こんにちは、ストロング宮迫です。

新学期になったばかりと思ったら、もうGWですね。

今年、あなたはどこに行かれるでしょうか?

ボクのメールには日本野鳥の会から「バードウィーク全国一斉探鳥会」の案内メールが届いていたのでシェアしておきます。

これは全国各地で野鳥に詳しい方がご案内してくれるバードウォッチングですな。鳥の鳴き声が最もさわやかなこの時期がイチバンです。

鳥はいつだって囀っているけれど、「聴く気」で聴かないと耳に入ってきません。鳴き声に合わせて鳥の姿が見られれば、なおイイですね。

なんでもね、最初はこういうガイドに付き従って行ってみることをおススメしたい。自分の流儀もあるだろうけれど、1回ね、プロっていうのがどういう場所に行き、どこを歩いて、どこを見て、どうしてるかというのを知ってから、それから自分流儀にアレンジしていったらイイ。

もしかしたらお子さんにとっては生涯一度きり、最後ののバードウォッチングになるかもしれないけれど、数年後に「そういえば行ったなあぁ~ あの時に聴いた鳴き声はこれだったんじゃないか」そんなふうに思い出すときが来るかもしれません。

一度っきりで忘れてしまうかもしれない。それでも普段行かない場所に行く!それが大型連休の意義ですな。

えっ、鳥どころじゃない、勉強ですって!?

すばらしい。それもまた子供たちにとっては青春です。無駄なものはありません。すべての経験はあなたの思い通りにできます。大型連休は範囲の広い公開テストや実力テスト対策、または前学年までに習ったことを復習するのにもっとこいの期間になります。

公開・実力テスト対策でも前学年の復習でも親技の流儀は「新しく習ったところから古いものへ」この順番で実施します。前学年の4月から翌3月までの1年間の期間の復習しようとするとき、多くの方は一番「古い」前学年の4月から復習を始める(-“-)

でもね、それよりはついこの前習った2月や3月のものから復習するほうが効率的です。まだ覚えている可能性もあるしね。こうやって「新しいもの」から「古いもの」に遡っていくことをおススメしています。

また、復習する際は、じっくりやりすぎて、つまり「深くハマって」4連休まるまる使ったのに「1単元」しか進めなかった・・・なんてことも起こりうる。でも復習はまずは「広く浅く」チャチャっとやることをおススメします。思い出すの主眼に置くくらいのつもりでちょうどイイ。深くハマりすぎると、前に進めなくなるからね。

親カツ生の方は「3日1単元」勉強法を今の時期にしっかり試して、「3日でこれくらいはできる!」ってことを身をもって知っておかなくちゃいけませんぞ!

中学生なら、前学年の英単語「サルでも知ってる英単語」基本の「キ」の教科書基本重要英文をやるのもよし。

教材については、親技のを使わなくてもお子さんが持っているものを使えばよろしい。

また小学生なら応用力を身につけるコツで取り扱った問題をやって、基本問題でも応用力を養えるんだとこの時期に知るのもよし。

1年前に読んだ方、やった方も、もう1回じっくり読んでみてほしいのです。以前は読んでも気づかなかったことに今なら気づくかもしれないから。

やれることを盛り沢山!いざ連休へ!

さて、世間では相変わらずの文春砲や今週は新潮砲まで飛び出して喧しいようですが、親が子供のことを考える題材としてはすでに霞つつありますが、サッカー日本代表の解任問題をとりあげてみたい。解任の是非というよりは、選手の体脂肪率の問題、親技でよく取り上げる「普通のレベル」の問題です。

解任されたハリルリッジ監督がサッカー日本代表メンバーに対して体脂肪率の改善について「W杯を戦うなら(体脂肪を)落とさないといけない。(試合では)ネイマールを追い掛けないといけない」と檄を飛ばしたのは2017年12月6日のことでした。

この時のことを日刊スポーツのサッカーコラム「フットボールの真実」が4月13日の紙面で触れています。


・・・図らずも判明したのは国内組の意識の低さ。基準は、2015年12月に候補選手を集め最後通告した「12%以内」だった。

海外組はほぼ、最初から基準値12%以下だったが、基準値オーバーが国内組という傾向は、何度言っても、ずっと変わらなかった。

合宿のたび計測したが、警告を受けるのはほぼ国内組。リーグのレベル、環境の差は個人ではいかんともしがたいが、体脂肪率は意識ひとつで変えられる。

W杯、日本代表入りに直結するなら、なおさら。にもかかわらず、国内組の体脂肪率の傾向は変わらなかった

W杯の組み合わせ抽選も終わった2017年12月。なぜ、警告から3年もたってまだ体脂肪を改善できないような選手を呼ぶのか?と聞かれると、いつになく弱々しい口調でこう答えた。

