こんにちは、ストロング宮迫です。

中学生の定期テストが終わって答案が返却されたところも多いようで、笑顔アリ、落胆アリで、子供たちは青春真っ只中ですな。

テストにはイイ点数もあれば、悪い点数もあるし、満足不満足もあるけれど、テストの答案っていうのは子供たちが一定の時間を頑張った証であり、かつ試験時間で最大に頭を悩ませた結果でもあります。つまり、そこに書いてあるものを見れば、テストまでに費やした時間がどうであったかがわかるってわけです。

以前「子供が持って帰る答案に宝がある」と書いた所以です。

なかには珍回答もあるけどね・・・・

個人的にはこれが好きです!(^^)!

User comments

まあでも、「お宝が詰まってる」答案をホント見ない、見られないんですよ。成績表や得点表は繰り返し見られるんだけど、答案は見向きもされないことがしばしばです。

特にこれから点数を良くしたい、良くなってもらいたいと思っている親子が見ないんだな(*_*)

だから、再び同じことが繰り返される。「ミスに気をつけなさいって言ったじゃない」は繰り返されるんです。


何事も続かず決めることができない人たちが集まって、また同じ過ちを繰り返した。ただそれだけのことだった。

燃え殻著『ボクたちはみんな大人になれなかった』より

だから、「宝が詰まってる」答案はテスト勉強に費やす時間ほど見なきゃいけない。次でさらに良くしたいと思っているならなおさらです。そこに子供の問題点や課題が出てるから。

「正しく」手を差し伸べるためには子供がなにで困っているかを知る必要がある。親の【頑張らないとダメよ!】はクソの役にも立たないですから。

大事なのは「なにを頑張るか?」です。「違う場所」に力を入れて勉強してもダメですからね。


生きていると言葉なんかじゃ救われない事ばかりだ。ただその時に寄り添ってくれる人がひとりいれば、言葉なんておしまいでいい。

燃え殻著『ボクたちはみんな大人になれなかった』より

以前ここで紹介した「子供の答案から宝」を探し、分析して目覚めたののかーちゃんがやったことがいちばん手っ取り早い方法ですから、ポイントだけをここに再掲しておきます。

ののかーちゃん

・・・前期の親カツ講座を聞いて、焦りと不安のあまり、いっぺんに何もかもやらせようとして、娘を追い詰め、あげく勉強嫌いにさせてしまいました。

ストロングさんにお叱りを受け、トライせずに勝手に凹み、そこへ重なった父の入院や自分の国家試験を言い訳に、中3一学期は親カツ講座を放棄していました。

「勝手にやればー。できない自分が悪いんでしょ??!」と突き放し、でもメルマガからは目が放せず、上手くいっている親子を妬み僻む日々でした。

夏休みも、娘が塾でいない時間がくつろぎタイム。「なるべく遅く帰ってこい!」なんて、思っていたのです、ほんとにダメな親です。

中3二学期になり、「内申アップだ!模試だ!!」と周りが盛り上がってもなかなかモチベーションが上がらず、「志望校の文化祭もいかない!!他の私立もいかない!!」とストライキもあり、、全然始動してなかったのでした。

中3の9月10月と受けた模試も下降の一途、私立の併願も偏差値が足りず、行けるとカッコいい(と私が勝手に思っていた)所へも届かず、どん詰まりでした。

娘はどんどん自信を失い、暗い顔。

私もイライラが募り安定剤が欠かせませんでしたが、何回受けても成果のない数学の模試を分析し始めたのは冬休みも、間近のころでした。

4枚の模試の答案を分析して、確率資料、作図、関数が全く出来てなかったので、簡単な例題、基礎問題、そのレパートリー、パターン応用、過去問題と、難易度を上げていく手作りプリント(塾で手付かずの問題集を切り張りしまくり)を単元別にやっていきました。

まず、確率資料は、やり方を思い出したらすぐにでき、「なんだよ、簡単やん!

