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そしてアリガトウと書いた!?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   成績がイイ子の親だけが知っている!

   新「勉強の常識」 No.761番外編   読者数 25,064人

   できるだけ毎週月・木曜日発行   http://www.oyawaza.com/
    
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012/01/17━━━━


 「成績がイイ子の親」の定義とは?

  現在の偏差値や順位がどれだけ高いかではなく、親技を駆使し
  いったいスタート時からどれくらい成績を上げたか? (^ε^)-☆


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- 今回の内容 ------------------------------------------------------
 

  ★ ストロングのひとりごと

  
    「約束をするということは一人の友を持つということ!?」



  ★ 親技ファイトクラブ【音声セミナー】

  
    【妥協せずにやりました!?】



  ★ 成績向上委員会からのお知らせ
  
        
     今年最初に届いた受験報告です!
    


★ 新「勉強の常識」
   
    
    「そしてアリガトウと書いた!?」
 


---------------------------------------------------------------------
 お子さんの成績が上がらないのは、コレができていないから(>_<)!

 ◎『10の鉄則』 http://www.oyawaza.com/10.htm
_______________________________
 ★ 「ストロングのひとりごと」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 "新「勉強の常識」" No.761号を配信させていただきます。

 こんにちは、ストロング宮迫です。

 すでに今年度初の受験報告をいただいております。

 それはのちほど読んでいただくとして、入試のシーズンのこ
 の時期、受験生の親はもちろんですが、来年、再来年受験を
 予定している親の方もさまざまなことを考える季節です。

 いつもは目の前のことだけを頑張ってきた皆さんがふっと、
 これまでの歩みやこれからの道を俯瞰して考える。

 そんな気分にさせる雰囲気は、この時期が、勉強においては
 1年の節目だからなのかもしれません。

 そんな節目に今回は読んでいただきたいものがあります。

 紹介するのは以下の本から。

 坂田信弘著「山あり、谷あり、ゴルフあり」
 http://tinyurl.com/7wja97w

 今回は、 新「勉強の常識」番外編と称して坂田信弘一色で
 お届けしてみたいと思います。

 親の皆さんにはヒント満載の話ばかりだと思いますのでお
 付き合い下さい。

 えっ、ゴルフはしないって!?

 ストロングもゴルフはもう15年以上は行ってないですなあ・・・

 いいんです、ゴルフの話じゃないですから。

 「山あり、谷あり、ゴルフあり」の著者である坂田信弘さんは、
------------------------------------------------------------
 「ゴルフを国民的スポーツにしたい。日本のゴルフ界のレベ
 ルを上げたい。それには、日本から世界に通用するトッププロ
 を育てることが一番の早道であり、ジュニアからの英才教育が
 大切」として1993年に坂田ジュニアゴルフ塾を開校。

 坂田塾長を頂点に現在全国6ヶ所で運営し小学校3年生から高校
 生までの約200名が坂田理論を基本に日夜練習に励んでいます。
------------------------------------------------------------ 
 と坂田ジュニアゴルフ塾のサイトには書いてあります。

 坂田ジュニアゴルフ塾
 http://www.sakatajuku.org/index.html

 テレビの特集などで厳しい練習に励む子供たちを見たことがあ
 るかもしれません。

 たとえば、

 【動画】坂田塾
  http://www.youtube.com/watch?v=Pp1xN7KKc24
  ※音が出ます

 まあ、説明はそれくらいにして、まずは1つ読んでいただきま
 しょうか。

 最初に紹介するのは坂田信弘著「山あり、谷あり、ゴルフあり」
 の38番目に出てくる話です。

 このメルマガでも成績がイイ子の家庭には「鉄の約束」がある
 と紹介してきましたが、親にとっては少しばかり耳の痛い・・・

 でも、すごくイイ話なのでどうぞ読んでみて下さい。

 その三八
 子供との約束には、信頼の絆が見え隠れしているものだ
------------------------------------------------------------
 人と人の間には、約束というものがある。

 法律で決められたような約束じゃなく、家族の間で自然と交
 わされる約束事です。

 約束である限り、守らなきゃいけない。

 でもね、往々にして親が破ってしまう。

 休日に、遊園地へ連れて行ってあげる、遠くへ旅行に行こう。
 ところがその約束が、親の都合で反故となる。

 子供は悲しいよ。怒るわけじゃない。ただ、楽しみにしてい
 た親との約束が破られたことが悲しい。みんな、その悲しさ
 を抱きかかえ、我慢していく。その悲しさを、親に面と向か
 っちゃ、言わぬものですよ。

 ところがね、父親が約束を反故にすると、子供と一緒に母親
 も悲しむ。そしてその悲しさは怒りに変わり、父親に向か
 っていく。

 その結果、どう決着するかは、その家庭しだいということで
 しょうか、怒る母親の隣で、子供は何も言わんよ。

 ただ、また約束を破られるのが嫌だ、悲しい思いをするのが
 嫌だから、だんだんと父親と約束せんようになる。子供なり
 の、悲しい処世術でしょう。そしてその悲しみは、大人にな
 るに従って、怒りに変わっていくのです。

 私は塾生を我が子と思ってきた。

 子供にだけは、悲しい思いをさせたくない。だから子供とは、
 安易な約束はしないと決めている。目先だけの綺麗事でなく、
 本心で結ばれる信頼があって、初めて約束事は成立するもの
 でしょう。

