早速読んでいただいて私の、いやドラゴン母さんのバズーカ砲を受け止めていただきましょうか。

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受験を終え、これからの受験生への参考になればと送って下さった中学3年間の記録。

こういう方がいるのが親技の誇りです。その取り組み、考え方、持っていき方はすべての親の方に参考になると思います。

やれるかどうかは別にしてね。じゃあ、読んでいただきましょうか。

中3 ドラゴン母さん

ストロング先生へ

終わりました。●●高校文理学科、合格いただきました~!

思えば、中学受験で洛南附属中学を落ちてからじっくりじっくり準備してきたことが、最後の半年ぐらいに一つの流れになって、ここまで大きな力になったように思います。

実は、前期試験の次の日に自己採点をしていて、数学でポカミス(半径と直径を間違えるという、初歩的なミス)をやってしまったようでしたので、家族みんなでガック~ンと落ち込んでいました。

おそらくあと15-20点取れていたところが全体で25-30点は減点されているのではないかと…。

しかし、国語、英語がなぜか意外に得点していて、記述(小論文とか長文の答え)は定かではありませんが、記号や語句埋めは、ほぼノーミスという、「君、文系?」というような点数でした。

次の日、学校から帰ってきて、「数学90点/120点ならば、●●高校はかたいって塾の子が言ってた」と子どもから聞き、「え?そうなん?みんな、あんまりできひんかったってこと?」

(…塾には行ってはいないのですが、塾の先生方が試験場や合格発表の場で、うちの子や私を覚えていて下さり、声をかけてきて下さいました。このような塾の一言一言には、本当に助けられることが多かったです。)

この塾の一言で、もうくよくよしたって仕方ないし、私たちは高校の勉強をはじめて、週末だけ後期試験の勉強をしながら結果を待とう!と踏ん切りました。

ただ、私立~前期試験の間は、英作文の記述を学校の英語の先生(1,2年の時の担任の先生)とALTの先生にほぼ毎日添削してもらえたことが大きな力になりましたし、前期試験~発表の間は、(今度は落ちたと思っていましたので)後期に向けて体制の立て直しをするべく、字の汚さや丁寧な書き方が出来なかった反省、うっかりミスを起こさないようにする反省、気持ちの切り替えの練習などなど、親も子どもも人間力が試される期間でもありました。

とにもかくにも、合格を連絡してくれた子どもの声は、本当に明るくて、私は思わずうるうるとこみ上げてくるものがありました。

今晩からは、純粋に高校の勉強に取り組めます。我が家は、1年先取りのZ会をしていますから高校コースがどっさり溜まっており、締切にひっかからないようにいそいでこなしていっています。

ストロング先生には、毎回的確なアドバイスをいただき、本当に感謝しております。

指示通りすべてこなせたわけではありませんが、塾に通わない我が家でも、こうして●●高校文理学科合格を勝ち取れたという経験は、私にとっても子どもにとっても非常に自信になる出来事でした。

これからは、少しずつ手を離していくことになると思いますが、自転車の補助輪をはずすように、よくよく見守りながら進めようと思っています。

本当にありがとうございました。

もう少し落ち着いたら、いろいろ見えてくるものなのでしょうが、まずは、ご報告まで。

ドラゴン母さんが書かれているように

「中学受験で洛南附属中学を落ちてから」

ですから、3年間ですよね。ドラゴン母さん、長かったですか?

このメルマガではただ合格したとか難関の学校に受かったとかの「合格体験記」は紹介していません。結果は別にして、できるだけ受験生の親の入試までの過程を知っていただきたいという趣旨からです。ゆえに学校名も本来は匿名としています。

合格には「良い合格」と「悪い合格」があるとストロングは思っています。

次につながる合格とつながらない合格がある。

不合格も同様に「良い不合格」と「悪い不合格」があり、次につながる不合格とつながらない不合格がある。

それらは1年もしないうちにハッキリします。

今回紹介したドラゴン母さんのメールでは「良い不合格」と「良い合格」の2つがあった。

なので紹介し、今回は初めてだと思いますがリベンジを果たした「洛南」と学校名もそのまま出しました。

3年間かけて努力して、高校入試できちんとその洛南に高校入試でリベンジを果たし、大阪府の府立高校の「進学指導特色校」の1つで、第一志望の●●高校文理学科に合格された。

