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こんにちは、ストロング宮迫です。

GW中に新中1、新高1の生徒たち何人かと会いました。

最近の学校の様子や入る前と入った後の印象の違い、勉強の進み具合や習熟度なんかについていろいろと聞いてみました。

受験をして私立中学に入ったある中学1年生は、まだ部活も始まっていないそうで、また学校の進み具合は遅いらしく、「余裕ですよ!」と。
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「去年のGWは1日中勉強したんですが今年はのんびりです」とも言っていました。

ただGWが明けたら、急にスピードが上がると先輩には忠告されたとか。

中学2年間で3年分を終わらせるとなれば、当然そうなるはずで、「夏休み明けて2学期であらかた勝負がつくから気をつけな」とボクからは忠告しておきました。

部活をしているある高校1年生は帰宅時間も遅く、明らかに家庭学習の勉強時間が半減しているようでした。

覚悟はしていたそうですが、9時過ぎに帰宅してめしを食って、風呂に入って10時過ぎ、授業は寝ないでしっかり聞くことなど翌日のこと勘案すると、11時半には寝ないと厳しいとのことでした。

日々の勉強時間は1時間半。GW中も1日のみ部活が休みであとは朝早くから出ていくとか。

明らかに中学時代よりも勉強の量もレベルも上がっている中で、勉強時間が半分になるのは、なかなかキツイとも言っていましたな。

だから、GW中の唯一の休み、友達から遊ぼうと誘われたけど「勉強をした」と。

泣かせる話ですな。

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ボクなんかは高校に入ると、「部活のみ」という生活を入学当時からしてきたタイプで、夏休みに入る前には完全に落ちこぼれていましたから。

学校でも塾でもそうですが、おおまかにいえば、上位20%にいる者が、与えられる授業や教材をほぼ100%享受できる立場となります。

授業もよくわかる、問題をやったらある程度できる、宿題もできるなど授業で習ったものを一定レベルで吸収して帰ることができるのが上位20%です。

そこから下に行けば行くほど、与えられるものが吸収できない、授業が分からない、宿題ができないなど、もらって帰るお土産がどんどん少なくなってくる。

同じ授業を聞くんです。

持って帰れるお土産が多ければ、復習も少なくて済むだろうし、勉強への取りかかりも「できる」と思えば、「できない」と思っている子供よりも早くなる。

授業がわかれば「30分で済む」と見積もりもできるが、授業を聞いてもよくわからなければ、「いったいなにをやればいいの?」なんてことを思ったりもする。

新中1も新高1も、その最初の座席をめぐっての戦いが今行われているわけですね。
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別に今上位20%でなくても、そこに入れるように頑張ればイイだけ。

一番多くお土産を持って帰ってこられる位置を目指す。

その一番最初のテストがもうすぐ始まるというわけです。

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※この毎日親技は2011年5月12日に配信したものです

そんなことを集まった生徒たちと話している数日前に巨人の小笠原道大選手が2000本安打を達成しました。

生徒たちにも話したんですが、小笠原選手は高校時代に1本もホームランを打ったことがなかったとか。

これってプロに入るくらいのレベルの選手には非常に珍しいことだそうです。

Number Web「本当に努力は才能を凌駕できるのか?」

小笠原の暁星国際高校時代の恩師である五島卓道は、今は木更津総合の監督を務めている。

あるとき別の取材で会う機会があったので、ここぞとばかりに小笠原のことについて聞いてみたことがある。

なぜ彼はあそこまでの選手になれたのか、と。

だが、ありきたりの答えしか返ってこなかった。

当てるのはうまかったということと、練習熱心だったということ。しかし、そんな選手はいくらでもいる。

またこんな話も聞いた。

当初、五島は小笠原を獲得するつもりがなかったというのだ。

小笠原が中学時代に所属していたチームの練習を見に行ったとき、本当は別の選手が目的だったのだが、そのチームの監督から懇願されて「内野で使えそうだから、まあいいかな」という程度の理由で小笠原を引き受けたというのだ。

その高校時代の恩師の話でもう1つおもしろいなあと思った記事があって、

スポニチ「強打者誕生の裏にあったウソ」

球界屈指の強打者の誕生には、一つの「うそ」があった。

暁星国際時代の五島卓道監督(現木更津総合監督)が、社会人のNTT関東へ推薦した際の一言だ。

「通算で30本塁打を打っている選手ですから」。

実際の高校通算本塁打は0。

コツコツと努力を続ける愚直な姿を見続けていた恩師は「それがうそをつかせた」と振り返る。

高校通算本塁打「0」が「30」!!