 坂田塾の場合、子供たちと私の間にはゴルフがある。

 ゴルフを媒介とした信頼感があって、初めて約束事も成り立
 つ。だから塾生との約束、守ろうとする。何があっても守り
 通す。

 その一番の約束が、

 「坂田塾におったら、プロゴルファーになれるぞ」

 ということだ。

 だが、これには逆に、

 「プロゴルファーを目指さん子は、坂田塾には来んでくれ」

 ということでもあるのです。

 そして「プロゴルファーを目指す限り、毎日球を打て」と約
 束させる。

 50球でも100球でも300球でもいい。球数の問題では
 なく、絶対に毎日打てるだけの球数を決めさせる。

 だからその時に「背伸びせんでくれ」と言う。

 「毎日700球打ちます」と言ったって、現実にできっこな
 い数字だ。背伸びした球数では、一日はできても一週間と続
 きやしない。

 まして体調の悪いときなど、打てたもんじゃない。

 どんなに体調が悪くても、這ってでも練習場まで来て、打て
 るだけの球数に決めさせる。

 これが、私が子供たちに求める約束です。

 そして私から子供たちへの約束が、「必ずプロにする」だ。

 多くの子が250球とか300球と言ってくる。その球数を
 毎日打つ。

 毎日とは、そう1年365日の毎日だ。盆も正月もない。

 入塾したら、とにかく毎日打つ。毎日その球数を打ち続けた
 者、つまり約束を守り通した者が、トップアマとなり、そし
 てプロテストに合格していく。

 ただこの「毎日の球打ち」の約束は、私が塾生に要求した約
 束だ。子供から申し出てきた約束じゃない。
 
 でも、過去に一人だけ、自分から言ってきた者がいた。それ
 がね、上田桃子だった。

 上田は、「毎日400球打ちます」と言ってきたよ。

 小学5年のときだった。

 「お前、そんなに打てるか?」
 「打ったら、プロになれるんでしょ?」
 「ああ、なれる」
 「だったら、打ちます」

 自分から約束の球数を申告してきたのは、後にも先にも上田
 だけです。

 いくら何でも小5の女の子だ。1期生の古閑美保たちだって
 まだ中学生だったのに、小5の子が申告してきたのです。見
 事なる覚悟でしたネ。

 「自分で決めた球数を毎日打ち続けていれば、必ずプロにな
 る」と教えたのは私です。

 私はその約束を守るために、厳しくも当たった。スイングの
 悪いところ、ここだけは変えなきゃいかんというところにつ
 いては、殴りもした。

 言葉でいくら言っても、頑固な部分は直らない。だから殴り、
 その悪い部分に痛い思いをさせる必要があった。鬼にでも、
 何でもなると、私は思った。

 その結果、子供たちは強くなった。そして成功していった。
 
 子供との約束は、そこに信頼がなければ成立しない。

 その人間の存在が、その子の心の中で大きなウェイトを占め
 ていなければ成り立たないものだ。

 私との約束は、塾長との約束だ。

 でも子供同士の約束ともなっていっている。

 絶対に、破り破られることのない約束となっていったのです。

 そんな約束をするということは、少なくとも、一人の友を持
 つということです。

 5人と約束したならば、5人の生涯の友を持つことになって
 いく。

 私は、子供たちにそう教えてきた。

 だからね、「約束」というもの、軽々しくはできない。

 「だから約束は、慎重にせいよ。そして、したからには覚悟
  せよ」と話します。

 我々大人はいつも約束する。いつでも破れる約束で、障子紙
 よりも溶けやすい約束だ。

 でも、子供たちの約束は違う。特に塾に入った子供たちとの
 約束は、必死の約束だ。だから私は、いつも子供たちに言っ
 ております。
 
 「お前たちをプロにする。そしていつの日にか、世界中、い
  ろんなところを旅するプロゴルファーになってくれよ」と。

 今年迄、塾出身者33名がプロテストに挑み、27名がプロテス
 トに通りました。

 男子9名、女子18名の合格であり、合格率は8割1分8厘
 です。落ちた6人もいずれは通ると思います。

 何故ならば私との約束、友との約束を守ってきた者たちです。

 そして来年、その6人に新たなる挑みの者たちが加わって、
 プロテストに挑んでいくでしょう。

 約束を守った子供たちが......。
------------------------------------------------------------
 皆さんも勉強の約束をするでしょうが、その約束って、
 
 子供が○○します!

 という約束で、それに対する「親の約束」ってないんじゃな
 いでしょうか?

 子供ばっかりに約束させる!なんてことはないか?

 いかがでしょう?

 子供が○○します!
 そして、それをやったら、絶対成績を上げます!

