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※この毎日親技は2012年5月29日に配信したものです

こんにちは、ストロング宮迫です。

来年平成25年(2013年)には伊勢神宮の式年遷宮があります。ご存知の通り、式年遷宮は、社殿を造り替える20年に一度の大祭で、8年前から準備して御神体を新宮へ遷します。

天照大御神と豊受大御神をお祭りする伊勢神宮(正式名称は「神宮」だそうですが)の第1回の式年遷宮が内宮で行われたのは、持統天皇の頃の690年で、壬申の乱に勝利した天武天皇が制度化、それから1300年に渡って続けられ、途中何度かの中断を挟みながらも20年ごとに一新され、平成25年に第62回の遷宮が予定されています。

また、大國主大神をお祭りする出雲大社も60年ぶりの「平成の大遷宮」が行われ、2つの遷宮が重なるのが平成25年(2013年)。

「遷宮が行われると世の中が変わる」と昔からよく聞かされきましたが、

東村篤さんの「米座(こめくら)と金座(かねくら)」によれば、

1993年(平成5年)の遷宮で伊勢神宮内宮と外宮の御正宮御敷地は西から東へ遷御『米座(こめざ・こめくら)』されました。

来年2013年(平成25年)の第 62回式年遷宮では、現在の東から西へ遷御『金座(かねざ・かねくら)』されます。



伊勢では、昔から

東に神様がおられる時代は平和で心豊かな「精神の時代」、西に神様がおられる時代は波乱、激動、物質欲が強い「経済の時代」と「遷宮は時代の転換点となることが多い」と言い伝えられてきています。

と記し、レポートには「遷宮と経済」年表も書いておられますので、「どんな時代の転換点になるのか?」なんていう視点で見られても、おもしろいと思います。

もう1つ、注目したいのは、遷宮における仕組みです。伊勢神宮の建て替えに要するヒノキは約一万本とか。

伊勢発見によれば、

伊勢神宮にいくと、内宮と外宮とも境内には杉や楠の巨木が繁り、周囲は鬱蒼たる森が原生林のまま残され、神々しい雰囲気をつくっている。

神域にはもちろん斧をいれることはできないのだが、そのまわりには五四四二ヘクタールという広大な神宮宮域林がある。

伊勢神宮とはこの森を含めた宇宙なのだ。

しかし、その神宮の「宮域林」と呼ばれる森からの供給は鎌倉中期に不可能となり、紀伊半島、愛知県三河地方と求められた後、現在は主に長野県木曽地方の国有林から購入しているそうです。

伊勢発見

伊勢神宮とすれば、いつまでも木曾の神宮備林に頼っていることはできない。次の遷宮は二〇一三(平成二十五)年で、その時には宮域林から自前の御用材を少しずつでもとるようにしたいということだ。

神宮司庁営林部の大西英夫さんは、五十鈴川に沿って私を宮域林の奥に案内してくれながら、こう話してくれた。「神にお供えするものは、木材も米も野菜も果物も、すべて自給自足しなければなりません。木は伐らなければ役にたちませんから、伐ったら植えます。

春には神宮職員は全員山にはいります。百年たてば、木は一抱えにはなりますから。木曾の山は神宮備林とはいうけれど、国有林ですから、どうしても国宝の修復のほうに使われます。

私たちは、宮域林を復活させたいと考えています」

来年平成25年の第62回式年遷宮では、75ヘクタールにわたりヒノキを生育し、約700年ぶりに全体の約2割を宮域林から供給できる見通しになったとか。

そして、

あと百八十年たてば、伊勢神宮では遷宮のための御用材の心配はほぼ永遠にいらなくなるということである。

子供たちは今、社会科などで「持続可能な社会」という言葉を習います。

「この遷宮で使われるヒノキは200年ほど前に植えられた木だよ」なんて、これからなっていけば、まさに「持続可能な社会」につながる話じゃないでしょうか。100年とか200年とかのはるか先の人々のための用材を「今」植え育てる。こうやって過去から現在、そして未来の人々がつながっていくことになるのでしょう。

しかし、そのヒノキも昔のヒノキとは違うとか。

松浦昭次著「宮大工千年の知恵」

昔のようなヒノキは手に入りにくくなっている。ヒノキは木造建築では最高の材料です。しかし、それが手に入らない。ヒノキは植林して育てればいいというものでもないのです。

植林をして下草などを綺麗に取ってしまうとすくすくと育つけど、そういうヒノキは目が粗いからあまり良くない。

雑草や何かがある中で自然に育っていけば、生長は遅いが目のつまったいいヒノキができるのです。

そういうヒノキが少なくなった。

文化財を後の世に伝えようと思うなら、ヒノキも伝えていかなくてはならないのです。

ヒノキの話、子育てにも大いに適用される話ではないですか!

一言で「持続可能な社会」と子供たちは習うけれど、そこには実にさまざまな問題をクリアしていかなければならない話です。

「永遠性の実現」なんて夢なのかもしれませんが、日本に昔から伝わるものにそのヒントがあるのかもしれませんね。そして、それが「新しい世の中」に出てくれば、今度の20年はまたイイ年月になっていくんじゃないですかね。

なんかヒノキの匂い、かぎたくなりましたわ・・・

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

中1 himaさん

どの内容も理解はしているつもりですが、実際に実行できていることはほとんどありませんでした。

やはり言うだけで、毎日チェックするのもめんどうなため、ガミガミと説教してばかりで・・・。

子供の勉強に対する姿勢と一緒ですね。理解はしていても、実行はできていないんですから。

私自身が短気なため、すぐ感情的になり、子供を追い詰めることばかりしていたと思います。

あせらず欲張らず子供の成長している部分を認めながら、一緒に頑張っていこうと決心しました。

解決策は正直まだ分りません。でも今のままでは何も変わらないし、自分を変えることから始めるしかないと思っています。

変われないんだなあ、これが・・・

そして、思うだけ、理解しているだけですぐに中3で受験。

子供からは相談もされず、具体的にどうすればいいのかもわからないまま、なんとなく受験。

これがだいたいのパターンです。

親がアドバイスをしようとしたときに、子供がまだ耳を傾けてくれるなら、ここまでお子さんにしてきたことを考えるなら、率直に言って学年的にもう最後のチャンスとなるでしょう。

「あせらず欲張らず子供の成長している部分を認めながら」

これはたぶんできないと思いますので、毎日少しの時間でいいからそばに座る、チェックしてみるがスタートになるでしょう。

鉄則9、成果のある勉強、これは30分でも、いや15分からでも、今日からできます。

それができるかどうかですね。

今日15分できるかどうか。それだけなんです。

大きく変わろうなんて考えないことです。

今日15分成果のある勉強が実行できるかどうか。

成績が悪ければ親が悪いという前提で見てやることです。

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