「でも、Jリーグの選手の9割がそういう問題を抱えている。(呼ばなければ)9人でプレーすることになってしまう」

笛吹けど踊らず。もちろん、体脂肪率がすべてではない。ただハリルリッジ監督はある意味、不幸だった・・・

体脂肪率と選手のパフォーマンスがどうリンクするのか、ボクにはわからないけれど、口酸っぱく言っても全然改善されなかったらしい・・・

この前の週刊親技でタイガー山中が「親のアドバイスを聞かないけど、どうする?」で触れていたけれど、言うことを聞かないのは子供だでなく、日本代表のメンバーでさえそうなのだってこと。

監督・コーチまたは親ができることはタイガー山中がいうように、

1)複数の中から、子ども本人に選択させる
2)具体的な目標を決める
3)期間を決めて、見守る

の手順に従って、まずは「本人に目標を決めさせ、やり方は自分に選択させて、期間中は好きにさせる」になるでしょう。

で、達成できないときは、【1)複数の中から、子ども本人に選択させる】に戻りますが、そのときには「本人が考えている案」は却下となります。今後ずっと却下ではなく、次の決めた期間までは却下。

タイガーは子供に対しては「例え未達の場合でも、途中の様子は評価することを忘れてはいけません。普段より頑張ったのであれば、評価してやるべきですし、次のやり方にも取り入れることもすべきでしょう」と言ったけど、ハリルリッジ監督およびスタッフが「目標を示した後にどうしたか?」はわかりません。

が、もし体脂肪率と選手のパフォーマンスが大いに関係があると考えるなら、言うことを聞かない選手にチャンスを与えながらも厳しく判定して代表候補からどんどん外していくべきだったのではないかと思います。

しかし、そうしたら「9人でプレーすることになってしまう」なら「9人でやる!」、まあ、9人じゃできなんだけど、「9人でも自分の選考基準を満たした人たちだけでやりますよ」って覚悟と決意をどこかの段階で選手に見せないと、監督が提示した「約束」が守られなくても「代表には呼ばれるんだろ?」ってレベルの低い人は必ずそう考えるし、ゆえに意識はずっと低いままで推移していくことになるんじゃなかろうか。

それをせずに、よくあるのが、親もそうですが、監督も嘆いてみせる・・・これが一番選手にも子供にも逆効果になる。モチベーションが下がるんですよね。ますます言うことを聞かなくなっちゃう(*_*)

解任されたってことはそういう悪循環が続いて、雰囲気もずっと悪かったんだろうなあと想像します。

以前、「スパルタ指導ができるのは限られた人だけです」と書いたけれど、ああしてみると、シンクロの井村雅代コーチのすごさがわかります。正確には「成果の出し方を知っている」といったほうがいいでしょうかね。

みんな選手や子供の「意識が低い」ことを嘆くけれど、これはみんなそうですから。考えているレベルは低いんですよ、ほとんどの子供がね。それを嘆くのは解決にはつながらない。

「意識を高く持て!」って言われても持てないんですよ。意識を高く持つためには、成果がいります。成果を出し始めたり、成果を連続して出し始めたときに、普通のレベルが上がるんです。

総合で300点以上は獲りたい!とか平均で80点以上は出したい!とか、成果が出て「イケる」「イケるはず」って思え始めたときに1つだけ普通のレベルが上がる。ただ上がるにしても1つだけです。意気込んで点数が下がれば、またすぐに元に戻る。この繰り返しですから。

で、一定の点数や偏差値や順位が出始めたときに、個人差はあるけれどポンと「普通のレベルが上がる」んです。このときの「上がる」はもう下がったりしない、当たり前のレベルが上がるってことです。

たとえば、いつも90点以上が出ている子供が85点獲ることだってあります。悔しがります。なんでや~と時には泣くことだってある。次回こそはと決意だけでなく、身を入れて勉強する、ああいう思いはしたくないと思う、そういうことしてると90点また切るよといえばアドバイスも耳に入る。こういう状態が「普通のレベルが上がる」。

「普通のレベルが上が」ったかどうかは、自分にはできはしないなんて微塵も思わないってことでもあります。この普通のレベルをどんどん上げていく作業を親は子供たちに求めているわけですよね。

