こんにちは、ストロング宮迫です。

毎年この時期には書くんですが、先週そして今週の連休は受験生にとっては恵みの連休!(^^)!

時間がかかるので保留で置いておいた応用問題や入試問題をやるのもいいでしょうし、広く浅くの勉強を集中してもう1回各単元をザザっと網羅するのもイイでしょう。

来春の受験で3連戦とかを予定している方はぜひこの連休でその連戦の第1回目の予行演習をしたらいいですね。午前午後入試の予定がある方はその予行演習をしてもイイ。塾のテストがあるなら、「対外試合」も加えて少し遠くに遠征して連戦を経験するのもイイでしょう。

本番の入試の連戦はホント大変です。

特に中学入試の本番ではただ試験を受けるだけではなく、結果が即日出ながらの連戦ですから、想像以上にモチベーションの維持が難しい。

とにかく入試の時が「初めて」なんてことがないように今のうちに経験して課題となる点を出しておかないと。

少し時期的に早い段階の受験生もいるでしょうが、以前ここで中学入試演習のチャレンジ問題をやったのでそれらの問題を使用して予行演習をするのもいいでしょう。「高校入試演習のチャレンジ問題第一弾」はこちら
ikue2014

残り10分を無策の0点にしてはならない」し、「子供が持って帰る答案に宝がある」。

恵みの連休があれば、何でもできる!いろんなものが引き出せる!

無駄にならないように臨戦態勢で臨んでもらいたいですな。

さて、一部の地域でだけ盛り上がっているであろう、プロ野球の優勝を見て、思ったことを書いておきます。我慢して読める人は付き合ってください。

広島カープについては、5月に一度書きました。

※この毎日親技は2017年9月21日に配信したものです

でね、この前、といっても広島カープが「優勝マジック1」、つまりあと1つ勝てば優勝って試合があったとき、ちょうど新幹線に乗ってたんだけど、その新幹線のボクの席の前が(たぶん)カープファンだったんですよ。

で、スマホである「一球速報」なんでしょうかね、それを見てイチイチ彼氏が彼女にあれこれ言ってる「誠に残念な席」に当たっちゃった。

その日のスポーツ速報記事はおおむねこういう感じで書かれていました。

● 広島 4 - 5 ヤクルト ○
<24回戦 マツダスタジアム>

4-4の8回から登板した広島の今村猛がピリっとしなかった。

今村は先頭の坂口智隆を三振に仕留めたが、リベロをセンター前ヒットを打たれると、中村悠平、西浦直亨に連続四球を与え満塁のピンチを招く。ここを抑えたい今村だったが、奥村展征に犠飛を許し、結果的にこれが決勝点となってしまった。

で、結局、地元での優勝がなくなってしまった・・・・ってわけです。

で、この試合の今村投手が出てた場面で彼氏が彼女に言うんですよ「今村、バッカじゃない? フォアボールってアホだね、こいつは」とか「二人連続でフォアボールとかマジ信じられない」とか「あ~あ、今日はダメだ。もう見たくないよ、ダメだ」とか言ってたんですよ。

こうも言ってたな「フォークボールとか投げないで、打たれてもイイからまっすぐをど真ん中に投げればいいのに」

もしですよ、ボクがその場でカップラーメンとか食べてたら、ホットなお汁を頭からかけてたね(; ・`д・´)

あのね、こういう「ファン」は言われた通り、フォークボールとか投げないで、まっすぐをど真ん中に投げて打たれたら、言うんですよ「今村、バッカじゃない? まっすぐをど真ん中投げたら打たれるに決まってるじゃん!」ってね。

結局ね、どっちに転んでも結果が出なかったらダメなんですよ。

まあ、これが世の中のファンってものなら仕方がないけど、そうしたファンが「選手を育てる」ってことは起きない。

つまり、親は「子供のファン」であってはならないってことなんですよ。だってね、結果についてだけ、あれこれ言うなんてズルいもん。ファンならそれでいいけれど、親はそうはいかない。だって育てないといけないんだから。

そう思わない?

「優勝マジック1」の試合、同点のシビれる場面で出てきた投手が、出そうと思ってフォアボールを出すか?

ノーだ!

そんなわけない。必死にさ、あれこれやった結果がフォアボールになっただけでね。それが力がない証拠って言われたら、どうしようもないけれど、ファンならさ、今日の今村投手を見つつ、過去の今村投手を思い出し、「さあ苦しいだろうが、頑張れ!」っていうのがファンじゃないのか?