「ストロング宮迫はスリムで男前です!」と紹介するくらいのハッタリですなあ。

でも、「スリムで男前です!」と言いたくなるような選手だったんでしょうね、小笠原選手は。

Number Web「本当に努力は才能を凌駕できるのか?」

小笠原は、ここまでの選手になれた理由を「バットは振った(素振り練習をした)」としか言わない。

そして「それが多いのか少ないのかは、自分ではわからない」とつけ加える。誠実な答えだといえばそうだ。

実際のところ、どれだけ努力したかなど比べようがないのだ。

こちらも一流のプロ野球選手を分析しようとするとき、どこかで冷めてしまう時があるのだ。

どう解説しようとも所詮は才能なのかもしれない、と。そして、そんな選ばれし人たちのことを軽々しく「努力でつかんだ」などと書く方がむしろ失礼なのではないかという複雑な思いまで出てくる。

だが小笠原だけは高校時代の「無名ぶり」を知っているだけに、努力する才能というのもあるのかもしれない、と信じたくなる。

そして、ときにそれが素晴らしい才能をも凌駕してしまうことさえあるのかもしれない、と。

GW中の唯一の休みに友達から遊ぼうと誘われたけど

「勉強をした」

と言った新高1の生徒は、決して小学校時代の中学受験時代、成績はよくありませんでした。

上位20%なんて「とんでもない!」レベルだった。

でも、中学受験のときは、GW中の休みは1日10時間以上は泣きながら頑張っていた生徒です。

「オレ、いくらやっても成績上がらないなあ」

「オレ、バカなんだろうなあ」

「人の2倍やっても、成績は人の2分の1だもん」

なんて言っていた生徒です。

中学受験では小笠原選手の高校時代のように通算本塁打は「0」でしたが、中学生になってからはだんだんと「授業をしっかり聞く」「お土産を持って帰る」の意味が少しずつわかりかけてきたようでした。

中学生のときは上位20%に入っていた。

小笠原選手が「それが多いのか少ないのかは、自分ではわからない」が「バットは振った」ように海のモノとも山のモノともわからずに新高1クンは机に向かった。

今、部活をすることで勉強時間は半減しました。その子にとって「部活をやめて勉強時間を増やす」ことは考えられないことなのでしょう。

ならば、授業を全精力を傾注して聞き、少しでもお土産を多く持って帰って、家庭学習1時間半にかける。

そばで聞いてきたボクのお友達の先生は

「高校で1時間半の勉強なんて話にならん!」

とハッキリと言っていました。

それでもボクは言いました「それでイイ」と。

そして、小笠原選手の話をその子には贈りました。

サンスポ「加藤英司氏、叩き込んだ”王さん流”」

当時、小笠原が使った言葉をよく覚えている。

「プロで自分を試したいんです。人の話を聞いて目いっぱいやって、2、3年やってダメなら辞めてもいい」と。

それくらいの覚悟でやっていた。

人から見れば、成果があまりなかった1日10時間以上の勉強など、ある意味では「無駄な勉強」と思える経験したお前なら、「覚悟あるお前なら」、空いた時間は「バットが振れるお前なら」、きっとなにか見えてくるものがあるよと。

覚悟とは、決まり切った、ありきたりなルーティンのスケジュールを日々淡々とこなすということ。

誰のためでもない、自分のためとして。押忍!

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うれしい報告

『10の鉄則』の感想、続々と・・・

小5 まさみさん

1回目読んだときは、はじめにを何度も読んで、なかなか先にすすめませんでした。

書いていることは、自分に突き刺さるように本当にその通りだとは思うんだけれど、じゃあどうするの?といった部分が自分自身で整理できないし、鉄則のひとつひとつが自分のものになっておらず、何度も戻ったり、途中で集中できない感じで苦しかったです。

ノリ勉をしながら、いろいろ音声セミナーやその他の親技を併用して、もう一回読み、ずいぶん整理できました。

でも、他の方々が書いているように、具体的な決まりをどうしようか、その都度その都度立ち止りながら、春季講習にもおわれ、また再度読み直し、自分なりにノートにまとめてやっと、感想を書く気になったところです。自分自身では、エラー&トライで、頑張ります。

「決まりをどうするか?」「どういうのが妥当なのか?」は、悩むところです。

が、誤解を恐れずに言えば「テキトー」でよろしい。

今までできもしないことをやらせすぎたと思えれば少なくし、負荷がかかっていなかったと思えば負荷をかける。

甘やかしていたと思えれば、甘やかさない。

決まりは親一人が勝手に決めるわけにはいかないのでお子さんと話し合うことになる。

「できるだけやりたくない!」という子供の気持ちだけを優先することはないのでおのずとイイ線で落ち着くものです。

そういう意味で「テキトー」に決めてすぐにやってテストの結果、お子さんのノリノリ度を見れば、軌道修正の方向はこれまたおのずと明らかになる。

軌道修正させてくれるものはテスト結果とお子さんのノリノリ度です。

ノリノリ度がないと、目標を達成して、「さらに・・・」となったときに「これ以上やりたくない」となりますから。

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