早速、質問を読んでもらって親技の警策を受けていただきましょうか。

【もうすぐ中学2年生になる方からの質問】

お子さんの学年:中学1年生

★検討している親技の教材:
10の鉄則
ノリ勉
定期テスト30点up法

★お子さんの勉強するときの様子や親子で勉強するときの様子

自分の机で、宿題や自主勉、塾の宿題など黙々とやっている。テスト前などは深夜11時30分ぐらいまで勉強している。

音読など声にだして勉強しない、ノートにひたすら書いて覚えている。

親子で勉強することは、ケアレスミス対策のため計算問題をやらせ、その丸付けの際、途中式に間違いがないかなど見ながら丸付けしている。

でも、それはテスト勉強以外の時、お互い余裕のある時間だけ。

数学がもっとも苦手だが、授業や塾、自宅学習では7~8割方理解しているのに、定期テストや実力テストでは、緊張と焦りでテンパってしまい、確実に点数のとれる計算問題の途中式を暗算で解いてしまったり、字が汚かったり、分配法則が間違っていたり、符号をつけ忘れていたり、文章問題を最後まで読まず解いていたり、通常時理解できていた文章問題もまったく分からなくなってしまいます。

今まで、私が「あんたは数学が苦手なんだから!!」「毎回毎回ケアレスミスばっかりしてなにやってんの!!いい加減自覚しなさいっ!」と毎回叱り倒してしまい、本人もよほどのプレッシャーになってしまったのかもしれません。

先日、塾の面談で「数学については、8割理解できているのに、(それに満足してしまっているのか)家で上っ面な勉強しかしていないのではないか。テスト問題の全体を把握せず、あれもこれも手をつけ、結果だいたい中途半端なので不正解になってしまう」と言われました。

本人も、テスト問題を最初見たとき、中盤以降に難しそうな問題があるとわかると、そちらが気になってしまい、最初の計算問題を早く片付けなければと焦ってしまうとのことでした・・・。

私は前々より、「途中までやってわからないところはあきらめ、確実に点数がとれる基礎問題を何度も見直しした方がいい」と言ってるのですが、なかなか頑固で直さず、それなりに勉強してきた中盤以降の配点の高い問題を説き点数をとろうとし、でも結果、問題の読み間違い、緊張で頭が回らず答えが導きだせない状況です。

塾の先生からも、数学点数UPのため、「本番と同環境を作って、緊張になれさせるため、基礎問題など時間を計ってあげてやらせて下さい」など、本人だけではなく、親も積極的に対策に関わって欲しいといわれました。

主人も私も、中学時代、苦手克服のため、親に頼らず、試行錯誤しながらも自分で乗り切ったと思っているので「中学にもなって親が関わっていたら、(将来的にも)本人のためになるのか・・・」と思っていたのですが、このHPにたどり着き、「やはりわたしの考えはまちがってるのか・?」と思い始めてきました。

今年度の定期テストの平均ですが、国語90点前半台 数学60前半台 理科社会80点前半 英語80点ギリギリといった所です。

私たち親子にとって、どんな教材が良いかお教え下さい。

こんにちは、ストロング宮迫です。

「主人も私も、中学時代、苦手克服のため、親に頼らず、試行錯誤しながらも自分で乗り切った」これをお子さんにも望むのであれば、自力で乗り切れと言ったらいいですね。考えはそれぞれなのでそれでかまいません。

あとは自力でお子さんが乗り切るために自分たちはどうしてやってきたかをきちんと体系立てて話してあげることです。

親よりも、もう少し利口に乗り切ったほうがお子さんはより長く頑張れるんじゃないでしょうかね。

どうやって乗り切ったかも最初から自分で考えてほしい場合は、その話もしないということになります。それも親次第です。

でも私は自力で乗り切れというなら、妙なプレッシャーや劣等感をむやみに与える「あんたは数学が苦手なんだから!!」「毎回毎回ケアレスミスばっかりしてなにやってんの!!いい加減自覚しなさいっ!」は言わないほうがお子さんが自力で乗り切るうえでの大事なんじゃないでしょうかね。まあ、それも親の考え方次第なのでご自身でお決めください。