苦しい時ほど、しんどい時こそ、寄り添って頑張れ!じゃないのか。苦しい気持ちをなんとかわかってやろうとするんじゃないのか。その思いを読み解こうとするのがそばにいるものの役割でしょう。

子供だってテストで「よ~し、この問題は間違えてやるぞ!」って受けてる子がいるか?

ノーだ!

だって必死に結果出そうとしてやってんだから。必死でやっても、ダメな時ってあるじゃないですか。やろうとしたけど、うまくできなかったことだってあるでしょ?

それをですよ「バッカじゃない、マジ信じられない」とか「あ~あ、今日はダメだ。もう見たくないよ、ダメだ」とか言って投げ出す発言をして、当事者が奮い立つか?

もちろん、当然ノーだ!

でもね、世間のファンと言われる人は、たいていこう言うし、こういう態度をとるよね?

カープファンは「選手を育てる」という責任感なんてないし、その義務もないんだろうから、それでいいとして、親はそういうわけにはいきませんよってことなんですよ。

普通に考えたらわかるでしょ、必死になって頑張った結果としてこうなったってことが。

そこで何を見るかが、「俄かファン」と、あえて言うなら「ホンモノのファン」の違いなんじゃないか。勝っても負けても、雨が降ってもヤリが降っても「応援する」のが「ホンモノのファン」でしょう。

でも考えてみれば、それは応援するほうもタイヘンですわな。そうでもして応援する覚悟がいるんです。「ファンで~す!」ってレベルだったら、すぐ「ダメじゃん!」ってなるから。

良い時は褒め、悪い時はけなすのがラクだもの。問題は悪い結果が出たとき、どう寄り添って考えられるか、ここが分岐点になるんじゃなかろうか。

カープファンには「俄か」と「ホンモノ」があっていけど、親は「子供のホンモノのファン」であってほしいと願っています。結果だけについて、あーだこーだ、こうすべきだったああすべきだったと当事者のその時の気持ちや過去からつながる努力や思いを無視して、責めてほしくないね。

プロスポーツは、あれこれファンに手前勝手なこと言われるのも商売のうちって理屈がある。だから、それで楽しめればいいんだっていう考えもあるけれど、これを家庭や子供に持ち込まれたら、子供はすぐに壊れちゃう、ボクが感じてほしいのはそこなんです。

今回のことを書くために、ネットでいろいろと見てみたけれど、今村投手がモチベーションを保つにはファンとも戦わねばならないってことがよくわかった。ここに今村投手についてボクが見た記事を紹介します。

広島カープは優勝マジックが点灯してた8月に忘れようにも忘れられない悪夢に直面した。いわゆる「同一カード3連戦3戦連続のサヨナラ負け」です。

その1試合目のサヨナラ負けを喫したときの投手が今村クンだ。

今村も連続被弾で悪夢のサヨナラ負け

「DeNA6-5広島」(8月22日、横浜スタジアム)

3者連続本塁打で今季5度目のサヨナラ負け。今季初完投目前の広島・野村祐輔投手(28)が3点リードの九回に筒香に2ランを許し降板。代わった今村猛投手(26)もロペス、宮崎に連続ソロを被弾した。ただ、阪神が敗れ、優勝マジックは23に。まさかの敗戦にも切り替えて次戦に挑む。

ファンも辛かったんでしょう。

でも、これに直面し打たれた投手はどんな気持ちだったろうか?

「たまにはあるさ~」って一杯飲みました!だったでしょうか?

ボクにはそうは思えないんですよ。ハッキリいえば「死ぬほど辛かったのではなかろうか」と思える。夜も寝られない、もう野球選手を続けていく自信さえなくなったかも・・・とさえ思える。

そんなときに浴びせられる声が以下のようなものだったら、人は耐えられるか?

この試合の後のカープファンの声が【ひろスポ!】ってサイトにあったので、読むのもしんどいがいくつか紹介しましょう。

ひろスポ!に届いた全国のカープファンの声
2017年08月22日

★私カープのファンになって40年ですが3点差で勝ってて最終回いくら狭い球場でも相手にホームラン3連発浴びてサヨナラ負けするふざけたあり得ない試合初めて見させて頂きました。

いったいどうしたらこんな事が起こるんでしょうか? 絶対ホームランを打たれちゃいけない場面でバッテリーは何を考えていたのか? そもそも先月の終わり頃から怪しかった今村を首脳陣は何故クローザーで使い続けているのか? 考えれば考えるほど腹わたが煮えくり返ります。