作図もいくつかのパターンを、組み合わせれば そんなに難しくなく、「これは絶対おとすな!!

中2で取りこぼして以来苦手な関数も、基礎に帰ればちゃんと理解できるだけの脳みそはあったので、あとは二次関数と図形の組み合わせをパターン変えて解きまくり何度も繰り返し、時短目指してやりました・・・

うん、これだけでイイんです。

「この問題、絶対落とすな!」って言うときも、それが親の基準による親の判断だけだったら、次のテストではどんなに頑張っても落とす可能性が高まる。

でも、こうやって「なんだよ、簡単やん!」って子供自身が思える状況を作り、納得があれば、「絶対落とすな!」って親が言えば、子供は自然と「ガッテン承知の助」と宣う。

ここに「ミスに気を付けなさい!」を子供に何度言っても効果がないわけがある。

学校や塾の授業だって基本的に「簡単な例題、基礎問題、そのレパートリー、パターン応用、過去問題と、難易度を上げていく」形式になってる。ただ授業では、クラスによって例題や基本は前学年でやってる、この前やったからという理由で「わかってるよね」の前提で軽くすっ飛ばして、パターン応用とかからやったりする。で、わからなくなるってなるわけだ。

だったら戻る!

学校や塾が「戻ってくれるなら」助かるけれど、カリキュラムもあるから、そうはイカの●ンタマで、結局穴ぼこが空いた状態で新しいもの、難しいものに挑もうとするから苦しくなる。その間隙を埋めるのは家庭学習での作業になるんです。

親に「問題自体を作れ!」って言ってるわけじゃない。子供の答案を見て、穴ぼこを探し【塾で手付かずの問題集を切り張りしまく】って【単元別】の手作りプリントを作ればイイ。で、「なんだよ、簡単やん!」「できるわ」の成果を積み上げてイケってだけですから。

で、親技ではその上で親の方に「テスト作り」も一回やってみて!と提案してる。

テスト作りって楽しいからね。今までのやってきた勉強の範囲で、受けたテストや使ったテキストの問題、問題集をコピーして貼り付ければイイ。

大事なのは「ちゃんと100点満点」にして、「解答用紙を作る」と、俄然盛り上がる。

「テスト作り」については、以前ここでは「夏休みの親の宿題」として提案したことがありました。

単元別の難易度順のプリントを作っても、テストを作っても、そこには親の課題が出る。

たとえば、普段からあれもこれもと欲張って子供にやらせようとする親は「貼り付ける問題」が多くなりすぎるんですな。

テスト作りをするとすれば、100点満点に換算すると「1問1点で100問」とかになったり、これをやるには「試験時間が2時間いる」とかなったりする。

あ~あ、私は欲張りすぎなんだなって気づきます。


試験時間を50分に想定するとすれば、親が問題集なんかから「25問」貼り付けたら、「解く時間は1問平均2分」ということになります。

あなたが作るテストは時間内にちゃんとできるテストなのかどうか。つまり、テスト作りでは、絞らなければならないんですな。

たくさんある中で絞る!

この「たくさんある中で絞る!」って作業が普段のお子さんとの家庭学習でも活きてくることになるんです。

親技では「類題を省く」って言い方をするけれど、数字だけが変わった類題をテストで10問も載せることはできなんです。載せても2問でしょ?

テストでは1問か2問で問うて、「これができるなら他の類題はできる」と推定するわけですから。

この作業が重要であり、それを知ることが勉強のキモになる。

今やってる宿題や復習で多くの類題を子供たちは解いてます。親技では「1つの問題を3回解きなさい!」っていう。子供たちは「正解した問題は繰り返したくない」とか文句を言うけれど、結局宿題をするうちに類題を解きまくるから「1つの問題を3回以上」、下手したら10回くらい解いてる計算になる。


問題は「今やってるこれらの問題は、一番最初にやったβ問題の類題である」と意識せずに、考えずに解きまくるから、数字が変わったら間違ったり、時間が経ったらすぐ忘れる・・・なんてことがしょっちゅう起こる。

類題で散らさずに「1つの問題を3回解く」ことで

理解する→解ける→速く解ける→上がり!

