子供に親は「ありがとう」と言ってもらえたら、何百回も死ねるだろう。「ありがとう」の言葉なんぞなくてもいい、遠くから元気な姿を見るだけで、それで十分だ。子供の笑顔が何よりの贈り物。かけがえのない財産。アンタ一人で作ったんじゃないの、生みの親は私だよ、と中小企業のお父さんの奥方
— 村西とおる (@Muranishi_Toru) 2016年4月30日
こんにちは、ストロング宮迫です。
毎年この時期には書くのですが、このGWをダラダラで過ごすと、あとに響きます。
ぜひこの連休は、これまで勉強したことの復習にしっかり使いましょうね。
遊びに行ってもいいけど、勉強してから遊ぶ。
遊びに行った先でも、早起きして勉強してから遊びに行く。
「GWでめいいっぱい遊んだら、その後から頑張るから!」が、実際に行われることはありません。
できもしない「先楽後苦」の約束はしないように。「先苦後楽」こそが王道。
さて、先日、知人と話していてこんな話を聞きました。
歯が痛くて医者に行った。奥歯の銀歯をはめている箇所だったらしい。銀歯に強い圧がかかった際に、どうもおかしくなったとか。ここから先、歯の症状の説明や言葉遣い、定義が正しいかどうかはご勘弁下さい。知人の話をそのまま再構成して書きます。
先生の話では、銀歯の下のわずかに残った歯が溶け出していると。
歯医者さんは「歯根を抜くしかないですね」と、そして「GWもあるから、するならGW明けにでも」とおっしゃった。抜いたら、それとセットの噛み合わせの上の歯が下に落ちてくるので針金で止める。とまあ、こういう説明だったらしい。
で、治療が終わって、受付で「次はいつになるか」と問うと、「抜くかどうかを決めてもらって予約を入れてくれ」と言われたらしんですな。
そこで知人は「抜くかどうかって自分で決めるんですか?」って問い返す。
受付の人は少し困った様子だったそうですが、「そうみたいですね」とかなんとか。
知人はさらに「で、この痛いのはどうなるんですか?」と。「GW中は我慢するの?」と問うと「じゃあ、薬を出しておきましょう」となった。
薬屋さんに行ったら、2つ薬が出た。
聞くと、「痛み止め」と「化膿止め」らしい。「痛み止め」はわかる、痛い時に飲むのねと。
で、「化膿止め」はいつ飲むの?と。そもそも私の歯は化膿しているのか?と。
薬屋さんは、歯医者で何も言われなかったか?と聞く。「言われていません」と言うと、「じゃあ、化膿止めは5日間出ているので3日は続けて飲んで下さい」と。
ボクがこの話を聞いたのは、この歯医者さんに行って帰った後のことでした。
「歯ってさあ、自分で抜くかどうか決められないよなあ」と。
知人によれば、乳歯でもない歯を抜くというのは、この先、何十年も生きていく上で、すごく大事なことのように思えるんだが、それは大げさすぎなのか?とボクに問う。
「ちょっと手間がかかりそうだから、GW中には触りたくなかったんじゃねーか」と無責任に答えるボク。
長々と状況説明を書きましたが、ボクは知人の話を聞きながら、知人の深刻な表情とは別にこれって子供の勉強と同じ感覚だなあと強く思ったのでした。
たとえば、
受験するかどうかは自分で決めなさい
志望校は自分で決めなさい
勉強を頑張るかどうかは自分で決めなさい…etc
特に、手間がかかる、言うことを聞かない、イマイチ成績が振るわない、
やる気がない子供たちに親は決定は自分でしなさいとぶん投げる。
まあ、自分の人生なので自分で決めればいいっちゃいいんですが、知人もそうなように、決める際の材料があんまり与えられていないんですよね。
勉強に関しての材料とは、
勉強をどう進めたらいいのか
それはどれくらい頑張ればいいものかどうか
それは成果があるのかないのか
なんか協力してくれるのかどうか、助言やアドバイスは受けられるのかどうか
選択肢はいくつかあるのかどうか
しんどいのかそうでないのか
引っかかった時にどうすればいいのか…etc
親はある程度、子供には材料を与えていると思っている。ボクらが間に入って話すと、「それって前に言ったよね」という言葉が出ているのがその証拠。
でも、子供にはそうした材料が全然入っていないんですよね。
だから、子供からすれば「突然自分で決めろ!」とすべてを自分に渡された感覚になって、ある意味ではパニックになって「じゃあもう勉強しない!」って決めたとか、わけのわからんことになっていく。
知人の歯医者の話に少し戻すと、ボクはもう一件、歯医者行ってみたらって言ったんです。材料もなくて悩むくらいなら、別の歯医者に行って見立てを聞いた方が早いって。
で、別の歯医者に知人は行った。そこは10年ほど前に行ったことがある歯医者。電話で予約する際、症状を話したら、10年前のカルテを見ながら話し、それは早めに来た方がよさそうですねと言われ、「今日来られるなら今日来たら?」と言われた。