・・・(省略)今村よ!もうちょっと感情表に出せよ!打たれても何とも無い顔して!時と場合によっちゃポーカーフェイスも無性に腹が立つ。本当、不愉快!(おはぎのとうさんより)

★弱いな。カープ。メンタルが特に。Mなんかが、なまじあるからいけんのんじゃい? ゲーム差があっても、目の前の一戦一戦、とあれだけ言ってたのに。最近言わんね。まあ、この状態でよく首位に居れるよね? CSでボコボコにされるよ?(ちゃこ)

★1球も真っ直ぐ投げないでフォーク何連投? 今の今村では抑えは無理です。力の入れ方は長いイニングを投げる先発みたいで1イニングを絶対に抑える感じではありません。遅かれ早かれ配置転換は必須です。

「ファン」っていう人種はすぐ言うんですよ「メンタルが・・・」ってね。

メンタルなんて、みんな弱いんですよ。メンタルが強いのは、バカか、まだ負けを知らない若者だけだ。

まあ、カープファンがふがいない負けをした後に、何を言おうがいいとして、こういう一部のカープファンが言うようなことをテストのあとに平気な顔をして言っている親がたくさんいます。

それだけは勘弁してもらいたいんです。

「死にたいくらいしんどい思い」をしているのは当人なんで。

少々励ましたくらいでは「慰めはいらん!」って突っぱねられるような事態なんですよ。掛ける言葉が見つからないときは、過去を振り返れ!

我らが今村猛投手はたしかに普段からポーカーフェイスだ。マウンドに登場したときはこの顔だし、

インタビューでも、こんな感じ↓↓↓

「少しは笑えよ!」って言われても、このレベル↓↓↓

なにが悪いの? 十分でしょ!

ポーカーフェイスになったのは、性格があるにせよ、そこで過ごしてきた環境も大きく影響する(とボクは思っています)。

その環境をのことを書く前にこの記事を読んでほしい。

カープ新守護神・今村猛。
「中継ぎキャプテン」の責任感は変わらない
前原淳

2009年のドラフト1位で入団してから8年目を迎える。清峰高校(長崎)時代にセンバツで優勝を果たした右腕は、1年目から一軍のマウンドに上がり、先発で2試合に登板。2年目の2011年には4月16日の巨人戦で、先発のジオ・アルバラードの負傷降板で巡ってきた緊急登板の機会にプロ初勝利をマークした。しかし、その後は先発で勝てないまま、6月上旬からは中継ぎに配置転換。以降、今村の居場所はブルペンとなった。

投手として、先発への思いは当然ある。だが、それ以上に”求められる場所”こそ、自分の生きる場所だと信じて投げてきた。

「チームに必要とされれば、それでいい。先発陣が揃っているのなら、足りない中継ぎで投げればいい」

入団2年目、20歳になったばかりの頃から、チームのことを第一に考えられる芯の強さがあった。

キレのある球に、強心臓、なにより疲れを見せないタフネスぶりは、中継ぎというポジションで最大限に力を発揮した。若くしてセットアッパーの座に就き、抑え不在時には代役も務めた。2年目の2011年から54試合、69試合、57試合と3年連続50試合以上に登板。前述のように、2013年には日本代表としてWBCにも出場している。

下支えする役割を担い、自身も意気に感じて投げてきた。次第に体に歪(ひず)みがきていることは感じていたが、それでもチームのために投げ続けた。そして、気がつけば無理がきかなくなっていた。

右打者の外角低めに伸びるように決まっていたストレートのキレが落ちてきた。生命線であるストレートの精度悪化は、投球を苦しくした。

投球内容は残酷なまでにはっきりと数字に表れている。2014年は17試合、2015年は21試合の登板にとどまり、二軍で過ごす時間が増えた。

「体が以前と違う。前と同じような投球をしようとしてもできない。今の体の状態でできることを考えていかないといけない

ジレンマは募る。たとえ投球内容が良化しても、周囲は以前の今村と比較する。フル回転していたときの自身の残像が、苦しみを深くした一因にもなった。

そこで今村は新たな道を探った。トレーナーから助言を受けながら、新たな投球を模索し続けた。

光明が見えたのは昨年だった。シーズン途中からフォークを多投。先発時にも使っていたフォークの精度が上がったことで、ストレートとスライダーに頼っていたこれまでの投球の幅が広がった。開幕時は敗戦処理の立場だったが、登板するごとに首脳陣の信頼を勝ち取り、シーズン半ばには勝利の方程式の一角を任されるようになった。

