こんにちは、ストロング宮迫です。

昨年末からすでに受験は始まっておりますが、いよいよ今週から本格的に受験シーズンが到来となりました。また、来春の入試に向けても2月には塾などで新年度も始まります。

さらに今年は1300年以上前からほぼ20年に一度執り行われてきた伊勢神宮の第62回式年遷宮が秋に行なわれます。
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※この毎日親技は2013年1月6日に配信したものです

20年というのは、1つの区切りとして考えるのにはいいのではないかと。

これまでの20年を踏まえ、これからの20年をどう生きていくか、どう過ごしていくか。

ボクも、もうすぐ46歳になるわけで、年の瀬にこの20年の自分の人生の年表を振り返ってみて思ったのは、もう新しいことはできないなあと。

それは決して後ろ向きな意味ではなく、もうある程度考え方も、ものに対する処し方も、人への接し方も型ができて、決まってしまっているという意味です。

これ以上、革新して新しい土台を築いたりはできない。今ある土台の上にこれまで蓄積してきた経験と知識を熟成させるしか、もうないなあという感じがしています。

もっといえば、ここまでの20年でも、人間としての土台はそれほど変わらなかったとも思います。

伊勢神宮の式年遷宮に例えれば、ボクの場合は、26歳までが人としての土台作り、46歳までが経験や知識の獲得、そしてこれからの20年は、ここまでに得てきたものを熟成させる20年。

もし、26歳までにしてきた土台作りが薄っぺらかったり、46歳までしてきた経験や知識の獲得が貧弱であれば、熟成する前に腐ってしまうのでしょう。

ボクのこれからの未来の20年は、これからの努力ではなく、これまでの努力ですでにほぼ決まっているとも考えられるわけです。

果たしてその結果はいかに・・・

それゆえに、子供たちに伝えられることは今しかないと親技では考えていて、子供たちには試練の1つである勉強をするということを通して、白黒の結果が出る受験を通して、伝えられるものをあの手この手で伝えていく。

答えを写してできた!なんて言ってちゃダメだよ!

とか

カンニングで100点より実力で30点を選ぶ!

とか

合格して終わりじゃないよ!

とか

不合格だからダメなんじゃないよ!そこで立ち止るからダメなんだ!

とか

理解して終わってちゃ、問題は解けないよ!

とか

わからないというけれど、全部わからないわけじゃないよね? わからないところにだけ線を引いてみよう!

とか親は言うわけですね。

親が言って、それを子供が聞くためには、親子の信頼関係がいる。

昨年も何度も書きましたが、仕事で忙しい親が子供の勉強を気にするのはいいのですが、限りある時間で勉強のことばっかり子供に問うのはいかがなものかと。

子供に今なにが起こっていて、どんなふうに学校や塾で過ごしていて、どう思っているのか。

そんなことをすっ飛ばして、

カンニングで100点より実力で30点を選びなさい!

と粋なことを言ったって、普段の親の子供に対する接し方、聞いていることが点数のことばっかりならば、それは子供には届かない。

子供からすれば、言っていることとやっていることが違うと映るでしょう。そう子供から見えれば、親がいくら子供のためと苦言を呈しても、うるせー!となるのは必然です。

昨年暮れに紹介した日本ハムの大谷選手に対する資料や話だって同じです。

メジャーリーグなんて行ってもダメだよ。ウチに来た方がいいし、賢い選択だ!

そんなことを日本ハムは言わなかった。メジャーリーグ、大いに結構です。あなたにはその能力がありますから。それはよくわかります。その上で、メジャーリーグに行く前に、いやメジャーリーグに行って成功する、あなたの夢を実現するために、助けになりたい。その話をいっすん聞いていただけますか。

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こんなふうに接したから、話は聞いた。話を聞いたら、なるほどと思えた。じゃあ、日本でやってみるかとなったわけでしょう。

このプロセスなしに、これは各ご家庭でですよ、このプロセスなしに正論なんて言ったって、子供は聞きやしない

向こうにいる子供にこっちこっちと怒鳴ったって来やしない。

あなたが子供のところに行って、話を聞いて、そこから始まるのですから。

面倒くさいって!?