お見事です。

3年って他所の子なら短いけど、やっている当人には結構長いですからね。また、3年間きちんと努力ができたのは、中学入試が「良い不合格」だったからに他なりません。

ドラゴン母さんからこの入試に先立つこと3年前にこんなメールをいただいております。

中1 4月 ドラゴン母さん

学校では、やっと授業がスタートし始めたのですが、まだアルファベットを書いている程度です。

今の家での勉強は、Z会の中1-2を先取りしてやっているところです。

というのも、小4のころから、一年上の学年のZ会をやっていたのですが、昨年は、とんだ展開で途中から中学受験モードに切り替えたため、中1の教材がたんまり残っていたので、中学受験が失敗に終わった後、このたまったZ会添削を片付けておりました。

このペースでいけば、5月末には、中2の5月分の教材に追いつく予定です。

家族内の担当は、主人が数学、理科、私が国語、英語、社会、作文、(料理指導、裁縫指導、美術工作(デッサンやプラモ、レゴ、学研ふろく作り)、体育(水泳、マラソン)音楽(縦笛、ピアノ)!!)です。時には、ゲーム指導もついています。(笑)

ここまで書くと、大げさですが、後半の副教科類は、遊びながら一緒になってやっている程度ですが。

毎日、通学前の30分の朝勉(漢字、英単語、計算)は自分で、帰宅後の勉強は自分一人でできるものは一人で、できないものは私と、夜勉(約2時間)は、前半主人と、後半私とやる…というパターンはすでにできているように思います。

ここから3年です。

そして、2ヶ月後の中1の6月に中学に入って初めての中間テストの結果報告をいただいています。

中1 6月 ドラゴン母さん

・・・・結構自信を持って、望んだ中間試験。以下の成績は素点だけです。

ここに、平常点がたされて、100点にして成績表につけられるそうです。

数学 88/96(92%)
国語 78/90(87%)
英語 89/92(97%)
社会 84/90(93%)
理科 79/93(85%)

はっきり言って、なんでこんなに間違えたの?って気分です。

準備時間としてはテスト前1.5週間しかかけなかったものの、最終的な到達レベルは十分だろうと親子とも思えるぐらいまでやりました。

ところが!!上記のような結果に…。残念ながらストロングからいわれていた目標には到達しませんでした。

(省略)さしあたって、私たち家族が今後気をつけようと決めたことは、

1.漫然と教科書やプリントを見直すのではなく、声に出す、何度も書く、問題意識を持ってみる(こんなところが出るんじゃないか?という目で見る)。

2.集中して勉強する癖をつける。リビングで勉強しているため、どうしても私たちの声や周りの音が気になるようです。

時々、時間を計っているにもかかわらず、自分の手やシャーペンを見てたりすることがあり、本人は無意識のようですが、緊張感が足りないように思います。

私が”塾に行かせたいな…”と思うときは、こんなときです。ライバルが隣に座っていたら、もっと真剣にやるんじゃない?と声をかけるんですが。

そして、あまりに見かねたときは、私がそのライバル役を演じて、計算などで競争することもあります。

3.イケドンシートで2/3ぐらいの時間短縮はできていたのですが、半分まではいっていなかったので、もう少しやらせてもよかったのかも。

ただ、イケドンシートにした時点で、かなり速く解けるようになっていたものもあり、これでも十分な速さかなと思ってしまっていました。

実は、”時間を半分にする”というのが大事なのではなくて、それだけ集中して何回も解かせるための目標として、実現が難しいタイム設定をしているのですか?

総括すると、今回の中間試験は、惨敗です。もう少しとれているはずが、詰めが甘かった…細かいところまでちゃんと覚えていなくてはいけないってことが身にしみました。

ストロングの言われた、”百点を取る経験”はまだおあずけです。(省略)

これらがドラゴン母さんが書かれていた準備、

思えば、中学受験で洛南附属中学を落ちてからじっくりじっくり準備してきたことが、最後の半年ぐらいに一つの流れになって、ここまで大きな力になったように思います。

これだったら塾に行かなくても大丈夫ですよね?