本人のなかには、「昔の自分とは違う」という不満がどこかにあったかもしれない。だが、今村を知る松原慶直(まつばら・よしなお)一軍トレーナーは、「(今の体の使い方は)猛にずっと言ってきたことでした。選手にはこだわりもあるでしょうし、(変えることに)不安もあると思います。それを本人が受け入れた。猛のなかではマイナーチェンジと思っているかもしれないですが、僕らのなかではメジャーチェンジだと思っています」と、今村の”進化”と断言する。

実際に投球も変わった。苦しみを味わい、そして乗り越えた分だけ、力強さのなかに繊細さが加わったように感じる。今の今村はきっと、昔の今村を超えている。

・・・広島のレジェンドである”炎のストッパー”津田恒美氏(故人)の熱投型とは対照的な冷静沈着な投球スタイルでセーブを積み重ねる。広島の連覇に向けたキーマンのひとりであることは違いない。

まだ26歳ですよ。今村投手が「フォークボール」を投げているこれまでの過程もここにある。急に「フォークボールとか投げないで、打たれてもイイからまっすぐをど真ん中に投げればいいのに」ってわけにはいかないんですよ。これで再び試合に出られるようにもなったんだしね。

あなたが子供の「ホンモノのファン」なら、「今」だけを見ないで、これまでの過程や経緯もきちんと見てから言ってやってほしいんです。感情的になるときもあるだろうけれど、「今がある」ってことは、確かなる過去もあったということだから。

これ見てよ、どんだけ投げてるか・・・

プロ野球は年によって違うけれど、おおむね合計143試合くらいだ。その試合数のほぼ半分を彼は投げる。

来る日も来る日も彼は投げ続けてるんだ。

投げない日だってあるじゃないかって!?

投げない日は、ベンチでお昼寝か?

ノーだ!いつだって出ていけるように、いつも同じ準備をして、緊張感をもって体を作って、いつでも行けるようにしてるんだ。だから文字通り来る日も来る日も彼は投げ続けてるといえる。

ただ投げるだけじゃないぞ!勝てそうな試合に、競った試合に、シビれる場面で投げるんだ!

子供でいえば、毎日毎日テストがあるのと一緒だ。しんどいよ。苦しいよ。で、そんな彼、彼女に掛ける言葉が「なにやってんだ!」なんて鬼かよ。

だから、今日も今村猛投手が出てきたら「今日もご苦労さん!シビれる場面だけど、頼むぞ!」ってボクは言う。

さっきの記事を書いた前原淳さんのこっちの記事「過去を捨てて甦った広島・今村猛。「昔の球」よりも、今投げられる球を。」もぜひ読んでほしい。

別に今村投手をあなたに応援してほしいとは思わない。今村クンには今村クンの、あなたのお子さんにはあなたのお子さんのこれまでの努力と過程と蓄積と思いがあるはずだ。

今村投手のその思いは前原淳さんが掘り起こしてみんなに知らせてる。あなたのお子さんのその思いは親であるあなたしか掘り起こせない。あなたの子供に他人は何の興味もないからさ。

でも、親が「俄かファン」のまま、評論家となって、過去の努力と経緯と蓄積を無視して、結果論だけ言い始めたら、子供はどうしたらいいんだ?

それが居場所がないってことだ。ファンなら許されるのかもしれないけれど、親には許されない。

1年の試合のうち、ほぼ半分の試合に投げるってことは、大人も子供もよく口にする「切り替え」が大事になります。昨日の悪夢を引きずったまま、今日に挑んでたら、今日をぶち壊しにしてしまうから。

悪夢の連続被弾でサヨナラ負けから5日後・・・

今村 横浜の悪夢払しょく…3人でピシャリ

「中日6-5広島」(8月27日、マツダスタジアム)

広島・今村が九回のマウンドに上がり、3人で片付けた。22日のDeNA戦(横浜)では九回、ロペスと宮崎に本塁打を浴びてサヨナラ負け。その試合以来の登板となったが、球威も戻りつつあるようで「良かったと思います」と安どの表情を見せた。

守護神の座は中崎に譲ったが、「(自分の投球は)何も変わりません。今後もチームの勝ちにつながるように頑張っていきたい」と前向きに話した。

だから、1シーズンで半分の試合を投げる投手はみんな「土偶」か「能面」みたいな顔になる。よく言えばポーカーフェイスだ。

ほらごらんなさい!

