みんなー!今日は仕事だぞー! pic.twitter.com/RbH9U2Qy31
— 不確実性下の中田大悟 (@dig_nkt_v2) 2016年5月5日
こんにちは、ストロング宮迫です。
長いGWも終わりました。休み明け初日はなんだか学校も仕事も気が重い!?なんてことはないでしょうか。
リフレッシュがうまい家庭とそうでない家庭があるように思います。
休み明け初日の子供の様子を見て、来年からどうするか決めたらいいですね。
新学年になってから4月、そしてこの5月の2弾ロケットでダッシュを決めてもらいたいものです。
さて、1ヶ月ほど前にスーザン・ケインさんの「Quiet」という本がえらく売れたという話を書きました。
首を長くして翻訳されるのを待っていたんですが、ついに出るみたいですね。
親は外向型なのに子供は内向型、その逆もあるでしょう。親と型がよく似ている場合もあるでしょう。
子供は親と似ているところも確かにあるけれど、でも確実に違う人間です。
親の価値観をそのまま子供にぶつけて
「なんでわからないんだ?」
と叫ぶ前に、この子はどういう人間なんだろう、そんなふうに子供を見ていきたいものです。
同じ内容を生徒に話しても響く子供もいれば、響かない子供もいます。
こんなにイイ話をしているのに、こんなに熱心に話しているのに響かないのは、子供が悪い!生徒が悪い!とすれば、親や先生は自分にとって都合のイイ型の子供にしかものが伝えられなくなる。
伝えられなくなるばかりか、自分の成長も止まります。
だって、それは自分を固定して、ある一定方向の人としか向き合わないことになりますから。
20代の半ばで固まった価値観のまま、変わらずに残りの50年を生きるのはひどくしんどいのではないでしょうか。
人はそうそう変わらないとしても、固まった価値観は子供と真摯に向き合うことで学ばされ、変化していくもの。
こんなふうに感じているのか
こんなふうに思っているのか
子供の声を聞くと、ときに驚かさせられる。
柱となる価値観は変わらずとも、そこに至る細部の親の価値観は子供と接することによって大きく揺さぶられます。
お前はお前のままでいいんだよ!というのは簡単ですが、本当にそれでいいんだとわからせるのは骨が折れる。
「お前はお前のままでいいんだよ!」
「そうなんだ!わかった、じゃあボク勉強はしない!」
そんな間抜けな会話にならないようにしたいですな。
お前には価値がある。そう言うためには子供が納得できるその価値を親が示してやらないといけないですからね。
スーザン・ケインさんの動画があるTEDには実にさまざまな分野の方がお話しをされています。
ボクなんかはさすがに字幕がないとダメですが、ぜひ興味のあるものをご覧になって下さい。
昨日見たのは、ケン・ロビンソン「学校教育は創造性を殺してしまっている」です。
内容について賛成でも反対でもいいのですが、子供に接する際のヒントは与えてくれるのではないでしょうか。
「天才」の子供を「ただの人」にしているのは親ですからね。
最後に1つお知らせです。
我が不肖の教え子dice君が京都先斗町にお店をオープンいたしました。
営業時間が20時から3時ということで、このメルマガのカタギの読者の方の生活時間とは明らかに合致しないので、詳しいご案内は致しません。
が、もし京都先斗町でこの不審な男を見かけたら、dice君に「ストロング宮迫のマブダチだ!」と言っていただくと、もれなくストロング宮迫の武勇伝を聞かされるのでござます、ハイ。
ちなみにこの不肖の教え子、普通受験の際はアドバイスをするとしても最終的には受験校は各家庭が決定するなか、受験校をボクが主体的に決めた唯一の生徒であります。
「オレが必ず受からせてやる!」
そんな風に言ったかなあ・・・そんな無謀で無責任なことをしたのは、ボクが教育業界に身を置いてこの生徒が唯一であります。
そして、その決めた受験校、不合格でありました。
生徒の性格、学力、情勢判断、伸びしろ、それらをいっさい考慮することなく、自らの情熱だけでなんとかなる!絶対に合格させてやる!合格できる!
そんなふうに自己を過信していた結果です。
若かりし頃の若気の至りではありますが、「あの受験」の全責任はボクにあります。
ボクはカラオケはしないし、飲み屋にも行かないので、気は進まないけれど、不肖の教え子のお店には行かないといけないよなあ・・・・いつかね!
中3 ららママさん
◆明らかに今回の成果と思うことは何ですか?:
私(親)の意識が変わった事です。娘が困っている事について、よく考えもせず、話し合いもせず、よーく観察もせず、やり方も教えずに「勉強しなさい」と言うだけでは、殆ど子供の勉強のサポート放棄に近いと気がつきました。放任で良いと割り切るのでなければ、やはり、まだ「子供」なんですから、できるだけ、きちんと手伝ってやるべきだと思いました。
また、手伝うのは、勉強ではなく、勉強の仕方を一緒に考えて行く、という事かな?と。
◆子供のそばで勉強を見るってやっぱり非常識でしょうか?
あと、親にとって学ぶべき点はありましたか?:
子供のそばで勉強を見るのは、確かに以前は「やりすぎ」では?と思っていました。でも一緒にした方が、効率の良い方法が見つかる事、子供が「放任」されていないと感じて安心する事がわかった今は、娘本人が、自分一人で完全に勉強のやり方や、スケジュールをコントロールできるようになるまでは、手伝ってやるべきだと思いました。親にとって学ぶべき点は、子供がまだまだ子供な事を考えて、大人として、きちんとわからない点は教えてやらないといけないという事を遅ればせながら気づいた事でした。
子供は、進歩したいと思っている、でもどうやって?と悩んでいる時に、道を見せてやる、一緒にやり方を考えるのが親だと。
何であれ、プロの先生が、初心者に教える時、やり方も説明せずに「練習してて」とは言わないだろう、と気づきました。
やはり、「人生の初心者」「勉強の仕方の入門者」の子供に説明もせず、または、一回ちょろっと教えただけで「勉強しなさい」と言っても、道に迷う可能性の方が高い事を実感しました。
学生時代にきちんと方法を教えてくれないのに「練習して」と言っていた運動クラブの先輩や、難しい問題の解法をきちんと教えてくれないのに、宿題だけどんどん出す先生を、「不親切で怠慢な人」と思っていたのに、自分自身が「不親切で怠慢な親」だったのかな、と。
これからは、この一週間で身に着けた考え方で、親技を磨き、「親技」で黒帯が取れるように頑張ろうと思います。
◆お子さんと一緒に勉強するのは楽しかったですか?:
娘のやる気がある時は、とても楽しかったです。また「成果」を感じながら勉強すると、一緒にいる親も子供と勉強をするのが楽しくなります。7日間、ありがとうございました。また、今後の娘の成績についても、後日、ご報告致します。
気づいても今までと変わらない、改められない人が多い中で、気づいたことをきっちり実施されるのはすごいこと。
みんな、いろいろと事情と理屈はありましょうが、子供から「不親切で怠慢な人」と見られるのは不本意なことですからね。
勉強を始めて早い時間でまずは1つめの成果を出す!そのことに気をつけて、このあともテストに向けて頑張って下さいね。