しかし、準備万端のはずのドラゴン母さんだって、洛南高校にリベンジ合格を果たして、いざ公立高校へとなったら、不安になった!?

中3 2月 ドラゴン母さん

先日は、洛南の合格をいただいて、浮かれポンチのメールを送ったばかりなのですが、また、問題点が浮上してきてしまいました。ご指導をあおぎたく思います。

問題というのは、数学についてです。

ここまでは順調に?洛南の問題をこなしつつ、本番のテストでは”9割近く取れたと思う”というぐらい得意になったわが子なのですが、文理学科に向けて、公立のやや難しい問題をやらせると、ピタッと筆が止まってしまうのです。

(省略)あ~、書きながら、まだ混乱しています。。。

なんて。

まあ、ストロングが返信したら、

そうですね。ストロング先生にそう言っていただけて、少し安心しました。たくさんの親子を見てこられた先生の言葉は、やはり説得力があります。

(省略)みんなでここまで協力体制バッチシ!なのに、ここで、私が動揺していてはいけない!!そう思って気持ちを強く持っていきます。

あと前回の洛南の試験前日に、あれもこれも…と焦った自分を反省して、もう一回前日勉強分のシュミレーションはしておこうと思っています。

子どもの受験は、親としていい人生鍛錬の場になりますね。(苦笑)

前進あるのみ、がんばります。

と返ってきましたが。

入試は子供が試されるものなのですが、親にとっても本当に「いい人生鍛錬の場」なんですよね。

親がそう思えたら、否、そう思って臨むからおもしろくなる。

塾に行こうが行くまいが、親が勉強がわかろうがわかるまいが、そんなことは関係ない。

社会に出る前の子供たちの一大イベントである入試をいかに皆で盛り上がってできるかどうか。

中学入試が終わり、公立高校入試が真っ盛りですが、よくよく考えてみてください。

合格には「良い合格」と「悪い合格」があり、不合格にも「良い不合格」と「悪い不合格」がある。

それらをのちのち決定づけるのは、あなた次第です!!

こうした過程を経て、高校入試を終え、入試回顧を送って下さった。約4,800字ですから400字詰め原稿用紙で約12枚分の大作です。

中学受験の失敗から3年間をどういう気持ちで、どう過ごしてきたか、余すところなく伝えてくれていますのでぜひ読んで下さい。

「中学受験の失敗から3年間」とか書くと、暗くてじめじめした感じもあるかと思いますが、決してそんなことはありません。

辛い場面もあったでしょうが、明るく、朗らかに、少しヒヤヒヤしながら親子で全力で走った記録です。

高校入試の話になりますが、今現在中学受験に取り組んでいる方にも、その考え方は参考になるはずです。

それではどうぞ!

高校入学を迎えて  ドラゴン母さん

やっと新学期がスタートし始めました。公私ともに、本当に激動の1か月でしたが、今までのまとめを作りましたので、何かのご参考になれば…と思い、お送りいたします。

ストロング先生には、ペース配分やモチベーションアップなどなど、本当に1年間に渡ってお世話になりました。

中学受験では募集を逃してしまったこともあり、親カツに参加しませんでしたが、今回、高校受験で親カツに参加して、月1回ごとにサポートしてもらう意義がわかりました。

この春も、既に家での勉強はじめ、エンジンが温まっている状態で、新学期をスタートしております。

これからの日本を支えていく若い力を育て上げること…これも私に出来る、一つの支援になると思っております。

その気概を持って、最後の3年間の子育てに体を張って(相手も大きいですから、反抗された時には、背伸びして叱らなくてはいけません!笑)頑張って行きたいと思っています。

最後になりましたが、細かいアドバイスと暖かい励ましの言葉、ありがとうございました。

また、メルマガの読者は続けていく所存ですので、面白いネタをよろしくおねがいいたします。

と前置きで書いて下さっています。

ドラゴン母さん親子が目指した進学指導特色校・文理学科の入試では、

学力検査が英語120点・国語100点・数学120点・小論文20点の3教科合計360点

調査書が国15点・数15点・英15点・社30点・理30点・音15点・美15点・保体15点・技家15点の合計165点

という配点となっています。

説明はこれくらいにして読んでいただきましょう。

ドラゴン母さん

先日、Z会の合格の報告シートを書いていた時のこと、

「高校受験はいつからスタートしましたか?」

という設問がありました。

子どもの答えは、小6の2月とのこと。

あの中学受験の不合格があったから、今の合格があるんだということが改めて実感できた子どもの一言でした。

もともと私自身中学受験を経験していましたので、中学受験に関しては前向きでした。

しかし、主人は反対、当の本人はまったくやる気なしでしたので、私もあきらめざるをえませんでした。小6のGWまでは…!