たしかにね。面倒くさいから、子供は子供の人生なのだから、放っておく、自分で学べばいいというのも、親の選択しうる1つの態度だと思いますから、それは尊重します。

しかし、親技では、親が経験した無駄なことや苦労のうち、あらかじめ回避できるものは回避させちゃったらイイじゃないですかと考えています。

わかりやすく言えば、三平方の定理、習えばそれを使っちゃえるわけでしょう。

いや、おれは定理を見つけたいんだ!というのであれば、それはかまわないけれど、人生や世の中にも何千年にも及ぶ先達の方々の知恵で、定理や公式がある。

すでに証明されている定理や公式はあるものとして使えばいいとボクは思います。

親がそれを伝えることで子供はラクになるのかといえば、子供だって決してラクじゃない。定理や公式を使う分、他で負荷をかけていくわけですから。

定理や公式と同じ意味でボクが使っているうちの1つに「子供と約束」があります。子供と「できそうなこと」でいいから約束して、それを死守しましょうと。

丁寧な字を書く

とか

途中式はちゃんと書く

とか

勉強をする30分はテストのつもりで真剣に

とかの、あの約束です。

1つずつでいい。1つできたら2つにしたらいい。

でも、約束したからには子供もそうだけど、親が死守しなければならない妥協は許されないとも。

子供との約束、そして子供を信じるということを誤解している動画の事例がありましたので最後に紹介しておきます。

ぜひ見てみて下さい。

この15分30秒の動画にたくさんのヒントがあります。

年末にもこれと同じような場面を2つ見ましたけれど、こんなふうな子供にした原因の100%は親にあるとボクは思います。

そして、何度も何度も同じ過ちが家庭で繰り返され、最終的には子供はヘタレになって糸の切れた凧になって飛んでいくしかなくなる

ヘタレにしたのは親。

約束は死守されなければならない。だってできる約束をするのだから。そして、子供には頑張った実績を作ってやらなければならない。

たしかにできる。オレはできるという実績を。

ウチの長男坊は今年高校3年になります。お前もあと1年しかないのかあと正月に話しました。

すっごい嬉しそうな顔して「うん、あと1年で自由です!」って・・・

この野郎!!

「大学の目標はあるのか?」

「大学の目標はないけど、この家を出ることが目標です!」

てめぇーーーーーー!!!

自由になったあとに、ときには羽目を外しながらも、自分を律して生きていけるのか!?

土台作りには終わりがくる。あと1年、早いねえ。やるしかないでしょ!
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うれしい報告

尻に火がついた受験生を横目にいよいよ2月からは塾などで新年度がスタートします。

そう、来年への戦いが始まるのです!!

「親カツ講座」前期の「夏までコース」がスタート!

といっても、年々動きは前倒しになっていて、長いメルマガ購読歴のある方をはじめ、すでに多数の方が昨年早々とスタートを切って走り始めています。

人生は、一寸先は闇なんて言われて、将来の道筋は、皆目、見当がつかないもの。

でも、受験というのは、人生に比べれば、ほとんどのことは、わかっていて、あらかじめ予想がつくものなんですよね。

2月にはなにをすべきなのか?
7月までに達成しておくべきこと
今ではなく夏以降に取り組むべきことetc…..

これらの大枠はもう現時点でわかっていることなのです。

だから、しっかり計画して早めに取り掛かっておく。

◆親カツ講座「夏までコース」の感想

親に中学受験の経験がない上に一番上の子のため、早めに準備して情報収集もしてはおりましたが、なかなか家庭の中での受験準備の進め方や子供の気持ちの持っていきかたなどわからぬことだらけでした。

うまくできたこともあれば、うまくできなかったこともあります。(省略)

親が準備したり、整えてやれることが親カツ講座を受講して明確になり、自分なりの羅針盤として活用でき、落ち着いて対処することもできました。ありがとうございました。

これから夏以降、さらに上を目指して高い意識で良い経験を受験でさせていただきたいと思っています。

また、受験に向かって負荷がかかってくれば、毎年同じような問題や悩みも出てくる。

初めて受験を迎える方からすれば、ものすごい大問題のように思えるものも、なるべくしてなっている場合がほとんどです。

◆「まだ子供のお尻に火がつきません」
◆「受験が近づくにつれて成績が急降下しています」
◆「子供が志望校を下げると言って聞きません」
◆「受験なんてしない!と投げやりな態度です・・・」etc…..

問題になるとわかっていることには早めに手を打っておく!

それでなくても、さまざまな悩みが出てくるのです。

勉強の悩みに集中できる体制は親から!これが基本です。

「親カツ講座夏までコース」は、先行逃げ切りで合格への体制作り

を行う6ヶ月の講座です。

第1回発送は、お申し込みをいただいて決済がお済みの方から第1回2月号は順次発送、次号3月号からが毎月20日前後に半年間、6月20日の最終号までお届けします。

なお、現在すでに志望校の合格レベルに達しており、順調に進んでいる方には必要ありませんよ!

浅田次郎さんは、新選組副長助勤三番隊長斎藤一にこう言わせます。

「一刀斎夢録上」浅田次郎著

・・・おぬしも軍人ならばわかるであろう。

戦場において最も心細きは、本隊から孤立しておるときじゃ。

真の敵は敵兵ではのうて、おのれの内なる恐怖心じゃと言うてもよい。

ゆえに軍隊はその司令部のありかに必ず軍旗を立てる。

親は子供を孤立させるな!旗を立てよ!

とにかく子供のやる気を待っていたら手遅れになる。受験は先行逃げ切りが鉄則!子供が自覚するのを待つのは時間の無駄。子供がやる気になるのは受験直前ですから!

  • 親カツ講座(夏まで
コース)
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