 こういう親はあまりいないですなあ・・・

 文中にあった
------------------------------------------------------------
 絶対に、破り破られることのない約束となっていったのです。

 そんな約束をするということは、少なくとも、一人の友を持
 つということです。
------------------------------------------------------------
 これはイイ話ですねえ。

 友ではないけれど、鉄の意志で「鉄の約束」を実行している
 家庭は厳しいけれど、親子の信頼関係がしっかりしているの
 は、このあたりの感覚に似ているのではないかと思いました。

 さて、もう1つ。今度は12番目に出てくる話です。

 少しばかり省略してお届けします。

 坂田信弘著「山あり、谷あり、ゴルフあり」
 http://tinyurl.com/7wja97w

 その十二 
 どんなに辛くても私の前で笑顔を絶やさない子、本多弥麗
------------------------------------------------------------
 北の大地が雪に覆われる季節となった。

この時季になると、一人の塾生を思い出す。札幌のジュニア
 塾生だった本多弥麗である。

 小学4年で入塾し、いつもニコニコとしていて、ゴルフに一
 生懸命な子だった。

 その弥麗が、6年のときに学校の体育の授業でヒザ周辺の小
 骨を折ってしまった。

 手術したが、結局1年と8ヵ月、ゴルフができなかった。そ
 の間、弥麗は月1回の合同練習にやって来た。

 真冬でも、1回も休むことなくやって来た。

 札幌塾、冬場の練習の球数は150球までである。夏は好き
 なだけの球数を打たせて貰ってきた。

 札幌の練習場、夏は痛みが出ていない球、新球を使う。そし
 て冬は二夏、三夏と使った、旧球を使う。

 夏の集球は簡単だが冬は大変だ。

 雪、降らぬ夜、吹雪がない夜、ゴルフ練習場の職員の方が雪
 の中に埋まりし球を足の裏で掘り出しての集球となる。

 冬の札幌塾、感謝の気持ちなしでは踏み込めぬ領域である。
 
 そうして拾い集められた150球は、夏場の1000球に相
 当する値打ちがある。

 冬場の合同練習も、そうした環境で行なわれて来た。しかし
 弥麗は球が打てない。それでも合同練習に来た。

 ジャンパーを着込んで、仲間をジーと見ていた。私は言った。
 
 「お前家に帰って勉強でもしていたらどうだ。ここにいても
  球が打てんのだし」

 「いいえ、私、みんなの練習を見るの、楽しいですから」

 「そうか、早く治したいな」

 「はい。早く治してみんなと一緒に球を打ちたいんです」

 弥麗はいつものようにニコニコしながら答えてくれた。イヤ
 な顔ひとつしたことがない子だった。

 弥麗も球を打つときが来た。

 しかし1年8ヵ月の遅れは大きかった。

 同級生がふたりいたが、その子たちはどんどん上手になり、
 弥麗はいくら練習してもふたりに勝てなかった。

 中学校でも高校でも、弥麗は一度も北海道を勝ち抜いて全国
 大会に出場したことがなかった。

 いつも先輩とか同級生とか後輩が全国大会へと向かって行った。

 確か弥麗が中学3年の冬だったと思う。

 弥麗の母親が私のもとにやって来た。

 「もう十分です。辞めさせてください」

 母親はじっと下を向いたままだった。

 弥麗は母親と兄ふたりの四人暮らしだった。

 私は、問うた。
 
 「小学校のとき、球が打てない体でもニコニコ笑ってみんな
  の練習を見て、とことこ私のあとを付いてきた。そしてよ
  うやく打てるようになった。そりゃ1年8ヵ月の遅れは大
  きい。いくら練習しても追いつかない。」

 「そういう状況であっても、弥麗は私の前ではニコニコ笑っ
  て球を打っていた。真剣に、しかも笑顔を絶やさずにだ。
  その子にどうしてゴルフを辞めよと言うのか」

 と、聞いた。

 母親は、「涙です」と言った。

 「涙だ?」

 「朝起きると、枕元のシーツがびっしょり濡れてました。
  ずっとそうでした。特に坂田塾長がいらっしゃった合同
  練習の翌日の朝、いつも濡れていました」

 いつも一生懸命やっていた。でも成績が上がらない。

 やはり辛かったのだと思う。

 そして母親はこう言った。

 「親として、娘の辛い姿を見るのにもう耐えられません」

 私は言った。

 「本多弥麗が涙の一粒も見せたり、もうダメですと言って
  きたら、退塾させる。そうでなければ退塾させん。あん
  たはもう、□出しするな」

 母親はそのとき号泣されておりました。

 そして最後に「ありがとうございます。本当にありがとう
 ございます」と言って帰って行かれた。

 それからのち、私は弥麗をしごきました。

 「この程度のことができんのか」

 と叫びながら、殴りもしました。

 周りの者は、私を鬼と言ったよ。

 でも私は、弥麗に強くなってもらいたかった。徹底的に基
 本だけを教えた。6番アイアンだけを教えた。

 高校2年の冬、本多弥麗が札幌塾の来季のキャプテンにな
 った。

 やっぱり弥麗がいちばんヘタでしたから。
 
 ジュニア塾ではいちばんヘタクソがキャプテンとなる。い
 ちばん上手い者がキャプテンなら、すべてが滞りなく進む。

 物事の伝達を考えても、強い者からなら、簡単に伝わりま
 す。しかしそれは指導者の都合。

 私はそれじゃダメだと思った。

 だからいちばんヘタクソをキャプテンとすることにした。
 
 下手な者がキャプテンとなると、みんなにモノ言わなくち
 ゃいけないから必死に練習する。

 すると同級生らは「あいつがそこまで練習するのなら、俺
 らも協力しよう」という気になる。ここに横のつながりが
 できる。

 そして後輩たちは「先輩があそこまで練習しているんだか
 ら自分たちも」と、上を見て学ぶ機運が生まれる。

 子供社会ではあるけれど、ここに横の糸と縦の糸ができ上
 がる。

 だから私はいちばんのヘタをキャプテンにしてきました。
(省略)
------------------------------------------------------------
 話はまだまだ続きますが・・・・

 ニコニコ顔の子供だから、「きっと楽しんでいる」とは言
 えないのではないでしょうか。

 「ウチの子は毎日楽しそうにやっています」とよく聞かさ
 れますが、本当なのか?

