こんにちは、ストロング宮迫です。

ボクには何人かの好きな俳優さんがいます。そのうちの一人高倉健さんが日本経済新聞に6年ぶりとなる主演映画「あなたへ」の8月公開に先立ち、【高倉健のダイレクトメッセージ】を発信しています。

ここの「1枚の写真」と題するエッセイ、まだの方はぜひぜひぜひぜひぜひぜひ読んでいただきたいと思います。

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※この毎日親技は2012年6月13日に配信したものです

ここでもう一人挙げると、堺雅人さんも最近注目している俳優さんの一人です。

堺雅人さんがいいなあと思ったのは、伊坂幸太郎原作の映画「ゴールデンスランバー」を見てからですから、にわかファンなんですけどね。

その堺雅人さんが今「リーガル・ハイ」というドラマに主演しています。

見てます?

まあ、忙しい皆さんですからドラマを見る暇はそうないと思いますが、このドラマ「リーガル・ハイ」の第8話「親権を奪え!天才子役と母の縁切り裁判」は、子供が母親と断絶しようとするお話ですが、

「密な親子の関係」を考える際のいいヒントになる話でした。

親子でともに作ってきたこれまでの道のりを指して、母親は子のためにやってきたと言い、子は母親は自分自身のためにやってきただけだと母子がぶつかり合います。

たとえば、皆さん、子供の進路をどうするかで悩む方が結構いらっしゃると思います。

親は子のことを思い、こうしたほうがイイと言い、子は子でオレの人生なんだから好きにするさと言う。

多くは反抗期で言うことを聞きません!という相談になる。

特にこの週刊親技の読者の方は、子供に対する思いが強い方が多いので、進路の方向が親子で一致している場合はいいですが、親子が違う方向を見ているときには修羅場になったり、親子断絶になったりもします。

私たちは『10の鉄則』の一番最初「鉄則1」において、

「子供を納得させるのは親の役目」

とお話しています。

ドラマ「リーガル・ハイ」8話でこういう場面がありました。

わかりやすくするため、少し言葉尻を変えて、表示します。

母親:子供が望むなら受け入れます。私はこれまでもいやならやめてもいいと子供に言ってきたんです

弁1:子供にとってやめてもいいという母の言葉はやめたら許さないという脅迫にほかなりません。

弁2:なぜそうなる? 理解に苦しむね。

弁1:子供はもの心付く前から母親の求める幸せこそ自分の幸せなのだと教え込まれてきたのです。一種の洗脳教育です。

弁3:洗脳の定義とは?