しかし、小6のGW後、何を思ったか急に、

「(中学)受験したい!」と言い出し、

両親二人は引きずられるように子ども主導で中学受験をスタートしました。

…といっても、

塾に入れるには遅すぎること
それまでも家庭学習をしていたこと
どうせ行くならある程度の学校以上を目標にする…

などの我家の方針を考え、塾に入れず家庭で受験に臨むことにしました。

もちろんこの時には、ストロング先生のメルマガは購読し、本も購入していましたので、それなりに成果はあげたのですが、やはり力及ばず…。

しかし、この経験が非常にその後の彼の勉強態度に大きく影響しました。

つまり、子ども主導で受験をスタートするまで、親は”待った”こと

不合格になったことで、中学生活がだれることなく過ごせたこと(上には上がいる…と実感できたこと)

が、最終的に彼の気持ちを支えたと思います。

中学校生活を始めるにあたり、私も現在の高校受験事情を勉強しました。

「不合格になったことで、中学生活がだれることなく過ごせたこと」これは決してみんなが中学入学後享受できるものではありません。

あくまでも頑張って中学受験をした者だけの特典ですね。頑張ってやったからこそ、そのとき届かなかったものを感じられるわけですから。

ドラゴン母さん

それまでもZ会を1年先取りでスタートしていましたが、定期テスト対策が必要と知り、1年から2年の勉強、3年の勉強と分けて書き出してみます。

『中学1年から2年の勉強』編

【定期テスト準備は2週間前から】

暗記もの、提出物で最後の方にあわてるのが嫌なので、漢字、英単語、社会のノート暗記、各ワークは、2週間前からスタートしました。

ただし、夜の勉強の私の担当時間(1時間)だけ。

1週間前からは、朝勉(学校前20から30分)も夜勉(2時間)もすべて試験勉強体制に切り替える…という方法で3年間いきました。定期テストの整理(Z会の整理も)は、親がやりました。

一回ごとに封筒にまとめて入れておくことで、時間のない3年時の学年末テストなどの”これまで全部が範囲”などと言われた時に、すぐに振り返ることが出来ました。

【実技教科は手を抜かない】

息子の中学校は、地域でも3本の指に入るほど内申の取りにくい中学と言われておりましたので、実技教科対策は侮れませんでした。

Z会の保護者セミナーでも言われたのですが、記述はほぼ満点、実技の授業時も一生懸命やっているという態度は必ず見せて下さい…と言われていました。

実際、内申点が低いと受験に躊躇していまいます。

このように、実技教科の大切さも1年生から子どもに話していましたので、子ども自身が”どういう基準で先生がスコアをつけているのか”ということは、ちゃんと意識していたようです。

私もテストごとに問題の傾向を分析して、この音楽の先生は、2回目のフレーズの部分の楽譜を記述によく出すとか、ノートの重要といわれたところから必ず出るとか、親子でクイズやゲームを解く感覚で、ヤマをはり一喜一憂していました。

近所の塾では、地域性を生かして担当の先生の過去問などを配布していたようですが、2年から3年は同じ先生が担当でしたので、傾向分析はそのまま役立ちました。

体育の実技テスト、音楽の歌のテストなど2日から3日練習が必要なものは臨機応変に対処していました。

音楽の歌のテストなども、最近はYouTubeで検索することが出来るので、それらを伴奏に歌わせたり、声変わりで高音がでなかった時は、好きなアニメの歌でレ♯が入っている歌でレ♯が入っている極を探し、それを練習に歌わせたり。(笑)

周りのお母さん達は3年生になって音楽の採点基準のことをいろいろクレームしていたようですが、1、2年から準備をしていた私たちは、3年生で10をいただいていました。(ピアノなど習わせたことはありません。先生から言われたところのみやっていただけです。)