 枕は濡れていないか?
 一瞬寂しそうな顔を見せないか?
 
 ここに出てくる本多弥麗選手のお母さんはそれをちゃんと
 見ていた、わかっていたということですよね。

 そこがポイントなんだと思うんです。

 毎日顔を合わせるのは親ですから。

 これまでたくさんの2つの顔を持つ子供たちに会ってきま
 した。

 親が持つ認識とはまったく別の顔を持つ子供たちです。

 その子供たちの抱える問題は解決してやれない。

 でも、それに気づいてやるだけで、話をきいてやるだけで
 子供は涙を流した後に、また前向きに頑張る、頑張れる。

 妙な不安を持つ必要はないけれど、ときに枕が濡れていな
 いか?と心を配ってやったらいいですね。

 坂田信弘劇場はまだつづく・・・・

  ※ツイッター、タイガー山中が細々と更新中!
  http://twitter.com/strong5050

______________________________
 ★ 音声セミナー【親技ファイトクラブ】
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 【音声セミナー】  http://www.oyawaza.org/

 ◆10の鉄則【妥協せずにやりました!?】 

 親が子供の勉強に関わることで、
 無駄を省いてやれる、効率をあげてやれることなどが
 可能である。

 しかし、一方で

 親が子供の勉強に関わることで
 勉強をイヤにさせ、親子の信頼関係をぶち壊すことも
 可能である。

 ますます良くなる可能性がある一方で、
 ますます悪くする可能性も 大いにある。

 ゆえにやるなら、親は本当に注意して用心深く臨むべし。

音声セミナー【共通】 http://www.oyawaza.org/05/

 ※お聞きいただくには、いずれもそれぞれの購入教材でお知
  らせしている「ユーザー名」と「パスワード」が必要とな
  ります

 【親技ファイトクラブ】 http://www.oyawaza.org/
______________________________
 ★ 成績向上委員会からのお知らせ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 今年最初に届いた受験報告です!

 中3 sakuraさん
----------------------------------------------------------
 早速ですが、ご報告申し上げます。

 第一志望校、第二志望校合格 お蔭様での全勝です!!

 12月には、最後の追い込みに向かう私達親子にエールをあり
 がとうございました。心より感謝申し上げます。

 初の受験を体験し、親子ともども色々な経験をさせていただき
 ました。

 先生のメルマガと出会い、親カツ後期講座でお世話になり、時
 には落ち込み、また時には励まされファイトとプレッシャー、
 感動・勇気・・・

 それも今となれば思い出です。公立トップ校志望から難関私立
 校への変更。良くやってきました。

 息子に日の丸弁当を持たせたあの日を境に、息子の逆転劇スタ
 ート。

 努力をしない息子に、努力をしない弁当(おかずの無い保温ジ
 ャーセット。入れ物3つとも全てご飯と梅干のみ)を作り持た
 せた母。

 出来ることをやらないとはどういう事かを教えるために。
    
 でも、今考えてみれば息子の性格だったから良いほうに向かっ
 たのかもしれません。

 あれから1年3ヶ月。その頃に出会ったメルマガ。がむしゃら
 に勉強しても駄目な事。要領や難易度の選び方・・・  

 色々参考になりました。

 試験前夜には必ず体を念入りに洗い、水をかかる。シャワーで
 水を浴びながら精神統一してました。

 試験当日の朝は必ずご飯。よく噛み締めて食べる。家を出る前
 に母に背中をさすられ「今日も大丈夫。しっかり粘れ。努力は
 裏切らない。よしいって来い」と、一発背中を最後たたいてい
 ました。

 受験前夜も当日も、いつもと同じでした。 

 > もしかしたら、「●●高校のチャレンジはしないこととなり
 > ました。」 これで周りからもったいないとか言われたかも
 > しれません。

 > だけど、ストロングは「本人の希望どうり」「親も文句なし」
 > でイイ決断をされたと思います。

 > ついね、さらに上とかチャレンジとかで人は迷うものですが。
 
 > 堅実に目の前の課題をクリアいしていく子が実はさらに上を
 > 目指す資格があり、実際に上に行くものだと思います。

 > バシッとトップ合格目指しましょう!

 とメールを頂戴し、最後の踏ん張りが出来たのではないでしょ
 うか?

 運動会・文化祭・コンクール・・・さまざまな学校行事を熱心
 に頑張り、何でも目の前のことのみしか集中できない息子を認
 めて信じること。

 ストロング先生にメールを頂戴しなかったら「これで良かった
 のよね」とはならなかった。

 塾の先生も、入試当日応援に駆けつけてくださり心強かったの
 ではないでしょうか。

 入試の合間の昼食の弁当を開けたとたん、鼻から血が^^;
 よっぽど頭に血が上ったのでしょうか(笑)

 合格発表の日。 夕方塾に報告に行きましたが、担任の先生が
 「よく頑張った・・・」と泣いていました。

 クラスの中で息子が一番危なかったからだと思います。その他
 の先生方も皆さん息子に握手して「おめでとう。よく頑張った」
 と。
 
 毎日12時間以上塾に通い、先生たちの熱心なご指導が無かっ
 たらこうはなってなかったとも思います。同じ問題を、何度も
 何度も質問する息子に全然嫌な顔せず教えてくださいました。
 本当に感謝です。(省略)

