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こんにちは、ストロング宮迫です。

昔もこの時期は暑かったんですが、この2、3年はクーラーをかけないと、仕事の能率がメチャクチャさがります。

年取って体が対応できなくなっているのかもしれないですね。

さて、開催中のオリンピックですが、結果が悲喜こもごもでなかなか興味深いです。いくつか考えさせられることもあったので、少しダラダラ書いてみます。

ここ「親は一歩前を、歩く」や「北島康介300日の記録」で取り上げたことがある北島康介選手は残念な結果になりました。

ロンドン五輪:競泳 2012年7月30日

男子100メートル平泳ぎ決勝で3連覇を狙った北島康介選手は、見せ場をつくれず5位に終わった。

北島康介選手は、北京五輪後、「コーチとの二人三脚が常識の競泳界では異例の独り立ち」をして臨んだ今回のロンドン。

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※この毎日親技は2012年8月2日に配信したものです

2010.8.23 サンスポ

2010年8月21日、パンパシフィック選手権男子200メートル平泳ぎで北島康介選手が今季世界最高の2分8秒36で圧勝。

100メートルとの2種目制覇


100、200メートルで五輪2連覇を果たした北京大会後に約1年間の充電期間を置き、昨年4月から米カリフォルニアに移住。

今大会が同五輪以来となる約2年ぶりの主要国際大会だった。練習する南カリフォルニア大では、コーチから技術指導をほとんど受けていない。

4月の日本選手権で無冠に終わった後も米国で1人で映像を分析し、感覚の微調整を重ねた。

コーチとの二人三脚が常識の競泳界では異色の独り立ち。

元教え子のレースをみた日本代表・平井伯昌ヘッドコーチは「達人の域。究極のアスリートになった」とうなった。

という話が2008年の北京五輪から2年後の2010年の話。

あれから2年経って2012年。

ここでは「自立」という視点で北島選手を見てきたのですが、今回、五輪3連覇を狙った100m、200mともメダルを逃しました。

2012.7.31 サンスポ

男子100メートル平泳ぎで5位に終わった北島康介ついて、平井伯昌・日本代表ヘッドコーチは「ピーキングの難しさ」を指摘した。

3大会連続2冠が夢と散った北島。

平井コーチは「4月の時点で58秒90は素晴らしかったが、そこまでの調子に持っていけなかった過程に敗因がある」と話す。

ピンポイントでピークを合わせるのは並大抵のことではない。体力が衰えれば、ピークの持続期間も短くなる。

小泉圭介トレーナーは「僕らもやってる最中は(いい状態か)わからない。やってみて、あの時はこうだったと振り返るしかない」と正解のないコンディション調整の難しさを説明する。

泳ぎでは腕と足のバランスも崩れていた。5月の米サンタクララ国際では今季ベストから100平で2秒66、200平で5秒24秒も遅かった。

腕のかきと足のけりが調和したオーソドックスな泳ぎが身上だが、腕のパワーを重視する米国の練習に加え、別メニューでトレーナーと行ったトレーニングで、上半身に筋肉がつきすぎてしまった。

「足がよかったら今度は手がだめで、そしたら今度は足がだめになった」と北島。

直前まで手探りで調整を続け、対策を考えたが、有効な手だてはわからなかった。

平井コーチは、精神的な変化も口にする。「(レースでは)野性的になるというが、今は考えちゃっている。『人間』なんですよ」。

従来は強化戦略や調整方法は平井コーチが担当し、北島は本能の赴くままに金メダルを狙えばよかった。

今は役割分担がなくなり、北島の負担は大きい。

「重圧はないし、リラックスしている」と話し、負けてもどこかさばさばしている北島。金メダルに燃えたかつての執念は今はない。

200平で巻き返しはなるか。

すべては平井コーチの言う「もう一度闘志に火がつくか」にかかっている。(伊藤昇)

スポーツ選手があることを成し遂げたあと、次のステージに行くときよく行われるのが肉体改造ですよね。

ただ多くの選手がその肉体改造によって、本来何かを成し遂げたときに持っていたしなやかさや全体のバランスを失っている事例は数多く出てきています。

これを子供に例えれば、勉強だけやっているとかスポーツだけやっていると考えることも出来るのではないでしょうか。

これはある特定の分野を集中してやっていくのが悪いという意味ではありません。

狂ったように勉強する、死にモノ狂いでスポーツする、大いに結構。

ただ特定のものに特化してすべての力を注ぎ込む場合、死にモノ狂いで頑張る片側に、もう1つしっかりした考え方というのが必要になってくると思います。

それがないと、勝てばいいんだろ!とか受かればいいんだろ!とか勉強ができればいいんだろ!とか強いんだから文句言わせないぞ!とか結果として付いてくるものが最上の価値観にすり替わる事例も多々見られます。