きっと、実技採点基準や記述対策がしっかりできていたからだと思います。

体育にしても、努力して出来るもの(3点倒立や水泳など)は、1ヶ月ぐらい前に先生の方もちゃんと知らせてくれるので練習し準備をしてましたし、保健の授業で”ユニバーサルデザインのものを持ってきて”というお題には、はさみなど文具を持参したり。(でも、持って来たのはうちの子だけだったそうです。(笑)せっかくのアピールチャンスなのに…)

このあたりの情報は、子どもからしか入らないので、子どもが親にちゃんと話してくれること、親もちゃんと子どもの言うことを聞くことが大事だと思います。

あきらめないで!(CMではないですが…笑)

実技教科とはいえ、親と子の心がけ次第では、かなり対策が出来ると思います。

「このあたりの情報は、子どもからしか入らないので、子どもが親にちゃんと話してくれること、親もちゃんと子どもの言うことを聞くことが大事だと思います」

親主導といっても、信頼関係がないとこういう面が抜けるんですよね。

ドラゴン母さんの家庭が勉強の信頼関係はもちろんそれ以上の生活での信頼関係があればこそでしょう。

【時々、模擬試験を受ける】

といっても、1年から2年時には、年1回から2回でした。駿台と近所の塾のものだけです。

【クラスで”そこそこ出来るヤツ”と思ってもらえるような点数はちゃんと取る(笑)】

塾に行っていませんでしたので、最初は小馬鹿にされていたようですが、そんな子が結構いい点を取ると目立つようで、こういう小さなことが本人のモチベーションをあげていたようです。段々自覚も出てきました。

【情報は正しいところから】

Z会では、親を対象にしたセミナーも多く企画され、学校説明会や入試研究会なども1年から2年時から参加し、直接学校関係者の方やZ会の講師の先生からの話を聞くようにしました。(絶対受けないであろう最難関校の学校説明会なども聞いたりしましたが、とても面白かったです。)

併願校になりうる私立高校には2年時に2から3校見て回りました。特に、文理学科導入年でしたので、合格基準点など塾がどう考えているのか…などは参考になりました。

ただ、うちの子は自分が入試説明会などに参加するのを

“アホらし”

と思っていて、1回も参加しませんでした(多分にダンナの影響だと思います)。

はじめは非常に歯がゆかったのですが、モノは考えようで、ある意味私のフィルターを通して学校情報を流せるという情報コントロールが出来ました。(ちょっと、ワルい考え方です…笑)

一方インターネットの学校関係のブログなどは、時間をかける割に、有用な情報はあまり得られませんでした。

とまあ、キッチリ進めた結果がこのテストの点数です。

1年生学年末テスト 点数
国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家 英語
95 98 97 92 77 72 82 90 92

2年生学年末テスト 点数
国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家 英語
89 92 95 91 78 81 69 79 93

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『中学3年の勉強』編

【親カツ講座に入る】

基本(ベーシックプランのようなもの)です。笑。

【模擬試験を受ける】

塾の公開テストは、手軽に受けられて学校の友達と競争できるという良い面がある一方、試験範囲が限られている、本番と比べて時間が短い、判定が甘いという面に注意が必要。

しかし、塾生と同じように面談して下さったり、成績がいいと講習を無料で招待して下さる…なんてところもありました。

模擬試験を受けた後は、その日のうちに復習・採点。模試は一日仕事になるので、できるだけ厳選して受けました。

五ツ木の模試は一番人数も多く、私の感覚では本番の順位に近かったように思います。

受験人数が多いと言われている9月と11月の2回を受けました。判定は一番実感に合っていると思われました。

新しく出来た文理学科対策模試は全2回(10月と1月)受けましたが、問題のレベルが異常に難しい国語だったりして面食らいました(難しすぎて差がつかない)が、ある意味度胸が着きました。(本番は、国語が易しすぎて差がつかない状態でした。順位は結局変わらない!?)

