがとうございました。

子どもにとっての塾のように、私にとっての親カツ講座は本当に大当たりでした。分析法、心構えetc役立ちました。

今、私がふぬけ状態なので、また仕切りなおして、『10の鉄則』で頑張っていこうと思います。

よろしくお願いいたします。

追伸:「受験まで甘いものをやめる。」という私の約束。受験後、甘いもの解禁となり、また太りました。

いかがですか?

受験が終わってからのもち子さんの動き方は、最初の中学入試を目指した時点での考え方が基点となって出てきたものですよね。

最初のボタンをかけ違ったまま進むとなかなかこうはなりませんから。

現に受験が終わってフヌケになっている「親」の方は非常に多いですし。

子供がフヌケになったんじゃなくて、親ですよね?

「戦い」という表現が正しいのか、正確なのかはわかりませんが、これからも「長い戦い」が続きます。

勝って兜の緒を締めよ!負けて褌を締め直せ!

勝った成功体験が次の6年間をダメにすることだってあるのです。

勝負がついたら、反省して、分析して、次!ですよ。



はい、実はここまでのものは、2011年2月25日のメルマガの「受験期の報告より」をそのまま掲載したものです。

なんで昔のものをここに掲載したかって!?

それは中学入試を経て高校受験への記録を読んでいただくとわかります。

ここまでの中学入試の報告を噛みしめて、中学入試を経て高校受験への記録へLet’s Go!

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うれしい報告

「ノリ勉」算数・数学を終えての感想

新小5年 さっとさん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
   
集中をしている様子、そして、慌てている様子がよくわかりました。「丁寧に書く」を定着させることは本当にむずかしいが妥協せずに”ささやき”続けていこうと思います。
   
親がここまで一緒に勉強すれば、途中で集中が切れそうになった時でも最後までやり遂げられることがわかりました。

◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:
   
“褒める”ことの大切さでしょう。 褒めるとテレながらも頑張ってくれます。どうしても注意することが多くなってしまいますが、”褒めて”ノリノリにすることの大切さを実感しました。
   
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
   
こどもが泣いたり、ふてくされたりしていない時は楽しかったです。

一番よかったのは、「ただ褒める」ことに努めたわけではなかったということですね。

成果もないのに、子どもをノセルために褒めたりしていては、いいことは1つもありません。

成果を出させて、それを褒める。親は、その材料を提供するんですね。

さっとさんが気をつけるのは、「説明する」「教える」を極力抑えてやってみること。子供にとって、「聞いて理解する」というのが一番難しいのですから。

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