以前ここで宮大工の西岡常一さんを取り上げました。

西岡さんは棟梁の家に生まれて、棟梁になるべく育てられたわけですが、おじいさんはその西岡さんを農学校に入学させます。

野球選手にならなければならないのに、陸上部に入部させるような感じでしょうか。

でも、そこにはもちろん意図があって、大工になる前に「土を知れ」という教えがあった。

大工さんが使用する木、その木を自然は土で育み、土は木を育てる。

土を知ることからすべては始まるのだという考えの下、農学校に入れられたわけですね。

「木のいのち木のこころ―天・地・人」

昔の宮大工とこれからの大工の一番の違いといいましたらまずは木の選び方ということでしょうな。

口伝に「堂塔建立の用材は木を買わず山を買え」というのがあります。

飛鳥や白鳳の建築は、棟梁が山に入って木を自分で選定してくるんです。

これができたのは農学校で農作業を学んだからでしょう。

全部意味がある。

こんな風になにかに特化してやる場合には、底に流れる考え方がないと、さっき書いたような、勉強ができればいいんだろ!とか強いんだから文句言わせないぞ!なんていう弊害が後に必ず出る。

特に特化してやったものが人よりもうまくできた場合は、その反動は大きくなります。

勉強は良くできるんだけど、お前、これから生きていけんぞというガキは本当にいっぱいいますからね。

強くなってから、勉強ができるようになってからでは、ほぼ修正が不可能です。

朝青龍なんかはそのいい事例なんじゃないでしょうか。

まあ、多くの人たちは、なにかに特別に特化することもなく生きていくわけですが・・・

それはバランスがいいともいえるわけですが、厳しい言い方をすれば、それはなんの取り柄もないになってしまう可能性もあるわけです。

特に子供は、そういう場合は、受験なら受験、スポーツならスポーツで、ある段階、ある時期、周囲が環境を整えて頑張らせないといけない。そうボクは思っています。

よく将来の目標が見つからないという子供がいるわけですが、そうした子供は頑張ったことがあまりない子供が多いものです。

たとえばサッカーをやっている子がいるとする。たけど、練習しても、頑張っても、あいつにはかなわない。そういう経験が1つあれば、サッカーという選択肢は消えるわけです。

悲しいことだけど、夢が1つ消えることと引き換えに、自分が進む道が引き寄せられる。

なんでもいい、与えられたものでいい。受験なら受験で頑張ってみる、頑張らせてみる。その中で勉強以外のことで勝負しようとか、実際にやってみて選択肢が1つ、2つと消えていくことで目標っていうものも見つかりやすくなるんじゃないか。

なにか天から将来の夢や目標が降ってくるんじゃない。

第六感でピンとくるなんてことはない。

頑張って進むことで、そのことで道幅は狭くなっていくけど、それがやりたいことやしてみたいことを見つけることなんじゃないでしょうか。

そんな風にも思っています。

また、勉強で勝負したいとかサッカーで勝負したいという積極的にやりたいものが出てくれば、今度は文系じゃなく、理系とか、より細かい分野の選択にもある。

結果いかんにかかわらず、頑張ったことと引き換えに自分のしたいことが見つかる。

だから、勉強ができないからといって、自分を全部否定する必要はない。

勉強ができないなら、その他に人よりうまくできることが必ずありますから。たかが勉強です。

勉強ができないことで、その他の可能性を消してしまうなんてもったいないし、そんなことをする権利は親にもない。

ただ、勉強はやればみんなできる。みんなが偏差値70にはならないけれど、他のどんな種目よりも努力が実りやすい種目、人生で最初に取り掛かるのには取り組みやすい種目であることは間違いない。

頑張ったらできるんだ!とわりとすぐに実感できる種目ですから。学校に行ってずっと勉強がある今の生活で、1日の生活で一番時間をかけている勉強で、「オレいけてるぜ!」と思えるなら、言うことなし!

別に子供は偏差値70じゃないと納得しない!なんてことはないですよ。

わりと子供の目標設定は低いですから。

この計算が人よりも速くできた!

それだけで自己肯定感が大きくなることだってある。そんなものです。

お母さんがよく言います。

「この子はやればできる子なんです!」と。

それはあなたの子供だけでじゃなく、みんなそうなんですよ。

特に勉強はね。

でも「やればできる」は、ハッキリいってクソの役にも立たないんです。

だって、やらないんだから・・・

この事実は重いですよ。

やればできると思っているけど、やらない・・・

これがもっともタチが悪い。

だって、やらないのにできる!って言うんですよ。

ふざけているでしょ!