 周りの方に支えられ、そして本人が頑張り、目に見えない何か
 でつながっての合格と心から感謝しております。

 子育てにおいて未熟な30代の母ですが、子供たちは無限な可能
 性を持っているのだと勉強いたしました。

 日々を大事に。そして日々一生懸命に生きる。それぞれの役割
 をコツコツ築き上げること。

 また、毎日だから当たり前のことを継続することの難しさを教
 えられました。

 泣いたり笑ったり怒ったり・・・ 楽しかったです。
 苦しかったからこそ、喜びも大きいのでしょう。

 成長していく息子を見ながら、また感謝です。
 私の息子に生まれてきてくれてありがとうです。

 取り急ぎご報告まで。乱文で申し訳ございません。
----------------------------------------------------------
  ■成績がイイには理由がある。理由は10コだけです!

  【成績がイイ子の親だけが知っている『10の鉄則』】
   http://www.oyawaza.com/10.htm

  ■夏までが勝負!先行逃げ切りが受験の鉄則!
   第1弾2月号、1/20(金)まもなく発送

   開講!【親で勝つための受験講座】「夏までコース」
   http://www.oyawaza.com/oyakatu.htm

   ※子供が自覚するのを待つなんて、時間の無駄だと思います!
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  ※【算数・数学】と【英語】の勉強はこうしてください!
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  受験生になるにあたって、スタートダッシュを切るにあたって
  勉強のやり方はきっちり確立しておきましょう。

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  と致命傷になるから・・・

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  ◆オススメ問題集
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◆こんな「おもしろさ」を知っている人に英語は習いたい!
   http://www.oyawaza.com/eigo/
 ______________
 【ストロングの誌上講演会】
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  私達が言う「親技ってなんや?」
  http://www.oyawaza.com/1119/

----------------------------------------------------------- 
 はい、お待たせしました。

 さあ、いままで読んでいただいている方も、今回が初めての方
 も、改めて、ストロングの16文キックを受け止めて下さい。 

 いきますよー!
______________________________
 ★ 今回の新「勉強の常識」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 
 坂田信弘著「山あり、谷あり、ゴルフあり」
 http://tinyurl.com/7wja97w

 による坂田信弘劇場の続きです。

 もう余計なコメントは挟みません。

 「親ってなんなのか?」皆さんがそれについて考えるヒント
 になれば、本を一生懸命入力した甲斐もあるというものです。

 坂田信弘劇場、どうぞ!

 その二十二
 私と妹を会わせたいがために息子はプロゴルファーを目指した
------------------------------------------------------------
 ※このときの今は2007年のことです。


