こんにちは、ストロング宮迫です。
公立高校の入試も今月この1週間が大詰め、そして卒業式ですね。読者の方から「メルマガ卒業します」とメールをいただきました。
ストロング先生、初めまして。
今年、高校受験をした息子を持つ母です。
息子が小六の時に「何か教育関係で良いメルマガはないか」と探し、ストロング先生のメルマガに出会いました。
ミーハーのように「殿堂入りメルマガ」という言葉にひかれて登録したものの、こちらは田舎で、中学受験はほとんど無縁の環境だったので、「あまり関係ないかな」と思いつつ、息子の学年が進むたびにどんどん引き込まれ、毎回楽しみに待つメルマガになっていました。
このたび、息子が無事、第一志望校に合格いたしました。
小学生の時から伸び伸びやって来た息子は、中学入学後も「塾には行きたくない。自宅で勉強する」と宣言。
私も「成績さえ下がらなければよし」と生活リズムも変えたくなかったのでOKしました。
中三になってほとんどのクラスメートが塾に通い出すようになり、プロでもなく情報もない私だけで大丈夫かなと不安に思う時、そして自学で受験をする息子の勉強のマネージをするにさいして、ストロング先生のメルマガは色々な方面で大変参考になり、学習の指針になりました。
親技の購入者でもなく恐縮ですが、私がストロング先生のメルマガにかなり愛着を感じていて、このたび、ぜひ、ストロング先生に合格の報告とともに、勝手に支えになってもらっていた感謝の意を伝えたくなってメールをさせていただきました。
これから息子は新たなステップを踏み出します。
学校の先生には「どこでも大丈夫」と言われながら、地域でトップの県立高校の方でなく、自分の意思で高専を選んだ息子を見守っていきたいと思います。
メルマガの登録を解除するのも心残りですが、本当にどうもありがとうございました。
こういうメールはメルマガ発行者としてはうれしい限りですね。ありがとうございました。
毎回のメルマガの中になにか1つでもヒントがあればと思って書いていますが、配信すればボールは読者に投げたことになるわけで、それによって違う見方をしてみたり、考えを改めたり、行動を変えたりするのは読者の方の側のものです。
ただ10年もメルマガを続けられたのは、時々こうした読者の方からいただくメールのお陰です。
発信したいことがあるから始めたメルマガですが、毎週書くとなると、しんどかったり、脳がさく裂したり、節目を迎えればもう終わろうと考えてみたりしつつ、無数の、そしてほとんどの場合は匿名の方からのメールで救われたり、喜んだりして今がある。とても不思議な感じです。
改めてこの場を借りて感謝とお礼を申し上げます。
前回、ここで
モノが溢れてふんだんにある時代にこそ、そうした体験は何物にも代えがたい体験になり、感激につながる。
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代金通りにモノやサービスを受け取る経験も子供たちには必要だけれど、一生忘れない感激を味わう機会をできる限り与えてやりたいものです。
と書きましたが、今回いただいたようなメールもある種の感激につながるものですから、子供たちだけでなく、大人にとっても「感激」に値する出来事は生きていくことや仕事へのモチベーションになることがわかります。
こうして考えると、親と子も、メルマガ発行者と読者も、プロレスラーと観客も、たいていのものは両者がお互いに感じあって初めて成り立つものだということがよくわかる。
いくらすばらしい演技をしても、誰も見ていなければ、また誰も何も発しなければ、なかったものになるとは言わないけれど、継続は難しい。
継続は見る側がなにがしかを発したことによって初めてそのキッカケを生み出す。
子供の勉強の継続も、学校や先生に褒められたり、家で親によく頑張っているねと言われたり、すごいじゃん!と自分のことのように言ってくれたとき、その動機が生まれます。
一生懸命、家族の食事を作ったら、おいしいねとか辛いねとか、カレーのルーがいつもとは違うよね?と言ってほしいじゃないですか。
ちゃんと観察していて気づくってことです。
ただその動機は1回褒めたり、言ったりしたくらいじゃダメで、うつろいやすく、もろくて、ちょっとした壁で壊れてしまう動機のレベル。だから、継続してみ重ねて習慣にしていかないといけません。
挨拶するみたいに「髪切ったんだ!」と言えなくちゃあね。
そこに親の子供に対する大きな役割があるというのが親技の考え方です。それに加えて学校や先生がその役割を果たしてくれたら、その効果は2乗も3乗の効果となって表れる。
そういう相乗効果が多大に働くように子供には躾をし、振る舞いについてもうるさく言うわけですからね。
世の中、褒められる子供は誰からも褒められまくって「オレいけてる!」と思っている一方で、けなされている子供はいつでもどこでもけなされまくってイジケています。
もちろん、褒められもせず、けなされもしない透明な中間層の子供たちもいますけどね。
気づいて言う!たったそれだけのことが忙しさでできないわけない。たまに見たりするほうが違いに気づきやすいんですから。
気づいて言うけど、けなしてばっかりって!?