そのうえで、メールを拝見する限り、親技の教材は何も買わなくてもイイのではないかと思います。

今やっていることをきちんとやれば数学のテストもよくなると思いますよ。

「数学がもっとも苦手だが、授業や塾、自宅学習では7~8割方理解」しているならば、まずはその理解している7割か8割の問題を3回やる。時間を計って。

時間を計らない勉強は本番で役に立ちません。

だいたい3回目は最初の時間の半分くらいなると本当に理解していると考えられます。それが目安ですね。

間違うのは「確実に点数のとれる計算問題の途中式を暗算で解いてしまったり、字が汚かったり」するから間違うわけなので、いかなるときも途中式は書く、丁寧に書くことを徹底する。

徹底できなければこの先も数学の点数とは上がらないでしょう。

親技で、ノリ勉数学をやるときにお子さんに約束してやってもらうことはたった3つです。

▼ 優先順位:1位 → 「途中の式を省略しない」
▼ 優先順位:2位 → 「丁寧に書く」
▼ 優先順位:3位 → 「テストのつもりで取り組む」

これを普段の勉強からする。家でやるときもせかせか慌てて急いでやる。正確にです。正確さを出すために3つの約束がある。

途中式を書かず、丁寧に書かず、時間が短縮されて解いても意味がない。1回目と同じように解いて時間短縮ができればテストでもできます。

「分配法則が間違っていたり、符号をつけ忘れていたり、文章問題を最後まで読まず解いていたり」は、普段の宿題や家庭学習でもでているはずだし、しょっちゅう起こっていると思われます。

答え合わせを自分でして、間違った。「あれ、符号が逆だわ。そうだそうだ、符号を直して○して終わり」そういう勉強を普段からしているはずです。

符号が違うというのは「ちょっとしたミス」どころではない間違いです。大問題です。

分配法則が間違っているのはミスではなく、分配法則がわかっていない可能性もある。

そうやって普段の家庭学習で出た間違いを「うっかりしてた」とかで済まさないで何を間違ってしまったのか、どう間違ってしまっているのかを見るのが親技です。

符号も分配法則もわかっている子供は金輪際間違わない。

計算ミスは出ることはあるけれど、根本を間違うってことはわかっていない可能性があるので、その点を親が見てあげるのか、子供自身に気づかせてやらせるのか。見るとすればそこを見てあげればいいでしょう。

「通常時理解できていた文章問題もまったく分からなくなって」は、そもそも理解できていないと思いますよ。3回やったのか。3回目では時間短縮ができているのか。その問題が理解したというなら、なぜこうして解くのかを説明できるのか。たぶん説明してみてと言ったらできな問題がテストでできていないはずです。ほぼ間違いない。

つまり理解しているという点を勘違いしているんです。

理解しているなら解ける、解けるなら速く解けるまで行ってはじめて本当に理解したということだから。おまけに説明もできる。

子供の「まあ、わかった」を理解しているとして、それをできたとしているとこうした間違いが起こる。

親子で勉強するのは「テスト勉強以外の時、お互い余裕のある時間だけ」については、そういう方針ならそれでかまわないけれど、子供が理解しているということを何をもって理解しているのかと判断する基準を親が示すか、子供自身が気付かないとこの問題は解決しないでしょう。

また、高校入試の問題演習を今後やるときに「中盤以降に難しそうな問題があるとわかるとそちらが気になってしまい焦ってしまう」課題がまた出てきます。

焦ってもいつも通り、家でやったとおりにするには訓練がいる。基礎の問題を速く解けるように徹底的に訓練するのが最優先になります。

「緊張で頭が回らず答えが導きだせない状況」そう考えていることが問題の解決を遅らせる
とボクは思います。

お子さんは理解できていないのではないか?

その視点でまずはお子さんの勉強を見てみることです。本当に理解できていれば、ミスはほとんど起こらないし、速く解きますから。

「ええっとええっと・・・」となっているようであれば、それは理解できていないってことです。ということで親技の教材は買わずに、まずはご夫婦が自力で乗り切ったその経験をお子さんに話してあげたらイイ。

その話すことをお子さんが聞いてくれないのであれば、親技の教材を買ってアドバイスしようとしてもやっぱり聞いてくれないでしょ?

買わなくてもできることがあるんだから、まずはそれをやって結果がどう出ていくのかを見てみたらイイですね。

やったほうがイイことなんてたいていはもう決まっているのだから。

参考相談:「ミス、ミス、ミス・・・頭が痛いです」

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