 私の長男は、ツアープロを目指しての修行の身であります。

プロゴルファーの息子だからプロを目指す。その考えと行き
 ゆく流れ、当然と言えば当然でありましょうが、実情は違っ
 ていました。

 私は、息子がプロゴルファーを目指した理由を知らなかった。

 03年3月に放映された「ゾーン」と言う番組の放送時まで、
 知りませんでした。

 番組で、息子はプロを目指した理由を語っていた。

 雅樹が小学4年のときの出来事。長女寛子は小学1年だった。

 当時私達は福岡県豊前市中村の雇用促進住宅で暮らしていた。

 ある日の午後、雅樹が学校から帰ってきた。寛子が住宅の砂
 場でひとり遊んでいた。

 「ひろこ!」と雅樹が叫んだ。

 普段は「おにーちゃ-ん」と兄の元に駆け寄る寛子が、その
 ときはうつむいたままだったという。

 寛子はうつむいたまま、泣いていた。

 雅樹はその場にしゃがみこみ、「苛められたんか」と聞いた。

 寛子は激しくかぶりを振って、呟いた。

 「お父さんに会いたい」

 この時、小学4年と1年の兄妹二人、どうしたらお父さんが
 家に帰ってきてくれるかを砂場の中で相談した。
 
 その頃の私は、ツアーを追いかけるだけの生活だった。予選
 を通れば土、日曜日、家へは帰れない。

 しかし私は予選を落ちても帰りはしなかった。

 帰る為の交通費は勿体ないと考えていた。その時間を勿体な
 いと考えた。総てを練習と翌週のトーナメントに当てていた。
 
 小学校も高学年になろうとする雅樹は、野球に夢中だった。
 父親がプロゴルファーとは言え、ゴルフなんぞに何の関心持
 っちゃいなかった。

 しかし二人で相談したその結論が、

 「僕がプロゴルファーになりたいと言えば、お父さんは僕に
  ゴルフを教えるために、今よりは帰ってきてくれるかも知
  れん」

 だった。
 
 あるとき、雅樹は私に「プロゴルファーになりたい」と言っ
 てきた。

 「そうか......」と答えた私は他には何も言わなかった。

 雅樹は野球の友達と分かれ、独りぼっちのゴルフの道に入っ
 ていった。

 私は雅樹に自分の使い古しのクラブを渡した。太いグリップ
 のクラブです。

 シャフトも硬いX。それを小学4年生に使えと言った。子供
 に対して無頓着すぎた。残酷だった。

 少なくともシャフトだけでも柔らかく、グリップだけでも細
 く替えてあげれば良かったと、今になってそう思う。

 雅樹は太くて硬くて長いクラブで球を打ち始めた。

 そのため左ヒジを曲げて打ち始めた。本能的にそうでなけり
 ゃ打てないクラブだった。

 雅樹は今、28歳になるが、未だにそのクセが残る。そのクセ
 をなくすために、雅樹はずいぶんと時聞を費やしていると思
 う。

 私の無知、無頓着が子供に背負わせた結果だった。

 私はその後も家に帰りはしませんでした。

 旅から旅の生活を送っていました。

 雅樹のことも結局、放ったらかしだった。
 
 その雅樹に初陣の時がやってきた。

 九州ジュニア選手権である。中学1年となった雅樹は、優勝
 を目指した。

 優勝できずとも3位までなら全日本ジュニアに出場できる、
 そこを今回の目標とした。

 初日のスタートホール、雅樹はティショットでOBを打った。
 トリプルボギー。そして2番、3番、ダボだった。スコア80。

 雅樹の初陣は終わった。ラスト3ホールは、いかなる奇跡が
 起ころうとも、どうにもならんスコアだった。

 己の夢、破れる。

 そのことを一歩一歩の足取りで自分の体に叩き込んでいった
 ラスト3ホールだったと思う。

 今の、私であるなら雅樹を褒める。

 出だしで崩れ、それでも80で上がったじゃないか。
 4香から18番まで1オーバーは立派だったと。

 でもそのときは褒めることはできなかった。

 私は結果だけを見る男だった。

 80というスコアだけを見ていた。父に帰って来てと無言で訴
 え、大好きな野球までも辞めた我が子の気待ちがわかってい
 なかった。

 時、過ぎて久しぶりの帰宅。

 雇用促進住宅に戻っていた私は、夕方、雅樹が中学から帰る
 やいなや、玄関の板の間に正座させた。

 雅樹は帽子を取った。あいつはずっと坊圭頭だった。

 私に叱られるのを察知した雅樹は、両手を握ってヒザの上に
 おいていた。女房が、雅樹の右横に座った。寛子は左横に座
 った。

 寛子は小学4年になっていた。

 私は言った。

 「日ごろの生活、日ごろの練習、日ごろの勉強、全てが中途
  半端だからこんなスコアになるんだ」

 「世間は、中途半端なヤツを応援しない。万が一お前がプロ
  になったとしても、それはまぐれであって世間の迷惑になる」

 雅樹はじっと下を向いていた。女房も寛子もうつむいていた。

 そして私は□にしてはいけないことを言ってしまった。

 「父として、プロゴルファーとしてのお願いだ。ゴルフを辞
  めてくれ」

 その瞬問、雅樹はボトボトと涙を流した。私は男が泣くのか
 と叫んで、丸刈りの雅樹の頭を拳骨で殴った。

 3発、4発。雅樹は声を上げて泣いた。

 寛子が私の右足にしがみつき、

 「おにいちゃんを苛めるのはいやだ」と叫んだ。

 私は寛子を突き飛ばした。寛子は泣き叫んだ。女房が顔を上
 げた。その目がとても澄んでいたことは覚えています。

 「雅樹を育て間違えたのは私の責任です。謝ります」と言っ
 た。家に帰って来ない亭王に謝ってきた。私は子育てなんて
 一回もしていない。

 それでも女房は謝ってきた。女房は静かな声で言った。

 「でも雅樹の人格までも否定されると、これから3人、どう
  やって生きていっていいか分かりません。それだけを教え
  てください」
 
 何も言えなかった。

 そして私は雇用保進住宅を飛び出していった。

 旅から旅、ホテルのベッドで横になっていると、あの日を想
 い出す。

 右の拳に、雅樹の頭の柔らかさと暖かさが残っていることに
 気づく。

 消そうと思ったが消せない。謝って、それで消えてくれるの
 ならとも思うが、あまりに時間が経ちすぎた。

 ならば私が死ぬまで持って行こうと思ってます。 
------------------------------------------------------------

 その二十三
 私は多くの方の善意に支えられてプロゴルファー稼業を続けて来ました
------------------------------------------------------------ 
 長男雅樹を怒鳴り上げ、そして殴った後、私は玄関を飛び出
 した。私は海へ向かった。海岸は家族と一緒に暮らす雇用促
 進住宅から500メートルほど。