駿台の試験は難しすぎましたが、難関私学を受ける人はこんなに難しい問題をスイスイ解けるんだといういい刺激になりました。公立の偏差値や判定はあまり当てになりませんでした。

「模試は一日仕事になるので、できるだけ厳選して受けました」こういう感覚って、成績がイイ子の家庭の特徴です。

1日をかける意味、その時間、これをいかに有効に使うかをシビアに考えないと、「ただ受けた」になりがちですね。

【小論文はZ会作文コースで】

Z会作文コースの添削は、点数のつけ方が非常に論理的でわかりやすく、例えばこういう風に書き換えると良いですよ…と示してくれる添削もとても丁寧で良かったです。

配点の項目が5つほどあって、それぞれに点数が着いているのですが、何回分かを集計するとどの分野が弱いのかということが明白になります。

本番では20分で横書き600字と、練習とはちょっと違っていましたが、私学受験後、毎日のように練習をしていたので、内容はともかくそれなりに書けたようです。

横書きという情報も五ツ木模試の際にもらった小冊子に”横書きの可能性もあります”とあったので、驚きませんでした。(人によっては、縦書きで書いてしまい、途中で急いで消したけど、間に合わなかった…という話も聞きました。)

素点や結果だけを見て、あーだ、こーだ言うだけで終わりません。

「何回分かを集計するとどの分野が弱いのかということが明白」になって、そこを意識する。子供の弱点を知るんです。

例えば全体の正答率を見て「高い正答率なのになぜ間違った?」と責める。これで次回の対策になるか?

同じ資料でも使い方次第ではないでしょうか?

「横書き」の話も興味深いですね。実際に本番では「縦書き」で書いた子もいたとか・・・

皆に同じ資料が配られているんです。同じ料金を払っている。使い倒すかどうか。元を取る姿勢があるかどうか。

その姿勢は、先ほどの

「模試は一日仕事になるので、できるだけ厳選して受けました」

にもつながります。

【使用した問題集など】

ストロング先生おすすめ以外で、あまり有名ではないが、とくに良かったと思ったもの。もうご存知かもしれませんが…

■計算名人 免許皆伝…中学入試用ですが、ただがむしゃらに解く傾向がある我が子には、スキル練習に向いていたと思います。

中に、自分の間違いを傾向ごとに記録していくページがあるのですが、間違えるたびにそこに”正”の字を書いていき、自分はどういう間違いをしやすいのか意識しました。

■Z会のDVD高校入試対策古文…コンパクトにまとめてある割に内容が充実していて、高校でも重宝しそうです。重要古語がまとめてある付録の本も良かったですし、DVDですから何度も見直しできるのが良かったです。

■Z会の文法王(現代語編・文語編)…国語コースについてきます。我家はこれがボロボロになり、表紙を直して使っています。

■目で解くシリーズ

「ただがむしゃらに解く傾向がある我が子には、スキル練習に向いていた」と。「頑張る」「頑張らせる」とき、「ただがむしゃらに」やらせてしまうことがあります。

しかし、それでは頭打ちになる、必ず。

「工夫して解く」その練習に中学入試用を使ったのなんかはさすがです。

また、先ほども同じようなことがありましたが、

「自分の間違いを傾向ごとに記録していくページがあるのですが、間違えるたびにそこに”正”の字を書いていき、自分はどういう間違いをしやすいのか意識しました」

間違う問題は意識しないと、以前間違った答えで再び間違える!同じ答えで間違えるのは頭の回路が間違ったままだから。

この場合、怒っても殴ってもダメです。回路が変わっていないんだから。

【英作文は学校の先生に添削をお願い】

私学入試までは5教科全般に勉強していたので、記述の特訓がまだ足りないように感じ、前期入試までの約10日間は毎日5分少しで30から40 wordの英作文を書き、学校の英語の先生(時にはALTの先生に再チェックしてもらっていたようです)に見てもらっていました。

朝提出して放課後には返却してもらえる…というように、すぐにチェックしてもらえたことがとても良かったです。

最後は先生も応援して下さり、ALTの先生は、”私は4年間ALTをしているが、彼は一番の生徒だ!”と言って下さり、卒業式に一緒に写真を撮りました。(笑)

ストロング先生のアドバイスにもありましたが、(特に塾に行かない生徒は、)学校の先生でいざというとき助けてもらえる先生を作っておくことは、ポイントです。

人徳ですなあ・・・

でも、「人徳」は誰でも身につけられるものだとストロングは思います。

成績がイイ子が先生にかわいがってもらえるのは、「成績がイイからだ」と思っているあなた!間違っていますよ!

