こんにちは、ストロング宮迫です。
去年の6月からブログで二十四節気・七十二候の季節の言葉を土台に身の周りにあるものを毎日更新してきて1年となりました。
早いねえ・・・
ちなみに暦では今は季節は初夏、今日5月10日から14日頃までが二十四節気の夏の気配が感じられる【立夏】の次候にあたる
七十二候【蚯蚓出みみずいづる】
そもそも忙しい読者の皆さんに代わって季節の話題を提供しようと始めた試みでしたが、1年経って1周したので、5月で終了したいと思います。
分析官タイガー山中によれば、ブログへのアクセス数はメルマガの読者数からすると、少ないそうで「ストロングの季節の話題、人気ないねえ。センスがない上におもしろくないんじゃない?」なんて言われて始末・・・トホホ
この1年で最大のアクセス数を稼いだのは、季節の話題ではなく、何度か紹介しているうちの「6月30日のタイガー山中家の晩ご飯」だった!という体たらくであえなく終了となる次第です。
ちなみに第2位のアクセス数だったのは4月20日のタイガー山中家の晩ご飯
ボクの季節の話題はタイガー山中家の晩御飯人気にまるでかなわないらしい・・・トホホ
少ないながらも定期的に見ていただいた方にはこの場を借りて熱く厚く御礼を申し上げます。ありがとぅー!
筍は、地上に出ると一晩に一節成長するらしく、食べられる期間は土からちょこっと出たときだけ。 pic.twitter.com/dXR9S9hxXJ
— ストロング@親技.com (@strong5050) 2016年4月28日
タイガー山中による『新メニュー筍入り餃子』
オススメらしいです! pic.twitter.com/L4oh9Qb6g3— ストロング@親技.com (@strong5050) 2016年4月28日
この1年、季節の話題を写真に収めるべく、旅先で気をつけてみたり、車から降りて歩いたり、いつも通る道で目をこらしたりしました。
この20年で一番歩いた1年だったかもしれません。医者からは毎日歩きなさいと言われ続けてきました。「1万歩歩きなさい。そして、やせなさい」と。
ボクはこう言われると「先生、歩いて楽しいですか?」と問い返します。
「健康のためじゃないですか」と先生。
ここからはボクも大人になったので言わなくなったけれど、以前は必ずこう言っていました。
「楽しくもないことを健康のためだけに歩くのはイヤです」ってね。
だって面倒くさいしね。
最悪なのは「ボクの健康をあなたに心配してもらういわれはない」とか言ったりする。
で、「歩きなさい」と言う先生のところにはそれ以後行かなくなる。まあ、先生も言うことを聞かない「生徒」には来てほしくなかったでしょうが。
これは本当にダメな「生徒」なんですよね。
先生に言われたことは、屁理屈をこねず、とりあえずやってみる。すごく大事なことです。
振り返ってみると、これまでの人生でボクは人の言うことを聞いたことは一度もない・・・です。
それがなんで「ダメなんだよなあ」って思ったかというと、ウチの高校生の息子がボクにソックリなんだな。息子は屁理屈は言わないんですが、先生の言うことを頷きながら、いっさい耳を貸さないんです。
いわゆる右から左~ってやつです。
部活の試合を見に行ったら、それがよくわかる。ちょっとは耳を傾けるという感じではなく、いっさい聞かないパターンです。
息子の態度を見て、30年前の自分を見ている気分。
「そんな風にしてはダメだぞ!」と特に注意して言ってきたつもりだったけれど、ウリ2つになっちゃってる。
これってやっぱり家庭の中の家風というか気風というようなものが出ているんじゃないでしょうか。
たとえば、試合の反省として、よかれと思って、あのときはこうすれば良かったとか親子で話し合う。