 砂浜ではなく小岩の続く海。私はその堤防に座った。対岸は
 山口県の宇部。この海、この堤防、そこは私の悔いを語る場
 でした。

 どうしてゴルフが下手なのか。
 なぜあそこで30センチのパットを外したのか。
 
 過去と現在しか見えちゃいない場所だった。

 そして私は初めて競技ゴルフに参加した息子を殴っていた。
 
 なんというバカか。プロでも80は叩く。中学1年の子が初陣
 の緊張感の真っ只中で、出だしのOB。2番、3番もダボの
 滑り出しで80叩くのは当たり前。

 90叩いたって不思議じゃない。それを雅樹は80で回ってきた。

 今だったら誉める。

 しかしあの時は「80」という結果しか見えていなかった。

 いつの間にか日は暮れ、夜になっていた。穏やかな潮騒の海
 だった。月明かりが海に斜めに走っていた。空の月は黄色だ
 ったが、海に伸びる月の明かりは銀色だった。
 
 背中から、寛子の声が聞こえた。

 「お父さん、お家に帰ろう。今夜のご飯はカレーライスだよ」

 雅樹が言った。

 「お父さんごめんなさい。僕、これからもっと一生懸命練習
  しますから、許して下さい」

 教えて下さい、とは言わなかった。許して下さい、と言った。

 私は何も言えなかった。

 寛子が私の右に座った。雅樹は左に、女房が雅樹の隣に座る
 気配を感じた。

 穏やかな潮騒だった。

 寛子が私の右太ももを枕に横になった。そして言った。

 「お父さん、堤防って暖かいねぇ。お家のお布団みたい」

 そのとき、涙が落ちた。

 声は上げなかったが、私は海を見つめたまま涙を流していた。
 そして、涙は止まらなかった。
 

 私の父は和菓子職人でした。独立して、最盛期には店を3軒
 持った。経理部長の使い込みと、人様の保証人となってその
 人が倒れるとともに、倒産した。

 私が中学3年の12月24日、一家6人、熊本を夜逃げした。

 兵庫県尼崎の守部に逃げ込み、それから宝塚の山奥、西谷に
 逃げた。農家の倉庫に畳を敷き、そこを住処とした。

 私と父、母の3人で山から街に下るバスに乗り、仕事場へと
 向かった。日雇い仕事。スコップー本持って働いた。

 父は、私が19歳のときに鬼籍に入った。2度目の脳溢血だっ
 た。

 父が言った。

 「もしお前が成功したら、三分の一で生きろ。三分の一は国
  に戻し、三分の一は世間に戻し、お前は三分の一で生きて
  行け」

 全部自分の物にしようとすると、その重たさで足元が埋まる
 と言った。

 「男は泣くな」と言った。

 語り終えると、「熊本の水ば、飲みたかなあ」と言って昏睡
 状態に陥り、6時間後の朝6時40分、竹林の中のトタン屋
 根の家から逝った。

 私は、父を西谷村の露天の焼き場で焼きました。まだ熱い骨
 を手で拾って骨壷に入れた。

 葬式の後、周りの人は言った。

 九州の男は業が強い。親が死んだのに涙ひとつ流さないのか、
 と。

 私は父との約束と思って涙を流さなかった。

 お父さん、と叫びたい気待ちを抑え込んだ、私の気待ちを知
 っていたのは母だけだった。

 母は「信弘ごめんね、ごめんね」と言った。

 その後、私と母と弟2人、妹の5人で山を下り、新たな生活
 に入った。
 
 私は堤防で涙を流した。

 父親との約束を破ったな、と思いながら涙を流し続けた。

 私はそのとき初めて分った。それまでも頭じゃ分かっていた
 が、このとき初めて体で分かった。

 私には家族がいる。そして多くの方の恩に支えられて生きて
 きた。

 ゴルフ場のフロント嬢の笑顔ひとつ、メンバーの励ましひと
 つ、グリーンキーパーのメンテナンスひとつ、バンカーの砂
 粒ひとつ、樹木の支柱ひとつ、吹き抜ける風ひとつ、そのひ
 とつひとつが私のプロゴルファー稼業を支えてくれていると。


 時過ぎて、私はジュニア塾を開塾した。

 私は塾生を、成績で殴ったことは一度もない。

 挨拶が悪い、練習態度が悪い、そうした理由では殴り、怒鳴
 りつけて来たが、成績で叱ったことは一度もない。

 誰もがいつかは咲く花だと思っています。

 咲く場所がどこになるかは分かっちゃいないが、我が子も塾
 生も、いつかは必ず花咲くときが来ると思っている。

 生まれ変われるのであれば、また女房と一緒になり、雅樹と
 寛子を授かりたい。

 その時は、我が子を成績で殴りつけるようなバカな親にはな
 らん。

 それだけはやらん。命を賭けても守る。
 
 あの時、小学生だった寛子も、大学2年を終えた春、1年間
 米国へ留学しました。

 3月28日のこと。家族で福岡空港へ見送りに行った。寛子
 は窓際の席に座っていた。

 私と女房と雅樹と、寛子の友達。合計13人での見送りだっ
 た。寛子は手を振り続けていた。

 突然、友達の一人が叫んだ。

 「寛子が、私の名前を書いている!」

 次の子が叫んだ。次の子も叫び、その次の子も次の子も。途
 中からみんなで、寛子が飛行機の窓に向かって書くカタカナ
 の文字を大声で叫んでいた。

 友達の名を書き終えると、寛子は「オニイチヤン」と書いた。
 「オカアサン」と書いた。「オトウサン」と書いた。

 そして「アリガトウ」と書いた。

 飛行機は飛び立った。

 友達は皆、泣いていた。女房は金網を握り締めていた。体が
 激しく震えていた。

 私の横に立つ雅樹は怒ったような顔で飛行機を見ていた。

 雅樹が中学1年のとき、私が「男が泣くのか」と叫んだその
 言葉を雅樹は守り通していた。

 私はプロゴルファーとして、背伸びしすぎていたと思う。

 常にツマ先立ちの日々であったと思う。

 そのツマ先立ちが家族に強いるモノは多かった。

 男は声は出さずに、涙を流せる。それが自然な姿ではないだ
 ろう。
 
 いつの日か、私は先に逝く。

 その時、私は雅樹に言わなければならない。

 男は涙を流していいのだ、と、私はその時を待っています。

 日々、然り気なく過ごしております。
------------------------------------------------------------
 泣いちゃうなあ・・・・

