こんにちは、ストロング宮迫です。
中学受験が本格化している今日この頃です。先週末は連休もあってあとわずかの入試までの過去問対策などに費やした方も多かったことでしょう。
塾や入試がなければ、土曜からミッチリ3日間缶詰で入試演習ができるのはありがたいですね。
午前入試、午後入試が当たり前に導入されている昨今、何度かは家で午前と午後、丸一日入試問題に真剣に取り組む意味もあるというもの。
なんでもそうでしょうが、入試も準備がすべてです。
受験では一生懸命さえやっていれば、まあなんとかなるさ!と考える人が多いのですが、私たち親技は、石橋を叩いても渡らない!くらい慎重で、これでもかと言うくらいの準備を重ねて、万全の上に万全をのっける形を取って、「お前は合格や!」と自信を持って送り出すスタンスです。
まあなんとかなるさ!のおおざっぱな態度でも、実際のところ、80%近くはなんとかなったりします。
しかし、「まあなんとかなるさ!」派の20%は、なんとかならない事態に見舞われる。これを確率の問題と考えるかどうかはあなた次第です。
親技ではこれまでの経験から常に最低最悪の事態を想定して動くので、見る人から見れば、なんと弱気な・・・という見られ方をすることもある。
ですが、我が子では絶対やらないことは他人さまにもオススメできないわけで、ボクたちは非常に気の小さい大人なのです。
傷ついて挫折して再び立ち上がることは求めていきますが、不必要な挫折や劣等感を与えてはならないとも考えています。
先日の同じような相談が来ていたので、数人には同じような返信をしたのですが、中学受験で別々に10校も受ける意味がボクにはわかりません。
行きたい学校が数校と押さえの学校、そして入試を体験しておくお試し受験校であれば、5校くらいでしょうか。
3校から5校位の間に収まっていくのではないでしょうか。
そもそもストロングもタイガー山中も、塾の合格実績作りに貢献する意識は微塵もないので、必要な数だけをちゃんと対策をして受けさせる、実に単純です。
誤解のないように言いますが、10校受けるのが悪いってわけじゃないですよ。何校でも全然かまわない。
ただ準備はちゃんとしてから受けましょうってことですから。
過去問1年4教科あるとして、一定の時間がかかります。
◆解く時間
◆採点
◆各大問に対する時間配分がどうであったか
◆問題の取捨選択は採点結果から見て適正だったか
◆取るべき問題をきちんと取ったか
などの過去問終了後の検証に加えて
◆取るべき問題のうち落とした問題の処理
などをすれば、慣れてきても4教科で5時間から6時間かかります。
これを2セットすれば、1日の勉強が終わってしまいます。
これで2年分。5校受ければ、2年分をやるのにも、丸5日かかります。
受験校と子供との力関係にも左右されますが、過去問を2年分しかやらない人はいないでしょう。
特に第一志望校であれば、5年分、多くの人は10年分やったりする。
1年分4教科が5から6時間で済むのは、過去問がある程度できた子供であって、ボーダーラインの子供は、テストに対する検証と取るべき問題を落とした処理にさらに時間がかるから、ヘタしたら丸一日使って1年分で終わってしまうということだってあります。
まあ、テストに対する取り組みは、1回ごとにちゃんと話し合えば、どんどん良くなっていくのでかかる時間は少なくなっていきますけれどね。
かように1校に対する対策でも時間がかかる。ましてや塾があって学校があっての中ですから、意外と時間もない中で、10校の受験対策というのは、大変なことです。
プラス、その10校が子供にとって、実力と偏差値が拮抗する学校であれば、エイヤー!って受験させるわけにはいかないというのが親技のスタンスです。
出発点が親であっても子供であってもかまわない。子供に良かれと思ってはじめた受験ですから、最後まで子供にとってどうか?という観点を忘れないようにいきたいですね。
受験はゲームじゃないので、終わったあとにリセットはできませんから。繰り返しますが10校受けるのが悪いわけじゃないですよ。
ちゃんと準備をして対策して自信をもって受けられるなら、20校受けたってかまわない。
問題は受験に行く前に、万全の準備と対策をして、家庭で「よーし!お前は合格や!」を過去問を使って行い、何年分かの合格という実績をひっさげてノリノリで送り出してやることなのですから。
とにかく考えられることは全部はき出して悔いのないように!
この時期、子供たちはグングン伸びます。昨日の受験生と今日の受験生は別人です。それくらい変化がある、ヒリヒリした日々です。
だから、最後まで諦めずに1分1秒をおろそかにせず、全身全霊をこめて打ち込め!
子供はまだ伸びますよ!それくらいの価値がある受験期です。ファイト!
中1 ボンボンさん
(省略)【勉強を見ていてわかったこと】
「見直しのやり方が分かっていない」
今までは「見直しをしなさい」と言っているだけでしたが、見直しのやり方をよく見ていると、問題を最初から読み、解いていました。でもだんだん面倒になり、「なんとなくざぁっと見ている」だけ。見直しのやり方を整理してみました。
(省略)何をチェックすればいいのかが分かり、今まで最初から問題をといての見直しとは違い、随分楽になったので以前よりか見直しで間違いを発見する回数が多くなりました。
ですが、やっぱり忘れてしまい、見直しは?と聞くと「あっ忘れてた!!」という感じ。。
(省略)数学は14点数がさがり残念でしたが、その後、ちょっといいことがありました。
期末が返却されてから2週間後に期末テストと同じ範囲の数学のテストがあり、
「100点だったよ!」「100点は学年で俺1人だよ!」
と教えてくれました。とても嬉しそうでしたヽ(^。^)ノ
「勝因は何だと思いますか!!!」と少しふざけて聞くと「・・・見直しをしたら4つもミスが見つかった」との事。
今回でやっとA問題がいかに大事か。ケアレスミスを防ぐことがいかに難しく、でもとても大事。
ということが私自身が本当に分かった気がしました。息子も少しは実感できたのではないかと思います。
こちらでお世話になるようになってから、結果を分析をするという事を教えて頂いたのは本当にありがたいです。(その他にもまだ沢山ありますが)
まだ分析しきれていなかったり、子供の様子を正しく把握できていなかったりする部分は多々ありますが、親技を磨いていきたいと思います。
うれしい報告ですなあ・・・
1回言って聞かないからって諦めちゃダメってことですよね。でも、同じ言い方をしても仕方ない。あの手この手で同じことを違う言い回しで、事例を挙げて伝えて、成果を出す!
そのためにはまずはテストを素点だけではなく、内容で見てみること。
「どうしてこんな点数なの?」ではなく「どうしたらもっと楽にイイ点数が取れるかな?」になっていくということですね。
楽しく喜びながら!ますます頑張って下さい。