それが先生や監督の戦術の批判に知らず知らずのうちになっていて、一選手がこうすべきだったという勝手な判断を下すようになった・・・とか。
あくまでも家では先生や監督の作戦や戦術の批判ではなく、我が子の試合の通じてのプレーに焦点を当てて、ビデオを見て、試合のポイントになりそうなものをメモ書きしたものから話をする材料にするのだけれど、実はこの作業こそが子供を「偉げ」にしてしまったのではないか。
1試合終われば、次なる試合にはテーマが決まります。
それはチームとしてでのものではなく、我が家のテーマです。こうしたテーマ設定などもうまくチームのことと連動していないと「右から左~」にもなりうるのか。
親はそんなことをしろって言っていないというけれど、言っていることとは別にその家の気風ってものがモロに出てしまうものかもしれませんね。
そういう意味では、ボクも息子たちに「負の遺産」を知らず知らずのうちに継承してしまっているのでしょう。
「こうしろ!」って言っているのに真逆のことをする生徒を見れば、先生や監督は見放すでしょう。それが自然の流れというものです。
だんだんとアドバイスはされない場所へと自分が勝手に移動して行くんですよね。本人はそれでイイと思っている。
これは息子ではなく、ボクの修行ですよねえ。
ああ、すまんなあ・・・
一番イイ「薬」は全幅の信頼を置ける先生や師匠に出会うことでしょうかね。
それはいつやってくるかわからなので、あとは言うことを聞いてみてイイ結果が出る体験でしょうか。
しばらくすれば、息子も家を出て行くでしょう。それまでに体験させてやれるかですなあ。
息子の話はさておき、人から「歩きなさい」と言われても、いっさい歩かなかったボクがこの1年は隙間の時間を見つけては歩いたんですよね。
ただボクの「歩く」というのは、街中で年配の人が数人で早足で歩く、健康のために歩く感じじゃない。
歩いては止まる。立ち止まってじっとしていることもしばしばです。地べたに座り込むことも。
昨日はてんとう虫が脱皮している場面に出会いましたが、そうなると万歩計は持って歩いていないけれど、30分で50歩とかになるんじゃないかなあ。
医者に言わせればダメかもしれないけれど、これが実にイイんですな、ボクには。
決して虫が好きなわけでも、自然が好きなわけでもないけれど、1年間ブログを更新するためにやってきたネタ探し。
「真実は細部に宿る」って言葉があるのかどうかわかりませんが、この1年で確かに「真実は細部に宿る」という感じを強く持ちました。
歩いて通り過ぎると見ているようで、見えない真実がある。
止まって見る。
子供も、家事しながら見るんじゃなく、そばに座ってじっくり見ると、今まで見えなかったものが見えてくる。
15分でイイ。顔色、様子、言動、態度、それを見るためだけに止まってみる。
子供のそばに座ってみる価値はこれまでの経験から間違いなくあると皆さんにもオススメしてきましたが、自然も、草むらも空も海も、止まって見る価値が十分にあると、この1年で感じました。
止まって見る時間を設けたことで、人生で一番古今和歌集も、山頭火も真剣に読むことができました。
イイ詩、詠んでるじゃねーか!ってね。
高校の古典でやった古今和歌集が死ぬほどイヤだったボクが古今和歌集を音読するんですからねえ・・・
それは1年間四季を短い時間であっても、見てきたことで体験がともなうようになったからじゃないかとも思います。
古今和歌集がおもしろくないのは、古今和歌集の問題ではなく、自分の体験の問題だったのではないか。
ミノムシが気づかれぬように葉っぱを1ミリずつ移動しているさまをボクが立ち止まって見ているそのそばを学校帰りの小学生が通り過ぎていく。
おーい、いいのが見られるぞ!