 ストロングも我が子に、特に第一子の長男坊には数多くの罪
 を犯してきた自覚があります。申し訳ないと思います。

 だから、ストロングもいつか我が子に言わなければならない
 ことがあります。

 自分が逝く前にね・・・

 坂田信弘著「山あり、谷あり、ゴルフあり」は、現在古本で
 しか買うことができません。

 坂田信弘著「山あり、谷あり、ゴルフあり」
 http://tinyurl.com/7wja97w

 この本は2004年からゴルフトゥデイで好評連載中の
 「我と来て、遊べや師匠のないゴルファー」の中から
 50話を抜粋して一冊の本になったものです。

 本の内容にはゴルフのことも含まれますが、ここで紹介した
 以外にも是非読んで欲しい話がたくさんあります。

 ゴルフには興味がないという方もいると思うので、念のため
 50話の項目を以下に掲げますので、購入されようかと迷っ
 ている方は参考になさってください。

 見たところ、アマゾンの古本の在庫は15冊。たぶんこのメ
 ルマガの読者で買う人も多いと思いますので、在庫切れ、ま
 たは高値になっている場合はブックオフなどでお求め下さい。

 また、こうしたエピソードが数多くある坂田信弘の真骨頂は
 コミックで読むことができます。

 【コミック】風の大地全54巻  原作:坂田信弘 画:かざま鋭二
  http://tinyurl.com/6lsa676  http://tinyurl.com/7yn79s9

 【コミック】奈緒子全33巻 原作:坂田信弘 画:中原裕
  http://tinyurl.com/7egw3nl  http://tinyurl.com/768shg2

 坂田信弘著「山あり、谷あり、ゴルフあり」 本の内容
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 その一  「結果は問わず」1メートルは蛮勇で打て。
 その二  幾層にも厚重ねした基本を作る。
 その三  変えること、変えてはいけないこと。
 その四  一期一会。まだまだ日本にはすごい方がたくさんおられる。
 その五  追求する調和あり。

 その六  包丁研ぎの心に残る小鎚の音
 その七  刀研ぎの小鎚のタイミングでスライスが直った。
 その八  すべては次の人の為が、ゴルフエチケットの基本。
 その九  鈍感になれぬならゴルフのプロにはなれない。
 その十  グリーンの真ん中を狙う勇気と技術が攻撃ゴルフ。

 その十一 ゴルフクラブは使ってなんぼですよ。
 その一二 どんなに辛くても私の前で笑顔を絶やさない子、本多弥麗から教わりました。
 その一三 人は世間のみんなが育ててくれる、そう弥麗から教わりました。
 その一四 立ち仕事の美容師さんはアドレスが決まる。
 その一五 感謝の心があれば挨拶の頭は自然と低くなるものです。

 その一六 キャディさんと塾生は、一緒に泣ける家族のような存在になった。
 その一七 10年前、川辺で出会った小さきゴルファーに会いたい。
 その一八 いいスイングを目指せば、いいスコアが生まれる。
 その一九 名指導者とは選手レベルまで降りられる人。
 その二十 教育とは、教える側と教わる側の忍耐勝負じゃないでしょうか。

 その二一 脳性麻痺の塾生が今春辞めました。本当に辛かったが受け入れざる得なかった。
 その二二 私と妹を会わせたいがために息子はプロゴルファーを目指した。
 その二三 私は多くの方の善意に支えられてプロゴルファー稼業を続けて来ました。
 その二四 上達した人は自分一人の力で上達したわけではない。
 その二五 どんなときでも緊張を持つというのは大切なこと。

 その二六 みんなでひとつの目標に向かって一生懸命であればと思う。
 その二七 世間は広い。どんな生き方をしようが所詮は井の中の蛙。
 その二八 人との約束を破ったとき人は人でなくなる。
 その二九 夕焼け空で18番を終えることが、プロゴルファーの最高に幸せな時。
 その三十 回りたい気持ちが溜め込まれるから、試合でベストスコアが出せる。

 その三一 「戻し振り」が力の溜め込みの方法。
 その三二 胸をはりボールの近くに立つ構えがナイスショットを生む。
 その三三 男子ツアーには「有言実行」の悪玉がいないから人気が落ちているのです。
 その三四 富士山の自分の好きな向きによって、ゴルフの仕方がわかる。
 その三五 体を強くしたくて、四六時中、木にぶら下がっていました。

 その三六 二つのことを極める事はできない。だから一つのことだけに努力して欲しい。
 その三七 忍耐こそ成功の秘訣なのです。
 その三八 子供との約束には、信頼の絆が見え隠れしているものだ。
 その三九 皆さんが応援してくれる理由は、球打つ子供たちの夢に揺れがないからだと思う。
 その四〇 坂田塾は子供たちだけの世界だから上手くなれる。

 その四一 一本のローソクが私のスイングを固めてくれた。
 その四二 試合に出たいという気持ちが一人の子の気持ちを動かした。
 その四三 不安と恐怖の中、桑原は36ホールを回りきった。
 その四四 大手前大学ゴルフ部の歴史は、友情から始まった。
 その四五 日本一の練習を知れば、己の今の緩さを痛感できる。

 その四六 先輩への侮辱に根性ではらした平野童子。
 その四七 個人競技を団体競技に変えたことで大手前大学は優勝できた。
 その四八 チームワークが強い絆となったリーグ戦であった。
 その四九 名誉のもとに戦うものにはプレッシャーは感じない。
 その五〇 坂田塾の落ちこぼれたちが日本一になりました。
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 坂田信弘劇場、これにて、ジ・エンド!!

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