親が言っていれば、いずれ子供もそう言うようになる。

「オレもやればできるんですけどねえ・・」とか。

ボクに子供がそれを言ったら即ビンタです!だってやらない、やれないんだから!!

「やればできる」なんて言う資格はない。そこはハッキリ線引きをしてやらないと子供のためにならないですから。

「この子はやればできる子なんです!」とほざく親は、すぐに子供に勉強をやらせなさい!

やらせ方はよくよく考えてくださいよ。

それじゃなくても親は子供にとってウザイものです。

オリンピックの選手はみんな言います。

「親に感謝」「育ててくれてありがとう」って。

オリンピックに出るまでが大変なんですよ、親も。

お金はかかるし、時間は割かなくちゃならないし、手伝っているのに文句は言うしね。

それでも最後は、ありがとうになる。これ以上のご褒美がありましょうか。

そのご褒美も実は親が「ありがとね」といえる子供にしていくんですよね。

どこまでいっても親の愛は無償の愛ですねえ・・・

だいぶん話が北島選手からそれてしまいましたが、このオリンピックが終わって、北京五輪のときと同様、今後オリンピックを振り返る北島選手のインタビューなどを聞いてみたいです。

女子の体操選手が団体8位に終わって、みんながみんな「笑顔ができた」云々と言っているのを見ました。

それを見ながら、1つ都々逸を思い出しました。

ツイッターには書いたんですが、ぜひ七・七・七・五で声に出して名調子で詠んでみて下さい。

あすは明日だよ 朝顔見なよ その日その日を咲いている

笑って見せたる 朝顔さえも 垣に表と裏がある

イイ都々逸だと思いません?

夏休み、いろいろとやらないといけないことがあると思いますが、「あすは明日」です。

今日、ちゃんと咲きましょう!咲かせましょう!

「オレはちゃんとやればキレイに咲けるんだよ!」

なんて子供に言わせないで、今日、今すぐ小さくていいから頑張って花をね。

咲かせた花がどんなに小さくても、ちっぽけでも、関係ない。

今日咲かせたことに意味があるのだから。

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うれしい報告

成績上がったよ(^_^)報告

小5 みかんのかわさん

7月復習テスト

4教科点数6月366点 →7月409点
4教科偏差値6月59.9→7月65.7
算数偏差値 6月55.8→7月59.4
国語偏差値 6月56.7→7月66.8
理科偏差値6月59.4→7月65.2
社会偏差値6月64.3→7月66.7

暇を見ては読み返し、その時々で、目にとまった内容を振り返りました。なので、がんばったのは、全てでしょうか。

最初に掲げた目標の「4教科偏差値65以上、女子順位100位以内」を目標の期限(確か9月としていたと思います)までに達成できました。

今後、この成績をさらに上げていくこと、来るべきスランプを乗り越えることが次の目標になります。

子供は、目に見えて勉強を嫌がらなくなり、2,3時間は普通に連続して勉強できるようになりました。

マラソンの練習で、だんだんと長い距離が速く走れるようになるように、勉強でも、より長い時間でより効率よく勉強できるようになるのだなぁ、何事も訓練!なのだなぁとしみじみ感じています。

あと、不思議なことに、勉強だけでなく、学校のスポーツテストでも、クラストップ、学年2番になりました。

運動会では、小学校に入って初めてリレーの選手に選ばれそうです。思いがけない相乗効果です。

ここ数カ月、私が子供に徹底するようにしてきたことは、

『何ができていないか、自認できるように助け、できるようになる具体的な方法を知る手段を教え(塾の先生に質問して、教えを請う等)、教えてもらったことを即座に素直に実行させる』

そして、

『忘れないように、繰り返し行う』

だったのですが、その成果(成績アップ)を子供が実感したことで、他のこと(スポーツ等)にも子供は同じ取り組み方をするようになったのかもしれず、もし、そうであれば、嬉しい限りです。

ノリノリの方でもお世話になり、報告した内容をメルマガでも紹介頂いて、こちらも、とても嬉しかったです。

これからも良い報告ができるよう、前向きに取り組んでいきたいと思っています。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

この掲載でもっと喜んでいただいて、、さらに頑張ってください!

子供に徹底してきたことがまさに10の鉄則で述べていることですが、その上で『忘れないように、繰り返し行う』が、やっぱり肝になるでしょう。

頑張っても、締めが甘ければ成績にやった分だけがうまく跳ね返ってこない。

頑張ったのに・・・頑張ったから・・・の差は、締めの『忘れないように、繰り返し行う』で決まります。

この先からの壁はもう1つ大きいでしょうが、夏休みに勉強量を質量とも充実させて乗り切りましょう。

迷わず行けよ!行けばわかるさ!

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