けなしたら、そのあともちゃんと見て、できたら褒めてやってください。
けなして、そのあと子供が直しているのに「そんなのできて当たり前だ!」なんていう妙な理屈を持ち出してスルーするからおかしくなるだけですから。
何の話からこんな話になったんだっけ!?
メルマガを継続して出し続けられているのは読者のお陰って話でしたね。
ああ、もう1つこれまで書き続けられた理由があったんだ!
メルマガを出す日はね、息子が「父さん、今日はちゃんとメルマガ出したの? 頑張ったのかな?」と聞いてくる。
「お、おう、今日はもう出したぜ!」というと「じゃあ乾杯しますか」とボクが大事にチビチビ飲んでいる野菜ジュースを飲むチャンスとばかりにそれを持ってきて乾杯するんですな。
大事な野菜ジュースをがぶ飲みする息子には腹が立つけれど「メルマガ出して当然だろ!」なんて言われたら(正直言って当然なんですが)、やってられないし、「やめてやる!」ってつい言いたくもなる。
読者と乾杯に支えられてこのメルマガは成り立っているのであります、ハイ。
ということで悪いけど、今日もささやかに乾杯しますぜ!
あなたのお子さんの勉強はなにに支えられて今日も継続されますでしょうか?
読者で、学校及びメルマガをご卒業の方へ
「30点上げよう会」メンバーさんからの報告
はるママさん
いつもご指導ありがとうございます、はるママです。
久しぶりのメールをさせていただきます。中2のわが娘より、全国の受験生のお子さんが優先だろうと思い、メールを控えておりました。
この場をお借りして、高笑いさせてください。
わーっははははは!!! (●^0^●)♪♪
わが娘、とうとう突き抜けてくれました。2年生最後の期末テストで478点です!!!
最高は国語と社会の97点、最低は数学の90点・・・という信じられない点数です!!!
順位はまだ出ていませんが、多分5番以内に入ったでしょう。
中1の息子は447点!!!
インフルエンザで1週間休み、やっと登校した当日がテスト初日・・という状況でしたが、よくぞこの点数をとってくれました。
実は、息子のインフルにかかりきりで、親技らしいことほとんどしてやれず・・
してあげたことといえば
・授業に先行していけドンシートを作ったこと
・週1回の確認テスト(各教科ほんの数枚)
・冬休み明けテストが終わった時点で、すぐ12月の授業の復習をさせたことその程度なんです。タイムも確認テストのときしか計りませんでした。
娘は、自分でシートを回し、多いものは7回やったものもありました。
そのため、テスト前日は「いけドンシート、やりすぎて飽きたかも」と言って、「基礎からぐんぐん」をやっていました。
息子も、熱が下がってからは、授業を受けられなかった単元をいけドンシートを回すことで学習し、数学の表面積や体積を全問正解してきました。
報告はここで切れておりました・・・
しかし、すばらしいですなあ。いやぁ、ご立派!
軌道に乗ればあとは子供自身がある程度プライドを持って歩き始めるでしょう。これからの親の役割はいかに少ない勉強でこれが達成できるかを考えさせることですね。
子供はもっとやりたがるでしょうが、それはいいとして、いかに回数少なく、短時間で効率よく頭に収められるかですね。このステップに上がって初めて高校入学後の準備が整うのですから。