こんにちは、ストロング宮迫です。

1つメンバーさんからメールが届いているので紹介しましょう。

メールの件名には「決意のメールなので読み飛ばしていただいて結構です」と書かれていたんですが、読み飛ばさずに紹介します。

ストロング先生

こんばんは、前後期親カツ生でしたkoteです。

中2の長男は大変楽しく学校へ通っています。

ただ授業は大変速く、授業参観へ行くと、うちの息子はこのスピードについていっているのか!?と毎回心配になります。

学校の毎回のテストもちょっと手を抜いて「あれはやったのか」と口頭確認だけで済ませると、ドボン!

「次回同じ結果だったら公立へ編入させる!」と脅し、テスト2週間前から、「あとXX時間後にやった内容をテストします」と言い、状況をチェックしてどうにか半分以上が平均点以上になりました。

やれやれ、もう少し監視する必要がありそうです。

が、今回の決意は長男ではなく、次男(現小3年)のことです。

昨日、某塾の入塾テストを受けてきました。

小学1年から3年までストロング先生お勧めのハイレベ国数を繰り返しやってきたのですが、長男では見たことのない順位。

深く反省し、さっそく入塾テストのABC分析をしました。

Cは除外しても、条件を読んでいない、ヒントを無視して自分勝手に回答している、割り算もわかっているようで九九以外(例30÷2)ができていないなど、薄っぺらであったことがわかりました。

2月から下のクラスからのスタートになりますが、まずは偏差値50に9月までに上げます。

次男も頑張ると言っていますので、次の報告を楽しみにしていてください。 

とまあ、こういうメールでした。

ここでも繰り返し書いているように中高一貫校に通う場合は中3までが1つの勝負

中高一貫校での中3の夏とは高校の内容に入る地点です。もっと早くに高校内容に入る学校なら、それが早まるだけのこと。

中学入試で「小5の壁」「入試演習の壁」があるようにステージが上がれば、1つ大きな壁が出現します。

そのうちの1つが「高1の壁」ですね。中高一貫校での2年半の勉強ががうまく乗り切れていない場合、この「高1の壁」で撃沈します。そして、その撃沈がちょっとした故障とかであればすぐに修理できる。すなわち頑張って挽回できる。

しかし、たいていは大破、さらに沈没へ直結していきます。中高一貫校で平均点以下はその大破・沈没の境といえましょうか。

この「高1の壁」は、中学受験組だけでなく、もちろん高校入試組にも立ちふさがってきて、高校入試組は早い人は高1の夏までに、遅くとも高校入試1年後にはこの壁を乗り越えられたかどうかがハッキリしてきます。

これを乗り越えた子供たちが大学入試で上位の大学を目指せることになります。

「小5の壁」「入試演習の壁」「高1の壁」、いずれの壁も今までよりも「質と量が大きく高まる」と考えていれば間違いありません。

質と量が今までよりも高まった時に、それは習ってくることが高度になり、かつ量も大きく増えるわけですが、それを処理できる勉強方法が確立できているかにかかっています。

今まではちゃんと頑張ってやれば処理できてテストにも対応できていたのに、今までどおりやっても処理できない・・・これが「壁」にぶつかった証です。

これは日々の予習復習の段階ですぐにあらわれ、テストにも出てきます。壁にぶつかったことはすぐに誰でもわかる。

そのとき、「もっと頑張れ!もっと勉強しろ!」と叱咤激励だけするのか、それとも「これは今までやってきた方法の壁だから、もっと工夫してどうやったら今の質と量を処理できるかを考えよう」と言うのかの違い。

koteさんの話でいえば、

「次回同じ結果だったら公立へ編入させる!」と脅し、テスト2週間前から、「あとXX時間後にやった内容をテストします」と状況をチェックしてどうにか半分以上が平均点以上になりました。

これはいいとして、その勉強の中身ですね。どう処理しようとしているのか。

ここをもう一度よく見てやる必要があるでしょう。お子さんはもしかしたら今までと同じように頑張っているのかもしれませんからね。

それでも処理できなくなっているなら、勉強への取り組み方、授業の受け方、復習の仕方、もっといえばもう予習して授業に臨むなどの勉強へのやり方の工夫をしていかないと、家でやるチェックテストさえできなくなっていく可能性がある。