さっき、ポーカーフェイスになったのは、性格があるにせよ、そこで過ごしてきた環境も大きく影響するとかいたけど、まさに今村クンが働いている場所こそがポーカーフェイスでいないと生き続けられない場所なんだ。

他球団で今村クン同様、長年2試合に1試合は投げる投手はみんなこうなる。

必然だ!

えっ、ピンとこないの? 

じゃあ、比べてみよう!完全に「土偶」でしょ?

ね!

ボクはケナしてるんじゃないよ、褒めてるの。これくらいになれたらホンモノだ。

親が「切り替えてやっていこう!」っていうってことは「土偶」か「能面」みたいな顔に子供がなるってことなんですよ。日々淡々と、すべき準備をして、毎試合に臨むってことは自然とそうなる。

それなのに・・・

今村よ!もうちょっと感情表に出せよ!打たれても何とも無い顔して!時と場合によっちゃポーカーフェイスも無性に腹が立つ。本当、不愉快!(おはぎのとうさんより)

なんて言われると、子供の体は真っ二つに引き裂かれる。

切り替えるのか、切り替えないのか。

過程が大事なのか、結果が大事なのか。

求めることは1つだ。求めれば、それに伴って表情も態度も、できるようになればなるだけ、もれなく付いてくる。

毎試合出てくるのに、感情むき出しで吠えまくってたら、1シーズンだってもたないんですよ。表情に出さないから、感情がわからないなんて見てるほうがアホなだけです。

ボクは逆に聞きたいよ「この表情の奥底にあるものがあなたには見えないのか?」ってさ。でも、そこを見ようとするのは誰にでもすることではなく、大事な人に対してすればイイ。

親が「ファン」や「評論家」じゃあ、子供は決して動かない。

そのことは親ももう気づいているはずだ。あなたが変わらなけりゃならない。やることは野球でも勉強でも一緒。

我らが松井秀喜がそれについては触れているので最後にその部分を紹介して終わりにしたいと思います。

指導者・松井秀喜氏の今 特別インタビュー(上)「長嶋監督の気持ちが分かる」

・・・・選手時代は「開き直る」という言葉を嫌い、打撃を理詰めで考え抜くことで知られていた。指導の信条は「自分を選手に置き換え、頭の中で他人の肉体を使ってバットを振る」というほど、選手の立場になって考えること。2Aトレントンのボビー・ミッチェル監督らは指導力を高く評価する。

「考え抜くのが当たり前だと思っていた。それが今の仕事に役立っているかは分からない。打撃技術の向上や不振からの脱出は何か違うことで解決できる問題でない。自分の頭で考える以外に道はない。考え抜くしか何かを導き出す方法はないと思ってきた。

指導する立場となって感じるのは、悪い点を指摘するのは簡単だということ。

打撃を見ればすぐ気付くし『こうすればいいのに』と言える。でも指摘されてそれを直すすべを選手が持っているかと言ったら、持っている選手はほとんどいない。変わる必要性を選手にどう気付かせ、納得させて改善するか。コーチが見て良くなったと評価できる形で、かつ選手自身の感覚でもいいと思えるものを導き出さなければいけない。指導するうえで一番難しい部分だ。

指摘することと、変わるように導いてやることは全く別で、両方やって初めて指導者と言える。『こうなっているから、こうしろよ』と指摘するだけの指導者なら、はっきり言って簡単だ。本当に賢い選手はいるのかもしれないけど、普通は『じゃあどうしたらいいの』となる。この仕事を3年間やって難しさを痛感している。納得させて本人が変わるように持っていく。それは日本語を駆使したとしても難しい。自分が突き当たっている壁かなと思う」

選手時代は「ラッキーでした」が試合後の決まり文句で、打撃技術について細かいことをあまり語らなかった。「自分の感覚は誰にも分からない」と考えることもあったという。極めてプライベートなことと捉えていた打撃技術を他人と共有するのが仕事となった。

「自分が作り上げてきた打撃と他人が作り上げてきた過程やそこから得た感覚は共有するのは不可能に近いと思う。だからこそ、長嶋茂雄監督は松井秀喜に毎日ほぼ同じことを言っていた。その気持ちが分かる。

毎日口を酸っぱくして言って、同じ時間を共有しても監督は『まだまだだよ』という差を感じていたと思う。だからこそ毎日やっていた。監督の要求を満たしていたとは自分でも思わない。ただ、その日々の積み重ねで成長できたし、今こうして指導するときに『だよね』と監督に共感する気持ちがある」