【最後は塾に行かなくて正解!?】

3年の途中までは、塾に行くことをうらやましく思ったり、講習会だけでも参加させようかなどと迷ったりしていましたが、10月以降は、特にその子その子に合わせた指導が必要ということで、塾に行かなかった分、かえって弱点の把握もしやすく、時間もこちらが思うように使えたと思います。

また今年は文理学科元年でしたので、塾と私たちとで、あまり情報力に差がないというメリットをいかし、ぶれることなく志望校が決められたことが良かったと思います。

中学受験も塾に行かずに・・・という方が増えています。

費用対効果、これは仕事だけじゃなく、勉強においても必須の考え方です。

【やはり子どもが納得をする学校が志望校!?】

志望校はやはり子どもが決める形に持っていくほうがいいと思いました。

私も、段々子どもの志望校と私の考える志望校がずれて来た時に迷いましたが、最終的には、子どもの考えを優先させるしかないと腹をくくりました。

“出願までに、子どもの気持ちが変わらなければ、これも私の力不足…。致し方ない…”と。人生これしかない!なんて選択は、そう多くはないと思います。

その子の力に合わせて、行くところに行くことになるんだと思っています。

志望校についてはドラゴン母さんからこんなメールをいただいていました。

高校入試直前の1月

実はあれから、少し子どもの気持ちが揺らいでいました。(今のところ、一応の解決?はしているのですが)

どうも臆病風に吹かれ始めたように思います。

私も前々から、うちの子に対しては一人っ子だし、人一倍恐がりだし…、だからといってスポーツなどをさせたりして、緊張やストレスに耐えるような経験をさせてこなかったツケが出たのかも…

いざという時に腹が据わらないとは…と、少々反省。

ただ、”最終的には子ども本人に決めさせよう”というのが我が家の筋の通った方針です。

私もいろいろ手を替え品を替え、彼を説得していたのですが・・・


3学期になった初日、学校から帰宅した我が子が、開口一番

「やっぱ、迷うよな~。」と。

どうも友達と話題になったらしく、ライバル(うちの子が言うには”数学は負けるときがあるけど、他は負けへん!”笑)と思っていた子が、今まで何も志望校に関しては発言しなかったらしいのですが、●●高校を受けることを言ったらしいのです。

そこで、俄然!うちの子も、”あいつが受けるんやったら~”と思い始めたようなんです。

も~、私があんなにいろいろ画策したのは、なんだったのぉ~。

結局は友達の一言に負けてしまうのかぁ~!!(そういえば、中学受験もこんな感じで始まったんです。。。)

頭を悩ましていた問題も友達や先生の一言で解決!?なんてことも珍しくありません。

いったい私の苦労はなに!?と思えてきます。

でも、やっぱりその決断の素地は家庭にあったとストロングは思います。

そのとき「無駄な苦労だった」と思うかどうかはあなた次第です。

模試の結果なども報告いただいていますが、ここでは中学3年次の定期テスト結果と内申点、入試の結果を紹介します。

3年生1学期期末テスト 点数
国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家 英語
93 92 97 97 98 86 84 89 90

3年生学年末テスト 点数
国語 社会 数学 理科 音楽 美術 保体 技家 英語
89 91 98 91 89 84 81 87 91

3年生2学期末 内申点
国語9 社会9 数学10 理科10 音楽10
美術9 保体9 技家10 英語8

入試当日点数
国語94/100
数学98/120
英語114/120
小論8/20

お見事ですなあ。

結果的にですがここまで詰めて勉強してきたら、↓↓↓こういうことだって起こります。

中3 11月 ドラゴン母さん

模試で社会が15点ばかり伸びました(帰宅後の答え合わせの結果ですが)。

子どもに聞くと、

“はったりで書いてたヤツが、なんか全部合ってた”

とのこと。

きっと素地が出来てきたから、確実でないまでも、精度の良いはったりが利くようになってきたのかな?と思いました。

あと、入試演習をやっていることで、問題形式に慣れてきた…というようなことも言ってました。

ストロングもハッタリ好きですが、テストでハッタリで書くと、ことごとく不正解となりました。

ドラゴン母さんがおっしゃるように

「素地が出来てきたから、確実でないまでも、精度の良いはったりが利くようになってきた」

で間違いありません。

迷って書いたら正解!こういうことが起こるのです、不思議とね。最後にドラゴン母さんからのメールで「らしいなあ」と感じる部分を紹介して終わります。

中3 11月 ドラゴン母さん

入試演習をしていて、悪い(面白い?)くせを見つけました!!