弁1:一般常識と異なる価値観や思想を植え付けることです。

弁3:あなたにはご家族だけの習慣はおありですか? あなたの家だけのルール。

弁4:ウチでは誕生日の人にはおめでとうと言ってほっぺにチュッてやるルールだったんです。

弁3:じゃあ、あなたも洗脳教育をうけておられるわけです。

弁1:こんなものは洗脳とは言いません。

弁3:しかし、あなたがおっしゃった定義に合致します。あなたは言葉をよく知らないで使っていらっしゃるようだ。

洗脳とは、暴力など外圧を用いて特殊な思想を植えつけることであって、子供の教育に対して行われる場合にはマインドコントロールという言葉を使います。

親が自分の信じる幸せを子に求めることは、ごく自然なこと
です。そして、それから脱却するためにもがくことも自然なことです。

お子さんは極めて正常に発達されていると思われます。喜ばしいことだ。以上。

よく「勉強がイヤなら塾をやめなさい。受験をやめてもいいよ」と言う親がいます。

これは家庭の外の外部の人に「私は決して強制も強要もしていない」という形で表明されることがあって私たちも知っているわけです。

しかし、本心では「それは絶対に認めていない」わけです。

でも、子供にも、外部の人にも言うんです。

子供が望むなら受け入れます。私はこれまでもいやならやめてもいいと子供に言ってきたんです。と。

ただそれはドラマで堺雅人が言うように

子供にとって、やめてもいいという母の言葉はやめたら許さないという脅迫にほかなりません。

となっている場合も結構あります。

みんなじゃないですよ。

そうじゃない人にとっては「なぜそうなる? 理解に苦しむ」なんですが、子供が壊れているか、壊れかかっている場合に見受けられる事例です。

「母親の言うこと」ではなく、「子供を見」れば、親が言っているのが脅迫かどうかはすぐわかるんですがね。

また、先ほどのセリフの後半部分で出てくる

「洗脳」
「マインドコントロール」
「あなたの家だけのルール・習慣」

これらの家庭内における実際の行為における線引きも、なかなか難しいところでもあります。

親技では「刷り込み」と言い、非常に強固な「あなたの家だけのルール・習慣」いうイメージです。

こうしたことは普段はあまり考えないものですが、まず最初に親は考えておくべき出発点だとボクは思っています。

ドラマ「リーガル・ハイ」8話では、主演である堺雅人自身の子供時代のエピソードを交えて話が展開していきますが、

「自らの存在が母を不幸にすることを知っている」

子供の決断、親子の交錯する思いなど非常に勉強になりましたし、脚本家の古沢良太さんという方にものすごく興味が湧きました。

ぜひ見ていただき、我が親子の関係性を考えるヒントにしてください。

ちなみに我が家の中学生・高校生の息子2人はこれを見て泣きそうになった言っていました。

「なんで?」

「いやあ、やっぱり親子の絆っしょ」って!?

ホントにわかってんのかなあ・・・

テレビの話をしたのでついでにもう1つ、見てはいかがでしょうか?というオススメのテレビ番組の話をします。

紹介したいのは2012年6月4日放送 12歳の岐路~夢は「なでしこ」

こちらのドキュメンタリーもドラマ同様、見ていただくほうが話が早いのですが、少しだけ書くと、

「なでしこジャパン」を目指す福岡市の小学6年生2人。

2人は試練に直面していた。日本女子サッカー界の「中学問題」。中学女子選手はサッカーができる環境が少なく、地方はさらに厳しい。昔も、世界一になった今も、変わらない課題だ。

「なでしこ」を目指すため。体格差はあっても地元の男子チームに入るか。一家で引っ越して関東の女子チームに入るか。

12歳の少女たちとその家族の決断を追った。

というお話で、12歳の女の子が進路の決断に迷ったときにどういう心の揺れを示して、家族のアドバイスがどんな影響を与えているかが手に取るようにわかるオススメの番組です。

現在、「なでしこジャパン」のキャプテンを務めるのは、宮間あや選手。スポーツ選手で子供たちのお手本としてボクがオススメなのは、松井秀喜選手、宮里藍選手なんですが、「なでしこジャパン」の宮間あや選手もぜひお手本にしてほしいオススメの選手です。

宮間選手は、小学校1年の時からサッカーを始め、小学校5年生の時に日本選抜に選ばれ、中学生になって「日テレ・メニーナ」に入団しました。

しかし、自宅から練習場までが片道3時間半・・・・

学校終わって走って電車乗って、練習間に合わせ、帰宅は午前1時過ぎ・・・

そうした過酷な環境もあって宮間選手は退団を決意するのですが、この中学生になって、サッカーを続けていおくためにどうするのが「テレメンタリー」が取り上げていた日本女子サッカー界の「中学問題」です。

女子サッカー界の「中学問題」は皆さんには関係ありません。

ただここに出てくる親子の決断に至るやりとり、ここです、見てほしいのは。

親は子のことを思い、子は自分だけのことだけじゃなく妹のことも思い、親を思い・・・

結果的に一人の子供が福岡を離れて、千葉へ行く決断をする。

その決断の是非は関係ない。

どういう決断であれ、その決断がどういう結果を生んだとしても、「こうして良かった」「いい経験だった」と思えるように生きればいいだけだから。

これは受験にも通じる話です。

ボクにとって興味深かったのは、この千葉行きを決断した子のお母さんのことです。

子供には純粋な意味で「自分自身で決断」というのは年齢的にも難しいことだということがよくわかります。

親の意向、気持ち、精神状態、思いも、「子の決断」に大きな影響を与えている。

いや、この番組に関する限り、千葉行きは「親の強い意向」であったともボクには思えました。

「あなたが自分の思うように選べばいいのよ」と。

その気持ちにウソはなかったと思いますが、「親も」新しい環境で「新たな出発」をしたかった・・・そんなふうにも見えました。

ただそれはあくまでもボクの推測であって、確かではありません。

子供は誰しも親の影響を受けながら決断するんですが、最終的にはある時点で子供が「ボクがそう決断した」と思え、周りにもそう言ったとき、つまり「自分の決断」となったとき、親のかかわりはよかったんだなと結論付けられるのかもしれませんね。

ちょっと続けて「家族」や「親子の決断」などに関するテレビを見ましたので紹介しました。

読者の方全員が見ているわけではないので、説明が冗長で、ストロングが言っていることがわかりにくかったかもしれません。が、それはボクの問題であって、それぞれの番組はとても意味のある、考えさせられる番組でした。