にもっていく。その上で試しに類題を1問やってみるのはイイだろう。でも「上がり」になった問題の類題を10問もやる必要はないんじゃない?って思います。

子供が同じ問題を繰り返すことを嫌がるので「1つの問題を3回解く」ことはしないで、類題を多く解くことで

理解する→解ける→速く解ける→上がり!

にもっていっています、というのであれば、それでもイイんです。

頂上に向かってどのルートを通ろうとかまわない。「上がり!」にさえ仕上がればいいわけですから。唯一、自分たちがどういうルートで「上がり!」に持っていこうとしているのかは意識しておかねばなりません。

頂上目指すのに100m登って下りて、また登って下りてを繰り返してたら頂上にはたどり着かないし、時間がいくらあっても足りなくなるから。

最高で最大の成果が出るのはやっぱりこの勉強↓↓↓

4枚の模試の答案を分析して、確率資料、作図、関数が全く出来てなかったので、簡単な例題、基礎問題、そのレパートリー、パターン応用、過去問題と、難易度を上げていく手作りプリント(塾で手付かずの問題集を切り張りしまくり)を単元別にやっていきました。

効率よく勉強するってことはそういうことだし、成果の出る勉強もこの勉強におけるキモを理解しないと、時間だけかかって思うような成果が出ないって結果を招く。

親のプリント作りもテスト作りも、1回でもいいから試してみてって提案するのは、じゃあ自分だったら「この単元でまずは何を子供に問うべきか?」を考えることになるから。また「絶対にわかっておいてほしいこと」はこれだなって狙って勉強することになるし、「子供が今勉強していることが本当に試験形式で問うたらできるか」を普段の勉強から常に考えるってことになる。

その親の頭の意識づくりとしてのプリント作りやテスト作りです。そうやって進んでいくと「この単元はこれを押さえないとダメだな!」ってわかるようになるから、普段の勉強でも常に「意図した勉強」が可能になり、それができるから短時間で成果の上がる勉強が可能になる。

まさに成績がイイ子の親の秘訣ってわけです。

忙しいのはわかってるけれど、100人に一人でイイから、1回プリント作りやテスト作りにチャレンジしてみてください。やる価値はありますから。


人は「今よりも悪くなる事」と同じくらい、「今より良くなる事」に対して恐怖心を抱く生き物なんじゃないかと思う。

燃え殻著『ボクたちはみんな大人になれなかった』より

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うれしい報告

中2 おっちょこちょいさん

今日土曜日、学校があって答案を返してもらってきました。

数学90点でした!  

最初のテストは簡単だからとはいえ、前回46点からの90点ですからうれしくて。

試験1週間前から数学に絞りやった甲斐がありました。(省略)1年間ほったらかしでズンズン下がってきた成績。

1学期はもっとも成果が出やすいというストロング先生の話を信じてやりました。あれほど嫌がった問題の繰り返しも子供には言わせれば、鬼の形相でやりました。(省略)

なによりうれしいのは、子供がうれしそうなことです。

きっかけをいただきましたので、これからテストを分析して、次回のテストに向けてやります。ありがとうございました。

2学期よりも1学期、3学期よりも1学期のほうが勉強は手につけやすい。

そりゃあそうです、だんだん難しくなっていくわけですから。

勉強を見た方がいいのかどうなのかと行動する前からウジウジ(失礼!)と悩んでいたおっちょこちょいさんでしたが、成果が出て、ホッと一息というところでしょう。

学期が進めば、それだけハードルは上がります。90点を取るの勉強がどういうものかをお子さんは体感したわけですから、気を抜かずに次も90点取れば、本物でしょう。

次70点じゃあ、今回のやったことがもったいないですぞ!

英語ももう一息だったようですから、次回は英数の上がったよ報告をお待ちしております。

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