ボクら親は子供を前にして「この難しいこと」に日々チャレンジしてる。カンタンにはできないだろう。失敗もあるだろう。

でもね、失敗さえもボクら親子は財産にできるんだ。だから真の意味で親がやることに失敗はなんてない。ただ覚悟と決意があればイイ。ファンでなければイイ。

★悪い点を指摘するのは簡単
★指摘することと、変わるように導いてやることは全く別
★納得させて本人が変わるように持っていく

難事業だからこそ、やり甲斐があるってもんですよ。違いますか?
sb_ld_soudan.gif
うれしい報告
親カツ後期10月号、発送しました!

親カツ後期「入試実践編」10月号のテーマは「受験3ヶ月前に親がすべきこと」。

受験はいつも言うように緻密な戦いです。

9月には9月の、10月には10月のやるべきこと、手を打つべきことがあります。結局はその手を打っていないがために、受験が近づくにつれて、問題が発生する。

その問題が解決できる問題であれば、いいのですが、受験の前にすでに致命的になっていることも多々あります。

ただ頑張る!ただ一生懸命やる!は、運を天に任せるのと同義語。あなたは「受験3ヶ月前にやること」意識していますか?

◆親カツ後期「入試実践コース」
入試演習にはやり方がある。武器を持たずに入試に行くな!

劇薬「志望校過去問」を知らずに食ったら・・・

早速、家族3人で親カツ後期入試実践テクニックのDVDを見させて頂きました。

実は、親カツ後期講座を申し込む直前、9月で解禁になった志望校の過去問添削が始まり、子供も勇んで第一志望校に挑んでしまっておりました。

結果は当然、夢も希望もなくなるような点数で「時間を延長しても全然わからなかった」と泣き出してしまいました。

その後2日ほどは、学校と塾の宿題を終えると、気持ちが悪い、と真っ青な顔でソファに倒れ込み、ほとんど勉強が進まないまま「疲れた」と寝てしまう状態でした。

頑張ったはずの夏期講習明けテストでの撃沈、その結果のブロック落ちと続き、その度に気持ちを奮い立たせていたところに過去問での玉砕にすっかり気力が萎えてしまったことを感じました。

そんな状況のなか、親カツ入試実践テクニックのDVDが届くまでのタイムラグで、親カツ後期講座のメンバー専用ページにログインして過去問の進め方を知り、劇薬の誤処方に仰天してしまいました。

すぐ子供にやり方を間違えてしまったことを謝り、親カツ後期講座で書いてあったことを実施して取り組むことにしました。

他の過去問をやってみると、ギリギリ合格者最低点に届き、やったー!と大喜び。それからは、またいつも通りのペースで勉強し始め、そしてDVDが届き、家族で視聴という流れになったのでした。

過去問の進め方一つで、こんなにも状況が変わって来ること、また塾からは、まったくそのようなアドバイスがなかったことに驚きと疑問がわいてきました。

子供から聞く様子では、第一志望であろう難関校の過去問が続々と提出されているとのこと。

わが娘のように憔悴し切っているお子さんがいらっしゃるのではないかと思うと胸が痛くなるとともに、親技に出会えたことを本当に幸運に思っております。

劇薬とわかった上で、その後の副作用も十分承知の上で、その立て直しも含めて策があってのことなら、劇薬を飲んだらイイ。塾から処方はされているのだから。

でも、その過激な副作用を知らずに飲むとなにより当の受験生が必要以上のダメージを受ける。

それじゃなくてもいろいろとダメージを受けやすい受験生にビタミン剤を飲むかの如く劇薬を飲ませることはないと思うんですがね・・・

壁は自分には乗り越えられると思えたときに実際に乗り越えられます。別にずーーと回避できるわけじゃない。でも、やるにしても順番があるんです。

ステップは3段飛ばしとかではなく、1段ずついきましょう。

親カツ後期コース
8・9月合併号 学力はそのままで点数を上げる受験テクニック
10月号 受験3ヵ月前に親がすべきこと←今ココ★
11月号 受験1ヵ月前に親がすべきこと
12月号 受験本番!後悔しないために親がすべきこと

  • 親カツ講座(入
試実践コース)
  • 10の鉄則
  • ノリ勉
  • 中学受験コース
  • 復テ対策講座
  • 30点上げよう会
  • 公開テスト対策講座
  • 親カツ講座(夏まで
コース)