それを考える上で、下のお子さんの現状把握が役にも立つでしょう。

小学1年から3年までストロング先生お勧めのハイレベ国数を繰り返しやってきた

のに、上のお子さんでは見たことのない順位だった。

「どうしてこの子は・・・」と子供のせいにしないのがkoteさんのいいところで、早速テスト分析。

その結果、

Cは除外しても、
条件を読んでいない、
ヒントを無視して自分勝手に回答している、
割り算もわかっているようで九九以外(例30÷2)ができていないなど、
薄っぺらであったことがわかりました。

つまり、今まで積み重ねてきたことは子供の実になっていなかったと結論付けた。

実はこの考え方が多くの親ができないところです。「子供の頭が悪い」「子供が・・・」と考えがちなんですね。

でも、子供にやらせていた内容に問題があったときちんと結論付けることで、子供に取り組ませる問題が全然違ってくる。

子供は「頑張る」と言っているわけですから、与える問題を気をつけてきっちりやっていけばこれから4年生。十分時間はある。

そういう意味で塾で下のクラスからのスタートは、大いに喜ぶべきことで、基礎をきちんと見なおしてここから上がっていけばイイ。

認めるのはしんどいことですが、自分たちがやってきた勉強が「薄っぺらであったことがわかりました」という認識があるから、koteさんはそこからスタートしようとしているなら大いに期待できます。

上のお子さんも、「頑張る」にしても「なにを」「どう」頑張るのかを「壁」をきちんと認識して勉強のやり方や処理の仕方を工夫できれば、これから中3、期待できる。

長々と書いてきましたが、「今の子供の現状」をいかに正確に把握できるかが勝負ということです。

そして、それは誰が把握しているのか。把握してくれているのか。

それは新しいステージに立つたびに把握し直さないといけないもの。今までの延長線上だけで考えていたら必ず落とし穴にハマる。

なぜなら「壁」が存在するからです。

今までのやり方が通用しなくなるのが「壁」。その「壁」はそれぞれの段階である。

親がいかなる理想を語ろうとも、いかなる夢への道筋を語ろうとも、

「今の子供の現状」の把握なくして飛躍なし。

家は土台から建てるものです。屋根は金の鯱がついたすごいものでも、土台が崩れれば意味はなし。

これから始まる新しいステージ。そのステージが天国になるか、地獄になるかの分岐点は「今の子供の現状」の把握。

あなたはできていますか?

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うれしい報告

「ノリ勉」終わったよ!報告

中1 名無しさん

◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:

スピードは早くできると親子で実感できました。もともと超マイペースな息子、毎回「時間が足りない」と言ってました。やりこむことが足りなかったのですね。

◆親にとって学ぶべき点はありましたか?:

恥ずかしながら10の鉄則も購入しておりました。娘はおかげさまで、第一志望の高校に合格できたので、息子は楽勝♪とさえ思っていました。

なのになんでここまで出来ないの?と頭を抱えるばかりでした。

娘とはタイプが違う、実際に「出来る」「理解している」ところまでいくのにこれだけの時間と手間をかけていかないとダメなんだと改めて思いました。

最後はまさかの78点で、また再テストをします。できるはず、親子で思い込んでいたのがいかに怪しいものだったか、確認できました。

時間を置くと忘れてしまう、その対策までやらないとダメだったのですね。まだまだでした。

今回見えてきた問題点を整理して最後のテストにむけてプランをもう一度練り直したいと思っています。

◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:

ぶつくさ文句を言っていましたが、楽しかったです。こうやって「かーちゃんに教えてポン」てあと何年やってくれるだろうとしんみりしちゃいました。

たった1日30分でもたくさんの発見がある。その新たな発見を大いに活かして続けていってほしいですね。

上の子と全然違うからおもしろいし、親の修行になる。子供を自分に合わせようとすると苦しくなる。

それぞれの子供に合わせてやれるのは愛情のある親だけですから。

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