知人は、前の歯医者の「自分で決めろ」的な投げられ方に不満を持っていたので、カルテ見ながら早めに来い!と言われるともう心が動いたみたいで、その日に行った。
その日の急な予約のため、「他の予約客を動かしてくれたんだよね」とうれしそうに知人は言っていました。
で、行ったら、レントゲン撮って、症状の説明までは一緒。
違ったのはここからで、「歯根はできれば残してやりたいね」とか「抜かないでなんとかならないか」とか「溶け出した歯を削る時に歯根の片方はだめになるかも」とか、とにかくいろいろと検討してくれて話し合っていたそうなのです。
最終的には歯は残す方針で治療が進められているようですが、知人の感覚では、いろいろと検討してくれて、説明してくれた上でなら、たとえ歯を抜くことになっても良かったのだと言うんですな。
たぶん、どっちの歯医者さんも同じような見立てだったんだろうし、やることは一緒だったのかもしれません。でも、患者に見えるような熱心な治療方針の検討や可能性の話、患者自身が決められることと決められないことの区別なんかが明確な方がやっぱり喜ばれる。
同じ事を思っていても、感謝されない歯医者さんと感謝される歯医者さんがいる。
親も同じで、子供から感謝されない親と感謝される親がいる。
それは、こうした事の違いなんじゃないだろうかと今回つくづく思ったのでした。
「頑張れ!」って言うけど、なにをいったいどれくらい頑張れということなのかが子供にはわからない。
本当にわからないんですよ!
中学生になっても、そのことが全然わかっていない子供はたくさんいます。方針や可能性の検討や勉強のやり方のところで溺れている子供は、家庭の中で親しか知り得ない。
「この子、バカ」と診断する前に今までのカルテを見て、真剣に考えるべきことです。
「あなたのことだからあなたが決めなさい!」この決め台詞を子供に投げかける際は、それまでにあらゆる可能性が検討され、方針や協力体制が実施され、確立された上で、初めて投げかけていい台詞。
決めれられる材料が「0」では決められない。
今まで頑張らせたこともなければ、成果も出したことがない子供に決めさせれば、決められるのは「もうどうでもいい!」ってことだけ。
検討する際は、どうして歯がこうなる前に何かしなかったのかは言いっこなしですよ!
もう歯根しか残っていない。それが現状ですから、今あるその地点からこれからを検討していけばいい。
GWをダラダラ過ごさせるってことは、それを許すってことは、それは子供の罪なのか?
せっかくの連休です。1回考えてみたらイイですね。
小6 にこにこさん
■実践したこと:ABC分析
・A問題は、時間を半分にできるようにしました。
・問題数が多いので、量より質を重視して、似てる問題は、削りました。
・Aが出来るようになったら、BをAにするべく、すぐに塾の先生に聞いたり、解説をみて理解をし、何度もあまり間をあけずに繰り返ししました。
・問題をよく読まない事があるので、いけいけどん!を、うちでは、引け引けどん!と、たまに言ったりして、線引きを意識させています。
■成果の報告:
問題の量が多いにも、かかわらず、今までの集中力とは違い、確実にこなす時間が短縮されているのがわかります。いけどんをやっていない教科は、集中力がないときもありますが、いけどんをやると、目つきが変わります。本人も、時間を短縮することに、一生懸命です。
具体的には、毎回のテストで、Aは100%になりました。Bは、85%→90%と上がってきています。
クラスでも、上位に入ることが出来て、本人も、大変よろこんでいます。
また、理科については、宿題を3回繰り返すのみですが、高得点を取れるようになってきました。
長時間の勉強も、苦では、なくなってきたみたいです。
国語、理科に関しても、わからない問題、再度やったほうがいい問題は、自分から、今度、この復習がやりたい、と言うようになりました。
本当に、ストロング先生のお蔭です。
復習テスト対策では、ないですが、公開テストの結果も、今までになく良い点が取れました。
公開テスト対策は、なかなか思うように進みませんが、本人もやる気になっているので、私も、頑張れます。
これからも、コツコツとやっていきます。
ありがとうございます!
うれしい報告ですなあ・・・
成績が上がっているのは、「ストロングのお陰!」ではないですね、ハイ!!
上がることをきっちりやらせている、にこにこさんのお陰です。
「引け引けどん!」いいですねえ。家庭でオリジナルな技が出てくるようになるのはノリノリの証拠。
家でやったことがきっちりテストでできるのは壁があるのですが、その壁はあっさり突き破ってしまったご様子。
あとは鮮度を落とさないように!ですね。気を抜かずに夏休み前までを走り抜けろ!!