誰かに教えられるか、連れて行ってもらえるまで子供は知らない・・・
親も子も忙しい現代。
思い切って立ち止まってみませんか。時間の無駄と思わずにたたずんでみませんか。
真実は細部に宿るから。
ノリ勉終わったよ!報告
小6 灰色うさぎさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
全然ノリノリじゃない状態でスタートし、修正できないまま、4日目で私がブチ切れ、ストロング先生にヘルプを求めました。
超速で返信をいただき、数々のアドバイスの中でも最も有難かった言葉、「私はとことんあなたに付き合うから!!!」というメッセージを口頭で子どもに伝えるということ。
劣等感の強い甘えん坊の長男には、乾いたかっぱの皿に水ってくらい必要な言葉だった。
これで劇的に子どもがやる気になった!とかうまい話ではありませんが、私が確実な後ろ支えになるという言質をとったことで、以前のように、「やりたくないけどやってやる」という憎たらしいポーズはなくなりました。
うちの場合、それだけでも大きな前進です。
◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか?
あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:これまでも、一緒に勉強に付き合うことはあったけど、兎角、字が汚い、書き方が違う、これくらい暗算でできるでしょ、とダメ出しのオンパレードでした。
叱ってるわけじゃないから、と自分を正当化してましたが、やっぱりそばからあれこれケチ付けられたらムクれたくもなりますね。
私にとって、褒めるって難しい仕事でした。
「わ~、すっごーい」なんてキャラが違いすぎて子どもが気持ち悪がるし、「あぁ、できたの、やったね」なんてドライに感情こもらないセリフもなんだし。
そんなところを、ストロング先生のうまい言い回しアドバイスもいただけ、親として、褒めるための勉強で、褒めるべく持っていく勉強、そうした展開にするための準備は親のがんばりどころなんだと・・・簡単すぎてはシラケるし、難しすぎるとムクれる。
扱いにくい小学生をノリノリにさせるには親の高いスキルが必要なんだとつくづく思い知りました。
ノリ勉は無数のトライ&エラーから蓄積されたノウハウから成り立っていることに感心した次第です。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
楽しくなかったです。ほとんどが辛かった。3人の子どもの世話、フルタイムの仕事、ノリ勉、うぜーと悪態つきまくる長男。
それでも、途中、私がブチ切れた後は、トライ&エラー&リカバーの過程で、子どもが嫌そうにしつつも再テストに向けた2回めの勉強をこなし、再テストでも30分集中してがんばり、結果25問中24門クリア、正答率96%を出したことで、親子とも、あぁ、やったー、できたーと達成感と安堵を経験出来ました。
ムツゴロウさんばりに、よーしよしよしと顎の下を撫でてやりましたよ。
結局、通常6日でワンクルーのノリ勉がうちの場合、10日かかっています。でも、7日目にあたる最後のテストの2回目を成功裏におさめ、今回カバーしていない小5算数の問題を今後もノリ勉で続けていこうと合意できました。
期待としては、やるほどに辛さは軽減していく、親技を磨くほどに、楽しくなっていくと。Hopefullyですが。
◆先輩たちの記録は読みましたか?それは参考になりました?:
とても参考になりました。特に、子どもの悪態にキレてしまうお母さんが(私の他にも)こんなにいるのかと、ちょっと安心しました!
もちろん、いろんなタイプの子どもがいて、うちの場合でも、長男悪態、次男トロマ、末娘ワガママと困りどころはそれぞれ別ながら満載です。
今、問題の長男のケースでは、小学生は基本、憎たらしくて扱いにくくて、親に対して挑戦してくる生き物!!と開き直るといっては変ですが、私の心も置きどころが見つかりました。
世の子ども教育本は、お利口さんをモデルにし過ぎでは?とことん喧嘩を売ってくる。特にうちの子は突出して憎たらしいけど、多かれ少なかれ、誰もが悩むのがそこなんだと知って安堵しました。
そして、そこを制すれば道は明るく広くなるということを示していただきました。
この先、私の目標はできる、できる、できるじゃ~~~ん、という、ハイテンションに持っていくことです!
子供が口に出していう言葉とは別の
子供の本当の気持ち
頑張りたいという気持ち
勉強ができるようになりたいとい気持ち…etc
子供の本心に親が迫ると鬼にもなれ、仏にもなれる。
子供の本当の気持ち、わかってますよね?