どうぞご自身で探して見てみてください。

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うれしい報告

親カツ卒塾生からのメール

中1・中3かんかんさん

先日、みくに出版の進学レーダーの取材を受けました。

夏休みの勉強法と苦手科目の算数の成績アップの方法を聞かれました。中学受験進学レーダー『学校選び特大号』の予定です。

今、できた原稿を読んだところです。文章になると、どこの素晴らしいお嬢さんのことかしらという感じでした。

書いてあることは本当なので、うちの娘のことなのですが不思議な気持ちです。

ストロング先生の親技をがんばってきて、ご褒美をもらったような取材でした。ありがとうございました。

中一の娘は初の中間テストも終わり平均554点のところ、599点でした。

部活に入りあちこち痛がっていますが、一時間半の通学時間でも入って良かったと楽しそうです。

中三の兄もようやく勉強に目がむいてきました。授業中は勉強する方が楽しいとわかったそうです。(今までは何してたの?)

まだまだがんばります。

とうとう指南する立場になっちゃいましたか!すばらしい!

親カツ講座前後期と10の鉄則を実践されてきた方の体験談です。どうぞ機会があれば手にとって見てみて下さい。

取材を受けたかんかんさんがどんな人かを知っていただくため、以前紹介はしましたが、かつての受験報告の一部改めて紹介しておきます。

2年前の3月9日 上のお子さんの受験報告

五年のときに親カツを先取りで受講し、10の鉄則でもお世話になりましたかんかんです。

受験の結果は12月まで野球を続けながら第一志望に合格することができました。

しかし、2年間しっかり親技を駆使し続けられたかというとNOです。

5年で親カツを始めていなければこの合格はなかったと思います。本当に何が起こるかわからない。思い立ったときにやっておく。

親技を知っておくのに早すぎるということはないと迷っている人に伝えたいです。

6年にあがってから実家の父の具合が悪くなり9月に亡くなるまで仕事が終わってから実家に行き朝帰りして仕事に行くということが頻繁にありました。

子供にも状況を説明し傍にいてあげられないけど自主的に勉強してほしいと話してがんばってもらいました。

これも五年から10の鉄則を実践してきて、やりたいことをする為にはやらなきゃいけないことを先にすると本人に身についていたからがんばれたのだと思います。

このとき五年で鉄則、先取り親カツを受講して本当に良かったと思いました。あの状態で親カツをこなしていくことはできなかったと思います。

志望校決定までの情報収集なども既にやってありましたり、親がしなければいけないことが既にわかっていて先手先手で夏休み前にがんばっとこうねとなどと子供に話せたりしました。

私自身も疲れからか体調を崩し、気力体力が戻ってきたのが12月でした。

本来なら第二志望位まで過去問が終わっていて、さあ第一志望の学校をやっつけるぞとなっているはずでしたが、ためこんでいた間違っていた問題をやらせてみると5年後期あたりからOKにならない問題がたくさん残ってしまい過去問どころではありませんでした。

でもここで過去問どころではないと思えたところが親カツの成果だと思います。

クリアできてないものを放ったまま次のステップに進んではいけない。

彼が過去問に手を出せたのは1月になってから第一志望にいたっては最後の十日間でやりました。子供は最後までのびるのだなぁと感じました。

今は中学に向けての先取りと小学校の復習をがんばっています。親技は続くよどこまでもです。

まだまだお世話になります。これからもよろしくお願いします。

今春3月1日 下のお子さんの受験報告

報告です。小六の娘は無事受けた学校すべて受かりました。大変満足のいく結果をいただけました。

五年の時算数に合わせてクラスを下げたのが一番の親技だったかなと思います。

集団の上位にいる優越と物足りなさ、上のクラスの楽しさを知ったようです。

4年5年とガンガンサポートしたせいか6年は自立してしまい、食事が終わってごちそうさまして席を立ったと思ったら、もう部屋で勉強しているような状態でした。

親としては学費の算段や受験校選びなどは大変でしたが、勉強面では6年生の方が楽でした。

一月になって受験組が学校休むようになっても「あとちょっとしかみんなといないのにもったいない。」と受験当日しか休みませんでした。

『習い事=勉強』を合い言葉に楽しく受験できたようでした。

「今の勉強はどんな結果になっても無駄にならない。自分を創る栄養になる。」

兄の受験中私が言っていた言葉が本人ではなく、妹によくよく染みていたようでよく口にしていました。

やりたい事をする時間が足りないのは嫌だったけど受験をやめたいとか、塾やめたいとかは思わなかったと言っていました。

親技歴4年のかんかんさんの「夏休みの勉強法と苦手科目の算数の成績アップの方法」が知りたくなったら、もうすぐ発売の中学受験進学レーダー『学校選び特大号』へ。

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