そうなるためにはまずは小さな成果、その小さな成果の積み重ねがどうしても必要です。「小テストで半分も獲れないなんてありえない」ここからスタート。それが積み重なって「定期テストで80点以下なんてありえない」になる。

「ありえない」と思っていても、65点を獲る場合もあるんです。でも、その時に「こんなもんか」となるか、「こんなのありえない」となるか、そこの意識の差だけが違う。

成果も実績も出ていないのに高い意識を持つことはできません。成果も実績も出していないのに自信は持てません。その成果も実績も最初から模試で出せなんて無理は言わないでください。

小テスト、範囲の狭いテストからガンバル!成果や実績は出やすい、レベルがカンタンなものからガンバル。

小テストでもカンタンじゃないって!?

じゃあ、家で親が小テストよりもカンタンな小々テストを作ってあげてください。「おー、できたね」っていう実績をまずは出すこと。子供に出させること。出せるものから即、その場で出していくことです。

小々テストでもね、できて実績が出てくれば「こんな少ない問題数でカンタンなテストなんて、できて当たり前だよ。プンプン」って積み重ねれば子供は必ず言います。

そう、それが「普通のレベルが上がった!」ってことです。自分にはできはしないなんて微塵も思わない。そこまでいったら、意識はもう後戻りはしないから。もう1つ上のレベルを目指せばイイ。

親技の受験生の親カツ講座4月号の課題は「成果シート」をつけるというのをやってるんですが、日々「これが今日の成果です」って書けるかどうか、それを意識してくださいって言っています。勉強しましたっていうなら、「今日の成果はこれです」と言えなくちゃならない。

「今日の成果は何か言えないけれど、ちゃんと勉強をしました!」これを勉強するフリをしたと親技では定義する。日々成果のある勉強したら絶対に成績は上がる!例外はないというのが親技のスタンスです。

ハリルリッジ監督は解任されたけど、親のあなたは永遠に親のままで解任はされない。嘆いてみせて終わりになるか、成果を出して普通のレベルを1つ上げられるか。試されているのは親の手腕。解任されないからといって、嘆くばかりでは芸がないですぞ!

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うれしい報告

中2 言い訳ママさん

やりました!ストロング先生

4月の春休み明けのテスト、英語93点でした!

問題自体が簡単だったのですが、うれしかったのでご報告します。

(省略)中1の2学期末までは80点台で踏みとどまっていた英語でしたが、3学期の冬休み明けテストと中間テストで70点台に、学年末テストで60点台にだんだんと下がっていきました。

英語はもう大丈夫かなあと思った先からの転落に焦ってご相談申し上げた次第でした。

点数が下げ止まらずへこみ、ストロング先生の喝でさらにへこみましたが、諦めてしまうわけにもいかず、春休み前から取りかかり、2日おきに、春休み中も仕事から帰ってからの1時間を復習に費やしました。

1年分の復習で、忘れているところも多くありでどうなるものかと途中で思いましたが。

ストロング先生からご指摘していただいた「怒らずにやりなさい」「忘れて当たり前」は守りましたよ!

何度私が説明しても娘の頭には入っていなかったんですね。春休みの復習をして身にしみました。

テストが返却された日、私が仕事から帰ると、娘がすぐに英語のテストを見せにきてくれました。涙をためて。それを見て私も泣いてしまいました。

英語の苦手意識がこれでやわらないでくれたらいいのですが。今は次のテストに向けて2日おき勉強を続けています。

今回は英語に力を入れたぶん、社会と理科は今一歩(数学はわりととれているほう)で課題は残りますが、新学期からは1週間に一度日曜日に理科と社会はまとめの時間をとるようにはじめました。(省略)

中間テストで成果を出して報告できればと思っています。

93点取れたら、以下に問題がカンタンであろうと、うれしいものです。点数が下がり続けていて、やる気が出にくいところを春休みに頑張ったのならなおさらです。

頑張って成果が出たら、また頑張ろうと思えるからね。

キッカケです!キッカケを作ってやる!

キッカケを作って、成果を出して、その成果が出たやり方を習慣化する。そこに向かって走り出すまでが一番大変なんだから。

そういう意味でカンタンなテストが最初であったのなら、こんなラッキーなことはない。頑張った成果が出やすいから。

エンジンに火はついた。あとはエンジンが切れないように親が燃料を燃やすべし!

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