こんにちは、ストロング宮迫です。
新学期の学校生活がようやく落ち着いてきたと思ったらGW!この連休でまたなんとなくダラっとした生活になる。
GWは塾で特訓講座をやるところもあれば、1週間の休みのところもありますが、受験生にとっては夏までをどう過ごせるかの試金石となるのがGW。
気を引き締めていきたいものです。
とはいってもせっかくのGWですから、受験生も親子で映画なんか見たらどうでしょうか。
映画って、1時間半くらいで完結するので、ケジメがつけやすいのではないかと受験生にはよくススメます。
今じゃあ、最新作でなければレンタルも充実していますし、人ごみの中に行かなくても見ることができますし。
ということで、受験生には今年のGWの1つの愉しみとして、お父さんのバックドロップを推薦しました。
ちなみに、昨年のGWに受験生にオススメしたのは、売れないロッカーが代用教員になりすまし、小学生にロック魂を叩き込む学園コメディのスクール・オブ・ロックで、なかなか小中学生には好評でした。好評すぎて映画のサウンドトラックを買わされたくらいですから。
「スクール・オブ・ロック」の主演のジャック・ブラックは、『ガリバー旅行記』の主演を務めている人で、なかなか味があっていいですよ。
さて、今年の受験生に息抜きにオススメの「お父さんのバックドロップ」は中島らもさんの短編が原作。
ご存じの方も多いと思いますが、中島らもさんは、Wikipediaによれば、
名門灘中学校に、8位の成績で合格。
ある教師の一言から自分を取り巻いている環境に幻滅し、母親に言いなりの「お勉強ロボット」になっていたことに気づいた中島は、灘中学校から灘高校在学中にかけ、飲酒や薬物、ロックや深夜ラジオ、貸本、山田風太郎、白土三平、ギター、バンド活動、万引き、スナックのバンドマン、漫画投稿に没頭して成績が急降下・・・・
というちょび破天荒な人生を送られた方で、この映画「お父さんのバックドロップ」にも、散髪屋さんの役で出演されています。
残念ながら、中島らもさんはこの映画の公開を待たずに2004年7月に不慮の事故で他界されました。
この「お父さんのバックドロップ」、下は小学校4年生から上は高校1年生まで10名以上の子供たちに見せましたが、
「なんだかじ~んときた」
という子供たちが多かったです。
ただボクからいえば「じ~んときた」どころではない、いろんなものが詰まった映画ではないかと思います。
アマゾンのレビューを見ると、21あるレビューのうち、
星5つ: 14
星4つ: 6
・
・
星1つ: 1
と結構高い評価のようです。
最低の評価をつけた方のレビューを見てみると、
投稿者: rio_450
すごく評価が高いので期待していたのですが、ストーリーも、いまいちだし、感動もそれなりだし、プロレスシーンはオマケ。
どこを見て楽しめばいいのかがまったくわからない作品でした。
まあ題材にプロレスを選んだ時点でよほどプロレスで魅せなければ本当の感動なんかできませんしね。
とりあえずプロレスが好きな人は見ないほうが良いと思います。
とバッサリ斬っています。
今の時代、本でも映画でも食事をする店でも、それぞれの評価がインターネットを見ればたいてい出ています。
多くの人がその「評判」を見て買ったり、行ったり、買わなかったり、行かなかったりするのが当たり前の時代になりました。
モノを売る側からすれば、ちょび厳しい、でもちゃんとやっている側からすれば、望むところのこのシステム。
ボクも、お金を払って購入した人自身が自らの思いや考えを自由に述べることに異議はありません。
どうぞ好きなだけ言って下さればイイ。
ただこの映画だけじゃないですが、特に「お父さんのバックドロップ」は見る人、見る側の「容量」次第でどうとも見ることができる映画であるとストロングは思っています。
なので、
どこを見て楽しめばいいのかがまったくわからない作品でした。
については、ハッキリ言って見る側の問題ですな。
大の大人が、たとえそれが低予算であろうが根性入れて創っている映画で、見るべきものがなに1つないなんてことはない。
1つくらいはある。
批評精神を大いに発揮することは結構だが、見る側のレベルが低くて見逃してしまうことだってあるんだという自覚は頭のどっかに入れておかなくちゃ、イイ批評もできはしないんじゃないか?な~んて、つい子供たちに語ってしまうボクなのでした。
ついでに最低評価のコメントに出ていた
まあ題材にプロレスを選んだ時点でよほどプロレスで魅せなければ本当の感動なんかできませんしね。
については、村西とおるさんのブログから文章を一部抜粋して紹介し、締めと致します。
村西とおるブログ
嘘を演じさせたから真実を撮ることができました。
虚構でなければ真実は表現できないのでございます。
虚構であればこそ本当のこと、に肉薄できるのです。
だからドキュメントではないドラマや映画の存在の意義があるのでございます。
ナイスですねえ~ 村西とおるは、すごい!!
『10の鉄則』の感想、続々と・・・
中学1年 しょう母さん
「新勉強の常識」を何度も読み、1年以上メルマガを愛読させていただいておりましたが、息子の中学入学にあたり、自分の考えの確認がしたく、少し高額だったため・・少し躊躇しながらも是非実践会メンバーになりたいと思い、購入いたしました。
定期的なメルマガ、本当に毎回楽しみにしています。
感想ですが、思っていた通りの内容だったと思います。
でも、なぁんだ~という意味ではなく、やっぱり基本に忠実に、地道に、ゆるぎない親の姿勢が必要なんだと改めて思ったという意味です。
基本姿勢に間違いはなかった!!
でも、理解することと解けるようになる・・つまり実践できるようになるのには大きな違いがある・・と、改めて決意を新たに致しました。
性格的に完璧主義的なところがあります。なので、各教科すべてに課題を作って毎日させようとしてしまいます。
それを繰り返していると、無理がてできて、「徹底させる」ことが物理的にできなかったり、私の気持ち的にいっぱいいっぱいになり「休ませよう」と思ってしまったり・・ししまいには、子供に当たってしまったり・・私の最大の問題点です。
私の問題点ははっきりしました。
改善するしかない・・・とは思いつつ、ほとんどが私のメンタルに関するもの・・とりあえず頑張ります。
3年間というスパンの中学生活において、3年間ずっとせっぱ詰まった感じで過ごすことはできません。
できたとしても、高校に入って電池切れになる可能性が大。
「遊び」がないと固すぎてすぐ折れちゃう。
「遊び」というのは、勉強しないで「遊びに行く」という意味ではなく、勉強の中での「遊び」という意味です。
キツイことは課すなら、その負荷を考えるのと同じ時間だけどうやって「遊び」を入れるかを考える。
受験生になれば、やってもやっても、やることが出てくる。でも、それは受験期間だから我慢もできる。
それが3年間続いたら、「こんなのやってられるか!」って誰でもなる。
頑張ったら、ノルマをこなしたら「ご褒美」。これが一番簡単な「遊び」です。
「ご褒美」はなにがいいのか、わかりますよね?