うちの子の場合…

問題文が途中で切れていると、気持ちが途切れる…

つまり、社会や国語でページをわたって5択問題などがあった場合、例えば、”誤っているものを答えなさい”なのに、ア、イ、ウ、ぐらいから次ページにとんで、エ、オとなっているような時、”誤っているもの”というところに線を引いているにもかかわらず、合っているものを選んでしまう…。

こういうことに気づけることが成績アップには直結します。

「ちゃんと問題を読みなさい。線だって引いているじゃない!」

なんて怒ってみたところで

「問題文が途中で切れていると、気持ちが途切れる」

癖があれば、その癖を意識しなければ、改善は難しい。知らず知らずのうちにやってしまっている悪い癖。

その癖を見つけてくれる人。ずっと見ていてくれている人。

そういう人に子供は反抗期であろうが、中学生になろうが、高校生だろうが、信頼を寄せるものだとストロングは確信しています。

テスト結果という「表面」だけを見ての論評しかできない親は子供から信頼は得られない。だって誰だって言えることだもの。子供だって成績表を見りゃあ、わかることですもの。

「いやあ、勉強は苦手なんで、そういう面はプロの先生に診てもらいたい」

そう言って

「癖を見つけてくれる」
「ずっと見ていてくれている」

を放棄する親は、誰か他人に「大事な信頼感」を譲り渡す、いや、放り投げていることになるのではないでしょうか。

子供ってホントにおもしろい。

学校での出来事の会話
テストを出すときの顔
口答えするときの態度
勉強したくないときにするイヤな顔
遊びに行くときの調子のよい態度
怒られた後で見せる殊勝な顔
発する言葉….etc

言葉はなくても、すべてが何らかの信号や叫び。

絶対に何かの兆候はある!!

耳を澄まし、普段との違いを感じ取りながらたくさん話す。そう、親はソナーでないといけない。

※ソナーとは水中音波を使って水上船舶や潜水艦、水中の物体を捜索、探知、測距する装置

そこから聞こえてくるさまざまな音や態度は、

あなたが子供になにをなすべきか

を教えてくれる。

「親はなにをしたらイイですか?」あってはならない愚問です。だって答えは子供が教えてくれるのですから。

ドラゴン母さん、おめでとう!そしてありがとう!!

次の戦いは今度の戦いよりもさらに激烈で血のにじむような激闘になるでしょう。

それでも行けよ!行けばわかるさ!押忍!

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週刊 親技からのお知らせ

うれしい報告

[復テ対策] メンバーさんからの報告

小5 匿名さん

一年勉強しても、しかも土日に一日10時間勉強しても日能研偏差値47-54位を行ったり来たり。

わらをもすがる思いで『10の鉄則』を買い、イケドン方式やABC分析を復テ対策の教材がくる前にWEB上で調べて、算数だけ2日だけその方法でやってみて、全国模試に臨みました。

そしたら算数が偏差値65と今日わかりました。

なぜか他の科目も最高得点です。信じられないです。いつもよりやった問題は少ないのに。でも勉強中に早く解けるようになっていたので期待はありました。

本当にいい教材と方法論を整理して頂いて、大感謝です。凄く嬉しく報告しました。

すごいですねえ。偏差値55の壁と60の壁を一気に突破ですか!!

親技では良い成績は2回取ったら本物といっています。まだまだ気が緩められませんが、結果も出ましたから、今までやってきたことを信じてABC分析を今まで以上にやってテストに臨んで下さい。

もう1回ビシッと今回の偏差値が取れれば、本物。いくつかの障害は出てくるでしょうが、やっている方向は間違っていないということ。

迷わず行けよ!行けばわかるさ!

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